著者 : 藤永 丈司

◆上智大学比較文化学部卒(現:国際教養学部)
◆初受験でTOEIC990(満点)、英検1級、小学校英語指導者資格
◆ニンテンドー3DS TOEIC「超速」プログラム・スペシャルアドバイザー
◆日経HR「英語コミュニケーション in Business」特別講師(2017年8月~)
◆日経メディカル「医師のためのDailyイングリッシュ」特別講師(2019年10月~)
◆公式動画チャンネル:マイスキ英語【たった3分で奇跡を起こす!】(2020年2月~)

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著者自身の受験英語への疑問や登校拒否といった苦い体験や、10年以上にわたる海外生活から、外国人の英語習得の早さと相対する日本人の遅さの違いを同時に徹底的に解読・研究を繰り返すことで、日本人へ「英語回路」を植え付ける仕組みを解明。


◆活動 - 芸能人 への個別指導、英会話・ TOEIC講座、企業研修、小学生を中心に 各地でボランティア英語指導など。


藤永の著者・監修した商品

◆著書に「なぜ、留学生の99%は英語ができないのか?」など多数(シリーズ累計10万部以上)

2016年に甚大な被害をもたらした「熊本地震」への復興活動の一環として、『マイスキ英語(代表:藤永丈司)』は、同年7月より、Jリーグ所属のロアッソ熊本のスポンサーカンパニーとして協賛しております。

英語の前置詞一覧|全部で78個ある前置詞の解説と使い方・勉強法

のべ753,015がこの記事を参考にしています!

英語の前置詞にはどのようなものがあるのか、知りたいと思っていませんか?

1つの前置詞には用法が違ったりするものがあり、混乱するのも多々あります。

日本語の「て・に・を・は」と同じように、前置詞が抜けたり、違う前置詞を使ったりした場合には、とても変な英語になります。

英会話などでも、月や曜日などの日付、時間など前置詞は欠かせないものです。もちろんメールやSNSなどのメッセージでも必須なります。

よって、ここでは例文と一緒にどのような場合に使うのかに重点を置き、また独自のイメージをしやすいように各前置詞について簡単に説明しています。

イメージ画像もあるので是非参考にしてみて下さい。

それと、多くの日本人が苦手な「aboveとover」、「byとbeside」、「inとinside」、「toとtoward」、「betweenとamong」、「untilとby」、「belowとunder」などの微妙な違いも解説しています。

また、「前置詞」は「接続詞」と混合される方が多いのも現実です。「接続詞」については、『英語の接続詞一覧|42種類ある接続詞の簡単解説と使い方』の記事を参考にしてみて下さい。

「前置詞の特徴と順番」

接続詞や副詞とは違い、必ず「前置詞+名詞」という順番の形をとります。

名詞については、『名詞の英語一覧|6つの種類や使い方・形容詞との関係などを解説』の記事を参考にしましょう!

それと、おすすめの参考書や人工知能(AI)チャットのChat GPTやGeminiを使った英語の前置詞のマスター方法や勉強方法も紹介していますので、参考にしてみて下さい。

目次

英会話でよく使う基本の前置詞と使い分け

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※このページには広告が含まれています。

日付や時間、場所の前置詞は、英会話などでも基礎となる英語です。

使い分けが必要!前置詞の種類:日付編

英語で日付の書き方・読み方|順序や4つのパターンを覚える!』の記事でも解説していますが、アメリカ英語、イギリス英語に関係なく、基本は前置詞の「on」を使います。

しかし、曜日、月、年などはどの前置詞を使えばいいいのでしょうか?

それには一定のルールがあるので確認しておきましょう。

使い分けが必要!前置詞の種類:時間編

時間にも「~時に」、「~時~分過ぎ」などの場合に使う前置詞があります。

また、「~時まで」の「by」や「until」のどちらを使えばいいのでしょうか?

英語で時間を表現|簡単!3つの基本ルールと前置詞の使い方』にて詳しく解説しています。

使い分けが必要!前置詞の種類:場所編

場所を表す前置詞で悩むのが「in」と「at」ではないでしょうか?

