「日付」を英語では「date(デイト)」と言います。日本語読みでは「デート」ですが、正しい発音は「デイト(déɪt)」となります。
「What date is it today?(今日の日付は?)」と質問し、「It’s January 30th.(1月30日です)」と回答するのが一般的です。
また、日本語だと、「年・月・日・曜日・時間」の順番で時間軸が大きい順番から、2020年1月30日(土)午後5時という感じで相手に会議の日時などを伝えますね
これは中国や韓国などで見られる書き方の順番です。
では、英語ではどのような表記や順番になるのでしょうか?
英語で日付を書くのに、「アメリカ式」(カナダなど)と「イギリス式」(オーストラリアなど)の2種類があるのをご存知ですか?
後ほど詳しく解説しますが、「2020年1月30日」のそれぞれの書き方を見てみましょう。
カジュアルな日付の書き方
フォーマルな日付の書き方
日にちの序数(30thなど)やカンマの位置などは下記の詳しい解説を見てほしいのですが、要するにアメリカ式とイギリス式では書く順番が異なります。
- アメリカ式:「月 → 日 → 年」の順番
- イギリス式:「日 → 月 → 年」の順番
これが全ての基本になるので押さえておきましょう。
それと、日付で「2020年1月30日(土)午後5時」とメールで書いたり、口頭で言ったりしますが、基本的には前置詞は「on」や「at」などを使って、「時間 → 曜日 → 日付」という順番のが一般的ですが、最後に時間を置くパターンもあります。
下記(アメリカ式)のどちらでもOKです。
- 「At 5 p.m. on Saturday, January 30th, at 5 p.m.」(時間 → 曜日 → 日付の順番)
- 「On Saturday, January 30th, at 5 p.m.」(曜日 → 日付 → 時間の順番)
※「年」のみの場合は、「in 2020」と前置詞の「in」を使います。
それと「月」と「曜日」の略(January → Jan./Sunday → Sun.など)も日付を書く時には必要な要素となります。
よってここでは、英語で日付を書く時や読むときのの様々ルールや上記の疑問などを例文を使いながらここで解決していきます。最後まで読むことで「日付」に関するルールや知識をほぼ網羅できるでしょう。
それと、人工知能(AI)チャットのChat GPTやGeminiを使った英語の日付の確認や習得方法も紹介していますので、参考にしてみて下さい。
目次
アメリカ英語の日付の書き方
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カジュアルとフォーマルの2つの日付の書き方がありますが、基本は下記の通りです。
アメリカ英語の日付の書き方はどこの国が使っている?
ここでお伝えする、アメリカ英語の日付の書き方はどこの国の人とやり取りする時に使えるのでしょうか?
友達、またはビジネス相手がどこの国なのかによって基本的に決めます。
下記が主な国となります。
- アメリカ合衆国
- カナダ ※アメリカに近い地域が多い
- フィリピン
そんなに多くないですが、どちらを相手が使っているのか分からない時は、アメリカ英語式で日付を書くことが多いですが、それにも注意が必要です。
それについては後ほど解説します。
アメリカ式「カジュアル」な日付の書き方(4パターン)
友達など気軽な相手へのメールなどの場合は、/(スラッシュ)などの記号を使います。
また、月は「Feburary」などとフルのスペルで書くのではなく、数字(Feburaryの場合は2)で表現します。
つまり、全て数字と記号で表現します。これはイギリス式でも同様です。
※年を短縮して、「2/18/15」か「2/18/’15」でもよい
この「/」で区切るのがよくカジュアルのパターンで使われます。
下記が主にカジュアルな時に使わている4パターンです。
- MM/DD/YYYY(例: 07/04/2023) 月(MM)、日(DD)、年(YYYY)の順にスラッシュ(/)で区切って書きます。
- M/D/YY(例: 7/4/23) 同様に月、日、年の順に書くものの、0を省略し、2桁の年(YY)を使用します。
- Month DD, YYYY(例: July 4, 2023) 月の英語の名前を使用し、その後に日(DD)、カンマ(,)、スペース、および4桁の年(YYYY)を続けて書きます。
- Month D, YYYY(例: July 4, 2023) 上記と同じですが、日の前の0を省略します。
