著者 : 藤永 丈司

◆上智大学比較文化学部卒(現:国際教養学部)
◆初受験でTOEIC990(満点)、英検1級、小学校英語指導者資格
◆ニンテンドー3DS TOEIC「超速」プログラム・スペシャルアドバイザー
◆日経HR「英語コミュニケーション in Business」特別講師(2017年8月~)
◆日経メディカル「医師のためのDailyイングリッシュ」特別講師(2019年10月~)
◆公式動画チャンネル:マイスキ英語【たった3分で奇跡を起こす!】(2020年2月~)

タップして詳しいプロフィールを見る

著者自身の受験英語への疑問や登校拒否といった苦い体験や、10年以上にわたる海外生活から、外国人の英語習得の早さと相対する日本人の遅さの違いを同時に徹底的に解読・研究を繰り返すことで、日本人へ「英語回路」を植え付ける仕組みを解明。


◆活動 - 芸能人 への個別指導、英会話・ TOEIC講座、企業研修、小学生を中心に 各地でボランティア英語指導など。


藤永の著者・監修した商品

◆著書に「なぜ、留学生の99%は英語ができないのか?」など多数(シリーズ累計10万部以上)

2016年に甚大な被害をもたらした「熊本地震」への復興活動の一環として、『マイスキ英語(代表:藤永丈司)』は、同年7月より、Jリーグ所属のロアッソ熊本のスポンサーカンパニーとして協賛しております。

偏差値40から独学でTOEIC満点を取得した英語勉強法

のべ50,016がこの記事を参考にしています!

あなたは次のような悩みがありませんか?

  • いくら勉強しても全然上達しない
  • 英語の勉強が全然続かない
  • 英語への苦手意識が取れない
  • 言いたいことが英語で言葉にできない
  • 忙しくて英語を勉強する時間がない
  • ネイティブの音が全然聞き取れない
  • 英単語の暗記が苦痛
  • 英文法が嫌い
  • TOEICの点数が上がらない
  • 英語の試験が全然ダメ

など、英語を勉強したくても英語に対するアレルギーがある方が多いのが事実です。

それは、あなただけの問題でもなく、例外なく私も全く同じでした。

いくら英語が苦手でも、「海外旅行を楽しみたい!」、「海外の映画を字幕なしで見たい!」、「キャリアップして英語を使ってバリバリ活躍したい!」、「TOEICで高得点を取って国際部門に配置されたい!」など、英語を習得した後の目標などがあるはずです。

しかし、英語を習得して、英会話を問題なくこなす自分をイメージするのですが、それに辿り着くまでの勉強の仕方に困っているのではないでしょうか。

私も、海外への憧れはあったのですが、何をどう勉強したらいいのか分からず、英語が全然伸びませんでした。

そんな私が、短期間で、独学で英検1級・TOEIC満点(990)を一発取得した基本的な勉強法とアドバイスをご紹介します。約10分ほどで読むことができるので、初心者でもあなたのこれからの英語学習の指針にしてみて下さい。また、最後にはこれからの英語力UPや仕事には欠かせない「TOEICの独学勉強法」をご紹介します。せっかく勉強するのですから、自己満足の英語力ではなく点数としてシッカリと評価してもらいましょう!

目次:

1.私が時間を無駄にした間違った英語勉強法
2.たった1か月で劇的に私の英語力を変えた勉強法
・リスニングやリーディングで英語が分かる!「予測」勉強法
・英語を話すのも楽しい!「足し算つぶやき」勉強法
3.英検1級・TOEIC満点者が毎日続けている英語勉強法
・英語耳を鍛えて維持するための「数当て」勉強法
・英語を英語で捉える力を身に付ける「英英辞書」勉強法
4.正しい英語の勉強法は単純だけど初心者にも効果がある!
5.忙しい社会人がTOEICを独学で勉強して高得点を取るのは無理?
・目標設定|何点を目指す?
・初心者が準備すべきおすすめの参考書・アプリは?
・初心者は何から始める?
・独学での勉強スケジュールはどうする?
・TOEICリスニング対策
・TOEIC英文法対策
・TOEICリーディング対策
まとめ:独学のTOEIC対策だけでは英語力に限界がくる!