例えば、「I’m at the hospital」と「I’m in the hospital」、または「I’m at the park」と「I’m in the park.」の違いが分かりますか?

  • 「at」・・・地図上の一点というイメージになります。その地点にいますというニュアンスです。
  • 「in」・・・建物や場所の中にいるというイメージです。

因みに「I’m in hospital」は「入院している」となります。こちらが「at」の違いで分かりやすいですね。

他にも「belowとunder(~の下)」、「inとinside(~の中)」など使い分ける必要があります。他にもある日本人が苦手な前置詞をのちほど解説しています。

場所を示す3つの前置詞「in、on、at」の正しい使い分けと例文』の記事でも詳しく解説しているので、参考にしてみて下さい。

前置詞の略語

特に友達同士やSNSなどでは、英語を略して書くことがありますが、前置詞も例外ではありません。

英語の略語一覧|メールやSNSで今すぐ使える厳選73個』の記事にもあるように、「for」、「before」などもよく略して書きます。参考にしてみて下さい。

  • for → 4
  • before → B4
  • between → btw
  • without → w/o

などが前置詞の略語です。

このページの使い方

★印の数によって、その前置詞の使い方頻度や重要度が違います。まずは★2つ以上の前置詞をマスターしよう。

  • ★☆☆の場合:口語・文語でもあまり使わない前置詞
  • ★★☆の場合:口語・文語でも頻繁に使う前置詞
  • ★★★の場合:英語を聞く・見る・話すために最低限必要

また、「againstは背を向けている」、「onはくっ付いている」など、前置詞はイメージをすればいいとも言われていますが、基本的に自分独自のイメージで構いません。

もちろん必須ではありませんが、これらか確認する前置詞を独自のイメージを描きながら見ることで、前置詞の感覚がわかってくるかもしれません。

分かりやすく基本的な前置詞のところはイメージ図(写真)を掲載していますのでヒントにしてみましょう!

