英語で正しく質問できていますか?
英会話が上手い人は質問文(疑問文)を上手に使っています。
特に初対面の人との会話は緊張するものですが、的確な質問文で会話が弾んできます。これはカジュアルなSNSやフォーマルなビジネスメールなどでも同様です。
相手に質問ばかりされて答えるという状況だけでなく、相手に質問をぶつけることでまさに「英会話」という状況が生まれます。
詳しくは後ほど説明しますが、下記が質問文(疑問文)の一例となります。難しい単語は必要なく、中学英語レベルの単語である程度の質問はできます。
また、『英会話のネタ作り|フリートークで話題が切れないための27フレーズ』の記事でも様々な質問フレーズリストを紹介しているので参考にしてみて下さい。
など。
上記はあくまで一例で、どの場面でどんな質問がいいのか、また疑問文の正しい作り方がわからないと困る時もありますよね。
そこで、ここでは会話でよく使う質問文だけではなく、後ほどbe動詞の疑問文の作り方や、一般動詞の疑問文、疑問詞の疑問文など基本の疑問文の作り方なども詳しく解説します。
目次
会話に欠かせない英語の「質問文(疑問文)」と「答え方(返答)」を確認!
※このページには広告が含まれています。
質問の仕方と答え方の両方をしっておけば鬼に金棒ですね。
疑問文の形をシッカリ勉強する前に、必要不可欠な質問文を知ることで、その作り方や応用編がスムーズになります。
日常会話とビジネスで欠かせない質問文は存在しますが、先ずはそれらを構成する英単語の習得が必要ですね。
日常会話やビジネスに不可欠な中学英語の単語は必須
ビジネス英語は5000単語、日常英会話は1200単語前後必要だと言われています。
これは、実際の映画や海外ドラマでも同様です。
しかし、ビジネス英語でも使う質問文を使いこなすのは、日常会話の英単語で十分です。また、その受け答えも同様です。
その日常英会話に必要な英単語ですが、中学英語がほとんどだと思って下さい。
それらの中学英語(基礎中の基礎)を学ぶには、『英語習得と英会話が上達!初心者に必要な285英単語と文法』でも紹介している「mikan」というアプリがおすすめです。
単語帳でがっつり暗記する!というのではなく、通勤・通学などのスキマ時間に触れることをおすすめしています。
下記からダウンロードしてみて下さい。
「質問」の英語は?
質問を英語で言うと、「question(クエスチョン)」で、複数形は「questions」となります。
また、ビジネスメールでは「inquiry(インクワイアリ-)」という単語をよく使います。
問い合わせでの質問という意味があり、後ほどのビジネスメールのところで説明します。
因みに、「よくある質問」という表現の「FAQ」は、「Frequently Asked Questions.」の頭文字をとっています。
「質問があります/質問する」の英語は?
相手にストレートに「質問してもいいですか?」という場面もビジネスの打ち合わせ、または日常会話の中などでありますね。
その場合は次のような質問文と肯定文で表すケースが多いです。
- Can I ask you a question?(1つ質問してもよろしいですか?) ※「May I ask you a question?」とするとより丁寧な質問文になります。
- I have a question (to ask).(1つ質問があります) ※肯定文で相手に「質問してもいいですか?」と聞いているのと同じですが、聞けることが前提の少し強い言い方になります。それを柔らかくするには、「I have a question to ask. May I?」などとなります。
質問の後に更にもう一つ質問がある場合は、「I have another question?」とするといいでしょう。
「質問してもいいですか?」の「いいですよ」という答え方としては下記があります。
黙ってうなずくのではなく、簡単な言葉で相手に回答しましょう。
- Go ahead.(どうぞ)
- Of course.(もちろん)
- No problem.(問題ありません)
相手の質問が分からない時の疑問文は?
相手の質問が聞き取れなくて分からない場合、意味自体が分からない場合がありますね。
その場合も相手に疑問文を使って質問(聞き直す)必要があります。
sorry?
