著者 : 藤永 丈司

◆上智大学比較文化学部卒(現:国際教養学部)
◆初受験でTOEIC990(満点)、英検1級、小学校英語指導者資格
◆ニンテンドー3DS TOEIC「超速」プログラム・スペシャルアドバイザー
◆日経HR「英語コミュニケーション in Business」特別講師(2017年8月~)
◆日経メディカル「医師のためのDailyイングリッシュ」特別講師(2019年10月~)
◆公式動画チャンネル:マイスキ英語【たった3分で奇跡を起こす!】(2020年2月~)

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著者自身の受験英語への疑問や登校拒否といった苦い体験や、10年以上にわたる海外生活から、外国人の英語習得の早さと相対する日本人の遅さの違いを同時に徹底的に解読・研究を繰り返すことで、日本人へ「英語回路」を植え付ける仕組みを解明。


◆活動 - 芸能人 への個別指導、英会話・ TOEIC講座、企業研修、小学生を中心に 各地でボランティア英語指導など。


藤永の著者・監修した商品

◆著書に「なぜ、留学生の99%は英語ができないのか?」など多数(シリーズ累計10万部以上)

2016年に甚大な被害をもたらした「熊本地震」への復興活動の一環として、『マイスキ英語(代表:藤永丈司)』は、同年7月より、Jリーグ所属のロアッソ熊本のスポンサーカンパニーとして協賛しております。

英語の発音が楽しく上達する!2つの基礎練習方法と6つの応用編

のべ189,636がこの記事を参考にしています!

もしかしてあなたは、英語の発音に自信がなくて、上達できる練習方法をお探しではないでしょうか?

英語の発音の練習をしたけれども、いまいち上達したかわからなかった、継続できなかったという人は多いと思います。

実際、書店にある本などに書かれている発音の練習方法は、読みづらかったり、練習量が多くて続けるのが難しいものばかりです。

ここでは、日本人がなぜネイティブのような発音ができないかの理由はもちろんのこと、日本人のあなたでも、映画俳優のようなかっこいい発音できるようになる楽しく、そして簡単に継続できる練習方法とコツをお伝えしていきます。英語の発音につながる英語のコツや方法などをまとめたテキスト(今すぐダウンロードできます)■なぜ日本人だけ英語が話せないのか?「英語のカラクリ」(PDF全71ページ)を動画付きで無料プレゼント中ですので、そちらも是非参考にしてみて下さい。

  1. 英語の発音練習の前に必ず知っておくべきこと
    1. 発音練習の2つの大切な順番(ステップ)とは?
    2. 発音練習の重要性その1.(意味が変わる)
    3. 発音練習の重要性その2.(強弱などで伝わり方が変わる)
    4. フォニックスは習得する必要がある?母音・子音の数は?
    5. 英語口(筋肉)を作るにはカタカナ英語は弊害
    6. 単語のアクセントの位置は常に意識して練習すること
  2. 今すぐ英語の発音が格段に良くなる練習方法とコツ
  3. 日本人が苦手な英語の発音をすぐに克服するには?
    1. 日本人が苦手な英語の発音
    2. 1から10までの英語の発音を練習する
  4. 楽しく実践できる基礎の発音トレーニング
  5. 基礎の次に練習する英語の発音トレーニングとは?例文と動画
    1. 発音練習の例文
    2. 真似をしながらの音読はリスニングにも効果あり!
    3. 初心者はシャドーイングじゃなくオーバーラッピングが効果あり!
    4. 社会人はTOEICの教材を使うと一石二鳥!
    5. 日常英会話フレーズを真似する
    6. 洋楽(歌)を聴きながら発音練習をする
    7. 早口言葉で発音の練習もできる!
  6. 英語の発音練習ができるオンライン英会話5選
    1. レアジョブ
    2. Native Camp(ネイティブキャンプ)
    3. クラウティ
    4. kimini英会話
    5. hanaso
  7. スキマ時間にアプリや音声検索機能・サイトで発音チェックしてみよう!
  8. シッカリと発音の勉強をしたい方は本・参考書もおすすめ!
    1. 英語耳
    2. フォニックス発音トレーニングブック
    3. 英語喉
  9. まとめ:英語の発音は楽しく練習がキーワード

英語の発音練習の前に必ず知っておくべきこと

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発音練習といういうとどのようなイメージがありますか?

