「beyond」を正しく使えていますか?
主に前置詞で使われることが多い単語ですが、熟語も多く存在します。
しかし、「beyond」をシッカリイメージできていれば、初めて聞いた表現でも意味を何となく掴むこともできます。
それを基にすると、副詞や名詞の表現も簡単に理解できます。
目次
- 1 「beyond」の正しい発音とは?
- 2 前置詞の「beyond」の意味と使い方・例文
- 3 副詞の「beyond」の意味と使い方・例文 副詞で使う場合は主に文語の場面が多いですね。口語ではフォーマルな場面で使います。 意味は「非常に」、「ものすごく」、または「それ以上に」や「それ以降」などとなります。 下記がその例文です。 He is beyond smart.(彼はとても頭がいいです) It’s beyond expensive.(それは非常に値段が高い) ※「beyond price」とも同じになりますね。 It will be executed next year and beyond.(それは来年以降に施行されます) など。「非常に」の場合の同義語には「really」、「very」、「so」などの副詞もあり、口語では置き換えることもできますね。 名詞の「beyond」の意味と使い方・例文 名詞ではあまり使うことがありませんが、その場合は定冠詞の「the」と一緒に使うことが多いです。 下記が「the beyond」の意味です。 遥かかなた 死後(あの世) まとめ:「beyond」の熟語が使えるようになるとネイティブ感覚!
「beyond」の正しい発音とは?
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「beyond」の発音と発音記号は下記となります。
カタカナ読みでは「ビヨンド」ですが、どちらかと言うと「ビヤンド」に近い発音が正しいです。
また、ヨやヤを発音せずに、「ビアンド(発音記号:bɪάnd)」という発音でも問題ありません。
自分が発音しやすい方でOKです。
前置詞の「beyond」の意味と使い方・例文
ここでの意味のイメージが基本になります。
また、後述するスラング的な熟語などを使えるようになるとネイティブ感覚です。
色んな場面で使えるとかっこいいですよ。
~を超えて
物理的に、場所や時間などを超えていく場合、または次のように考え方なども何かを超えるという場合にも使えます。
下記がその例文です。
- I drove beyond the border.(境界線を越えて運転しました)
- We worked beyond midnight.(真夜中を過ぎて仕事をしました)
- You should look beyond the present.(視野を広げた方がいい) ※「the present」は「現時点・現在」という表現です。
- Think beyond the box!(柔軟に物事を考えよう!) ※「the box」は「固定概念」を意味し、それを超えて考えようというイメージです。
など。
~以上に
上記の「~を超えて」という意味にリンクする表現です。
下記がその例文です。
- I was already beyond myself then.(その時、すでに限界を以上でした・超えていました) ※「I went beyond my limit.」でも同様です。
- It’s beyond me.(理解できません) ※「私の理解以上・超えています」というニュアンスです。
- I don’t think he knows anything beyond that.(彼がそれ以上何かを知っているとは思いません) ※このケースは「more than(~以上)」と同義語となります。
など。
「beyond」を含むスラング的な熟語一覧
上記ですでにいくつかの慣用句的な表現も見てきましたが、その他の重要な「beyond」を使った熟語を見ていましょう。
下記がその例です。
- beyond one’s control(~の制御不能で・手に負えない) ※「He is beyond my control.(彼は手に負えない)」など。
- beyond one’s expectations(~の期待・予想以上に) ※「You did it beyond my expectations.(私の期待以上にやりましたね!すごい!)」など。
- beyond description(言い尽くせないほどの・言葉にできない) ※「beyond expression」でも同様です。「She is beautiful beyond description.(彼女は言葉にできないくらい美しい)」など。
- beyond all reason(理屈に合わない・我慢できないくらい) ※「I wanted to talk to her beyond all reason.(どにかく彼女と話したくてたまらなかった)」など。
- beyond the grave(死語の、あの世で) ※「grave(グレイブ)」は「お墓」という意味です。「See you beyond the grave.(あの世で逢おう!)」など。
- beyond question(疑いもなく) ※「He will succeed beyond question.(間違いなく彼は成功するでしょう)」など。
- beyond number(数えきれないほどの、無数の) ※「There are mistakes beyond number.(無数の間違えがあります)」など。
すでに前置詞の「~を超えて・以上に」というイメージができればこれらの熟語も理解しやすいですね。
これらをシッカリと和訳せずにイメージ理解出来たら完璧です!
副詞の「beyond」の意味と使い方・例文副詞で使う場合は主に文語の場面が多いですね。口語ではフォーマルな場面で使います。
意味は「非常に」、「ものすごく」、または「それ以上に」や「それ以降」などとなります。
下記がその例文です。
- He is beyond smart.(彼はとても頭がいいです)
- It’s beyond expensive.(それは非常に値段が高い) ※「beyond price」とも同じになりますね。
- It will be executed next year and beyond.(それは来年以降に施行されます)
など。「非常に」の場合の同義語には「really」、「very」、「so」などの副詞もあり、口語では置き換えることもできますね。
名詞の「beyond」の意味と使い方・例文名詞ではあまり使うことがありませんが、その場合は定冠詞の「the」と一緒に使うことが多いです。
下記が「the beyond」の意味です。
- 遥かかなた
- 死後(あの世)
まとめ:「beyond」の熟語が使えるようになるとネイティブ感覚!
色々な品詞で「beyond」を見てきましたが、特に前置詞の熟語一覧がありましたね。
それらをイメージ出来て、感覚的に使えるようになると素晴らしいです!
ここでご紹介した例文などを何度見てみいいので、是非その感覚を身に付けて「beyond」を使いこなしましょう!
名詞ではあまり使うことがありませんが、その場合は定冠詞の「the」と一緒に使うことが多いです。
下記が「the beyond」の意味です。
- 遥かかなた
- 死後(あの世)
まとめ:「beyond」の熟語が使えるようになるとネイティブ感覚!
色々な品詞で「beyond」を見てきましたが、特に前置詞の熟語一覧がありましたね。
それらをイメージ出来て、感覚的に使えるようになると素晴らしいです!
ここでご紹介した例文などを何度見てみいいので、是非その感覚を身に付けて「beyond」を使いこなしましょう!