Aで始まる英語の前置詞とイメージ

頭文字がaの前置詞は全部で14個です。

About ★★★

「About」(アバウト)には大きく分けて2つの使い方があります。

〜について

「about」の使い方の1つは、「〜について」という意味で使います。

例文:I didn’t know about it.
和訳:私はそれについて知りませんでした。

大体〜

「about」の2つ目の使い方は、「おおよそ」や「〜ぐらい」という意味で使います。

例文:He went to school about 10 minutes ago.
和訳:10分前に、彼は学校に行きました。

Aboard ★★☆

「Aboard」(アボード)は、「〜に乗って」という意味で使います。イメージしやすいですね。

例文:I go aboard a train.
和訳:私は電車に乗ります。

Above ★★☆

「Above」(アバヴ)は、「~より上」という意味で使います。

(イメージ)AがBより上にある → 「A above B」 ※しかし、AとBには空間があるイメージです。

「over」は空間がなく覆いかぶさっているイメージです。

下記がイメージ画像です。

例文:I can see something above the building.
和訳:その建物の上に、何か見えます。

Across ★★☆

「Across」(アクロース)は、「横切って」という意味で使います。

(イメージ)Aを横切る → 「across A」

下記がそのイメージ画像です。

例文:I live across the street.
和訳:私はその通りの向かいに住んでいます。

After ★★★

時間・人・優先順位などの、「After」(アフター)は、「〜の後で」という意味で使います。

例文:She came here after the party
和訳:パーティーの後に、彼女はここに来ました。

Against ★★☆

「Against」(アゲインスト)は、「〜に反対して」という意味で使います。

(イメージ)Aに背を向けている → 「against A」

下記がそのイメージ画像です。

例文1:I am against your opinion.
和訳1:私はあなたの意見には反対です。

例文2:I am standing against the wall.
和訳2:私はその壁に背を向けて立っています。

Along ★★☆

「Along」(アロング)は、「〜に沿って」という意味で使います。

(イメージ)Aの横側をずっと歩いている → 「along A」

下記がそのイメージ画像です。

例文:She was running along the river.
和訳:彼女は川沿いを走っていました。

Alongside★☆☆

「Alongside」(アロングサイド)は、「〜の横側に」という意味で使います。

例文:There are trees alongside the wall.
和訳:その壁の横側に木があります。

Amid ★☆☆

「Amid」(アミッド)は、「〜の真っ最中に」という意味で使います。

例文:He finished his speech amid cheers
和訳:彼は喝采のうちに演説を終えました。

Among ★★☆

「Among」(アマング)は、「〜の間で」という意味で使われます。

(イメージ)A(群衆)の中にいる → 「among A」

下記がそのイメージ画像です。

例文:He is the best player among his teammates.
和訳:彼はチームメートの間では一番優秀な選手です。

Anti ★☆☆

「Anti」(アンタイ/アンティ)は、「〜に反対で」という意味で使います。

「against」と同じような使い方とイメージになります。

例文:He is anti my suggestion.
和訳:彼は私の提案に反対しています。

Around ★★★

「Around」(アラウンド)には大きく分けて2つの使い方があります。

〜の周りに

「〜の周りに」という意味で使います。

(イメージ)Aを囲んでいる → 「around A」

下記がそのイメージ画像です。

例文:We gathered around her.
和訳:私たちは彼女の周りに集まりました。

おおよそ

「おおよそ〜」という意味で使います。

例文:The project will end around the end of this month.
和訳:そのプロジェクトは、今月末ごろに終わります。

As ★★☆

「As」(アズ)は、大きく分けて2つの使い方があります。

「as」の使い方まとめ|6つ以上もある意味を例文解説で比較する!』でも詳しく解説しています。

〜として

「〜として」という意味で使います。

例文:I work as a salesman.
和訳:私は営業マンとして働いています。

例えば〜のような

「例えば〜のような」という意味で使います。

例文:I like fruits (such) as apple and orange.
和訳:私は、例えばリンゴやオレンジのような果物が好きです。

At ★★★

「At」(アット)は、場所・時間・方向などで「〜に」や「〜を」という意味で使います。

(イメージ)Aという1つのポイントを(指とかで)指している → 「at A」

下記がそのイメージ画像です。

例文:I arrived at the office at 3.
和訳:私は3時事務所に付きました。

Bで始まる英語の前置詞とイメージ

頭文字がbの前置詞は全部で11個です。

Bar ★☆☆

「Bar」(バー)は、「〜を除いて」という意味で使います。

例文:Bar math and English, I never studied other objects.
和訳:私は、数学と英語以外、他の教科は全然勉強しませんでした。

「bar」の意味と使い方|3つの品詞(動詞・名詞・前置詞)で使える!』』でも紹介しています。

Before ★★★

「Before」(ビフォー)は、場所・時間・人などの「〜の前に」という意味で使います。

※次の「behind」と真逆のイメージになります。

例文:I reached home before 5.
和訳:私は5時前に家に付きました。

Behind ★★☆

「Behind」(ビハインド)は、時間・場所などの「〜のあとに」という意味で使います。

(イメージ)Aの後ろにいる → 「behind A」 ※「against」のイメージとは違いますね。

下記がそのイメージ画像です。

例文:I am behind schedule.
和訳:私は計画より遅れています。

Below ★★☆

「Below」(ビロー)は、場所や数量などの「〜より下で」という意味で使います。

(イメージ)Aより下の位置にある → 「below A」 ※「under」は「真下」のイメージです。

下記がそのイメージ画像です。

例文:The temperature is below zero.
和訳:気温は氷点(0度より下)です。

Beneath ★☆☆

「Beneath」「ビニース」は、場所などの「〜の下に」という意味で使います。

「below」や「under」の意味でも使えますが、フォーマルな言い方です。文語的表現です。

例文:It is beneath the floor
和訳:それは床の下にあります。

Beside ★★★

「Beside」(ビサイド)は、「〜のそばで」という意味で使います。隣でくっ付いているイメージですね。

(イメージ)Aの横(左右の真横)にいる → 「beside A」 ※「by」は、近くで横でなくてもいい。

「beside」の方が「by」より近いイメージになります。傍ら(かたわら)という感じです。

下記がそのイメージ画像です。

例文:She is beside me.
和訳:彼女は私のそばにいます。

Besides ★★☆

「Besides」(ビサイズ)は、「〜の他にも」という意味で使います。

間違えやすい「Beside」との使い分けを明確にしましょう!