主に相手の質問が早くて聞き取れなかった場合に使う、とてもカジュアルな聞き直し方の疑問文が「Sorry?」です。
日本語にすると「え?」という感じでしょうか。
主語を省略した疑問文になります。もちろん「I’m sorry?」という聞き方もあります。
語尾を上げて発音するのでイントネーションに注意が必要です。
他にも下記のような言い方があります。
- Come again?
- Excuse me?
- Pardon? ※「Pardon me?」でも同様です。
しかし、フォーマルなビジネスの場面などはシッカリとした疑問文で質問する必要もあります。
- Could you speak more slowly, please?(もう少しゆっくり話して頂けますか?)
- Can you say that again?(もう一度言って頂けますか?)※「Can you repeat that?」でも同様です。
相手が誰かにより使い分けましょう。
What do you mean by that?
相手の言っている意味が分からない時に、「What do you mean by that?(それってどういう意味ですか?)」という質問文をよく使います。
単純に「What do you mean?」でも同様です。
それと、「I couldn’t get it.」や「I don’t understand.」も両方とも「理解できませんでした」という否定文で相手に説明を促す質問と同じように使えます。
魔法の質問文「How about you?」とは?
英会話を潤滑に、そしてドンドン楽しくする面白いというか、魔法の質問文が「How about you?」です。
相手があなたに「出身はどこ?」、「趣味は何?」などを質問して答えとしましょう。
それで会話を終わりにせずに、「How about you?(あなたはどうすか?)」という聞き返す質問文をすることで、面白いように会話が弾むので是非試してみて下さい。
特に英会話の初心者で質問ばかりを受け身で答える場合は大変役立ちます。相手のことも聞けるのでリスニングの勉強にもなりますね。
初対面の人への挨拶・質問文
友達から紹介された友達、またはSNSやメールでの初めての挨拶、ビジネスでのやり取りでの質問は欠かせません。
特に最初の自己紹介は大切ですね。質問された場合の答え方などは『英語で自己紹介|恥をかかない!厳選9つのポイント』の記事も参考にして下さい。
How are you?
「いかがですか?」、「体調はどうですか?」など最初の挨拶に最適なのが「How are you?」、または「How are you doing?」です。
「How do you do?」だとよりフォーマルになります。ビジネスはよく使う挨拶文です。
知人や友人へのカジュアルな挨拶の質問文とは異なります。それについては後述します。
その答え方としては次のような例文があります。
- I’m good. Thank you. How about you? ※相手に質問してくれたことに感謝し、そして「あなたはどうですか?」と聞き直すといいでしょう。また、「I’m great.」や「I’m fine.」などでもOKです。
- Never been better.(とても素晴らしいです) ※「絶好調です」という意味ですが、ちょっとかっこいい答え方です。
May I have your name?
初対面では最初に名前を言って、自己紹介するのであまりのこのフレーズを使うケースはありませんが、仮に相手の名前を知りたい場合は「May I have your name, please?(名前をお伺いしてよろしいでしょうか?)」という質問文を使うのがいいですね。
日本人の方が勘違いして多く使う「What is your name?」は、外国人にはとても失礼なので使わないようにしましょう。
これに関連した質問文は下記です。
- How do you spell it?(どのようにスペルを書きますか?)
- How do you pronounce it?(どのように発音しますか?) ※SNSやメールで名前を見た時にこの質問はできますね。
Where are you from?
相手の出身を聞く場合は多いですね。その場合は「Where are you from?(出身はどちらですか?)」や「Where do you come from?」などの質問文が最適です。
答え方としては国名や都市名と国名を合わせて回答する場合もありますが、どちらでも構いません。
- I’m from Tokyo, Japan.
- I come from U.S.
など。
国名だけの返答で、相手の出身都市が知りたい場合は、「Where in U.S.?」や「Which part of Japan?」などと聞き直しても構いません。
出身地と同じよな意味で聞く質問文があります。
- Where did you grow up?(どこで育ちましたか?)
