
なぜ、日本人の英語勉強法では全然上達できない人が溢れてしまうのでしょうか?
私が指導する生徒さんの中には、弁護士、医者、また、なんと学校の英語の先生もいらっしゃいます。
私が学生の時よりも絶対に英語のテストの点数はよかったはずです。
頭がいいのに英語が出来ない、聞けない、話せない・・・
不思議な現象ですよね。でも、これが事実です。
それは、何十年にもわたって、受験英語という間違った英語勉強法を繰り返しているからです。
本来、勉強すら一切必要ないのに・・・
言い方を変えれば、その固定概念さえ取り除き、正しい、そして本来の言語習得の流れに沿った英語の勉強法さえ実践すれば、「英語習得なんて簡単」ということです。
なぜなら、日本人は世界の言語でも難しいとされる日本語を習得しているからです。
FSIという米国の外務職員局の調査によると、日本語とアラビア語はカテゴリー5という最も難しい言語としてランキングされているくらいです。
私たち日本人は、ひらがな、カタカナ、漢字が存在する、その難しい日本語を簡単に使いこなしています。
日本語に比べ、英語は26アルファベットさえ把握していればいい、本来は英語勉強も習得が早いはずなのです。
実際、アジアのバイリンガル達は英語の勉強を日本人のようにしなくても簡単にマスターしていますし、だからこそ、世界共通語になっています。これは、紛れもない事実です。
それでは、英語が上達する人とそうでない人は何が違うのでしょうか?
また、何から英語の勉強を始めた方がいいのでしょうか?
ステップと期間を簡単に説明すると次のようになります。
- リエゾン・リダクション・1~10の発音トレーニング(英語の音素/発音・リズムが身につく) → 全期間共通・1日1分程度
- 数当てトレーニング(英語のリスニング能力を開花する) → 1日5分程度
- フラッシュバック法(英語の単語や表現を一気に覚えることができる) → 1日1~2英文(英単語数10~20/日を吸収する)
- 並べ替えトレーニング(英文法力が開花する) → 1日5英文程度でトレーニング
- オーバーラップ法(英語には欠かせない予測力が身につく) → 1日1~2英文(英単語数10~20/日を吸収する)
- 足し算つぶやきトレーニング(英語のスピーキング能力が開花する) → 1日1英文からスタート!
1日5分程度から気軽に始めること、また全期間で約6か月もあれば確実に、しかも独学(無料)であなたの英語が上達していきます。
そんな時に無料教材や無料アプリ、サイトなど活用できるものはどんどん活用します。
ここでは、なぜそれらのトレーニングが効果があるのか?を英語の勉強法で完全上達する人、上達しない人の9つの違いを説明しながら詳しくお伝えします。まずは、この9つの違いを知ることから正しい英語勉強法が始まります。
英語学習で上達に確実に導く勉強法は?独学でバイリンガルになれる?

誰でも英語をネイティブのように使いこなして、ペラペラ話せるようになったり、映画とかも字幕なしでみたいと思いますよね。
つまり、母国語が日本語の私たちからすれば、「バイリンガル」になりますね。
しかし、そもそも「バイリンガル」とはどういう人のことをいうのでしょうか?
周りの友人や同僚など、または芸能人でもバイリンガルと言われている人はいますが、海外に住んでいたことがあるからバイリンガルというわけではありません。
海外に住んでいても英語を話せない方は沢山います。
先ずは、バイリンガルとは?教育や2つの目指すレベルと勉強法・ツールを紹介の記事で、その定義やレベルなどを確認して、あなたが目指す英語力を確認してもいいですね。是非、ご参考下さい。
一般的に定義している「英語が出来る」とは、「完璧じゃなくても相手の意思を理解して、自分の意見を言える」というレベルです。
英語を話す人口は世界に20億人いると言われていますが、その2割程度がネイティブです。ようするに、約16億人はノンネイティブです。
つまり、トム・クルーズのようにネイティブのようなきれいな発音でペラペラに話せなくても、理解できなくても、「英語が出来る」状態になっている人はとても多いという事です。
この事実をまず念頭において下さい。「完璧は目指さない!」がポイントでもあります。
英語習得した方にアンケートで聞いてみた!どんな勉強法が効果的?
私の生徒さんで英語習得を達成した方に、2017年にアンケートをとったことがあるのですが、下記が効果的な勉強法だったと言っています。
英語習得者にとって効果的な勉強法は個人差がありますが、一般的には以下の勉強法が効果的とされています。
- リスニング(聴解)の練習:英語を話すことも大切ですが、リスニング力を高めることで、英語を自然なスピードで理解することができるようになります。
- 読解の練習:英語の文章を読み、理解する力を養います。また、新しい単語や表現を学ぶことができます。
- ディクテーションの練習:聞き取りが苦手な場合は、ディクテーションの練習をすることで耳を慣らし、聞き取り能力を向上させることができます。
- ネイティブスピーカーとの会話の練習:ネイティブスピーカーと英会話をすることで、リアルな英語の使い方を学ぶことができます。また、リスニングやスピーキングの練習にもなります。
とても一般的ですよね。
だれでも実践できそうですが、学習の順番がとても大切になってきます。
これについては後ほど詳しく解説します。
日本にいながら独学で英語は上達する!?
海外に行かなくても、英語がペラペラ話せて、バイリンガルのようになれるのか?
答えは「Yes」です。本記事にでご紹介する「言語習得の流れ」や英語のコツ、そしてこちらでご紹介する無料の英語学習ツールなどを使いこなすだけで、英語を確実に上達することが可能です。
日常英会話からビジネス英語まで幅広くカバーしています。
一番は「英語環境をより多く作る」ことです。
留学しなくても英語環境を作る方法はいくつかあります。スマホの設定を今すぐ英語にするなど、簡単な方法からスタートしてもいいでしょう。
以下はいくつかの例ですが、日本にいながらいくらでも英語環境にすることは可能です。
- 英語でコミュニケーションする機会を増やす:英語を話す機会を増やすことが重要です。英語を話す機会を増やすためには、英会話スクールに通う、英語を話せる友達を作る、英語で開催されるイベントに参加するなどがあります。また、オンラインでの英会話レッスンや、英語でのコミュニケーションを促すチャットアプリやSNSなども利用できます。
- 英語の本やニュースを読む:英語の本やニュースを読むことで、英語のリスニングとリーディング能力を向上させることができます。英語の本やニュースを読むことで、文法や表現力も向上させることができます。
- 英語の映画やドラマを観る:英語の映画やドラマを観ることで、英語のリスニング能力を向上させることができます。また、英語の映画やドラマを観ることで、文化や表現力を学ぶこともできます。
- 英語で書く:英語で日記やブログを書くことで、英語のライティング能力を向上させることができます。また、英語でのコミュニケーションに慣れることもできます。
留学しなければ英語は上手くならないというのは、色々なツールがある現代社会では特に言い訳になるのは分かりますね。
留学・ワーホリで英語は上達するのか?