例文:Besides football, I like baseball.
和訳:サッカーの他にも、私は野球が好きです。

「besides」の意味や使い方|besideとの違いや6つの同義語など』もご参考下さい。

Between ★★★

「Between」(ビトゥウィーン)は、場所・時間・数量などの「〜の間に」という意味で使います。

(イメージ)A(2名・2つ)の真ん中にいる → 「between A」 ※「among」のイメージとは違いますね。

下記がそのイメージ画像です。

例文:Our office is located between Shinjyuku and Shibuya.
和訳:私たちの事務所は新宿と渋谷の間に位置しています。

Beyond ★★☆

「Beyond」「ビヨンド」は、場所・時間・程度などの「〜を超えて」という意味で使います。

例文:It is beyond my knowledge.
和訳:私には分かりません(私の知識を超えています)。

beyondの意味と使い方|イメージやスラング的な熟語一覧・例文』の記事で詳しく解説しています。

But ★★☆

「But」(バット)は、「〜の他に」という意味で使います。

例文:There is no one but me.
和訳:の他に、誰もいません。

By ★★★

「By」(バイ)は、大きく分けて3つの使い方があります。

2-11-1.〜によって

手段や受け身の「〜によって」という意味で使います。

例文1:The cake was made by him.
和訳1:そのケーキは彼によって作られました。

例文2:We went there by train.
和訳2:私たちはそこに電車行きました。

〜のそばに

場所などの「〜のそばに」という意味で使います。

※「beside」は左右(横)でしたが、「by」は上下・左右関係なく近くにいるイメージです。

例文:We built our office by the river.
和訳:私たちは事務所を川のそばに建てました。

〜までに

時期などの「〜までに」という意味で使います。

例文:We want your report by 5.
和訳:私たちはあなたの報告書が5時までにほしい。

Cで始まる英語の前置詞とイメージ

頭文字がcの前置詞は全部で1個のみです。

Considering ★★☆

「Considering」(コンシダリング)は、「〜の割には」や「〜にしては」という意味で使います。

例文:He did well considering his experience.
和訳:経験の割には、彼は良くやりました。

Dで始まる英語の前置詞とイメージ

頭文字がdの前置詞は全部で3つです。

Despite ★★☆

「Despite」(ディスパイト)は、「〜にもかかわらず」という意味で使います。

例文:She failed the exam despite our support.
和訳:私たちの手助けにもかかわらず、彼女は試験に落ちました。

Down ★★★

「Down」(ダウン)は、「〜を下って」という意味で使います。

(イメージ)Aの中を下っている → 「down A」

下記がそのイメージ画像です。

例文:We swam down the river.
和訳:私たちは、川を下って泳ぎました。

During ★★☆

「During」(ドゥーリング)は、期間の「〜の期間中ずっと」という意味で使います。

例文:He never stopped talking during his class.
和訳:彼は授業中、ずっとしゃべっていました。

Eで始まる英語の前置詞とイメージ

頭文字がeの前置詞は全部で1個のみです。

Except ★★☆

「Except」(エクセプト)は、「〜以外は」という意味で使います。

何かを除外してるイメージでもいいでしょう。

例文:He doesn’t talk to anyone except me.
和訳:彼は、私以外、誰とも話しません。