1.私が時間を無駄にした間違った英語勉強法

AIスピークバディ英会話_画像

私が英語を習得するぞ!と一念発起して先ず取り組んだのが、「単語の暗記」でした。

単語さえ覚えれば、「リスニング」、「リーディング」、「ライティング」、ましてや英会話の力も取得できる近道だ!と思ったからです。

いわゆる、単語帳というのを作り、それにひたすら単語、和訳を書いて受験生のようにひたすら単語を覚えようとしました。「1日50単語を覚えるぞ!」とちゃんと目標を立てたのですが、全く頭に入ってこない!

次の日には忘れている、という現象の連続でした。

同時に実践したのが、「NHKの英語吹き替え」で、リスニング力を身に付けようと思ったのです。また、NHKとは別に当時放送されていた「フルハウス」という30分ぐらいの「海外ドラマ」も必死に見ていました。

単語帳で英語に触れているにも関わらず、何をいっているのかチンプンカンプンだったのを鮮明に覚えています。何の言語?と思ったくらいです。

それでも諦めず、「単語力が足りないんだ!」と思って、図書館に行って「英字新聞」を英和辞書片手に必死に意味を調べていました。

それで、受験生が手に取るような問題集を解いたり、NHKやドラマを何度聞いても全く英語力は付いていませんでした。

じゃあ、それなら「英文法」をやろう!とやけくそになりました。もちろん、難しすぎて逆に英語を再度大嫌いになっていました。

これらの勉強を約半年間は続けたでしょうか。全く時間の無駄でした。

この時、私が将来、英検1級・TOEIC満点を一発で取得するなんて誰も想像できませんでした。それくらいの英語力だったということです。

その時にTOEICを受けていたら、最低限必要とされている500点すら絶対に取れていない自信があります。

2.たった1か月で劇的に私の英語力を変えた勉強法

「単語の暗記」、「英語のドラマ」、「英字新聞」、「英文法」と、英語の勉強法としてその当時思い当たることは全てやったつもりでしたが、それが逆効果でした。

それでも諦めきれずに、ふと「言語学」の本を手にしていました。どこかにヒントがないか必死だったんですね(笑)。

そこですぐに目に留まったのが、「文型」という言葉でした。

ようするに、「言語の並び順(語順)」です。英文法の基礎的なものですが、とても大切な英語の根本的な基本となるものです。

今となってみれば当たり前のことなのですが、その当時は自分にとって大発見で、英語力を飛躍的伸ばしてくれた事実だったのです。

つまり、簡単な文系でいうと、日本語は次の画像のように構成されています。

  • S:Subject (主語)- 私は
  • O : Object (目的語)- りんごを1つ
  • V:Verb (動詞) - 食べました

一方、英語はというと、下記のようになっています。

  • S:Subject (主語)- I
  • V:Verb (動詞) - eat
  • O : Object (目的語)- an apple

ようするに、「誰が何をした・しない・未来など」という重要な情報は必ず、英語は最初にくるということです。これが大発見でした!

あなたは、こんな経験ありませんか?

  • 外国人の英語:「・・・・・・・Japan.」
  • あなたが聞こえた英語:最後の「Japan」のみ

私たち日本人は日本語に触れて生活をしているので、ここでは「動詞」、つまり「V」の大事な情報が最後にくるので、耳が自然と最後に集中しているということです。

しかし、英語は全くの逆で、最初に大事な情報がきます。

この癖を取り除くだけで「英語が分かるようになるのでは?」と思って、次の勉強法を試してみたのです。

この文型については、『英語の5文型(語順)の見分け方・例文と簡単マスター勉強法』でも詳しく解説しています。必須ではありませんが、一度目を通しておいてもいいかもしれません。

リスニングやリーディングで英語が分かる!「予測」勉強法

早速家に帰って、録画していた「フルハウス」を見てみました。

その時にやってみたこと。

  • 「誰が何をする・した・しない」などだけに集中して聞く
  • 他の単語は無視して聞く

たったこれだけを試したところ、今まで訳が分からなかった英語が、はっきりと聞けるようになっているのです。

そして、気づいたのが、「中学1年レベル」の英語で全然聞き取れる!ということでした。

※中学生1年生レベルの英語は、『英語習得と英会話上達に必要な285英単語一覧』で全て網羅していますので、ご参考下さい。

勿論、そのドラマ全てを理解したわけではありません。

でも、ストーリーが何となくわかってきたのです。

そこで、よく考えてみたら、「英語辞書全ての単語を覚えるなんて不可能!」ということを気づきました。遅すぎますね(笑)

最初に集中することで、ある程度のストーリーが何となくわかったのであれば、「予測すること」をすればいいのではないか?と単純に思ったのです。

あなたも是非、今、自分が知っている単語だけでどれくらい予測できるのか試してみて下さい。恐らくびっくりされるはずです。

今まで、一語一句完ぺきに理解しなければ、英語を理解できないと思い込んでいた自分がいました。

あなたもそうではないですか?