- Where were you born?(どこで生まれましたか?)
Where do you live?
出身と同じようにどこいお住まいかも質問することもありますね。
その場合は、「Where do you live (now)?(お住まいはどちらですか?)」という質問文が一般的です。
答え方として、「I live in Shinjyuku.」など、すでに日本に住んでいることが分かっていて、有名な地名の場合は、「Shinjyuku(新宿)」のような一言で済みます。
分からない場合は、「I live in Yotsuya, Tokyo.」という形(地名の後に都道府県名)で答えるのがいいでしょう。
What do you do for a living?
相手に「仕事は何をしているのか」を聞くこともありますね。
その場合に、「What is your job?」という質問文はストレート過ぎて失礼なので使わないでください。
「What do you do for a living?(何をされているのですか?)」、または「What do you do?」でOKです。
また、「What do you usually do every day?(毎日何をされていますか?)」という質問文も同様です。
答え方としては次が例文としてあります。
- I work in sales.(セールスとして働いています) ※その後に「at ABC company」など会社名をプラスしても構いません。「work as an engineer(エンジニア)」などの答え方もあります。
- I’m a university student. ※大学生の場合はこのように答えます。専門学生は「vocational school student」などで表現できます。
学生です、という回答の時は「What is your major?(専攻は何ですか?)」という質問をすると更に会話が弾みますね。
就職している方には、仕事の内容(What do you sell?/何を売っているのですか?)や「How long have you been in this business?(どれくらいその仕事に就いていますか?)という質問でもいいでしょう。
When did you come to Japan?
相手の外国人と日本国内で会話をしている場合に使えるのが、「When did you come to Japan?(いつ日本に来たんですか?)」など日本に住んでいる事に関する質問ですね。
その質問と付随するように次のような疑問文もよく使います。
- How long have you been in Japan?(どれくらいの期間、日本に住んでいますか?)
- What made you come to Japan?(なぜ、日本に来たんですか?) ※「Why did you come to Japan?」よりは丁寧な言い方となります。
- How do you like it?(日本の生活はいかがですか?) ※「it」は「食べ物のこと」、「旅行のこと」など、その話の内容により異なります。この場合は日本にいることが前提なのでそのような意味になります。
食事や旅行などの趣味などの質問文
相手のある程度のプライベートのことを聞くこともありますね。
趣味や、好きな映画、好きなスポーツなど、会話には欠かせない質問ですね。
What are you interested in?
趣味は何ですか?と聞く場合は、「What are you interested in?」という定例文がありますが、ストレート過ぎる感があります。
また、「What is your hobby?」はネイティブは基本的にはあまり使わないので注意して下さい。
他に次のような質問文があります。
- What do you do in your free time?(休暇/暇な時間には何をされますか?) ※これも趣味を聞く時に使う質問文です。
- What do you do on weekends?(週末何をしていますか?) ※これも趣味に近い質問ですね。「週末何をしてますか?」という質問文です。
- What is your favourite sport?(好きなスポーツは何ですか?)※「Do you play any sports?(何かスポーツはされますか?)」などもいいですね。
また、休暇に何をするかなど、「How are you going to spend the New Year?(年末年始はどのように過ごしますか?)」という質問もあります。
答え方としては、次のような解答例があります。
- I like going to movies.(映画を見に行くことが趣味です)
- I play soccer with my kid every weekend.(毎週末、子供とサッカーをしています)
- I will go to Hawaii during winter vacation.(冬休暇にはハワイに行く予定です)
What kind of food do you like?
「What kind of food do yo like?(どんな料理が好きですか?)」や同じ意味の「What is your favorite food?」などの食事に関するものも会話が盛り上がりますね。
他にも次のような質問もあります。
- Do you like Japanese food?(日本料理は好きですか?)
- What kind of Japanese food do you like?(どんな日本料理が好きですか?)
- Which restaurant do you recommend for Italian food?(イタリア料理でおすすめのレストランはありますか?)