先生が何か英文を言った後に、それを真似して発音するというかんじでしょうか?「Repeat after me.」のような練習ですね。

それは間違えではありませんが、そこに行くまでの大事なステップや上達するための大切な大前提があります。

発音練習の2つの大切な順番(ステップ)とは?

単純に「Repeat after me.」のような発音練習で上手くなるのであれば、日本人のみんなが上手くなっています。

でも、現実はほとんどの方が「日本語訛りの聞き取りにくい英語の発音」のままです。

それは何故なのか?

この記事でこれからいくつかの練習内容をお伝えしていく中で、英語の発音には日本語にはないもの、また苦手な発音など出てきますが、それらを克服するには正しいステップ、つまり順番があるというのを忘れないでください。

その順番とは、次です。

  1. 単語の発音練習
  2. 英文の発音練習

それが出来たら次のステップもあります。それは、英文のいくつかを繋げた文章の発音練習です。

多くの方が、単語だけ、または文字(アルファベット)の発音練習で終わったり、または最初から英文の発音練習をしたりと、バラバラです。

また、中にはカタカナ英語で発音練習はいらないという人もいますが、なぜそのステップでの発音の練習が大切なのか?

先ずは正しい発音じゃないと意味が変わる単語も多く、その上での英文での発音練習をしないとシッカリと相手にあなたの意志が伝わらないからです。

英語をペラペラ話すためには、とても大切なのがこれらの発音練習になります。

発音練習の重要性その1.(意味が変わる)

先ず、単語の発音練習が何故大切なのかを見てみましょう。

後述しますが、日本人が不得意な英語の発音の代表的なのが、「TH」や「R」ではないでしょうか?

もし、カタカナ英語で、発音していたら全然意味が違うものになる単語が多く存在します。

  • 思う(think)の単語を「シンク」と発音したら、「沈む」という意味の「sink」になる
  • お米(rice)の単語を「ライス」と発音したら、「しらみ」という意味の「lice」になる

もちろん会話の流れで多少発音を間違えても意味は通るのですが、単語単体をシッカリ正しく発音練習しないとこんなに違う意味の単語に聞こえる例です。

発音練習の重要性その2.(強弱などで伝わり方が変わる)

単語の発音練習したから完ぺきではありません。

今度はイントネーション(強弱や抑揚)などの発音練習が必要になります。

先ずは、下記の2つの音声を聴き比べて下さい。

2つとも英文は「It’s OK. I can do it.(いいですよ、私ができます)」です。

いかがでしたか?

それぞれの音声の相手への伝わり方は概ね、下記の感じかと思います。

  • 音声その1.元気がなく、嫌々ながら受け入れている
  • 音声その2.嬉しくて、快く受け入れている

こんなに違うんですね。

この英文の発音練習をすることで、英語独特のリズムを身に付けることができます。

フォニックスは習得する必要がある?母音・子音の数は?

フォニックスという言葉を聞いたことがあるかと思いますが、そもそもフォニックスとは何なのでしょうか?

フォニックスとは「英語の文字と音の関係のルール」を知って発音するという練習法です。

日本人が好きそうな「発音の勉強」ですね。

日本語は5つの母音(あいうえお)ですが、英語の母音は26個、因みに子音は24個あります。

例えば、次のようは発音記号です。

日本語では「あ」ですが、英語では発音の仕方が微妙に違う母音になります。

  • æ:happy, badなど
  • ʌ:love, luckyなど
  • ɑː:car, darkなど

など。

これら26個の母音と24個の子音の発音(合計50個)のそれぞれのルールなどを頭に入れ込んではおそらく時間ばかりが過ぎて、いつまでたっても英会話にたどり着きません。