上記の「MM, DD, YYYY」は、日付を表す際に使用される英語の省略形です。それぞれの頭文字は以下の意味を持っています。例えば、「MM/DD/YYYY」の場合です。これも後ほど詳しく解説します
- MM: 月を表す数字。例えば、01 は1月、12 は12月を意味します。
- DD: 日を表す数字。例えば、01 は1日、31 は31日を意味します。
- YYYY: 年を表す4桁の数字。例えば、2023 は2023年を意味します。
また、次のように「ハイフォン/ダッシュ(-)」と「ピリオド/ドット(.)」を使って表現しても同様です。下記は「2015年2月18日」となります。
- 2-18-2015
- 2.18.2015
アメリカ式「フォーマル」な日付の書き方(3パターン)
ビジネスメールや文章など、フォーマルな場合は、/(スラッシュ)などは使いません。
基本的に下記のルールがあります。
- 月は数字ではなく、しっかりと単語を書きます。
- 日には接尾辞の序数を付ける ※しかし省略するパターンもある。序数については後ほど解説します。
ビジネスメールや契約書などのフォーマルな文章は特に注意しましょう。
※「日」の後にカンマ/コンマ(,)を入れて区切ります
因みにカンマの後ろは、1スペース(半角スペース)を空けるというルールがあります。
フォーマルな日付の書き方には、先ほどの例を含む下記の3つのパターンがあります。
- Month DDth, YYYY(例: July 4th, 2023) 月の英語の名前を使用し、その後に「th」を日(DD)に追加し、カンマ(,)、スペース、および4桁の年(YYYY)を続けて書きます。
- Month DD, YYYY(例: July 4, 2023) カジュアルな書き方でも使用される、月の後ろの序数(th)を省略した形です。
- The DDth of Month, YYYY(例: The 4th of July, 2023) 「The」を使って始め、「th」を日に追加し、「of」で月の英語の名前を続け、カンマ(,)と4桁の年(YYYY)で終わります。
イギリス英語の日付の書き方
アメリカ英語同様に、カジュアルとフォーマルの2つの日付の書き方がありますが、基本は下記の通りです。
※アメリカ式との違いは、日と月の順序が逆というところです
イギリス英語の日付の書き方はどこの国が使っている?
一方、このイギリス式での日付の書き方をしている国はどこがあるのでしょうか?
この形式はイギリスをはじめとする、イギリス連邦(Commonwealth)に属する国々や、イギリス英語が広く使われている国々で一般的に使用されます。これらの国々には以下のようなものがあります。
- イギリス(United Kingdom)
- オーストラリア(Australia)
- ニュージーランド(New Zealand)
- カナダ(Canada)※ただし、アメリカに近い地域ではアメリカ英語の日付の書き方(MM/DD/YYYY)が使われることもある
- アイルランド(Ireland)
- 南アフリカ(South Africa)
- インド(India)
また、ヨーロッパの多くの国でも、日/月/年(DD/MM/YYYY)の形式が一般的に使用されていますが、言語によっては数字の区切り方が異なることがあります。
イギリス式「カジュアル」な日付の書き方(4パターン)
アメリカ式と同様に、友達など気軽な相手へのメールなどの場合は、/(スラッシュ)などの記号を使い、月は数字で表現します。
※アメリカ式と同様に、年を短縮して、「2/18/15」か「2/18/’15」でもよい
このイギリス式も上記を含めて、4パターンが存在します。
- DD/MM/YYYY(例: 04/07/2023) 日(DD)、月(MM)、年(YYYY)の順にスラッシュ(/)で区切って書きます。
- D/M/YY(例: 4/7/23) 同様に日、月、年の順に書くものの、0を省略し、2桁の年(YY)を使用します。
- DD Month YYYY(例: 4 July 2023) 日(DD)を最初に書き、その後に月の英語の名前、スペース、および4桁の年(YYYY)を続けて書きます。
- D Month YYYY(例: 4 July 2023) 上記と同じですが、日の前の0を省略します。
また、イギリス式も「ハイフォン/ダッシュ(-)」と「ピリオド/ドット(.)」を使って表現しても同様です。
- 18-2-2015
- 18.2.2015
イギリス式「フォーマル」な日付の書き方(3パターン)