外国人との会話で日本料理の話は定番です。
「I love Sushi.」や「I like Tempura.」などが返答だったら、「Me, too」などで同意したりすると会話が成立します。
また、食事関連で言うと、海外のレイストランでは「How was your food?(食事はいかがでしたか?)」と質問されるケースがあります。
「I love it.」や「Great」などで答えるといいでしょう。
レイストランなどで聞かれる質問に関しては、『接客英語のレストラン・カフェ・居酒屋編|5つの場面で使えるフレーズ集』の記事も参考にして下さい。
Have you ever been to Hawaii?
「Have you ever been to Hawaii?(ハワイに行ったことがありますか?)」など、旅行した場所などを聞く質問も会話を続かせるコツです。
他にも次のような質問があります。
- Which countries have you been to?(どの国に行ったことがありますか?)
- Do you like traveling?(旅行は好きですか?)
- Which countries or places do you recommend?(どの国や場所をお勧めしますか?
同僚や友達への挨拶(久しぶりの挨拶も含む)・質問文
知人などでの質問文はあまり堅苦しくならないのがポイントです。
相手との距離が近ければスラングなどの質問文でも構いません。
what’s up?
「What’s up?」や「How is it going?」などのスラングの質問文で「調子はどう?」と聞くケースが多いです。
答え方としては次のような簡単な一言でOKです。
- Nothing much.(あんまり変わらない/いつも通り)
- O.K.(いいよ)
など。
『英語での挨拶|英会話やビジネスでも使える厳選17パターン』の記事も参考にしてみて下さい。
How have you been?
久しぶりに会ったり、メールしたりする時に使えるのが「How have you been?(久しぶり/どうしてた?)」という質問を使えます。
「Long time, no see.」は実はあまりネイティブは使いません。
久しぶりのフレーズなどを詳しく知りたい方は、『「久しぶり」の英語|挨拶やビジネスメールでも使える8つの基本表現』の記事もあるので参考にして下さい。
How is work?
「仕事どう?」など友人に聞く場合もありますね。
その場合は「How’s work?」や「How is your work?」などでOKです。
相手が学生の場合は、「How is school?」という質問があります。
答え方としては次のような例文があります。
- Too busy.(忙しすぎる) ※主語と動詞を省略して、カジュアルに答えても構いません。
- I’m thinking of changing jobs.(転職しようかと考えている)
- So-so.(まあまあ)
など。
What are you doing tomorrow?
「What are you doing tomorrow?(明日何をしてるの?)」などで、予定を聞いたりする場合の質問文もありますね。
同じような、また関連した疑問文は次のようなのがあります。
- What do you want to do this afternoon?(今日の午後何したいですか?)
- Do you have time now?(今、時間ありますか?)
- What did you do yesterday?(昨日は何をしましたか?)
- Where did you go last Sunday?(先週の日曜日はどこに行きましたか?
- Do you have any plans for tonight?(今日の夜は予定がありますか?)
これらの質問には多くの答え方が想定できますね。
下記がその一例です。
- It’s up to you.(あなたに任せる) ※「何をしたい?」という質問への回答例ですね。
- I’m too busy now.(今は忙しくて時間がない)
- I just stayed at home.(家にいました)
- I went to Disneyland with my friends.(友達とディズニーランドに行きました)
- I’m free tonight.(今日の夜は暇です)
など。
ビジネスメール・打合せ・スピーチ・プレゼンでの質問文
ビジネスの場面でも質問することもありますね。
様々な場面でありますが、ここでは一般的な疑問文をピックアップしました。
Inquiry about your Products
これはビジネスメールの件名で、「御社の商品への質問」という定型文です。
初めて相手にメールを送る時、または既に取引がある顧客の新製品への問い合わせなどの場合にも使えるフレーズです。
また、書き出しとして、「I’m interested in your products.(あなたの商品に興味があります)」などの文を付け加えると丁寧にですね。
詳しい書き方などは、『英語のビジネスメールの書き方|恥をかかない7つの注意点』の記事も参考にしてみて下さい。
Do you have any questions?