上記の続きになりますが、留学やワーホリをしても英語が100%上達するわけではありません。
期間などにもよりますが、ほとんどの日本人の方が中途半端な英語力を身に付けているのが現状です。これは私の全ての著書にも書いている事実です。多くの英語指導者がこの現実を知っています。
しかし、異文化を触れることは大切なことですし、NGではありません。ただ、独学と同様に言語習得の流れに沿っていないと何年たっても英語をバイリンガルのように話せるようにはなりません。
しっかりと日本で独学で英語力をある程度付けてから海外に出るのをおすすめします。
英語が上達して海外への留学やワーホリを考える際は是非、下記の記事もご参考下さい。
苦手を克服するには毎日継続して英語に触れるのが一番の効果を発揮する
色々な勉強法がありますが、英語が苦手という方も初心者では多いでしょう。
でも、先ほど申し上げた、「英語環境」ではありませんが、少しでも毎日英語環にして、英語という言語に1日5分からでも触れることが一番の特効薬です。
英語を上達した方で、「週末だけまとめて勉強した」という方は存在しません。
最初は無理なく始めることがコツの1つでもあります。要するにスキマ時間を上手く活用することですね。
英語初心者が1日5分のスキマ時間を利用して英語に触れるために有効な方法はいくつかあります。
- Duolingo: Duolingoは無料の英語学習アプリで、ゲーム感覚で英語の基礎を学ぶことができます。1日5分程度でも効果的に学習することができます。
- TED Talks: TED Talksは英語で行われるトークセッションで、ビデオによって視聴することができます。1つのトークは通常5分から20分程度であり、英語で話されているため、英語のリスニング力向上に役立ちます。
- 音楽を聴く: 英語の歌詞を含む音楽を聴くことで、英語のリスニングとリズム感を同時に養うことができます。歌詞に目を通すことで、英語の表現や語彙を覚えることもできます。
- 映画やドラマを見る: 映画やドラマを見ることで、英語のリスニング力向上に役立ちます。字幕を付けることで、英語のリーディング力向上にも役立ちます。
- Flashcards: AnkiやQuizletなどのアプリを使用して、単語や表現を覚えることができます。毎日5分程度使うことで、徐々に英語の語彙力が向上します。
これらの方法を組み合わせて、1日5分程度でも英語に触れることができます。定期的に継続することが大切です。
上記の参考リンクやサイトは下記に記載しておきますので、是非英語の勉強という感覚ではなく、英に毎日触れるツールの1つとして活用してみて下さい。
- Duolingo: https://www.duolingo.com/
- TED Talks: https://www.ted.com/talks?language=en
- 音楽を聴く: Spotify (https://www.spotify.com/jp/), Apple Music (https://www.apple.com/jp/music/)
- 映画やドラマを見る: Netflix (https://www.netflix.com/jp/), Amazon Prime Video (https://www.amazon.co.jp/Amazon-Video)
- Flashcards: Anki (https://apps.ankiweb.net/), Quizlet (https://quizlet.com/)
社会人でもモチベーションを保つことで英語の勉強が楽しくなる
社会人でも英語の勉強を継続するためには、モチベーションを高く保つことが重要です。以下にいくつかのモチベーションを保つ方法を紹介します。
とにかく「飽きないこと」がとても大切になります。下記は参考例で、具体的なツールや方法は後ほど解説します。
- 目標を設定する:短期的な目標と長期的な目標を設定し、達成したときに自分自身を褒めることで、やる気を維持することができます。
- 興味を持つトピックを学ぶ:自分の興味のある分野について英語で学ぶことで、楽しみながら学習することができます。
- ストレスを減らす:ストレスを軽減するために、適度な運動や瞑想などを行い、心身の健康を維持することが大切です。
- 言語学習の友達を作る:一緒に学習する友達を作ることで、モチベーションを高く保つことができます。
- 多様なリソースを利用する:多様なリソースを利用して、興味深いコンテンツを見つけることで、英語学習に対する興味を維持することができます。
- 英語を日常生活に取り入れる:英語を日常生活に取り入れることで、学習の成果を実感することができます。例えば、英語で映画を見たり、外国人と交流を持ったりすることができます。
初心者が絶対にやっていはいけない間違ったNG英語勉強法とは?
巷には本当に多くの勉強法が存在します。実は、どれも間違った方法は無いんです。英語レベル、勉強のどのタイミングでそれらを取り入れるかがとても重要になります。
ここでは、英語初心者が絶対にやってはいけない方法をご紹介します。
単純な聞き流しのリスニング
英語初心者が単純な英語の聞き流しをしてしまうことは、英語学習にとってあまり効果的ではありません。以下にその理由をいくつか紹介します。
- 文脈が分からないため、正確な理解ができない:単純な英語の聞き流しは、文脈が分からず、単語やフレーズの意味が正確に理解できないため、誤った理解をしてしまうことがあります。
- スピードが速すぎるため、理解が追いつかない:単純な英語の聞き流しは、スピードが速すぎる場合があり、理解が追いつかないことがあります。
- 聞き流しの素材が難しすぎるため、ストレスがたまる:聞き流しの素材は、英語初心者には難しすぎる場合があり、ストレスを感じることがあります。
- 途中で飽きてしまい、継続できない:聞き流しは、単調であるため、途中で飽きてしまい、継続することができないことがあります。
- 自分自身の英語力を過大評価してしまい、学習効果が低い:聞き流しをすることで、聞こえてくる英語を理解しているつもりになり、自分自身の英語力を過大評価してしまい、学習効果が低いことがあります。
聞き流しがNGな大きな理由は他にも実はあります。その理由とリスニング力UPの方法は後ほど解説します。
単語をむやみやたらに覚える暗記
英語初心者が単語をドンドン覚えようとするのもNGです。以下がいくつかの理由です。
- 文脈を理解せず、単語の意味が正確に理解できない:単語をむやみに暗記する場合、文脈を理解せずに単語を覚えるため、その単語の意味が正確に理解できないことがあります。
- 単語を覚えたとしても、使い方が分からず使えない:単語を覚えるだけでは、その単語の使い方やニュアンスが分からないため、使い方が分からず使うことができない場合があります。
- 単語だけを覚えても、英語の文法や表現力が身につかない:英語を使う上で、単語だけを覚えても、英語の文法や表現力が身につかないため、コミュニケーション力が上がらない可能性があります。
- 単語のスペルを覚えても、発音が身につかない:単語のスペルを覚えても、発音が身につかないため、実際に英語で話すときに発音が違ってしまう場合があります。