また、これらのルールが英会話で最重要でもありません。例えば、「happy」の「æ」を「ʌ」で発音しても相手に通じます。意味は変わりません。

もちろん、ネイティブ並みの英語の発音を身に付けたいという方もいらっしゃるでしょう。そのような方でも、『「英語の発音記号」25選!日本人の苦手を克服する勉強法・動画付き』で解説しているのに、日本人が苦手な発音に絞って練習したほうが効率的です。

後述しますが、フォニックスでの英語の発音練習よりもやるべきこと、大切な練習があります。

英語口(筋肉)を作るにはカタカナ英語は弊害

かと言って、今まで通りのカタカナ英語では意味が違ってくるのは先ほども説明しました。

最低限の英語口(筋肉)を作る必要があります。

日本人同士の会話の中でも「サンキュー」、「テーブル」、「ドライ」など多くのカタカナ英語が存在しますが、先ずはそれらの癖を取り除きます。

そのようなカタカナ英語に遭遇したら、「正しい英語の発音は何だろう?」と考える癖を付けて下さい。

通じない和製英語一覧|起源や正しい英語と159問クイズ!』にある和製英語も同じです。

ワイシャツ、レンジなど英語のようで英語でないカタカナ英語に常に疑問に思うようにしてください。

単語のアクセントの位置は常に意識して練習すること

カタカナ英語に触れた時、または調べたい単語があった時にすぐに辞書を使う癖を付けて下さい。

発音記号が分からないのであれば、アプリ辞書やネット辞書の音声を活用してみましょう。そのまま真似することです。

その時に実は最も重要な確認ポイントがあります。

それが、アクセント、つまりストレス(stress)の位置です。

例えば、「success(サクセス)/成功」のアクセントの位置が分かりますか?

単語にはほとんど「’」のストレスマーク(stress mark)がありますが、ここを見ればその位置がわかります。

「success」の発音記号とストレスマークは、「səksés」となります。つまり、後ろの「セ」のところにアクセントがあるのです。

カタカナ読みではこのアクセントの位置が絶対に分かりません。これもカタカナ英語の弊害の一つなのです。

また、アクセントの間違えるだけで全く違う意味や品詞になる単語も少なくありません。

同じスペル(つづり)なのに、それだけで違ってくるのです。下記がその一例です。

※母音の発音が多少異なりますが、ここではアクセントの位置を意識して下さい。

品詞と意味が変わる例その1:(suspect)

  • アクセントが前にある:sˈʌspekt ※「名詞」で「容疑者」という意味
  • アクセントが後ろにある:səspékt ※「動詞」で「疑う・嫌疑をかける」になる

品詞と意味が変わる例その2:(refuse)

  • アクセントが前にある:réfjuːs ※「名詞」で「ゴミ・廃棄物」という意味
  • アクセントが後ろにある:rɪfjúːz ※「動詞」で「断る・拒絶する」になる

さあ、いかがでしたか?

フォニックスでの発音の練習より、これらが重要な発音練習なのをお分かりいただけたでしょうか?

英語の辞書などを使う時は常にどこにアクセントがあるのか意識してみて下さい。次のようなネットやアプリの英語辞書は音声付きが通常ですので是非活用しましょう!

重くて分厚い辞書を持ち運ぶより、気軽にいつでも発音練習ができますね。

今すぐ英語の発音が格段に良くなる練習方法とコツ

あなたは以前に、外国人に「聞き直された」経験がありますか?

それで英会話に自信がなくなったという方もいらっしゃるはずです。

あなたが使っている単語や文法は完璧、単語や英文の発音も完璧、でも通じないことがあります。

その理由が、「あなたの声が相手に届いていない」ということです。たったこれだけの可能性が大きいのです。

英語の発音がいい人の3つの特徴とは?耳との関係などを徹底解説!でも説明していますが、英語は腹式呼吸だと言われています。

これが、英語の発音を練習して、上達するための一番大切な方法とコツになります。

外国人通しが電車の中で会話をしているのを聞いて、「声が大きいな」と感じた方は少なくないはずです。

要するに、英語は声が前に出るものだと思って下さい。

でも本格的に腹式呼吸を練習する必要はありません。単純に「前に!前に!」で全然大丈夫です。

その逆に、日本語は音が前に通らずに、途中で沈む感じです。

「日本語と英語ではどれくらい違いがあるの?」を次の動画で確かめてみましょう!