プレゼンやスピーチの後の定番の質問文が、「Do you have any questions?(質問は何かありますか?)」です。
質問がある人は、「I would like to know more in detail about your promotion in Japan.(もっと日本でのプロモーションについて詳しくしりたいです)」などので応対します。
What do you think about this?
「What do you think about this?(これについてどう思いますか?)」の質問文も同意を求めたりするときによく使うフレーズです。
答え方として「It’s pretty good./It’s great.(素晴らしいと思います)」や「I agree with you.(あなたに賛成します)」などがあります。
Could you explain it?
「Could you explain it?(それについて説明していただけますか?)」など、打合せの途中に質問することがあります。
先ほどの「I would like to know more in detail.」をそのまま質問文と同じニュアンスで使えます。
Why did you apply for this position?
「Why did you apply for this position?(何故、この仕事/職種に応募されたのですか?)」という動機の質問は仕事の面接で必ずと言っていいほど聞きます。
他にも様々な質問文や回答例があるので、詳しくは『英語で面接|絶対に覚えておきたい厳選フレーズ集』も確認してみましょう。
日常やビジネスでお願いごとをする時の質問文
『「依頼」の英語|メールでも使える!3つの言い方を習得』でも詳しく解説していますが、相手にお願いすることは丁寧な言い方がいいでしょう。
次のような質問文があります。
- Could you do me a favor?(お願い事があるのですが?)
- Could you give me a hand?(ちょっと手伝って頂けますか?)
など。
さて、いままでは日常やビジネスでよく使う質問文を見てきましたが、それらの疑問文はどのような語順や形になっているのでしょうか?
質問文(疑問文)の作り方を知れば、相手にドンドン質問できるので会話も盛り上がってきます。是非、この機会に基本の形を習得しておきましょう。
「Yes/No疑問文」とは?
さて、疑問文(質問文)の基本中の基本が、「あなたは英語を勉強していますか?」など、YesかNoで答えることができる疑問文で、「Yes/No疑問文」と言います。
be動詞の疑問文、Do/Does/Didなどを使った一般動詞の疑問文、助動詞を使った疑問文などがあります。
例文を確認しましょう。
【例文】
- Are you a student? /あなたは学生ですか?
- Do you like coffee? /コーヒーは好きですか?
- Have you studied French? /フランス語を勉強したことがありますか?
Yes/No疑問文は肯定文を作ってから、それを疑問文に変えるとわかりやすいです。
「be動詞を使った疑問文」、「一般動詞の疑問文」、「助動詞の疑問文」の3つに分けて確認しましょう。
be動詞の「Yes/No疑問文」の作り方と答え方
be動詞の「Yes/No疑問文」の作り方は、すごく簡単です。
肯定文のbe動詞を文頭に持ってくるだけで疑問文にすることができます。
肯定文は文頭に置きますが、疑問文ではbe動詞が主語の前になります。語順を間違わなければOK問題とても簡単な作り方です。
例文で確認しましょう。
【例文】
- 肯定文:She is a basketball player. /彼女はバスケットボール選手です。
- 疑問文:Is she a basket ball player?/彼女はバスケットボール選手ですか?
肯定文のbe動詞「is」が、疑問文では主語の「she(彼女)」の前にきます。
be動詞の位置を入れ替えて、文末に「?(クエスチョンマーク)」を入れるだけでbe動詞の疑問文が完成です。
過去形でも、be動詞が過去形の「was/were」になるだけで、疑問文の作り方は同じです。
be動詞の疑問文の答え方は2通りです。
- 「はい」で答える場合→「Yes, 主語+be動詞.」
- 「いいえ」で答える場合→「No, 主語+be動詞+not.」
先ほどの例文の「Is she a basketball player?」の回答方法をみてみましょう。
- 「はい」→Yes, she is.