- 大量の単語を一度に覚えようとすると、脳が疲れてしまう:大量の単語を一度に覚えようとすると、脳が疲れてしまうため、長期的に英語の学習を続けることができなくなる可能性があります。
これにプラスして一番重要なのが、単語をイメージできなくなる、です。これが英語習得に大きな弊害となります。これも後ほど詳しく説明します。
英文法をシッカリと理解すること
英語初心者にとって英文法を完全に理解することがNG(良くない)とされる理由は、次のようなものがあります。
- 話すことに集中できなくなる可能性がある: 英文法を学ぶことは、文法ルールや構文の構成要素など、複雑なルールを覚えることが必要です。しかし、実際に英語を話す場合、これらのルールを理解しているだけでは、自然な発話に必要な流暢さやスピードを出すことができない場合があります。そのため、文法にこだわりすぎてしまうと、話し手としてのスキルが制限される可能性があります。
- 自信を失う可能性がある: 英文法は非常に複雑で、英語の母語話者であっても完全に理解している人は少ないです。したがって、英語初心者が英文法を理解することを強く求められ、達成できなかった場合、自信を失う可能性があります。これにより、英語を話すことに自信を持つことができなくなり、逆に英語を学ぶ上での障害となってしまうことがあります。
- リスニングとスピーキングのスキルに欠ける: 英語を学ぶ際には、英文法の他に、リスニングとスピーキングのスキルも重要です。英文法にこだわりすぎると、リスニングとスピーキングのスキルが犠牲になることがあります。つまり、英文法の学習に時間を費やしすぎて、リスニングやスピーキングの練習ができなくなってしまう場合があります。
英語初心者が絶対に身に付けて、先ずはそれだけでいいという英文法は「文型」のみです。ようするに語順ですが、この習得方法も後ほど解説します。
リーディングの量を増やすこと
英語初心者がリーディングの量を増やすことがNGとされる理由は、以下のようなものが挙げられます。
- 未知の単語や表現が多すぎるため、読むことができない :英語初心者は、まだ英語の基礎的な単語や文法に不慣れであるため、リーディングで未知の単語や表現が多すぎると、読み取ることができずに意味が分からなくなってしまいます。
- 言語のルールや文脈を理解する能力が未熟であるため、誤った理解をしてしまう :英語初心者は、まだ言語のルールや文脈を理解する能力が未熟であるため、リーディングで誤った理解をしてしまうことがあります。例えば、単語の意味を誤解したり、文脈に沿った解釈ができなかったりすることがあります。
- リーディングに集中することができないため、疲れてしまう :英語初心者は、英語に慣れていないため、リーディングに集中することができず、集中力を維持することが難しいことがあります。その結果、疲れてしまい、英語学習に対するモチベーションが低下してしまうことがあります。
リーディングの量を増やすことは英語がある程度上達してきた段階です。要するに多読です。英字新聞や英語の記事、英語の小説などのリーディング自体は絶対に悪くないのですが、それを実践するタイミングがとても重要になります。
ライティングば今はやってはいけない勉強法
英語初心者がライティングは基本的にNGです。理由は次の通りです。
- 文法や表現力が不十分なため、誤った表現を習得してしまう可能性がある :英語初心者は、まだ文法や表現力が不十分な場合があり、ライティングを行うことで、誤った表現を習得してしまう可能性があります。また、自分で書いた文章を直接翻訳することが多く、英語独自の表現や構造を学ぶ機会が少なくなることがあります。
- リスニングやスピーキングに比べて時間がかかるため、学習効率が低い :ライティングには、文章を作るための知識と技術が必要であり、リスニングやスピーキングに比べて時間がかかる傾向があります。そのため、初心者がライティングに多くの時間を費やすと、リスニングやスピーキングのトレーニングをする時間が減り、学習効率が低下する可能性があります。
- ライティング能力が必要とされる段階になるまで時間がかかるため、モチベーションが低下する可能性がある :ライティングには、ある程度の英語能力が必要とされるため、初心者がライティングに取り組んでも、うまくできないことが多いです。そのため、初心者がライティングに取り組んでいる間に、モチベーションが低下してしまう可能性があります。
従来の英語勉強法は「英語知識」を増やしているだけ
では、何から英語を勉強すればいいのでしょうか?
英語の勉強は継続することが重要、どんな英語の勉強法が初心者にはNGなのはわかったけど、英語を勉強しよう!と思っても何から始めたらいいのか迷われている方が多いかと思います。
記事をご覧の方には中学生、高校生、大学生、社会人や主婦の方、無職の方など様々な方がいらっしゃいます。
また、現時点の英語レベルも初心者、中級者、上級者と様々です。
しかし、英語の勉強の仕方は基本は全く変わりません。
今までの英語の勉強の仕方は一旦忘れて下さい。
それがスタートです。
ここではおすすめの勉強法やアプリやサイトなど、色んな勉強の方法をご紹介しています。とにかく、楽しく、そして継続して正しい英語に触れることが大切です。
自分にあった英語の勉強の仕方を見つけてみてみましょう!どの勉強法も基本コンセプトと流れは同じです。
何から始める?英語の勉強法だけが特別というわけではない
そもそも、赤ちゃんから言語を習得していく中でどんな勉強法をしているのでしょうか?
まさか、赤ちゃんが文字や文法や語彙などをいきなり勉強したりなんて絶対にしないはずですよね。
言語を勉強するという感覚はなく、自然に母国語と慣れ親しみながら、聞き、話し、読み、書く能力を順序良く身につけていくはずです。
「言語習得の自然の流れ」
1.聞く → 2.話す → 3.読む → 4.書く
これは、私たち日本語でも全く同じです。
英語の勉強だから特別なわけではありません。全ての言語に共通することなんです。
よって、「何から英語の勉強を始めたらいいのか分からない」という方は、必ず「聞くことから始める」のです。
これが大きなコツです。
《下記の動画でも詳しくトレーニング内容を解説しています》
従来の日本の義務教育での英語の勉強の仕方は、「書くこと」から始まっていました。これが英語の勉強が苦手、辛い、挫折、など負の遺産を生み出していたのです。
また、「言語習得の自然な流れ」に乗り、効率的に英語上達するには「なりきる(妄想する)」というのも、もう一つの大きなコツとなります。
あなたはいきなり大人の英語を話そうとしていませんか?
それではいつまでたっても英語は上達しません!
日本人の英語勉強法は英語運用に直結していない
つまり、皆様が目にする、または過去に試した勉強法では、どれほど学んでも本来の言語(ここでは、英語という言語)を習得する土台となるものが出来上がっていないケースが多いのです。
これまでの英語勉強法というのは、実はただ英語の知識を増やしているだけで、本来の英語運用には直結しない状態のまま、時間と労力だけが過ぎ去っているということになるのです。
全てが書くことから始まった英語の勉強だったためです。
英語の勉強に必要な教材はYoutubeの映画・海外ドラマやアプリなど無料のもので十分!