アメリカ式同様に、ビジネスメールや文書など、フォーマルな場合は、/(スラッシュ)などは使わないのと、下記の基本的なルールがあります。
- 月は数字ではなく、しっかりと単語を書きます。
- 日には接尾辞の序数を付ける ※しかし省略するパターンもある
※アメリカ式と違い、カンマ/コンマ(,)はどこにも入れません
下記が
- DD Month YYYY(例: 04 July 2023) 日(DD)を最初に書き、その後に月の英語の名前、スペース、および4桁の年(YYYY)を続けて書きます。
- D Month YYYY(例: 4 July 2023) 上記と同じですが、日の前の0を省略します。また、序数も書きません
- DDth Month YYYY(例: 4th July 2023) 日(DD)に「th」を追加し、その後に月の英語の名前、スペース、および4桁の年(YYYY)を続けて書きます。先ほどの例の書き方です。
相手がアメリカ式とイギリス式を混乱しないための日付の書き方は?
このように、国や地域によって日付の書き方が異なるため、国際的なコミュニケーションでは、誤解を避けるために、次のような日付の表記が推奨されています。
- 月の英語表記を使用する方法
- Month DD, YYYY(例: July 4, 2023) 月の英語の名前を使用し、その後に日(DD)、カンマ(,)、スペース、および4桁の年(YYYY)を続けて書きます。
- Month D, YYYY(例: July 4, 2023) 上記と同じですが、日の前の0を省略します。
- 国際標準のISO 8601形式
- YYYY-MM-DD(例: 2023-07-04) 年(YYYY)を最初に書き、ハイフン(-)で区切り、月(MM)と日(DD)を続けて書きます。
これらの形式は、国や地域に関係なく、日付を明確に伝えることができます。
特にISO 8601形式は、国際的なビジネスや技術文書などで広く使われており、国際的なコミュニケーションでの誤解を最小限に抑えることができます。
是非、参考にして下さい。
英語の日付での「日にち」の書き方と読み方
フォーマルな場合は、日付の「日にち」を表現する時に、数字が序数詞であることを示す接尾辞を書きます。
アメリカ式とイギリス式でも出てきた「18th」の「th」の部分です。
パソコンなどで打つと「数字の右上に小さく上付き」されるパターンもありますが、同様です。
しかし、全てが「th」ではなく、「1」、「2」、「3」の場合はそれぞれ違う接尾辞が付くので注意しましょう。
どのような例なのか見てみましょう。
これらの序数は、何番目という英語の表現時と同様です。
また、読み方をつづり(スペル)で書く場合は、特に「8th」、「9th」、「12th」、「20th」、「30th」には注意しましょう。
英語の日付での「月」の略語の書き方
フォーマルな場合(アメリカ式、イギリス式共に)でも、月を短縮して書いても問題ありませんが、少しカジュアルになります。
多くの場面で月の短縮形(略略)は使われているのでここでおさらいしておきましょう。
例:January(1月の場合)→ Jan.として表現
※左から3つのアルファベットの後にドット(.)を付けるのが基本ですが、カジュアルな日付を書く場合はなくてもOKです。
※しかし、実際に口語でいう時には、単語の「January(ジャニュアリー)」と発音します。
例:
- アメリカ式:Jan.14, 2020
- イギリス式:14 Jan. 2020
各月の短縮形(略語)は次の通りです。
1月 | January(ジャニュアリー) | Jan. |
2月 | February(フェビュラリー) | Feb. |
3月 | March(マーチ) | Mar. |
4月 | April(エープリル) | Apr. |
5月 | May(メイ) | May(そのまま) |
6月 | June(ジュン) | Jun. |
7月 | July(ジュライ) | Jul. |
8月 | August(オーガスト) | Aug. |
9月 | September(セプテンバー) | Sep. |
10月 | October(オクトーバー) | Oct. |
11月 | November(ノーヴェンバー) | Nov. |
12月 | December(ディッセンバー) | Dec. |
※5月(May)はもともとが3文字のため、そのままでドット(.)も付けずに使用します
※9月(September)の略には、他にSept.と4文字でも使用できます
文章中での英語の日付に必要な前置詞は?