是非、この「予測」トレーニングをやってみて下さい。飛躍的に英語のリスニング力がUPします。

今では、無料動画サイトのYoutubeやNetflix, Hulu, Amazonプライムなど、スマホからでも英語を手軽に聞くことができます。

下記に入手しやすいサイトとアプリをご紹介しておきますね。

などがありますが、ご自身が好きな映画やドラマでも実践できます。見ててあなたが楽しめる動画などでトライしていましょう!

しかし、会話が少ない「アクション」や「SF」、難しい言葉使われている法律関係の映画などは、特に初心者の勉強には不向きなのでその点は注意して下さい。

字幕や日本語吹き替え版を使った英語勉強法とジブリ映画やディズニー映画や先ほど紹介したフルハウスなどおすすめの動画とやり方などを『英語の勉強|映画や海外ドラマは初心者にも効果あり!おすすめ17選』でも紹介しているので是非お試し下さい。

そして、この原理をそのまま「リーディング」にも応用してみました。これも効果てきめんでした。

最初だけに集中して読んで、あとは無視!これだけで、ある程度の内容を理解しているのです。

こちらも、わざわざ英字新聞や分厚いテキストを買わなくても、無料でリーディングできますね。いくつかの無料サイトをご紹介しておきます。

英語のリーディング|4つのコツや練習・勉強方法や無料アプリなど』でも解説していますが、音読、スラッシュリーディング法など様々な方法で更に英語力を高めたい方はご参考下さい。

英語を話すのも楽しい!「足し算つぶやき」勉強法

こうなってくると、英語がだんだん楽しくなってきます。

今まで苦痛でしかなかった、自分なんて無理!とあきらめかけた英語で理解できるようになるんですよ?

そうなってきたら、次は実際に「話したい!」という欲が自然と湧いてきました。

この時も、最初だけ話す!を徹底しました。といっても、話す相手がいなかったので、自分でつぶやきました。

先ずは、「主語+動詞」のみです。自分の朝から起きてから寝るまでの行動です。

動詞については『英語の動詞一覧|2種類ある動詞の基本と使い方・活用方法』の記事も参考してみて下さい。

  • I wake
  • I wash
  • I eat
  • I go
  • I walk
  • I study
  • I finish
  • I come
  • I eat
  • I go

主語は「I」で、動詞は全て自分が知っている中学生レベルのもだけです。

そして、次に1~2単語足していきます。

  • I wake up.
  • I wash my face.
  • I eat breakfast.
  • I go out.
  • I walk slowly.
  • I study English.
  • I finish studying.
  • I come back.
  • I eat dinner.
  • I go to bed.

そして、これを過去形にします。

ドラマとか見ていても、会話に過去形が多いのに気づいたためです。

  • I woke up.
  • I washed my face.
  • I ate breakfast.
  • I went out.
  • I walked slowly.
  • I studied English.
  • I finished studying.
  • I came back.
  • I ate dinner.
  • I went to bed.

日常で使う動詞には、「ed」が付いて過去形になるのではなく、「woke」や「went」、「ate」のように不規則に変化する動詞(不規則動詞)が多いのにも気づきます。

そして、これに場所や時間を足して、つぶやきました。これは現在形でも過去形でも構いません。

  • I woke up at 7.
  • I washed my face in a hurry.
  • I ate breakfast after washing my face.
  • I went out to a library.
  • I walked slowly on the way.
  • I studied English very hard.
  • I finished studying before 6.
  • I came back at 7.
  • I ate dinner with my family.
  • I went to bed early tonight.

自分の行動を日記を書いている感覚ですね。

そして、主語を「He」や「She」に変えたりしてつぶやくだけでした。

先ずは、「主語+動詞」からスタートしましょう!