英語の勉強をするのに準備するのは、分厚い参考書や問題集などは不要です。
値段が高い教材や参考書使わなければ、英語は習得できないと思っている方も多いはずです。
それは大きな間違えです。
これらを英語の勉強をする前に準備することが大切です。好きな映画や海外ドラマなど自由ですが、日常会話が多い、フルハウスやフレンズなどがおすすめです。
それが慣れてきた英語のニュースを活用して語彙力を増やしていくステップを踏むのもいいでしょう。その場合は、おすすめの英語ニュース|無料サイトやアプリなど7選と勉強法の記事を参考にしてみて下さい。
しかし、洋楽や歌は英語勉強の教材としては、現段階では向きません。これは映画などの聞き流しでも同様で効果がないので、特に初心者は無視して下さい。
理由としては、歌と実際の会話の英語のリズムが違う、また英語と日本語は根本的に語順が違うため、聞き流していてはいつまでたっても英語が上達しないためです。これは後ほどの勉強法にて解説します。
しかし、あるところのみに集中すれば例外があります。
それと、Youtubeなどの無料動画使う場合は、特に初心者は「リスニングと発音」のみのトレーニング動画に絞ってみて下さい。おすすめの動画と効果については、『Youtubeで英語を勉強する方法|正しい見分け方とおすすめ10動画』の記事をご参考下さい。
初心者や社会人はビジネス英語の勉強は一旦忘れて日常会話に集中!
初心者でも社会人の方は、どうしても英字新聞やビジネス英語を習得したいと焦って英語の勉強をしますが、多くの方は挫折します。
理由は簡単です。英語の基本が備わっていないのに、ハードルが高すぎるからです。
ビジネス英語|絶対に押さえておきたい8つのコツと勉強法にもあるように、ビジネス英語の勉強は日常会話と違って多少難しいです。
また、会話の全てがビジネス英語のようにフォーマルでは、友達同士との会話はおかしくなります。
英語の勉強を続けるためには目標設定も大切!
英語の勉強は楽しくない、辛い、など英語を過去に挫折した方は多いはずです。
しかし、それは受験が対象だったから・・・
そうではなく、自分自身に「なぜ、英語を習得したいのか?」というのを問いてみましょう。
- 海外旅行を楽しみたい!
- 映画を字幕なしで見たい!
- 海外の友達を作りたい!
などあるでしょう。それがモチベーションにつながります。
もちろん、TOEICや英検などの資格を取得して、社会人であれば、キャリアアップをするために英語を一から勉強したいという方もいらっしゃるはずです。
朝の通勤・通学時間に眠いのに、英語の勉強だからといって、一生懸命単語帳を開いて覚えても、何の役にも立ちません。辛いだけです。
やる気を起こして、飽きずに英語を勉強するには、「目標設定」と「楽しむ」というが大切なのです。
隙間時間を活用して英語を勉強する!
英語を楽しく勉強して上達するのに、初心者などという現時点の英語力、忙しくて時間がない社会人の方でも関係ありません。
少しの時間を活用して、しかも短期間で、英会話・発音・英文法・英単語・TOEICや英検対策など、全て習得可能です。TOEIC満点者おすすめのNHK英語講座と2つの勉強法でも解説しているように、無理なく、そして少しの時間を活用して、正しい方法で英語に触れることが大切です。それが英語勉強のコツです。
先ほどご紹介した無料サイトやアプリを隙間時間に活用するのもいいでしょう。
忙しい社会人の方は、英語の勉強|社会人が朝と夜のスキマ時間を使った8つの独学勉強法も参考にしてみて下さい。
「勉強時間=英語上達」ではありません。
次からの英語の勉強の仕方やコツも読んでいただくと、「なぜ今まで英語の勉強が苦痛に感じていたのか?」、「なぜ、全然英語が上達しなかったのか?」ということが解明されるはずです。
何から英語の勉強を始めたらいいのか?と迷っている方も、是非ご確認下さい。
悩み・目的・職業・レベル別の正しい英語の勉強法を実践する!
それでも、現時点で発音が不得意、リーディング力を身に付けたい、医療英語などを学びたい、などなど、ご自身の英語の悩みにどの英語の勉強法があっているのかわからない!という方もいらっしゃるでしょう。
マイスキ英語では多くの勉強法を紹介していますが、現時点での英語の悩み・目的・職業・レベル別での勉強法をまとめましたので、おすすめの英語の勉強|目的やレベル別などで選ぶ31種類の方法も参考にしてみて下さい。
年代別での英語の勉強法はある?
英語の勉強の流れ自体は職業、年代別など基本的に変わりません。
しかし、職業、仕事での立場などで時間的制限があるのは事実です。
だからこそ、ある程度の年代別でより効率よく英語の勉強を進めるという方法もあります。
例えば次のような立場の方たちと一般的な時間的、また精神的制限です。
- 主婦の方(全年代)・・・家事に追われて単に英語を勉強をする形のみで時間を割けない
- 20代・30代・・・仕事でキャリアアップしたい年代で仕事優先で英語の勉強は後回し
- 40代・・・管理職という立場で仕事のプレッシャーで英語の勉強に集中できない
- 50代・60代以上・・・義務教育の英語がとにかく染みついていて、日本語が十分に定着している
偏見ではないですが、大まかにこのような方が多いのではないでしょうか?
それでは次から、実際、どのような人が英語が上達するのか?その特徴や勉強法は何?というのを見ていきましょう!
英語の勉強法で確実に上達する人としない人9つの違いと目安の勉強時間
ここでご紹介する9つの違いを知るだけでも、正しい英語勉強法を実践できるようになり、無駄な時間と労力を使わずに最短距離(短期間)で英語習得への爆発的スピードを生み出せるようになります。
この機会に英語をマスターするためのコツ(リスニング、スピーキング、リーディング、ライティング)の全てを押さえておきましょう。
そうすることで、今後の英語の勉強の際に絶対に役立つはずです。
それぞれをしっかり見てみましょう。
確実に上達する英語勉強法1|「音と音のつながり」をマスター
まず、1つ目ですが、英語の独特な音のつながりをマスターしていることです。
そこには一定の法則が存在していて、この音のつながりが、日本人の英語の聞き取りを複雑にします。
例えば、「have him」という英語があります。
おそらく、日本人なら「ハブ・ヒム」と発音するのが一般的ですが、ネイティブスピーカーは?というとそのようには発音しません。たいていの場合は「ハビム」と発音します。
- 日本人の発音 →
- ネイティブの発音 →
ネイティブの発音は、himのhの部分が消えているんです。つまり、2つの単語がつながっているのです。
英語が苦手な日本人や正しい英語勉強法を実践しない人というのは、ここでhaveとhimの2つの単語で構成されているにもかかわらず、「ハビム」という1つの聞いたこともないような単語に聞こえているのです。
しかし、これはあくまで無数に存在する音と音のつながりの一例です。2つ、3つ、4つとつながる場合も多く存在します。
例えば、「out of it」という英語のフレーズであれば、「アウトビット」とあたかも一つの単語のように発音します。実際は3単語です。
しかも、どの英単語も中学1年の1学期に習うような簡単な単語ですが、全く、別の単語のように聞こえますよね?