「except」の意味と3つの使い方|except forとの違いや仮定法など』の記事も参考にしてみましょう。

Fで始まる英語の前置詞とイメージ

頭文字がfの前置詞は全部で2個です。

For ★★★

「For」「フォー」は、大きく分けて、2つの使い方があります。

〜のために

人・事柄・利益・理由などの「〜のために」という意味で使います。

例文:I did my best for my mother.
和訳:私は母のために一生懸命頑張りました。

〜の期間

「〜の期間」という意味で使います。

例文:I studied for 6 hours.
和訳:私は6時勉強しました。

From ★★★

「From」(フローム)は、場所・時間などの「〜から」という意味で使います。

例文1:I came from my cousin’s house.
和訳1:私はいとこの家から来ました。

例文2:The concert starts from 12
和訳2:そのコンサートは12時から始まります。

Iで始まる英語の前置詞とイメージ

頭文字がiの前置詞は全部で3つです。

In ★★★

「In」(イン)には、大きく分けて2つの使い方があります。

〜の中に

場所・環境などの「〜の中に」という意味で使います。

(イメージ)(広い)空間のAの中にいる → 「in A」 ※「inside」は境目がはっきりしている

下記がそのイメージ画像です。

例文:He is in a good condition.
和訳:彼は状態がいいです(いい状態の中にいます)。

〜の後に

時間の「〜の後に」という意味で使います。

例文:I will see him in 5 minutes.
和訳:私は5分後に彼に会います。

Inside ★★☆

「Inside」(インサイド)は、「〜の内側に」という意味で使います。

(イメージ)(境目がはっきりしている)Aの中にいる → 「inside A」 ※場所だけでしか使えない前置詞です。

比較的小さなくうかんの場合によく使われます。

下記がそのイメージ画像です。

例文:I stayed inside my room.
和訳:私は自分の部屋の中にいました。

Into ★★☆

「Into」(イントゥー)は、場所への移動などの「〜の中へ」という意味や動作的な場合で使うイメージです。

例文:I went into his shop
和訳:私は彼の店の中へ入りました。

Lで始まる英語の前置詞とイメージ

頭文字がlの前置詞は全部で2個です。

Less ★★☆

「Less」(レス)は、「〜を含まない」や算数の「マイナス」という意味で使います。

例文:10 less 2 equals (またはis) 8
和訳:10引く2は8です。

Like ★★★

「Like」(ライク)は、「〜のような」という意味で使います。

例文:He plays piano like a professional.
和訳:彼はプロのようにピアノを弾きます。

Mで始まる英語の前置詞とイメージ

頭文字がmの前置詞は全部で1個です。

Minus ★★★

「Minus」(マイナス)は、「〜を引いている」という意味で使います。

例文:100 minus 10 is(またはequals)90
和訳:100引く10は90です。

Nで始まる英語の前置詞とイメージ

頭文字がnの前置詞は全部で2個です。

Near ★★★

「Near」(ニアー)は、場所・状態の「〜の近くに」という意味で使います。

※「near」は「beside」や「by」より多少の距離があるイメージとなります。

例文:He lives near my house.
和訳:彼は私の家の近くに住んでいます。

Notwithstanding ★★☆

「Notwithstanding」(ナットウィズスタンディング)は、「〜にもかかわらず」という意味で使います。

例文:He broke the promise notwithstanding our agreement.
和訳:私たちの同意(書)にもかかわらず、彼は約束を破りました。