これらのやり方も『英語の勉強|「独り言」の効果は絶大!4つの正しいやり方とコツなど』の記事に詳細にまとめています。

3.英検1級・TOEIC満点者が毎日続けている英語勉強法

今までご紹介した勉強法が私の英語を全て変えてくれました。

単純で誰でもすぐに実践できる方法ですので、先ずは試してみて下さい。

リスニングもリーディングも、そしてスピーキングも「頭に集中!」これがキーポイントです。

どうしても英語が上達しなかったり、時間がなくて忙しい人でも気軽に取り組んで効果を実感できるでしょう。

そして、私が今でも毎日取り組んでいる勉強法があります。

この目的は、「英語力の維持」が主な理由です。

せっかく身についた英語力ですが、やはり楽しく継続しないと駄目になってしまいます。

小学低学年の子が、帰国子女で日本に帰ってきて、全く英語に触れなかったら、英語を忘れて話せなくなるというのはよく聞く話です。だから、親はインターナショナルスクールに入れたりするのです。

それと全く同じで、日々の勉強の中に私が実践している勉強法も取り入れることで、ますます英語力が体に染み込んでいきます。

時間に余裕がある時は、是非実践してみて下さい。

英語耳を鍛えて維持するための「数当て」勉強法

最初に集中が一番最初に実践する勉強法でそれが全てなのですが、英語力維持と更に英語力を身に付けるには、英文全てを理解するための勉強法も必要になってきます。

しかし、この方法もめちゃくちゃ簡単です。耳を止めずに、英語を最初から最後まで聞くという癖付けをしていきます。

それに最適なのが、「数当て」というもので、「一英文が何単語で構成されているのか?」をクイズ感覚で当てるものです。

下記に例題があるので、是非トライしていましょう!

答えは下記となります。

  • サンプル1:7単語(I don’t mind working hard every day.)
  • サンプル2:6単語(He was fascinated by her acting.)

最初は難しいですね。

でもこれには次のような2つの効果があります。

  1. 頭の中で英語を復唱することで、英語独特のリズムが備わってきてリスニングが更に楽になる
  2. リズムを刻み込んだことで、英語を話す時も日本語なまりが自然と消えていく

ようするに、リスニングとスピーキングの力がどんどん上達していくのです。

私も一日最低一英文で数当てトレーニングをやっています。たったこれだけです。

過去に買った参考書に付いていたCDの音声や動画サイトなどでもいつでも気軽に実践できます。意味は基本は考えなくて結構です。数だけに集中しましょう。

でもすぐに教材を準備するのが難しいという方は、マイスキ英語の公式Youtubeチャンネルでもトレーニング動画を準備しているので是非、ご活用ください。下記がレッスン動画の一例となります。

英語を英語で捉える力を身に付ける「英英辞書」勉強法

どうしても日本にいる時間が長くなると、英語を和訳してしまう傾向になります。

それ自体悪くはないのですが、ビジネスなどでのディスカッションや電話など、迅速に対応するような時に、和訳していては頭が追い付かず、聞き逃したり、言いたいことがなかなか出てこないことにつながります。

よって、「英語を英語で理解して話す」という癖を維持するためにも、英英辞書を活用しています。

その活用法は下記です。

  • 知っている単語を英英辞書で調べる
  • その説明文の中に知らない単語が出てきたら1つでいいので再度調べる

これを1パターンするぐらいでOKです。

英英辞書は、必ずその単語を説明している英文があります。英語を英語で理解するという癖付けを自然と植え付けていくのです。

決して身構えないで、説明文で知らない単語が多くても全く問題ありません!あくまで、英語力の維持といい癖の習慣作りだと思って下さい。

英英辞書にも電子辞書など色々なものもありますが、私がお勧めするのは、『おすすめ英語辞書16選|TOEIC満点者が教える正しい使い方・選び方』でも紹介している「オックスフォード現代英英辞典」「ロングマン現代英英辞典」です。

特に初心者の方でも、定義が分かりやすく説明も詳しいのでお勧めです。書店やネットでも買えますので、是非参考にしてみて下さい。

4.正しい英語の勉強法は単純だけど初心者にも効果がある!