例えば、文章で「8月27日に出張があります」というふうに、書いたり読んだりしますが、その場合の「に」にあたる前置詞は何になるのでしょうか?
答えは、「on(オン)」です。
これは、アメリカ式、イギリス式共通で、フォーマルな日付の書き方を用います。
下記がその日付の例です。
- アメリカ式:2017年8月27日に出張があります → 「I have a business trip on August 27, 2017.」
- イギリス式:2017年8月27日に → 「I have a business trip on 27 August, 2017.」
他にも次のような例文も同様です。
下記がアメリカ式で表記しています。
- 私の誕生日は1979年12月30日です → My birthday is on December 31st, 1979. ※この場合は「on」を省略することもあるし、西暦を言わない場合もあります。
- 会議が11月20にあります → We have a meeting on November 20. ※序数の「th」を付けていないバージョンです。
また、日付は基本的に文末に置きますが、日付を強調する場合は、日付を文頭に付けます。
「On May 1, we will have a party.(5月1日にパーティーがあります)」など。
それと、複数の日付の場合は、2つの日付を接続詞の「and」で繋げます。
先ほどの例文にあと1つ日付を足すと、「We have meetings on November 20 and 22.」となり、同じ月であれば後ろの日付では月を省略してもOKです。これは「年」の場合も同様です。
また、ついでに「曜日」や「時間」、「年」などの前置詞のルールも見てみましょう。
- 「曜日」に必要な前置詞 → 「on」 ※「on Monday」など 例:We play soccer on Mondays.(毎週月曜日にサッカーをします)/ Mondaysと複数にすることで「毎週」という意味になります。
- 「時間」に必要な前置詞 → 「at」 ※「at 10」など 例:Let’s meet up at 8 p.m.(午後8時に会いましょう!)/「a.m.(午前)」、「p.m.(午後)」と付けるケースも多いです。
- 「年」、「季節」、「月」に必要な前置詞 → 「in」 ※「in 2017」、「in summer」、「in August」など 例:I will visit US in August.(8月にアメリカに行きます)
これらを押さえておくと、会話での日付のやり取りでも十分に活かせます。
しかし、last year, yesterdayやtodayなど前置詞が不要な場合もあるので押さえておきましょう。
因みに下記の質問はよくありますが、その場合も前置詞は不要です。
- 今日は何曜日ですか?(What’s the day today?/What day is it today?)→ 回答例:It’s Monday.
- 今日は何日ですか?(What’s the date today?/What date is it today?)→ 回答例:It’s June 20.
英語の日付での年度の表現
年度は西暦を使って表現しますが、ビジネスか学校関連の2種類の年度の書き方を覚えるだけで大丈夫です。
会計年度を表現する時に使う表現で、主にビジネス社会で使用する英語の日付の1つです。FYと短縮して、FY2015と書く場合もあります。 | ||
学校関連で使用する年度の書き方です。Academic year 2000、またはschool year 2000のどちらでもOKです。 |
口語英語(英会話)での日付の言い方・読み方
英会話で日付を言う時は、2種類の言い方・読み方があります。
※例えば、5月31日を、口語的に表現する場合
月→日の順となります。 | ||
日→of→月の順となります。ポイントは、日と月の間にofを入れることです。 |
どちらも表記に序数の接尾辞がなかっらどう読むのでしょうか?