Oで始まる英語の前置詞とイメージ

頭文字がoの前置詞は全部で8個です。

Of ★★★

「Of」(オブ)は、「〜の」という意味で使います。

(イメージ)A(1つの同じもの)から取り出す → 「of A」

下記がそのイメージ画像です。

例文:This is one of my favorite songs.
和訳:これは私のお気に入りの歌1つです。

Off ★★★

「Off」(オフ)は、場所などで「〜から離れて」や「〜から降りて」という意味で使います。

(イメージ)Aから離れる → 「off A」 ※「動詞+off」のみで表現する場合も多いです。

下記がそのイメージ画像です。

例文:I got off the car.
和訳:を降りました。

On ★★★

「On」(オン)は、大きく分けて2つの使い方があります。

〜の上に

場所の「〜の上に(~に付いている)」という意味で使います。

(イメージ)Aにくっ付いている → 「on A」 ※「~の上」だけに限定せずに、何かにくっ付いているイメージです。

下記がそのイメージ画像です。

例文:There are books on the table.
和訳:テーブルの上に本があります。

〜に

曜日の「〜に」という意味で使います。

例文:He will go there on Monday.
和訳:彼は月曜日そこに行きます。

Onto ★★☆

「Onto」(オントゥー)は、場所の移動などの「〜の上へ」という動作をしているイメージです。

「into」も同じような動作を表現する前置詞でしたね。

例文:A baby crawled onto the desk.
和訳:赤ちゃんが机の上によじ登った

Opposite ★★☆

「Opposite」(オポジット)は、「〜の向う側に」という意味で使います。

例文:I went to the shop opposite my house.
和訳:私の家の向かいにある店に行きました。

Out ★★★

「Out」(アウト)は、物や場所などで「〜から」という意味で使います。

(イメージ)Aから外に向かっている(見ている) → 「out A」

「out of B」は、Bから外に出るという動作のイメージです。

下記がイメージ画像です。

例文:I looked out the window at him.
和訳:私は窓から彼を見ました。

Outside ★★★

「Outside」(アウトサイド)は、場所や事柄で「〜の外に」という意味で使います。

例文:I stayed outside the house.
和訳:私は家の外にいました。

Over ★★★

「Over」(オーヴァー)は、「〜の上に」という意味で使います。

(イメージ)Aに覆いかぶさっている → 「over A」 ※「above(空間がある)」とは違うイメージですね。

下記がそのイメージ画像です。

例文:Papers are scattered over the desk.
和訳:紙が机の上で散らかっています。

Pで始まる英語の前置詞とイメージ

頭文字がpの前置詞は全部で5個です。

Pace ★☆☆

「Pace」(ペイス)は、「〜には失礼ながら」という意味で使います。

例文:Pace Mike, I don’t think so.
和訳:マイクには失礼ですが、私はそうは思いません。

Past ★★☆

「Past」(パスト)は、場所や時間で「〜を過ぎて」という意味で使います。

例文1:It’s a quarter past 2 now.
和訳1:今、2時15分です(2時を15分過ぎています)。

例文2:I drove past her office.
和訳2:彼女の会社を車で通り過ぎました。

Pending ★☆☆

「Pending」(ペンディング)は、事柄などの「〜を待つ間」という意味で使います。

例文:I didn’t feel good pending the outcome.
和訳:結果を待っている間、気分が良くなかった。

Per ★★☆

「Per」(パー)は、「〜毎に」という意味で使います。

例文:They give a ticket per person.
和訳:彼らは、1人につき1枚のチケットを配布します。

Plus ★★★

「Plus」(プラス)は、人・物・数などで「〜を加えて」という意味で使います。

例文:One plus one equals (is) two.
和訳:11は2です。

Rで始まる英語の前置詞とイメージ

頭文字がrの前置詞は全部で3つです。

Re ★☆☆

「Re」(リー)は、「〜に関して」という意味で使います。

例文:Re your last e-mail, I would like to discuss with you.
和訳:あなたの最後のメールに関して、あなたと話し合いたい。