実は、こうした英語特有のつながった音につまずいてしまう日本人がもの凄く多いのが現状です。
なぜなら、受験英語では絶対このような「音と音のつながり」は教えないからです。
ましてや、英語の教師ですら知らないケースも多いようですが、英語の勉強法で完全上達している人というのは、この音のつながりを把握しています(これは話す時も全く同じ)。
また、英会話では欠かせない「want to + 動詞」で「~したい」という表現ですが、これもあたかも一つの単語のように「ウォントゥー」という英語の音になります。
恐らく多くの日本人は、「ウォント・トゥー」と2つの単語で区切って発音するのではないでしょうか?
ネイティブは決してそのような発音はしません。これが音が落ちてつながる「リンキング(リエゾン)」や「リダクション」という英語のごく普通の発音になります。
これは、次の「英語独特のリズム」にも通じるのですが、「音と音のつながり」は実際に英語の発音とリスニングにも同時に大変役立ちます。
次にはリスニング(聞くこと)を実践してもらうのですが、「リンキング(リエゾン)」や「リダクション」のトレーニングは実際の会話のトレーニングではなく、あくまで音と音のつながりをマスターするものですので、並行していつの時でも実践しましょう!
※※※勉強時間の目安:1日1分程度※※※
確実に上達する英語勉強法2|英語独特のリズム
多くの”英語が出来ると思っている”ビジネスマンの一例です。
あるビジネス会議の場で、単語もたくさん知っていて、同僚からも英語が出来ると信じられていた一人のビジネスマンの彼が話す英語は、他の人々に全く通じません。
彼が話す英語がネイティブに通じない理由は何なのか?
それは、彼に語彙力がなかったわけではありません。自信もありました。
要は、正しい勉強法に足りないのは、「英語独特のリズム感」です。
もちろん、単語の発音にも多少の問題はあったでしょう。しかし、それ以上に、彼の話す英語には、英語特有のリズム感がなかったということです。
リズム感とは?という疑問が出るかもしれませんが、それを「周波数」で簡単に説明させて頂きます。
- 英語の周波数 - 2,000~12,000ヘルツ
- 日本語の周波数- 100~1,500ヘルツ
と言われています。
つまり周波数上は、英語と日本語は全く交わることがありません。これでは、いつまでたっても「英語のリズム」を分からないですよね。英語が雑音やめちゃくちゃ早い言語にしか聞こえないはずです。
つまり、リズム感の欠如した彼の英語は、ネイティブに聞き取ってもらうのに不十分だったのです。
日本語の周波数帯で話していたのだから不思議ではありませんよね。
これは、英語を聞く際でも同様だということです。英語独特の周波数帯を身につけるコツを知る必要があるのです。
先ほどの「音と音のつながり」は2、3単語の英語のリズムとなるのですが、ここでは英文の最初から最後まで一英文の英語独特のリズムを体に染み込ませる必要があります。
英語は抑揚があり、日本語は一遍調子とよく言われますが、この違いが相手に通じない英語となっているのです。
日本人が話す英語は聞けるけど、ネイティブの英語は聞こえにくというにはこの違いが原因なのです。
この英語独特の感覚やリズムは、正しいリスニング方法で身に付けることができます。
特に数当てトレーニングというのは英語独特のリズムを身に付けるのに一番効率が良い方法です。
※※※勉強時間の目安:1日5分程度※※※
確実に上達する英語勉強法3|絶対に英語は聞き流さない
多くの日本人が、「聞き流しを続けていると、何となく上達している気がするんですけ・・・」という方がいらっしゃいます。
なぜ、何となく聞き取れるような気がするか?
それは、簡単です。それは、中学校などで勉強した英単語を、ある程度知っているからです。
例えば、「I」「YOU」など、日本の中学生なら誰もが知っている英単語が部分、部分に登場するため、聞き流すだけでも、何となく聞き取れたような気がしてしまう、たったそれだけの暗示にすぎません。
英語独特のリズムのところでも解説しているように、しっかりと意識的なリスニングをする必要があります。
しかし、寝る前や通勤・通学中に聞き流しで英語が上手くなれるのであれば夢のような方法ですよね。
聞き流しが英語の勉強に有効になるのは、そのタイミングです。そのタイミング次第で聞き流しが有効になります。
それはしっかりと英語の音を掴むことを意識的にトレーニングした後です。
確実に上達する英語勉強法4|英語をイメージでとらえる
義務教育式の英語勉強法に慣れている日本人は、残念ながら文字から英語の勉強を始めてしまったため、英語を何でも和訳しようとする癖がすでに身についてしまっています。
この悪い癖を取り除けば、「英語を英語でとらえる」というイメージ感覚が自然に身に付いてきます。
例えば、日本語で「疲れた」という言葉を聞いた時、あなたの脳にはどのような反応が起こっているのか、ちょっと検証してみましょう。
「疲れた」と聞いた時のイメージ例
- 「ソファーにうたた寝をしている」
- 「うなだれている」
- 「眠そうにしている」
これは各個人によって異なりますが、いずれにしても、脳の中には上記のような「疲れたイメージの画像」が無意識に浮かんでいるはずではないでしょうか?
下記の画像がその一例です。
つまり、日本語で文字情報の「疲れた」という言葉は頭に一切浮かんでこず、単なるイメージだけですよね。
これは、英語でも同様で、「She is tired」という英語を聞いた時に、文字情報化と和訳をせずにイメージ化(映像化)すればいいだけなのです。
この癖付けが、日本語が全く頭に浮かばない、英語を英語として理解する上では大事なコツとなります。
この方法はリスニングやスピーキング、またリーディングやライティングの時にものすごく効果を発揮します。
英語を瞬時に理解する、ペラペラ話すには欠かせない方法です。
この感覚をつかんだ瞬間に英語の表現がドンドン吸収できるようになります。しかも、暗記のようにすぐに忘れない能力も簡単に身に付けることができます。
ちょっとコツが掴めないという方は、リスニングをしながらイメージをする感覚を身に付けることも可能です。
ご自身が好きなドラマや映画をリラックスしながらこのイメージ化を体感してみましょう!英語リスニング|映画・海外ドラマが字幕なしで分かる!2つの勉強法を参考にしてみて下さい。
※※※勉強時間の目安:1日1~2英文程度(約5分間)※※※
確実に上達する英語勉強法5|リスニングの前段階で「音素」を把握する
日本人はリスニングが苦手な方も多くいらっしゃいますが、英語のリスニングが出来る人というのは、英語の音素自体をしっかり把握しています。
これはいわゆる、あなたが思っている「英語のリスニング力」とは大きくコンセプトが異なります。
従来のリスニング力とは「英語を聞き取り、理解することができる能力」ですが、本来のリスニング能力とは、あくまで「英語の音の違いを聞き取ることができる能力」のことを指します。
英語の意味や理解は必要なく、英語の音を聞きとれる能力の事です。
例えば、日本人に不得意な音(発音)が大きく分けて、4つあります(R、TH、F、Vの音)。先ずはこの4つをしっかりと聞き分ける必要があります。
これも言語習得の流れで大変重要な工程です。それができない日本人は、英語周波数と同様に、英語が早く聞こえたり、聞こえない英語だらけになってしまいます。
実は、英語で1~10を数えるだけで英語の音素を簡単に把握できる方法です。
日本人が不得意な音の習得も、リンキング(リエゾン)とリダクションのトレーニングと同時に実践しましょう!