(動画内容)
目の前にある障害物に音を当てる練習で、数字のOneとTwoを使って実践しています。

さあ、「前に!前に!」を意識するだけです。

「前に出すのがどうしても難しい!」という方は、ペンを片手に持って、そのまま顔の前方に出してください。腕はしっかり伸ばしましょう!そのペンに音をあてる感じで、声を前にだしてみればOKです。

日本語のように、決して「もごもご」ならないように意識しましょう!

今現状の発音力でも、ネイティブに通じる英語に早変わりです。

日本人が苦手な英語の発音をすぐに克服するには?

上述のように、英語を正しく発音する基礎中の基礎が、音を「声を前に出しながら練習」する必要があるということです。

しかし、単語は何でもいいので、単純に前に発音すればいいというものではなりません。

日本人にとって一番が効率良く、楽しく、そして簡単なもで継続できる練習方法が必要になります。

難しい発音記号など一切覚える必要ありません!

日本人が苦手な英語の発音

日本語にない4つの発音を、声を前に出しながら発音するだけで、カッコいい発音を身に付けることが出来ます。

その4つの音とは、「F」「V」「TH」「R」です。

まずは、動画を見てみましょう。

(動画内容)
日本人が不得意な4つの音を、「前に!前に!」に発音することで全然違う音に聞こえる解説。

ご紹介した4つの音をそれぞれしっかりと発音するコツについては、下記の記事をご確認下さい。

最初は舌が回りません。誰でもそうです。

そして、これはすべての発音練習にも言えます、あなたが発音練習する音をボイスレコーダーなどで録音してみて下さい。

また、最初の記念すべき1日目、または1回目を録音して、後日聞き直すことでどれくらい発音が上達したかが分かります。客観的に自分の発音を聞くことも上達のコツですね。

1から10までの英語の発音を練習する

英語の数字を数えるだけで、日本人が苦手な英語の発音を簡単にマスターすることが出来ます。

次の動画を見てみましょう。

(動画内容)
1から10までの英語の中に日本人が不得意な発音が含まれている解説。

英語で10までの数字を発音するだけで、効率よく、そして毎日発音の練習続けることが
できます。

「1~10」の英語には、日本人が不得意な「4つ」の発音が含まれて言います。「F」、「V」、「TH」、「R」です。

「one, two, three, four, five, six, seven, eight, nine, ten」の赤字の部分です。誰でも知っている単語で、しかも忘れる可能性が低い英語でいつでもスキマ時間に実践できます。

また、日本人の多くが「n」の発音の重要性をないがしろにしています(後ほど動画内でも解説しています)。のちに紹介するリンキング(リエゾン)につながるので、「one」、「seven」、「nine」、「ten」の「n」の部分も意識しましょう。

日本語の「ん(どこにも舌が付いていない)」にならないように、舌の先端をシッカリの上の歯の付け根に付けるようにしてください。

楽しく実践できる基礎の発音トレーニング

1~10の発音トレーニングは継続して練習して下さい。それと、ここでご紹介する練習方法を毎日続けることで、ネイティブ並みの口や舌、そして音が前に出る英語の発音を身に付けることが出来ます。

2つのパートに分けていますので、両方を1日1回発音するようにしてみましょう!

  • 日本人が苦手な4つの英語を連続して声を前に出しながら発音

(動画内容)
Fの場合は、Fineを3回連続で発音
Vの場合は、Vanを3回連続で発音
THの場合は、Thinkを3回連続で発音
Rの場合は、Runを3回連続で発音

  • 1から10の数字を英語で声を前に出しながら発音

(動画内容)
1から10までを3回連続して発音

基礎の次に練習する英語の発音トレーニングとは?例文と動画

さて、これまで基本の単語単体での、日本人が苦手は発音、そして声を前に出す癖が付いてきたら、次は英語の文(英文)を発音する時に大切なコツをマスターします。

今までは単語(点)の中での苦手な英語の発音を克服する練習方法をご紹介しましたが、英会話をする時は英文(線)、つまり数単語を連続で発音する必要があります。

英語の発音|初心者でもネイティブ並みに話せる発音矯正法』でもいくつか練習方法を紹介していますが、ここでは更に深堀りして解説します。

発音練習の例文

あなたは、次の例文をどう発音しますか?

