
あなたは、英語の文法の基礎が何かを知り、またそれを習得したいと考えていませんか?
英語と同様に、日本語にも数多くの細かな文法があるのですが、必ず基礎となるものが存在ます。
我々日本人は、なぜ日本語の文法を一生懸命に勉強しなくても日本語をマスターしているのか?
そこに英語習得のヒントも隠されています。
下記が主にマイスキ英語で公開している英文法一覧ですが、どれが一番大切な基礎だと思いますか?
など、随時公開しています。
先ほどの問題ですが、この中のどの英文法が一番重要で、また基礎となるのか考えてみて下さい。
また、効率的に英文法を身に付けるのにアプリ・サイトや参考書なども知っておくと役立ちます。
また、英文法を筆頭に、リスニングやリーディングなどの英語のコツや方法などをまとめたテキスト(今すぐダウンロードできます)■なぜ日本人だけ英語が話せないのか?「英語のカラクリ」(PDF全71ページ)を動画付きで無料プレゼント中ですので、そちらも是非参考にしてみて下さい。
目次:
1.文法の基礎
2.基礎を身に付ける簡単トレーニング
3.基礎の次に重要な英文法
4.英文法をマスターするための無料アプリ・サイトや参考書
1.文法の基礎

文法の基礎とは語順(文型)であり、日本人にとって、英語の語順感覚を身に付けることが最優先である。
文法用語では文型と言われるものです。
つまり、単語の並び順番に集中するだけで、英語の大半が簡単に理解できるようになります。
英語や中国語、フランス語やスペイン語、全ての言語に語順は必ず存在します。
そして、その語順の違いは文型という形で表現されており、全世界にある言語のほとんどが2つの大きな文型に区別されています。
文型は以下の3つのキーワードで表現されます。
S:Subject (主語)- 私は
O : Object (目的語)- りんごを1つ
V:Verb (動詞) - 食べました
つまり、日本語はSOVという語順で表現されます。これが日本語の文型です。
日本語の他に、564個もの言語がSOV型となります。
“SOV型”
- 日本語、インド語、韓国語、チベット語など
残念なことに、日本語と英語は同じ文型ではありません。
つまり、英語はSVOという文型となります。英語の他に487個の言語がSVO型に当てはまります。
“SVO型”
- 英語、中国語、フランス語、スペイン語、イタリア語など
日本人と比べるとヨーロッパの方々が英語を流暢に話せる方が多いのですが、それはこの語順である文型がSOVで英語と同じだからと言われています。
逆にヨーロッパ人と比べると日本人が韓国語の習得が早いとも言われています。
それくらいこの語順は言語を習得するのに大事な基礎となるのです。
次の英文とその和訳を見て下さい。
(英語)She didn’t go to school
(語順に沿っての和訳)彼女は、〜しませんでした、行きます、〜へ、学校
(通常の和訳)彼女は学校へ行きませんでした
英語は必要な情報(主語は何?何をする?肯定、否定?現在、過去?)を最初に伝えますが、日本語はその逆で、文の後ろの方に重要な情報があります。
これも全て語順の違いからくるものです。これが、英語の文法で大変大事な基礎となるのです。
また、英語の語順には5つの文型(語順)があると言われています。それらを基礎を押さえるように触れておくだけでも役立つでしょう。是非、『英語の5文型(語順)の見分け方・例文と簡単マスター勉強法』も確認しておきましょう。
2.基礎を身に付ける簡単トレーニング
バラバラになった英語を日本語に沿って並び替えするだけで、簡単に英語の語順感覚が身に付きます。
例えば、下記の日本語に沿って英文を並べ替えて下さい。
(和訳)私は7時に起きません
(バラバラ英文)not, 7, up, I, at, wake, do
答えは、I do not wake up at 7 となります。
英語の並べ替えをする時の手順は下記となりますので、参考にして下さい。
“和訳から英語への並べ替え手順”
- 主語は誰?
- 肯定か否定か?
- 時制は?
- 動詞は?
- 目的語は?
- 場所や時間など他の情報は?
それでは、下記の英語を並べかえてみましょう!
(問題トレーニング)
- (和訳)私は日本料理を食べました → ate, food, Japanese, I
- (和訳)彼女は学校に行くでしょう → shool, go, will, she, to
- (和訳)彼は人と話すことが嫌いです → people, to, with, he, not, does, like, talk
- (和訳)私は宿題をしませんでした → my, I, finish, did, homework, not
- (和訳)あなたが好きな本を私はもっていません → book, I, have, do, your, not, favorite
- (和訳)彼はいつも家でテレビを見ています → home, he, TV, always, at, watches
- (和訳)彼女は決して私を許しません → forgives, she, me, never
- (和訳)それはそこにありませんでした → not, it, there, was
- (和訳)今朝、朝7時に起きました → this, at, I, up, morning, 7, woke
- (和訳)明日は晴れるでしょう → be, will, tomorrow, sunny, it
(解答)
- I ate Japanese food
- She will go to shool
- He does not like to talk with people
- I did not finish my homework
- I do not have your favorite book
- He always watches TV at home
- She never forgives me
- It was not there
- I woke up at 7 this morning
- It will be sunny tomorrow
語順感覚が身に付いたと思うまで、この10問を繰り返してみてくだい。
または、自分で出来る勉強や並べ替えの練習方法は、『英文法の勉強法|効率的に英語の文法力が身に付く6つの練習とコツ』にても詳しく解説しているので是非参考にしてみて下さい。
《下記の動画でも詳しくトレーニング内容を解説しています》
3.基礎の次に重要な英文法
語順感覚と中学生が習う英文法で英語は十分である。
細かな英文法は、ネイティブでも説明できない。これは、私たち日本人が日本語の文法を事細かに外国人に教えることができないのと同じです。
何故かというと、簡単な文法を日常生活の中で自然と触れて、何度もリピートされているためです。
英語で多く使われる英文法は全て中学での3年間で学習します。それらの文法だけに集中しながら、多くの英語に触れることが大切であり、基本的に、それ以外は必要ないといっても過言ではなりません。
“基礎の後に習得したい英文法”
基礎である語順感覚に慣れてきたら、『英文法一覧|中学英語の英文法14種類!TOEICや英会話に役立つ』の記事の中で紹介している厳選した英文法も目を通してほしい。それだけで、英文法は本当に十分なのです。
4.英文法をマスターするための無料アプリ・サイトや参考書
自力で英文法を身に付ける方法もいいのですが、スマホのアプリやネット、また効率的に身に付けるための参考書なども活用すると更に効果が上がります。
通勤・通学中などの隙間時間にでも活用することで無駄なく、勉強する感覚がなくても自然と身に付けることも可能です。
“隙間時間を利用して英文法力を上げる!”
ここでご紹介した英語の語順は基本中の基本ですが、その他の英文法も『英文法を習得|おすすめ無料アプリ・サイト・問題練習・参考書7選』の記事で紹介しているツールを利用することでもマスターは可能です。是非、ご参考下さい。
まとめ:文法の全ては語順から始まる
英語と日本語は基礎である文型自体から違うため、日本人にとってはとても自然には馴染めない言語である。
それと同様に、英語を話すネイティブは日本語の習得が苦手である。
よって、英語を習得するための全ては、この語順感覚から始まると言っても過言ではない。この文法の基礎の習得は、英語のリスニングやリーディングにもすぐに効果が出るくらい重要なものである。
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