今までご紹介した方法は、紛れもなく私が実践した方法で、私が指導する生徒さんにも実践してもらっている方法です。

先日、生徒さんからいただいたお便りの一部ですが、ご紹介しますね。

(一部抜粋)
今まで殆ど聞き取れなかった海外ニュースキャスターの捲し立てるような実況も、外国映画やドラマでの俳優のボソボソと喋るセリフも驚くほど、耳にすっと入ってくるようになりました。音が聞けるようになると、「英語」ではなく意味を伴った言葉として耳に入ってくるようになり、海外のニュースや映画を観るのが、本当に楽しくなりました。

これは、嬉しいですね。

しかし、誇張やこの方が特別ということではなく、初心者でも身に付けることが出来る自然な英語力なのです。是非、この瞬間から、正しい勉強法で英語を楽しんで身に付けて下さい。

もう貴重な時間を無駄にせず、英語上達を実感していきましょう!

そして、冒頭でもお話ししていますが、上達した英語力を自己満足にするのではなく、TOEICなどの資格という形で残せたら一石二鳥ですね。

今回は、私が講師をしているTOEICについてその勉強法を伝授しますね。これも独学で出来る勉強の仕方なのであなたの英語力UPに是非活かしてみて下さい。

5.忙しい社会人がTOEICを独学で勉強して高得点を取るのは無理?

さて、TOEICで高得点を取る方法をお教えしますが、毎日仕事で忙しい社会人や勉強やバイト、部活で忙しい大学生や高校生が本当に可能のでしょうか?

すでにTOEICの点数を持っていても、もう限界でスコアアップのイメージが持てないという方も是非、一読してみて下さい。

ここでも断言しますが、TOEIC独自のテクニックや適切な参考書やアプリを使うことで初心者でも目標のレベルに達することができます。

目標設定|何点を目指す?

TOEICで目標設定をする前に、あなた自身の将来の目標を大まかでいいので心に刻んで下さい。

冒頭でも話しまた、「海外旅行を楽しみたい!」、「海外の映画を字幕なしで見たい!」、「キャリアップして英語を使ってバリバリ活躍したい!」、「TOEICで高得点を取って国際部門に配置されたい!」などでOKです。

それがモチベーションになり勉強を継続する要因の一つになります。挫折しないための動機付けですね。

そして次は目指すべき点数とそれに対して大まかな勉強の仕方を把握しておきます。

TOEICのレベル|点数(スコア)で実力と目安が分かる!』と『TOEIC満点者が教える!目標スコア達成の勉強法』の記事を参考した下記がその指標となります。

  • 500点:日常的な英語をある程度理解できるレベル → 易しい問題を解く
  • 600点:ビジネスでも最低限必要とされているレベル → 多くの問題を解いて復習する(慣れる)
  • 700点:ある程度のビジネスでも通用するレベル → 解答ミスを少なくする
  • 800点:社会生活やビジネスで困ることが少ないレベル → 音読で英語力を更に鍛える
  • 900点:英語で困ることが少ないレベル → 分からない単語を少なくする

また、TOEICだけでなく、並行していいので『おすすめの英語資格一覧|11種類の難易度やレベル比較とランキング』にある英検など他の資格にチャレンジしてもいいでしょう!

初心者が準備すべきおすすめの参考書・アプリは?

TOEIC初心者だろうが、どのレベルの英語力でもTOEICを受けるには、公式問題集が必須だと思って下さい。

参考:TOEIC公式サイト(公式教材・問題集)

参考書は問題集とは別に、「TOEIC presents English Upgrader」という公式アプリもあります。

特に初心者はスキマ時間に飽きずに独学でTOEIC勉強を続けるにはアプリは最適です。

ダウンロードサイトは下記となります。

App Store(iOS)
Google play(android)

また、アジア全体で125万人以上が利用しているSANTA TOEICというアプリがあります。

一部有料ですが、圧倒的な問題集と、AIを駆使して、あなたの弱点を判断し、その対策の問題などを勝手に選んでくれるので、特に初心者で独学で勉強したい方にはありがたいアプリとなります。

初心者は何から始める?

さて、目指すレベルも公式問題集とアプリもダウンロードしたけど、何から始めたらいいのでしょうか?

TOEICはビジネス英語が中心です。

ビジネス英語が話せて、日常会話が話せないというネイティブは一人もいないのが想像できますね。これは日本語でも同じです。

私がTOEIC満点を取る前の基礎力を付けたのは全て基本、つまり、『英語習得と英会話が上達!初心者に必要な285英単語と文法』でも説明している日常会話で使われる英単語と英文法(語順)です。

しかし、勉強!という感覚ではなく、スキマ時間に触れるイメージでOKです。中学英語を思い出す感じで次のようなアプリを使ってみて下さい。

TOEICを独学で勉強する前に、自分は基本が足りていないという初心者の方は是非今日からでも実践してみましょう。

英単語アプリ「mikan」

英文法アプリは次の2つとなります。

独学での勉強スケジュールはどうする?