Regarding ★★☆

「Regarding」(リガーディング)は、「〜に関して」という意味で使います。

例文:Regarding this issue, nobody knows the answer.
和訳:この争点に関して、誰も答えが分かりません。

「~に関して・ついて」の英語|ビジネスメールでも使える7個の前置詞などの違い』の記事も参考にしてみて下さい。

Round ★★☆

「Round」(ラウンド)大きく分けて2つの使い方があります。

〜くらい

時間や距離などで「〜くらい」という意味で使います。

例文:She ran round 100km
和訳:彼女は100kmぐらい走りました。

〜の周り

場所などの「〜の周り」という意味で使います。

例文:We are standing round the table.
和訳:私たちはテーブルを囲んで立っています。

Sで始まる英語の前置詞とイメージ

頭文字がsの前置詞は全部で3個です。

Save ★☆☆

「Save」(セイヴ)は、物や人で「〜を除けば」という意味で使います。

例文:Everyone save me went shopping.
和訳:以外みんな買い物に行きました。

Saving ★☆☆

「Saving」(セイヴィング)は、「〜を除いて」という意味で使います。

例文:Saving my son, no one noticed it.
和訳:私の息子以外、誰もそれに気付かなかった。

Since ★★☆

「Since」(シンス)は、「〜以来」という意味で使います。

例文:We have been good friends since 3 years ago.
和訳:私たちは3年前からいい友達です。

Tで始まる英語の前置詞とイメージ

頭文字がtの前置詞は全部で7個です。

Than ★★☆

「Than」(ザン)は、「〜よりも」という意味で使います。

例文:He runs faster than his brother.
和訳:彼は彼の兄弟よりも早く走ります。

Through ★★☆

「Through」(スルー)は、「〜を通って」という意味で使います。

(イメージ)Aを通り抜けている → 「through A」

下記がそのイメージ画像です。

例文:I walked through the trees.
和訳:の中を歩いて通りました。

Throughout ★★☆

「Throughout」(スルーアウト)は、場所の「〜のいたるところで」というイメージです。

例文:I traveled throughout Japan.
和訳:日本中(日本のいたるところ)旅をしました。

Till ★★☆

「Till」(ティル)は、時間などの継続で「〜まで」という意味で使います。

※「until」と同じ意味ですが、より口語的です。

例文:I will work until tomorrow morning.
和訳:明日の朝まで働きます。

To ★★★

「To」(トゥー)は、時間・目的・場所などで「〜へ」や「〜まで」という意味で使います。

(イメージ)A地点に向かっている → 「to A」 ※「toward」はアバウトですが、「to」は限定的です。

下記がそのイメージ画像です。

例文:I went to school.
和訳:学校行きました。

Touching ★☆☆

「Touching」(タッチング)は、「〜に関して」という意味で使います。

例文:Touching the problem, we should talk.
和訳:その問題に関して、私たちは話し合うべきです。

Toward ★★☆

「Toward」(トゥワード)は、「〜の方へ」とう意味で使います。

「to」は限定的な場所を指すのに対して、「toward」はその方向へ行っているイメージです。

例文:We walk toward the downtown.
和訳:私たちは中心街の方へ歩きました。

Uで始まる英語の前置詞とイメージ

頭文字がuの前置詞は全部で6個です。

Under ★★★

「Under」(アンダー)は、場所や状況などで「〜の下に」という意味で使います。

(イメージ)Aの真下にいる → 「under A」 ※「below」のイメージとは異なります。

下記がそのイメージ画像です。

例文:It is under my desk.
和訳:それは私の机の下にあります。

Underneath ★★☆

「Underneath」(アンダーニース)は、「〜の下に」という意味で使います。

「under」のフォーマルな言い方です。

例文:He hid something underneath his shirt.
和訳:彼はシャツの下に何かを隠しました。

Unless ★★☆

「Unless」(アンレス)は、「〜の他は」という意味で使います。

例文:Nobody unless me can help him.
和訳:以外の誰も彼を助けられない。

Unlike ★★☆

「Unlike」(アンライク)は、「〜と違った」や「〜らしくない」という意味で使います。

例文:It’s unlike his belonging.
和訳:彼の持ち物ではないようです。

Until ★★☆

「Until」(アンティル)は、時間などの「(継続している)〜まで」という意味で使います。

「by」は動作のある1点の「~まで」の場合に使います(例:Submit your report by 5./五時までにレポートを提出して下さい)。

※これを「until」や「till」にすると、5時までにレポートを提出し続けるという変な意味になります。

例文:Until what time are you going to study?
和訳:何時まで勉強するつもりですか?