(例文)
I’ll buy a motorbike because I live quite far from the nearest station./私は最寄りの駅からだいぶ離れて住んでいるのでバイクを買う予定です。

英文(長文)を発音する時の大事なポイントが次の2つです。

  1. どこの単語を繋げてスムーズに発音するのか?(リンキング・リダクション)
  2. どこの単語を強調して発音するのか?(イントネーション)

これらを押さえることで英語独特のリズム、抑揚の発音をマスターすることができます。

「リンキング・リダクション」という言葉を初めて聞いた方もいらっしゃるかと思います。

リンキング(リエゾン)でリスニング力が劇的にUPする3つの勉強法』でも解説しているように、これをマスターするだけで、聞く力もUPしていきます。

身近な例で言うと、「Thank you」です、カナカナ読みでも「サンキュー」と2つの単語を繋げていいますね。誰も「サンク・ユー」とは言わないはずです。これが、リンキングです。

リダクションは、2つの音が重なると1つの発音だけにするという発音のルールです。例えば、「want to(~したい)」ですが、ネイティブは誰も「ウォント・トゥー」とは言いません。「ウォントゥー」と発音します。つまり1つの「t」の発音を無くして重ねたという感覚です。

イントネーション(強弱)は、例えば「だいぶ離れて住んでいること」を強調したいのであれば、「quite far」を強く発音、「バイク」を強調したいのであれば、「motorbike」を強く言うという感じになります。

下記がそのトレーニング動画例です。先ほどの例文の読み方もこちらもマイスキ英語の動画で練習してみましょう!

真似をしながらの音読はリスニングにも効果あり!

さて、英文(長文・文章)の発音練習で一番効果があると言われているのが、「音読」です。

この音読ですが、『「リスニングと発音の関係」効率的な1つの勉強法で伸び悩みを解決!』や『英語の音読|5つのやり方とコツ・おおすすめ教材や無料アプリなど』でも解説していますが、リスニングにも発音にも、英単語や英文法全てにも効果がある万能なトレーニング方法の一つです。

音読のやり方ですが、音声があるテキストを準備します。これは何のテキストでもOKです。過去に購入した参考書や問題集など、または後ほど紹介する教材やアプリなども活用して下さい。

音声が英文を読み切った後に、テキストを見ながら同じ個所を発音します。たったこれだけです。

ディクテーションは、音声の後に聞こえた英文を書き出すという方法ですが、その発音版だと思って下さい。

慣れてきたら、音声の後にテキストを見ずに発音するトレーニングもOKです。

この音読のトレーニングでも、必ず録音して自分の発音とネイティブの発音のズレなどを確認するようにしましょう。

初心者はシャドーイングじゃなくオーバーラッピングが効果あり!

音声の影(シャドー)を追いかけるように、音声の0.5~1秒程度遅れて発音して練習するのが「シャドーイング」という方法ですが、『英語のシャドーイング|初心者には効果が出ない3つの原因とコツ』でも解説しているように初心者にはハードルが高すぎですぐに挫折する可能性が高いです。

他の参考書などシャドーイングをおすすめしているのが多いのですが、初心者の方を無視しています。

一方、初心者に向いているのが「オーバーラッピング」はネイティブと同時に発音するという練習法です。

音読はテキストを見ながら、ネイティブが発音し終わったら真似して発音する練習ですが、それよりも練習しやすいかもしれません。

しかし、ネイティブのスピードに合わせる必要があるので、自分のペースに合わせて、音読かオーバーラッピングかを使い分けて発音練習しましょう!

社会人はTOEICの教材を使うと一石二鳥!