さて、では1日どれくらいの時間勉強すればいいのでしょうか?

迷いますよね。

1つの基準として、『「TOEIC勉強時間」の確保や目安|1ヶ月で100点UPを目指す!』でも書いているように、現状のレベルから1ヶ月間で100点UPするには次の勉強時間が必要です。

下記の3つの対策に絞っています。

  • リスニング・・・10時間
  • 英文法・・・10時間
  • リーディング・・・10時間

あなたの今のレベルが500点で600点を目指す場合は、試験まで30日の場合、1日1時間程度の勉強時間が必要だということです。

試験まで60日(2ヶ月)の場合は、1日30分で構いません。短期集中での勉強でTOEICスコアをドンドンUPしていきます。

これくらいの勉強時間であれば、「続かない」という可能性がグーンと低くなるかと思います。

それでは上記3つ(リスニング、文法、リーディング)の勉強法はどんなものなのでしょうか?

TOEICリスニング対策

TOEICはリスニングセクションとリーディングセクションに分かれていますが、先ずはリスニング問題を解く必要があります。

この記事で何度もお伝えしている「頭を聞く」というは基本中の基本です。それだけで、満点が取りやすい短文リスニングの「Part1」と「Part2」でも大きな効果を発揮します。

また、長文のリスニングになる「Part3」と「Part4」は、問題の先読みをしてからの予測リスニングで、更に内容が明確に理解できるようになります。

TOEICリスニングですぐに点数が上がるコツと勉強法・対策問題集』にてもひっかけ問題や勉強法などを紹介しています。独学の際に確認して下さい。

TOEIC英文法対策

TOEICの英文法問題は主に「Part5」ですが、リスニングやリーディングで使われている英文法全体を把握することで、問題内容が分かりやすくなります。

それらの英文法知識を身に付けながら、「Part5」も満点を取るようにとにかく出題パターンを知り、ドンドン問題を解いた方がベターです。

TOEIC文法|初心者必見!絶対に出る6つのコツや勉強法・問題集』でテストに出やすい出題傾向をご紹介しています。

TOEICリーディング対策

さあ、これが初心者の独学でも、テスト当日でも悩ませるところです。

特に「Part7」は長文読解で「時間が足りない!」という受験者が多いです。実にもったいないですね。

とにかく「時間配分」がキーポイントで、読み返さない予測リーディングが必須となります。

TOEICリーディングで点数が伸びない?初心者もできる3つの勉強法』でもアドバイスしていますが、自分自身でタイマーで測りながら練習問題を解いたりする習慣を付けましょう。

まとめ:独学のTOEIC対策だけでは英語力に限界がくる!

さて、最後には独学勉強でTOEICで高得点を目指すやり方などをご紹介しましたが、英語を聞く、話すという基礎がないと意味がないですし、必ず壁にぶち当たります。

TOEICで高得点を取る小手先のテクニックだけでは、本当の英語力は付いてきません。

私もTOEIC満点を取ったから英語力が付いたのではなく、基本の英語力があったから何の対策もせずに満点や英検1級も取得しました。

TOEICを独学で勉強する前に、もちろん他の資格でも同じですが、ここでご紹介した基本の部分を先ずは身に付けて下さい。TOEICで高得点を取ったけど、話せないという本末転倒な結果にならないようにしましょう!

色々な勉強法を試したけど、英語ができない人へ


なぜ、日本人の99%がまともに英語が話せないのか?

1つ断言できるのは、英語マスターに頭の良さは関係ありません。

偏差値40の落ちこぼれ人間だった私でさえ、一発でTOEIC満点も英検1級も取得。英会話もペラペラ、ビジネス英語もマスターしたことからも・・・

その原因は「記憶精度×進め方×勉強法」にあります。

覚えたら忘れない記憶術。瞬時に英語をアウトプットするスキル。

これらの技術を簡単に学べる教材(450日分)をご用意しました。

色々試したけどダメだった人はぜひお試しください。

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