「~まで」の英語|4つのパターンと期間や距離などで使える例文一覧』の記事も参考にして下さい。

Up ★★★

「Up」(アップ)は、「〜の上の方に」という動作のイメージになります。

「down」のイメージの逆となります。

例文:We climbed up the mountain.
和訳:私たちはその山を登りました(上の方に山を上がりました)。

Vで始まる英語の前置詞とイメージ

頭文字がvの前置詞は全部で3つです。

Versus ★★☆

「Versus」(ヴァーサス)は、対戦などの「〜対-」という意味で使います。

例文:The game is Giants versus (v.) Hawks.
和訳:その試合は、ジャイアンツホークスです。

Via ★★☆

「Via」(ヴィア)は、「〜を経由して」という意味で使います。

例文:I flew to New York via Los Angeles.
和訳:私はロス経由でニューヨークへ渡航しました。

Vice ★☆☆

「Vice」(ヴァイス)は、「〜の代理として」という意味で使います。

例文:Vice me, he attended the meeting.
和訳:の代わりに、彼が打ち合わせに出席しました。

Wで始まる英語の前置詞とイメージ

頭文字がwの前置詞は全部で3つです。

With ★★★

「With」(ウィズ)は、「〜と一緒に」という意味で使います。

(イメージ)Aと手をつないでる → 「with A」

下記がそのイメージ画像です。

例文:I played with my classmate.
和訳:クラスメートと一緒に遊びました。

Within ★★☆

「Within」(ウィズイン)は、期間や距離などで「〜の範囲内で」という意味で使います。

例文:I will finish my report within few hours.
和訳:数時間内に報告書を終える予定です。

Without ★★★

「Without」(ウィズアウト)は、「〜なしに」という意味で使います。

例文:I did it without any help.
和訳:手助けなしで、それをやりました。

英語の前置詞を勉強して覚えるためのおすすめの参考書

実は、英語の前置詞だけにフォーカスした参考書は多くありません。

英会話でも必要な品詞の1つなのに、それを深く勉強できるテキストが多くないのが現状ですが、「絵で見てイメージ!前置詞がスッキリわかる本」が、特に英語初級者にはおすすめできる参考書です。

ここでの前置詞の説明やイメージを復習して、脳に定着させる意味でもお使いください。

Chat GPTやGeminiなどのAI(人工知能)チャットサービスを前置詞の勉強に使うのもおすすめ!

英語の前置詞を勉強してマスターするのに、人工知能(AI)のチャットサービスもおすすめです。

例えば、次のようなプロンプト(命令文)を入力するだけで、前置詞の問題や例文を瞬時に出してくれます。

  • 「前置詞が不得意です。選択問題とその回答の説明や和訳を10個下さい。」
  • 「英語の前置詞と接続詞の違いがいまいち分かりません。英会話でよく使う前置詞や接続詞を含んだ例文とその違いの解説をお願いします。」

など。

まさしく、会話をしながらお願いする感覚でOKです。

この人工知能(AI)のチャットサービスにより、このようなトレーニングが容易に可能になっています。この機会に試して下さい。

また、AIチャットサービスで有名なのが2つあります。

一つは「Chat GPT」です。OpenAIが2022年11月に公開した人工知能チャットボットであり、生成AIの一種で、無料版と有料版がありますが、トレーニングは無料版で十分です。

英文法の勉強にも使えるChat GPT

また、もう一つはGoogleが提供する「Gemini」です。

英文法の勉強にも使えるGemini

Chat GPT、Geminiのどちらも素晴らしい機能を提供しており、自分に合ったチャットサービスをご活用下さい。アプリもあるので気軽にスマホやタブレットでも使えます。

まとめ:先ずは良く使う前置詞から

前置詞といっても、ほとんど使わないものや、常に英会話で使われるものまであります。

また、前置詞単体で覚えるよりも、例文などでその使い方を同時に習得した方が効率が良く、またイメージもしやすい。

むやみやたらに暗記するより、口語でも、文語でも頻繁に使用されている前置詞を優先的に覚えましょう。

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