これらの発音練習ですが、特にTOEICテストで高得点を取りたい方にはTOEIC公式問題集や公式アプリを使った発音練習をおすすめしています。

せっかく発音練習をするのであれば、効率的にビジネス英語・英会話力も身に付けた方が忙しくて勉強する時間がない方は最大限にスキマ時間を活用できますね。

音読かオーバーラッピングの選択はお任せしますが、初心者の方は短文が出てくる「Part2」の英文からトレーニングを開始するといいでしょう。

設問だけではなく、選択肢の音声も活用して下さい。

一からやり直す!英語が苦手な大人や社会人の短期集中勉強法』でも紹介していますが、下記が公式問題集とアプリとなります。

「TOEIC公式問題集」
https://www.iibc-global.org/toeic/support/prep.html

「TOEIC公式アプリ」
App Sore(iOS)
Google play(android)

日常英会話フレーズを真似する

TOEICテストには関心がないし、ただ単に外国人との英会話を楽しむために発音練習をしたい方は、日常英会話フレーズを使ったトレーニングがいいですね。

日常会話で使う単語も覚えるので、これも一石二鳥です。

英語の字幕付きの映画や海外ドラマ、またはYoutube、Netflix、Fuluなどの動画サイトから好きなタイトルを選びます。

英語リスニング|映画・海外ドラマが字幕なしで分かる!2つの勉強法』でも説明していますが、非現実的なSF、会話が少ないアクションなどは避けて下さい。

日常会話がよく使われている「フレンズ」や「フルハウス」など過去の動画もおすすめです。

また、ディズニーのアニメなど、比較的難しくない単語を使っているタイトルもOKです。

英語の字幕を必ずオンにして、1フレーズずつ真似して発音してみて下さい。イントネーションやリアクションなども多少大げさのところもあるかもしれませんが、恥ずかしがらずに挑戦してみましょう。

後は、外国人特有の「ジェスチャー」ですね。

せっかく日常英会話に触れながら練習するなら同時に身振り手振りのやり方も真似しましょう!

洋楽(歌)を聴きながら発音練習をする

英語の勉強|洋楽で効果は出ない!?2つのおすすめ勉強法』でも解説していますが、洋楽をただ聴くだけで、英語が上手くなった人を見たことはありません。

どのようなトレーニングをするかによります。

この洋楽ですが、日本人が苦手は発音の「F」や「TH」、「R」などを意識して歌うことで復習用として効果があります。

私がおすすめするゆっくりしたテンポで初心者の発音練習に向いているのが「You raise me up」という曲です。

Youtube動画にもあり、個人的にもいつも聞いている歌ですので是非参考にして、苦手な発音に集中するようにして一緒に歌って下さい。

https://www.youtube.com/watch?v=aJxrX42WcjQ

または、有名で誰もが知っている「We are the World」などもいいですね。カラオケなどでも発音練習できますし、シッカリ歌えるようになったらかっこいいですね。

早口言葉で発音の練習もできる!

英語の早口言葉の場合で発音練習をする場合は、日本語と同じで抑揚、イントネーションは気にせずに、慣れてきたらとにかく早く!を意識して英語口の筋肉トレーニングだと思って発音して下さい。

意味もあまり考えなくてOKです。

有名な英語の早口言葉8選|発音もネイティブ並みに上達!」でもいくつかトレーニング用に早口言葉を用意していますが、下記がその一例です。

  • Freshly fried fresh flesh:「FとRとL」の発音トレーニングです。意味は「油で揚げたての新鮮な肉」
  • Red leather, yellow leather:「THとRとL」の発音トレーニングです。意味は「赤い革、黄色い革」

最初から早口言葉を出来る人はいないので、最初はゆっくり、そしてドンドンスピードUPして発音するようにしましょう。

英語の発音練習ができるオンライン英会話5選

英語の発音練習でリスニング力を上達させたり、日常シーンで使う英語をスラスラ話せるようになりたい場合は、オンライン英会話で実際の会話の数をこなすことが大切です。

ここでは、英語の発音練習ができるオンライン英会話を5つご紹介します。

  • レアジョブ
  • Native Camp(ネイティブキャンプ)
  • クラウティ
  • kimini英会話
  • hanaso

それぞれ順番に見ていきましょう。

レアジョブ

レアジョブは、講師数6,000名を超える日本最大級のオンライン英会話です。

1レッスンあたりの費用は脅威の約170円〜、毎日1回以上レッスンを受けることができます。

レアジョブで用意されているカリキュラムは幅広く、発音、日常英会話をはじめとして、海外旅行英語、ビジネス英語、その他シーンに合わせた英語など、自分の学びたいカリキュラムを自由に選択できます。