「May 31」や「31 May」の場合ですね。
その場合も必ず序数で読みます。
- May thirty-first
- Thirty first of May
となります。
ビジネスレターでの日付の位置
メールでは送信日時が分かっているので、わざわざ記載する必要はありあせん。
しかし、ビジネスの英文レターの場合は、表紙のヘッダー(一番上の題名)のすぐ斜め左下(住所や名前の上)に書くのが基本でが、あまり気にしなくても構いません。
いつ作成したのかの日付が分かれば基本はOKです。
保存するファイルに付ける日付の書き方例
ワードやエクセルなど仕事のファイルを保存することは多々ありますね。
そのような時の日付の書き方です。
基本的に「/(スラッシュ)」が使えないので、下記のような感じでファイル名の前か後ろにつなげて書くのが一般的です。
2018年4月17日が保存日だとしてファイル(sales)の後ろに書く場合:
- salesApr172018 ※イギリス式は「sales17apr2018」でOKです。
- sales-apr-17-2020 ※イギリス式であれば「sales-17-4-2020」でもOKです。
- sales20180417 ※これはどちらかと言うと日本式になりますね。
などです。例のように「―(ハイフォン)」や「_(アンダーバー)」などで日付を表記しても大丈夫です。
また、第三者とファイルを共有する場合は、何月というのが明確に分かる方が誤解がなくなるので、月に関しては数字ではなく「apr」などの短縮形で書くのが安全でしょう。
「~日から~日まで」の日付の書き方例
この場合は、先ほどの「on」とは違う前置詞を使うので注意しましょう。
特にビジネスメールで、「~日から~日まで出張中です」などの書く時に役立ちます。
例文は下記で、この3つを押さえておけば大丈夫です。どれを使っても同じ意味です。
例:「2018年3月10日~15日まで」
- from March 10 through March 15, 2018 ※他の例文も同様ですが、同じ月であれば後ろの「March」は省略してもOKです。「from March 10 through 15, 2018」でOKです。
- from March 10 to March 15, 2018
- from March 10 until March 15, 2018 ※「till」でも同じような意味です。
または、カジュアルな場合は「March 10 – March 15, 2018」とも表現できます。
基本的に「~から」という場合は「from」を使います。一方、「~まで」の表現は上記のように様々なあります。
しかし、現在完了形(過去から今まで続いている)の場合は「since」が一般的です。
創業何年という場合に、英語ではよく「Since 1900」という表記をみますよね。
「We have been operating our office since Jun 2002.(2002年の6月から操業しています)」など。
この場合は「日」を省略しています。この場合「,(カンマ)」は基本的に付けなくてOKです。
「曜日」の略語や「時間」、「場所」などの順番と書き方例
日付だけでなく、打ち合わせのアポや約束など英会話でもメールでも使える表現です。
下記がその例です。
例:「2018年2月23日木曜日の朝9時・午前中」
- Thursday, February 23, 2018, at 9 a.m. ※「At 9 a.m. on Thursday, February 23rd, 2018」でもOKです
- Thursday morning, February 23, 2018 ※曜日の午前・午後と言う場合は、曜日の直後に置きます。
受け答えの例文も見てみましょう。
- (質問)次の会議はいつですか?(社内メール)→ When do we have a next meeting?
- (回答)2020年8月27日(金)午後5時に会議室Aで。→ On Friday, August 27th, at 5 p.m., in Meeting Room A. ※もちろん、この文章の前に「We will have it」と付けてフォーマルな言い方にしてもOKです。
※「曜日→日付→時間→場所」という順番のが一般的ですが、頭に時間を持ってくるパターンもあります(At 5 p.m. on Friday, August 27th, in Meeting Room A)
単純に日付に曜日のみを付ける場合は、先頭に曜日を置いて、曜日の後にはカンマ(,)を付けます。
アメリカ式表記なら「Tuesday, July 8, 2018」 のように書きます。
日記などの日付はこのように書くことが多いです。
もちろん、カジュアルに「Tue., Jul.8, 2018」でも同じ意味です。
曜日も月と同じように略して書くことも多いです。
日曜日 | Sunday(サンデイ) | Sun. |
月曜日 | Monday(マンデイ) | Mon. |
火曜日 | Tuesday(トゥ-ズデイ) | Tue. |
水曜日 | Wednesday(ウェンズデイ) | Wed. |
木曜日 | Thursday(サーズデイ) | Thu. |
金曜日 | Friday(フライデイ) | Fri. |
土曜日 | Saturday(サタデイ) | Sat. |
※火曜日(Tuesday)の略には、他にTu.Tuesの2つのいずれかも使用できます
※木曜日(Thursday)の略には、他にThurs. Thur. Th.の3つのいずれかも使用できます
「mm/dd/yyyy」って何?