- 「いいえ」→No, she isn’t. ※「isn’t」は「is not」の短縮形です。
尚、「Are you ~?」で聞かれた場合は、「あなたは~ですか?」と聞かれているので、答えの主語は「you」ではなく「I」になります。
【例文】
- 疑問文:Are you from China?
- 回答:「はい」→Yes, I am.「いいえ」→No, I’m not.
助動詞の「Yes/No疑問文」と答え方
助動詞の「Yes/No疑問文」は、be動詞の「Yes/No疑問文」と同じです。
be動詞の代わりに、助動詞を主語の前に置くだけで疑問文ができます。
例文を確認しましょう。
【例文】
- 肯定文:She should go to the meeting. /彼女はミーティングに行くべきです。
- 疑問文:Should she go to the meeting? /彼女はミーティングに行くべきですか?
助動詞の疑問文の答え方も、be動詞の「Yes/No疑問文」と同じです。
上記の例文の質問の答えは下記の2通りになります。「はい」の場合は「Yes, 主語+助動詞.」、「いいえ」の場合は「No, 主語+助動詞+not.」
【回答例】
- 「はい」→Yes, she should.
- 「いいえ」→No, she shouldn’t. ※「shouldn’t」は「should not」の短縮形です。
一般動詞の「Yes/No疑問文」の作り方と答え方
一般動詞とは「like(好き)」「go(行く)」「play(する)」など、be動詞以外の一般的な動詞のことです。
『英語の動詞一覧|2種類ある動詞の基本と使い方・活用方法』の記事も参考にしてみて下さい。
一般動詞の「Yes/No疑問」も簡単です。「Do(Does)」などを文頭の主語の前に置くだけで疑問文になります。
例文を確認しましょう。
【例文】
- 肯定文:You like dogs. /あなたは犬が好きです。
- 疑問文:Do you like dogs? /あなたは犬が好きですか?
上記の例文では主語の「you」の前に「Do」を置いて、文末に「?(クエスチョンマーク)」をつけています。
基本的には「Do」を使いますが、主語が3人称単数(he/she/itなど)で現在形の場合は「Do」は「Does」に変化します。
「Does」を使う場合、動詞は原型になります。
【例文】
- 肯定文:He teaches English at the junior high school. /彼女は中学校で英語を教えています。
- 疑問文:Does he teach English at the junior high school?/彼は中学校で英語を教えていますか?
上記の例文では、「he」は三人称単数で現在形の文なので、「Does」を文頭に置き、動詞の「teaches(教える)」は原型の「teach」になります。
「三人称単数がわからない」という方は『英語の人称代名詞が5分で分かる一覧表』で人称について詳しく解説しています。こちらを参考にしてください。
過去形の場合は「Do」や「Does」ではなく「Did」を使います。この場合も、動詞は原型を使います。
また答え方も下記のようになります。
【回答例】
- 「はい」→Yes, she does.
- 「いいえ」→No, she doesn’t . ※「doesn’t 」は「does not」の短縮形です。
「WH疑問文」とは?
「wh疑問文」は、「what」や「who」などwhから始まる疑問詞を使う疑問文です。
wh疑問文の例は下記となります。
【例文】
- Where are you from? /出身はどこですか?
- Why do you study English? /なぜあなたは英語を勉強しているのですか?
- How did you get there? /そこまでどうやって行きましたか? ※「how」は「wh」がついていませんが、whの疑問詞の仲間で、howを使った疑問文もwh疑問文です。
wh疑問文で使う主な疑問詞は下記の8つです。それぞれの意味と、尋ねる対象を一覧で確認しましょう。
疑問詞の疑問文も、慣れるまでは肯定文から疑問文を作るとわかりやすいです。
例文で見てみましょう。
【例文】
- 肯定文(英語):She is from Osaka.