※※※勉強時間の目安:1日1分程度※※※
確実に上達する英語勉強法6|サイレント・ピリオドを作る
前述通り、ほとんどの人は英会話スクールに通っても、留学しても英語を完全にマスターすることができません。
年間に100万円かけている方もいて、本当に驚いてしまうほどです。しかも上達しないのですから、2度以上の苦しみになっています。
多額の費用を投資しても、なぜ上達しないのか?
英会話スクールも留学も英語習得サイクル上、決定的な弱点があるからです。それは、インプット(聞く)とアウトプット(話す)を同時に行う点。
赤ちゃんが言語を習得する際には、必ず「言語をしゃべらない期間」が存在しますよね?
この期間を言語学では、「サイレント・ピリオド」と言っています。
例えば、赤ちゃんは生まれてすぐに「お父さん」「お母さん」などとは言いません。一定の沈黙期間、つまり言語をインプットする期間を経て、次第にアウトプット(=発語)をするようになります。これが、言語習得における自然な流れとなります。
意識しなければならないのは、インプットとアウトプットを切り離すこと。
つまり、インプットを行った後、「一定の沈黙期間」=「サイレント・ピリオド」を意図的に作ることとなります。
「話すまでの順序」
インプット(英語を聞く) → サイレント・ピリオド → アウトプット(英語を話す)という順序が必ず必要になります。
これは、絶対的な流れで、英語が出来る人はこのサイレント・ピリオドの重要性をちゃんと認識していますし、その工程を経ています。
要するに、リスニングとスピーキングを同時に習得はできないですし、必ず聞くことをしっかり習得した後に、英会話教室、オンライン英会話や留学などいいのです。
同時に進行している発音(音素)の習得はあくまで、赤ちゃんが一生懸命言語を習得して言葉にしようとしている段階だと思って下さい。
「I wish I could speak English well.」、「I want to play video games with you.」、「Nice to see you.」などの英文は決して現段階では必要ないということです。
確実に上達する英語勉強法7|英語の「語順感覚」をマスター
はっきり言って、英語を上達させるのに、わざわざ「英文法」を勉強する必要はありません。
その証拠に、、
- あなたは習得した日本語の文法を外国人に今すぐ説明できますか?
- あなたは日本語の文法をどの程度知っていますか?
- あなたは日本語の文法について、どのくらい勉強しましたか?
- 日本語で話している時に、日本語の文法が頭に浮かびますか?
おそらく、専門家でない限り、ほとんどの日本人が日本語の文法を説明できないはずです。
それでも、しっかり日本語をマスターしています。
言語の基礎、つまり文法は「語順」であり、語順感覚を身につけさえすれば、何も「受動態が云々、前置詞、副詞が何々」といった、難しい用語を覚える必要は決してありません。
ほとんどの人が英語の言語研究をして、論文を出すわけではないですよね?
だから、英文法の勉強は一切必要ありません。それでも、ちゃんとした英語を聞けるし、話せるし、読めるし、書けるようにもなるものなのです。
※※※勉強時間の目安:1日5英文程度(約5~10分間)※※※
先ほどのサイレントピリオドの段階で、ネイティブの子供が感覚で何かを発しようとしている現象だと思って下さい。
それが語順感覚の習得になります。英語の語順を身に付けるトレーニングがどうしても必要になります。これもサイレントピリオドの1つの工程です。
確実に上達する英語勉強法8|英語の文章全体を素早く理解するスキルを得ること
ここで、『英語を読む(リーディング)』という能力も見てみましょう。
今までの英語の勉強法では、「長文読解」というと、おそらく辞書を片手に、分からない単語が出てくるたびに調べてはノートに書きとめ、地道に和訳する作業を繰り返していたのではないでしょうか?
おそらく「長文読解」と聞いただけで、頭が痛くなる人も多いかもしれません。
よって、単語よりも文章を読んで即イメージ化するコツが不可欠なのです。
脳の中に英語の文章全体を素早く理解できる状態を作っておく必要があります。
たとえ新しい表現に出会ったとしても、文章を予測する能力が身についているのです。ちゃんとしたステップを踏めばそれだけで、能力というかっこいいものではなく、単なる英語掴むコツにすぎないのです。
また社会人の方であれば、いつかスラスラと英字新聞などを読んでみたい!という方も多いでしょう。
おすすめの英字新聞|レベル別で初心者も上達!5つの勉強法とコツの記事でも、初心者の方でも英字新聞を読めるコツや勉強法を解説しているので参考にしてみて下さい。
子供が絵本を見ながら、全ては理解していないけど何かしら予測している感覚です。リーディング能力を向上させるための、英字新聞以外の無料教材などについては、英語のリーディング|4つのコツや練習・勉強方法や無料アプリなどの記事も参考にしてみて下さい。
※※※勉強時間の目安:1日10~20英単語程度(約10分間)※※※
また、リーディングする時に「音読」もおすすめしています。発音などアウトプットにつながるので、英語の音読|5つのやり方とコツ・おおすすめ教材や無料アプリなどを参考にして是非お試しください。
確実に上達する英語勉強法9|英語で「ものごとを説明する力」をマスター
最後は英語のアウトプット(英語を話す)のスキルです。
英語をしゃべる能力とは、基本的に「ものごとを説明する力」です。
例えば、日本語で「駅って何ですか?」と聞かれたとしましょう。おそらくあなたは「電車が止まるところです」という具合に、自分なりの説明ができるはずです。
どうしてこうした答え方ができるのかというと、それはあなたに日本語の基礎能力、つまり「ものごとを説明する力」が備わっているからです。
ですから、「英語でものごとを説明する力」がなければ、英語をしゃべるとは言えないのです。その能力こそが、英語を話す力となっていきます。日本語を習得したように、英語でも同じ流れでそのコツを知るだけで、簡単に説明力が身に付いていきます。
そして、ようやくこの「ものごとを説明する力」を付けてきたところで、実際にネイティブと会話をすることをおすすめしています。
英語を勉強したいからといって、すぐにアウトプット(話す)をするのはNGです。英語の音を掴むこと(リスニング)や語順感覚(英文法の基礎)が備わっていな段階での会話は挫折となります。
※※※勉強時間の目安:1日1英文程度からスタート(約5秒程度)※※※
また、Skypeなどを使ったオンライン英会話、英会話カフェやTOEIC満点者おすすめ!初心者や社会人に最適な5つの英会話教室で紹介している英会話教室などを利用するのをお勧めしています。
無料体験を実施しているサービスも多いので、先ずは気軽にアウトプットを試してみましょう!