冒頭の、アメリカ式、イギリス式で出てきた表記ですね。大文字の場合と、小文字の場合となりますが、意味は同じです。
公文書や契約書にサインをする時など、このような表記を見ますが、左から「月/日/年」を表示しています。
もちろん「日」と「月」が逆(イギリス式)の「dd/mm/yyyy」もあります。日付を書く時に注意して下さい。
また、ビジネスメールなどで日付を誤解を招かないように、「12/11/2017(mm/dd/yyyy)」と記載する場合もあります。
これだけで、11月12日ではなく、12月11日というのが分かりますね。知っておくだけでも便利です。
しかし、やはり正式な文章で伝える場合は、「月」は「January」など数字ではなく単語で伝えるのが安心ですね。
「●●日付け(dated on ~)/●●日現在(as of ~」の表現
「その書類は●●日付けです」という場合は、「date」を動詞の受け身(過去分詞)として使って、「It’s dated (on) August 27, 2017.」が基本となります。
この場合は「on」を省力しても構いません
しかし、「12月20日付けのメールを見ました」の文を英訳にした場合も見てみましょう!
- I saw an e-mail as of Dec.20th. ※「as of ~」は「~現在」という場合に使う表現です。
- I saw an e-mail dated Dec.20th. ※この場合も前置詞の「on」は不要です。
消費期限を表現する場合
海外でのショッピングや海外製品を買うと「消費期限(experation date)」や「賞味期限(best-before date)」が記載されていますが、その時が数字だけの場合はそれがアメリカ式かイギリス式か注意しましょう。
その商品はヨーロッパであれば基本的にイギリス式、アジアなどであればアメリカ式の可能性が高いです。
しかし、基本的には「月」は数字ではなく「略」で書くのが一般的です。
例
- Best by Sept 15 2020(賞味期限:2020年9月15日) ※「by」を使っているケースも多いです
- Expires on Sept 15 2020(消費期限:2020年9月15日) ※「expire(エクスパイヤー)」は「期限が切れる」という動詞です。
など。この場合は、カンマなどを記号は基本的に使わないことが多いです。
因みに「締め切り」は「Due date」と表現します。
誕生日の場合は?(Date of birth)
英会話でよく使うのが、誕生日ですよね。
これは、文語と口語によって使い分けることが多いです。
- フォーマルな表現(文語)
- My birthday is on the 4th of July.
- I was born on the 4th of July.
- カジュアルな表現(口語)
- My birthday is on July 4th.
- My birthday is July 4th.
- I was born on July 4th.
自分が何年に生まれたかを英会話で表現する場合、フォーマルな表現とカジュアルな表現を以下に示します。
- フォーマルな表現(文語)
- I was born on the 4th of July, 1990.
- I was born in the year 1990.
- カジュアルな表現(口語)
- My birthday is on July 4th, 1990.
- My birthday is July 4th, 1990.
- I was born on July 4th, 1990.
- I was born in 1990.
何年何月という英語の表現
英会話の中で、「何年何月に~した?」、「何年何月に~する?」という質問がありますね。欠かせない表現です。
答え方も英語ではどうするのでしょか?
実は、質問の場合は「When(いつ)」という疑問詞を使うだけでOKなんですね。下記がその例です。
質問の例
- When did you (do something)?
- 例: When did you graduate from university?
- When are you going to (do something)?
- 例: When are you going to start your new job?
- When will you (do something)?
- 例: When will you move to the new apartment?
いかがですか?質問の場合は簡単ですね。
しかし、それにこたえる場合は、次のような答え方がいくつかあります。
答え方の例
- I (did something) in (month) (year).
- 例: I graduated from university in June 2015.
- I’m going to (do something) in (month) (year).
- 例: I’m going to start my new job in September 2023.
- I will (do something) in (month) (year).