【おすすめレッスン・教材】
・発音ベーシックサウンド

また、講師数6,000名の中には、本場のネイティブ講師も在籍しているため、より本場に近い英語を学びたい方にもぴったりです。

「オンライン英会話を受講したいけど、どのサービスを選んで良いのか分からない」という方は、第一候補としてレアジョブを検討してみてはいかがでしょうか。今なら2回の無料体験レッスンを受講することも可能です。

レアジョブ英会話の無料体験はこちら

Native Camp(ネイティブキャンプ)

Native Camp(ネイティブキャンプ)は、業界初のレッスン受け放題システムを採用しているオンライン英会話です。ネイティブキャンプにログインするだけで、24時間365日、いつでも好きな時間にレッスンを受けることができます。

また、一般的なオンライン英会話は「1回のレッスン時間は25分〜」と制限を設けられていることも多いですが、ネイティブキャンプは5分だけレッスンを受けることも可能。

朝の通勤前にレッスンを受けるも良し、寝る前に少しだけ英語を勉強するのも良し。

【おすすめレッスン・教材】
・発音トレーニング 実践コース
・発音トレーニング 基礎コース
・発音トレーニング 発展コース

さらに、自習用のコンテンツとして「読み放題」「聞き放題」機能も搭載されており、リーディングやリスニングの強化も自由に行うことが可能です。

これだけ充実したコンテンツが用意されているオンライン英会話は他に存在しないため、低価格でボリューム感のあるレッスンを受けたい方はネイティブキャンプを受講してみましょう。今なら1週間の無料体験レッスンを受けられます。

ネイティブキャンプの無料体験はこちら

クラウティ

クラウティは、家族でシェアできることで有名なオンライン英会話です。

1つのアカウントで、最大6名までアカウントを共有できます。6名で利用したとしても、かかる費用は1アカウントのみの月額4,950円〜。

レッスン回数は1日2回〜4回を選択できるので、「今日はママが英語を勉強する日」「明日は子どもに英語を勉強させる日」という形で、シェアしながら家族全員で英語を学べるのがクラウティのメリットです。

【おすすめレッスン・教材】
・発音講座 ABCフォニックス
・発音講座 はじめてのフォニックス
・発音講座 フォニックス

通常のオンライン英会話は「Zoom」や「Skype」といった外部アプリを使ってレッスンを行いますが、設定をしたことがない人にとっては難易度が高いもの。

その点、クラウティは独自のレッスンシステムを採用しているので、クラウティにログインするだけでレッスンを行うことができます。

圧倒的に低価格で、家族全員で英語を楽しく学びたい方は、一度クラウティの無料体験レッスンを受講してみてはいかがでしょうか。

クラウティの無料体験はこちら

kimini英会話

kimini英会話は、子どもから大人まで細かにレベルが設定されたカリキュラムで学べるオンライン英会話です。

教育業界で70年以上の実績を誇る学研が運営しており、高校・大学など200以上の教育機関で導入されているレベルの高いカリキュラムが用意されています。

【おすすめレッスン・教材】
・発音コース(フォニックスを用いて丁寧に学習)

「レベルが高くてついていけないかも」と不安に感じている方も、受講をスタートしたタイミングで、スピーキング力を確かめられるテストを受けられます。

こちらのテストの結果に合わせてカリキュラムを提案してくれるため、自分のレベル以上に難しいカリキュラムでレッスンが進むことはありません。

さらに、月額料金も1,100円(税込)〜と、業界最安値クラスです。

子どもから大人まで、品質が担保されたカリキュラムで英語を学びたい方は、kimini英会話を選んでみてはいかがでしょうか。

kiminiオンライン英会話 公式サイトはこちら

hanaso

hanasoは、英語の復習に特化したオンライン英会話です。

  1. レッスンで学び口になじませる
  2. 復習システムにより効率よく定着させる
  3. 音声教材で会話での使い方を練習する

上記3つのステップでレッスンが進むので、日常的に使っている英語を効率よく覚えられるのがhanasoのメリットです。

レッスン教材も豊富に用意されており、日常英会話をはじめとして、おもてなし英会話、特定のシーンに特化したトピックトーク、自由に英語を話すフリートークなどがあります。