また、日記を書くという習慣と同様に、英語のライティングも最後には欠かせない英語の能力(アウトプット)です。
更に英語力をUPする勉強(ライティング)をしたいという方は、英語のライティングが上達する!8つのコツや書き方と勉強法の記事も参考にしてみて下さい。
英語の勉強に効果的な教材・アプリ・サイト一覧/英語力チェックツールなど
これまで数々の方法を紹介しましたが、ここではそれらの方法と並行して使える、リスニング、発音、英文法、英単語、スピーキング、リーディングなどでおすすめ、特に今すぐにでもスマホにダウンロードして勉強ができる無料アプリをピックアップしてご案内します。
しかし、その他の教材・動画などを含むその全ては英語勉強|英検1級・TOEIC満点者おすすめのアプリ・教材35選にもまとめていますので、今日からでも英語の勉強に活かしてみて下さい。
また、現時点の英語力をチェックしておくのも大切です。
現時点の自分の英語力を無料でチェックしてみよう!
しかし、英語勉強の流れはどのレベルでも同じで、聞くことから始めるのですが、現時点のレベルを知ることで、リスニングは少しにして、英文法や英単語を覚えることに時間を割いた方がいいかな?などの指標にもなります。
ここでお勧めするのは2つの英語チェックツール(サイト)です。
NHKテキスト・英語力測定テスト2020
NHKが最適なテキストを選ぶのに無料で提供しているテストですが、たった15問で現時点のレベルを確認できます。
基礎レベル・応用レベルと別れており、内容は次の流れです。
- 文法
- 会話・表現
- リスニング
という流れです。
参考サイト:NHKテキスト・英語力測定テスト2020
Cambridge Assessment English
ケンブリッジ大学英語検定機構が提供している英語レベルチェックのツールです。
一般人・社会人向けと、中学生向けの2つがあります。
レベル別の試験をおすすめするものですが、英語力を確認するには十分です。
ケンブリッジ大学英語検定機構が実施している「Cambridge English」という英語試験は、TOEFLとは別に全国20,000以上の大学、入国ビザの申請、留学、海外での就職の指標として採用されており、認知度もとても高いです。
2つとも受けてどれくらい正解しているか?をトライしてみましょう。
中学生、高校生、大学生、社会人のどなたでも無料でチェックできます。
参考サイト:Cambridge Assessment English
厳選!リスニングにおすすめの無料アプリ・教材
まずは、リスニングにおすすめの教材をご紹介しますが、初級レベルと中・上級レベルで分けています。
初級レベル
まずは英語のリスニングに慣れるいみでも、1万本以上の1分程度の動画をいつでも無料で視聴できる「イングリッシュセントラル」がおすすめです。
中級・上級レベル(ビジネス英語)
中級・上級レベルになるとビジネス英語は欠かせません。
特にTOEICに直結するアプリなどが一石二鳥です。
そんな方のリスニングにおすすめなのが、「TOEIC presents English Upgrader」という公式アプリです。
また、英語のニュースもおすすめです。
たくさんある中でも「NHKワールド-Japan」がまずはいいでしょう。
サイトURL: http://www.nhk.or.jp/snsenglish/
無料アプリは下記となります。
通勤・通学中にも気軽にトライできるものです。
参考:英語リスニング教材|厳選!9つのおすすめ無料アプリ・サイト・動画
厳選!発音・スピーキングにおすすめの無料アプリ・教材
発音が上手くできているのか?をチェックしてくれるなどの簡単なアプリを活用するのがいいでしょう。
もちろん、発音を矯正しながらスピーキング力も同時にマスターすることができます。
それぞれの苦手な発音の分野で活用するといいでしょう。
- 中学レベルの英単語の発音チェック(iOS):発音博士
- 簡単な英単語と文章の発音チェック(android):発音チェック
- 発音のルールを習得する:英語発音速成攻略 ※iOS/android
- 日本人が不得意な発音を集中矯正する:英語発音矯正 ※iOS/android
- 発音とイントネーションも習得する:英語発音ドリルAtoZ ※iOS/android
参考:英語の発音|無料で練習!8つの人気おすすめアプリ・サイトで上達
厳選!英文法におすすめの無料アプリ・教材
英文法が苦手!という方のために英単語なども身に付けながらできるとても効率のいい無料アプリをご紹介します。初心者には特におすすめです。
参考:英文法を習得|おすすめ無料アプリ・サイト・問題練習・参考書7選
厳選!英単語を覚える・リーディングにもおすすめの無料アプリ・教材
初心者(英会話)とビジネス向けの英単語に分けておすすめの無料アプリをご紹介します。
特に、下記で紹介する「ざっくり英語ニュース!StudyNow」はリーディングが苦手な方には特におすすめです。
TOEICテストによく出る英単語を覚えたい方は、リスニングでも紹介した「TOEIC presents English Upgrader」という公式アプリです。
ビジネス英語のリーディングにもチャレンジすることができます。
参考:英単語・英単語帳|おすすめ無料アプリ4選と参考サイト・勉強法
英語を勉強するのに効果的なノートの使い方
英語の勉強にはノートは欠かせません。
でも、単語を反復作業のように暗記のために使うノートではありません。楽しく英語勉強を続けて、そして効果を実感できるためのノートだと思って下さい。
分からない表現ことを常にノートに書く(おすすめのポケットノート)
自分の身の回りで分からない単語を後で調べるためにメモしておくことはとても大切です。その単語は自分に関係する単語で、英会話にも活かせるからです。
ふと「この英語は?」と思った時に、気軽にメモできるのがあるといいですね。下記がそのおすすめの手軽に持ち運べるポケットノートです。
- 「KOKUYO キャンパスダブルリングノート」:B6サイズで持ち運びに便利なサイズです。リング式でページを追加することができ、使いやすさが魅力です。
- 「リーガルノート」:A7サイズの小さなノートで、持ち運びに最適です。シンプルなデザインで使いやすく、手帳代わりにもなります。
- 「MUJI 無印良品ノート」:A6サイズでコンパクトなサイズ感です。シンプルなデザインで、使い勝手がよくコストパフォーマンスも高いため、英語学習者にはおすすめです。
アプリのノートを使うとさらに便利!