- 例: I will move to the new apartment in August 2023.
是非、参考にして英会話で活かしてみて下さい。
英語で基本の日付トレーニング(問題集やアプリも活用)
下記の日付をそれぞれアメリカ式とイギリス式、また英会話用とビジネス用で書いてみましょう。短縮形も使ってみて下さい。
それぞれカジュアルには4パターン、フォーマルには3パターンありましたが、どの書き方でもOKです。
これが書ければもう基本はOKです!
問題:1989年1月23日
(解答例)
1989年1月23日のカジュアル
1989年1月23日のフォーマル
- オンラインリソースやアプリ
- 英語学習アプリ(例: Duolingo, Anki, Babbel, Memrise)では、日付や時刻の読み方や書き方を学ぶことができます。これらのアプリは、繰り返し練習を通じて知識を定着させるのに役立ちます。
- 問題集や教材
- 英語の教科書や問題集(例: 英検対策用の教材)も日付や時刻の表現を学ぶ上で役立ちます。実際の英語の文章や例文を読んで、日付や時刻の表現を練習することができます。
- 映画やドラマでの学習
- 英語の映画やドラマを視聴して、日付や時刻の表現を耳にすることで、自然な英語表現を学ぶことができます。字幕を活用しながら、登場人物の日付や時刻に関する会話を注意深く聞くことで、理解を深めることができます。
- 日常生活での練習
- 実際に日常生活で英語で日付や時刻を表現してみることも、学習効果を高める方法です。例えば、スケジュールを英語で書いたり、友人や家族と英語で日付や時刻に関する会話を試みたりします。
これらの方法を組み合わせて学習することで、英語の日付や時刻の表現を効果的にマスターすることができます。
Chat GPTやGeminiなどのAI(人工知能)チャットサービスを使って「英語の日付の書き方」をマスターしよう!
しっかりと「英語の日付の書き方」を覚えるのに、人工知能(AI)のチャットサービスもおすすめです。
例えば、次のようなプロンプト(命令文)を入力するだけで、自分が書いた英語の日付の書き方が正しかったのかの確認、または先ほどのクイズのような問題をどんどん作ってくれます。
- 「アメリカ英語で、1979年12月30日を Dec.30th, 1989と書きましたが正しいですか?間違えの場合は正しい書き方を教えて下さい。」
- 「アメリカ英語、イギリス英語での日付の書き方をマスターしたいので、問題を10個下さい。」
など。
まさしく、会話をしながらお願いする感覚でOKです。
この人工知能(AI)のチャットサービスにより、このようなトレーニングが容易に可能になっています。この機会に試して下さい。
また、AIチャットサービスで有名なのが2つあります。
一つは「Chat GPT」です。OpenAIが2022年11月に公開した人工知能チャットボットであり、生成AIの一種で、無料版と有料版がありますが、確認やトレーニングは無料版で十分です。
また、もう一つはGoogleが提供する「Gemini」です。
Chat GPT、Geminiのどちらも素晴らしい機能を提供しており、自分に合ったチャットサービスをご活用下さい。アプリもあるので気軽にスマホやタブレットでも使えます。
まとめ:日記やノートなど日頃から英語の日付パターンに慣れるだけ!
メールで何かの写真を友人に送る時、ビジネスファイルを仕事仲間や取引先に渡す時など、ここでご紹介した日付の書き方は役に立ちます。
アメリカ式、イギリス式にするのかは、相手に合わせるのが通常ですが、先ずは自分がどちらかに固定するのかで続けた方がいいですね。相手も、そして自分も混乱しないようになります。
ちなみに、私は全てアメリカ式でフィックスしていますが、例えば、国際標準のISO 8601形式(例:1979-12-30)での記載の方が間違えは無いですね。
さあ、先ほどご紹介した方法にもありましたが、日記や予定表(スケジュール管理)などに、日本語表記ではなく英語で日付を書くとおしゃれですね。
ノートなどの片隅に「Date」や「日付」という表記があるはずです。
アメリカ式でもイギリス式でも、英語での日付の書き方を今日から試すことで、自然と癖が付いていくでしょう。
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