【おすすめレッスン・教材】
・発音トレーニング(関正生先生が監修)

「一度覚えた英語を忘れてしまった」「学習の二度手間を減らしたい」と考えている方は、hanasoを選んでみてはいかがでしょうか。

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スキマ時間にアプリや音声検索機能・サイトで発音チェックしてみよう!

自分の英語が発音練習でどれくらい上達したのかも知りたいですよね?

発音チェックに最適なのが、アプリや「Siri」や「google音声検索」を使った方法です。

特に音声検索は今すぐにでも試すことができますね。何でもいいので、英単語を発音して通じるのかを試してみて下さい。

発音チェックでおすすめしているのが、『英語の発音|無料で練習!8つの人気おすすめアプリ・サイトで上達』でも紹介している次の2つです。

また、実際に外国人と話しての発音チェックの方法もあります。

もし、あなたの周りで日本人とあまり接点のないネイティブの子供がいたら最高です。

子供は大人のように忖度しませんし、日本人訛りの英語の発音に慣れていないので、英語の音をそのまま耳に入れて理解しようとするので、実践での発音チェックにはもってこいなのです。

もし今その発音チェックは難しいとしても、海外旅行先などで機会があればトライしてみましょう!

シッカリと発音の勉強をしたい方は本・参考書もおすすめ!

フォニックス(発音のルール)や発音の口の動きなど、図解やDVDなどを使って徹底的に発音の勉強したい!という方は、やはり本がおすすめですね。

ここまでご紹介した、リンキング(リエゾン)やリダクション、またイギリス英語などに特化した本もあります。

有料本ではありますが、それくらいの価値はあります。

英語の発音記号やフォニックスを本で学びたいという人は以下がおすすめです。

英語耳

100万部のロングセラーで売れている人気の発音本です。本書の改訂3版では、Practiceの音声をすべて独立させた「mp3形式の音声」もデータとして付属(付属CDは音楽CDとしても再生できて、パソコンなどでmp3データを取り出せるCDエクストラになっています)。

フォニックス発音トレーニングブック

10万部越えのロングセラー本です。フォニックスの学習を通して、効率よく発音練習を行うことができるエクササイズブックです。

大人も楽しめるチャンツなど「楽しさ」「効率のよさ」「活用性」の3点が盛り込まれています。

英語喉

人気の本です。日本人が英語発音と聞き取り能力において苦労している原因は、実は英語は喉で発音するものだからという考えで、この本では、英語ネイティブがしている喉発音、そして3 ビートを理解し、練習することができます。

その他にも『英語発音の本(参考書)|6つのおすすめとその選考基準は?』の記事で紹介しているのでご参考にして下さい。

まとめ:英語の発音は楽しく練習がキーワード

英語を正しくネイティブのように発音するには、日本人が苦手な音やコツをマスターしながら、簡単に、そして誰でも継続して練習できることが一番大切です。

一人じゃ発音練習がしづらい人は、オンライン英会話の発音レッスンで講師と一緒に練習するのも上達への近道です。

基本中の基本ではありますが、やみくもに声を前に出すだけはなく、ここでご紹介した方法を効率よく実践して下さい。

習得の鍵は「記憶精度×進め方×勉強法」にある


なぜ、日本人の99%がまともに英語が話せないのか?

1つ断言できるのは、英語マスターに頭の良さは関係ありません。

偏差値40の落ちこぼれ人間だった私でさえ、一発でTOEIC満点も英検1級も取得。英会話もペラペラ、ビジネス英語もマスターしたことからも・・・

その鍵は「記憶精度×進め方×勉強法」にあります。

覚えたら忘れない記憶術。瞬時に英語をアウトプットするスキル。

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