もちろん、ノート自体を持ち運ぶのは不便と思われる方も多いでしょう。そんな方にスマホなどのアプリでメモ書きするためのおすすめのアプリをご紹介します。
- Evernote:ノートを作成し、編集、整理することができます。また、ノートを同期することができるため、スマートフォンやタブレットなど複数の端末で利用することができます。
- Google Keep:簡単にノートを作成することができ、リマインダー機能やチェックリスト機能も備えています。また、Googleアカウントとの連携ができるため、スマートフォンやPCで利用することができます。
- Microsoft OneNote:ノートブックを作成し、ノートを整理することができます。また、テキスト、写真、音声、動画などのメディアを含めることができ、手書き入力にも対応しています。
仕上げはシッカリと英会話の量をたくさん増やすこと!おすすめの英会話教室(オンラインなど)
英語をある程度習得してきたら、多聴、多読と同様に、より多く英語の会話を実践することがとても大切になります。
英語を英語で考えて発言するという量を増やすことで、更に英語が上達していきます。英語学習としての「会話の量」を増やすという勉強法は欠かせません。
アメリカ英語とイギリス英語のどちらを学びたい?
英語には「イギリス英語」と「アメリカ英語」の2種類に分けられますが、あなたが習得したい英語はどちらかを決めた方がいいですが、現時点でノンネイティブの方、またビジネスの世界でも多いのが「アメリカ英語」です。
初心者がまず習得するのは「アメリカ英語」のアクセントや発音、単語などをおすすめしています。
- アメリカ英語は国際的に広く使われている アメリカ英語は、世界中で最も広く使用されている英語の一つです。アメリカの影響力の大きさから、アメリカ英語が国際的に広く認知され、使用されています。
- より簡単に理解できる イギリス英語はアメリカ英語に比べ、独特な発音や表現が多くあります。初心者にとっては、アメリカ英語の方がより簡単に理解できる場合があります。
- アメリカ英語は多様な文化にアクセスできる アメリカ英語は、多様な文化的背景を持つ人々が使うことができる言語です。アメリカの文化的多様性から、アメリカ英語を習得することで、より多様な文化にアクセスすることができます。
初心者におすすめの英会話教室やオンライン英会話
英語が楽しくなってきた、また英語のリスニングもある程度付いてきたなら英会話の環境を作ることはとても大切ですね。その一つとして英会話スクールはその方法の1つです。
英語初心者におすすめの学校をいくつかご紹介します。
- イーオン英会話 :https://www.aeonet.jp/ :イーオン英会話は日本国内に多数の教室を持ち、初心者から上級者まで幅広いレベルに対応しています。また、教材やカリキュラムも充実しており、自分に合った学び方ができます。
- ネイティブキャンプ:https://nativecamp.net/ :ネイティブキャンプは、オンライン英会話サービスであり、24時間いつでも受講が可能です。また、講師は全員ネイティブスピーカーであるため、正しい英語の発音や表現を学ぶことができます。
- ロゼッタストーン:https://www.rosettastone.jp/ :ロゼッタストーンは、世界中で愛用されている英語学習ソフトです。自分のペースで学ぶことができ、リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの4つのスキルをバランスよく学ぶことができます。
- ウィリアムズ英会話:https://www.williamz.co.jp/ :ウィリアムズ英会話は、楽しく学ぶことができるカリキュラムが充実しています。また、グループレッスンやマンツーマンレッスン、または自分で学習するオンラインレッスンまで、選択肢が豊富です。
- ベルリッツ:https://www.berlitz.co.jp/ :ベルリッツは、世界各国に教室を持つ老舗の英会話学校です。カリキュラムも充実しており、初心者から上級者まで幅広いレベルに対応し
スキマ時間は必ず日記や独り言トレーニングを忘れないこと!
オンラン英会話でも1日30分程度ですが、その他の時間をどのように有効に活かすかが話す量を増やすポイントになりますね。
海外留学じゃなくても自分を英語環境に置いて英語を上達させるにはそのような実際に相手と英会話を実践する以外の時間がとても大切になってきます。
その中でとても大切なのが「独り言トレーニング」です。自分の感情や、自分が目にする目の周りの状況や情景を独り言で英語でブツブツ表現するという英語勉強法です。
このやり方とコツは、『英語の勉強|「独り言」の効果は絶大!4つの正しいやり方とコツなど』の記事を参考にしてみて下さい。
日常会話に慣れてきたらビジネス英語にも挑戦してみよう!
次のステップとしてはビジネス英会話などになりますね。
英語の基本は変わりませんが、使う表現などが日常会話と多少異なります。もちろん、英字新聞やニュースなど見る、TOEICなどのビジネス英語の試験を受けるなど方法はあるかと思いますが、下記はビジネス英語に特化したスクールとなります。参考にしてみて下さい。
- ECC外語学院 :https://www.ecc.co.jp/business/ : ECC外語学院は、ビジネス英会話に特化したカリキュラムを提供しており、業界のニーズに合わせたトレーニングができることが魅力です。また、日本全国に拠点を持っているため、通いやすさもポイントです。
- ニューヨーク・アカデミー・オブ・ランゲージ・アート&テクノロジー(NYALAT) :https://www.nyalat.com/ : NYALATは、ニューヨーク市に本部を置く英会話スクールで、ビジネス英会話に力を入れています。ビジネスシーンで必要とされる英語表現やマナーを学べるカリキュラムが充実しており、アメリカ発祥の英会話スクールならではのネイティブ講師による授業が特徴です。
- バーチャル英会話レッスン「シェアリングランゲージ」 :https://www.sharinglanguage.com/ : シェアリングランゲージは、オンラインでビジネス英会話のレッスンが受けられるスクールです。リアルタイムでネイティブ講師との英会話ができるため、時間や場所に制約を受けずに学ぶことができます。また、ビジネス英会話だけでなく、海外旅行や日常会話の英会話レッスンも受けられるため、幅広いニーズに対応しています。
まとめ:正しい英語勉強法とは各英語要素のコツを知って実践すること
以上が、英語の勉強法で完全上達する人、しない人の違いとコツとなります。
まずは誤った英語勉強や教育法を脱却し、本来の意味での言語習得の流れに沿って、英語の基礎を作ることが重要です。
一番の近道が、これらのコツを知って実践するだけですし、これが英語の全ての基礎となります。
基礎がないために、いったい、どれだけの人が英語習得をあきらめたことか。
スポーツでも何でもそうですが、基礎ができていなければ、いくら一生懸命練習しても無駄です。逆に基礎さえしっかりしていれば、練習したことが加速度的に身につくようになります。
そのためにも、効果のある正しい英語習得法を実践しましょう。
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