- 日本語:彼女は大阪出身です。
上記の例文の「Osaka(大阪)」という部分を聞きたい場合、「彼女はどこ出身ですか?」という疑問文になります。
「どこ?」場所なので疑問詞は「where」を使います。
疑問詞の後ろに置く文は、基本的にYes/No疑問文と同じです。例文の場合、be動詞の文なので、be動詞の「is」を主語の「she」の前に置きます。ここまでで、下記の文ができます。
Where is she from Osaka.
上記の文の中の「Osaka」は、答えで聞きたい部分なので削除します。そして、文末に「?(クエスチョンマーク)」を付ければ、wh疑問文の完成です。
wh疑問文:Where is she from?
一般動詞の疑問文も、「do」を使うだけで基本は同じです。
ただし、尋ねるものが主語の場合は、「Who is she?」など主語を代名詞に変えて残します。
付加疑問文と否定疑問文も押さえておきましょう!
疑問文の中には相手に同意を求める「付加疑問文」と「否定疑問文」という形があります。
こちらも語順とルールをしればとても使い勝手のいいものですね。基本を押さえておきましょう。
付加疑問文
日本語で言うと、「~ですよね」という感じです。
下記が例文ですが、文末に疑問文になるのが特徴です。
- Mike likes to play soccer, doesn’t he?(マイクはサッカーをするのが好きですよね?)
- We did not see him, did we?(昨日私たちは彼を見なかったですよね?)
文が肯定文であれば後ろの付加疑問文は否定形、文が否定形であれば付加疑問文は肯定という形になります。また、時制は一致させます。
詳しくは、『英語の付加疑問文(~ですよね)|同意を求める6つの形・答え方と例文』を参考にして下さい。
否定疑問文
否定疑問文は、通常の英文の頭の部分を否定形にするだけで、後の語順は同じです。
「Are you hungry?(お腹空いていますか?)」→「Aren’t you hungry?(お腹空いてないの?)」という感じになります。
他に、「Don’t you understand?(理解していないの?」や「Didn’t you go there?(行かなかったの?)」など。
『英語の「否定疑問文」|意味やニュアンス・2つの返答の仕方や例文』でも詳しく書いていますが、否定疑問文を使う時は次のような時です。
- 何かを確認する時
- 驚きを伴う時
質問の前に使える「I’m sorry to bother you.」
質問をするときには、いきなり聞くのではなく、「質問をしていいですか?」というようなフレーズを先に言う場合が多いですよね。
「質問をしていいですか?」を、そのまま英語にすると上述通り「May I ask a question?」が、何か途中で質問する場合は、「I’m sorry to bother you.」という言葉を付け加えるとベターです。
「bother」は「邪魔をする」や「迷惑をかける」という意味です。つまり、「邪魔をしてすみません」や「ちょっとすみません。」というようなニュアンスのフレーズです。
カジュアルな会話では「I’m」を省略して「Sorry to bother you.」でもOKです。
また、よく使う質問文でも紹介しましたが次のような丁寧な言い方もあります。先ほどの例文と加えて覚えておきましょう。
- There’s something I‘d like to ask.(お尋ねしたいことがあるのですが) ※丁寧な表現です。
- Can I ask something?(ちょっときいてもいい?) ※カジュアルな表現です。
- Do you have a minute?(少しお時間ありますか?)
- There’s something I don’t understand.(わからないことがあるのですが。)
- I have a question about… (~について質問したいのですが。)
メールで質問する際のフレーズ集
インターネットで海外の会社に問い合わせたり、ビジネスの取引先にメールで質問を送ったりする場合もありますよね。
「問い合わせ」は英語で「inquiry」で、動詞の「問い合わせる」は「inquire」です。 ※イギリス英語では「inquiry」ではなく「enquiry」と書きます。
メールの問い合わせの例
- I have an enquiry about ~. /~についてお聞きしたいことがあります。
- I am writing to inquire about ~./~についてお聞きしたく書いています。
尚、ビジネスシーンだけでなく、基本的には文章は会話文より丁寧な言葉を使います。会話では「I am」を「I’m」と省略しますが、友達同士など気軽な場合を除いてメールでは省略しません。
尚、ビジネスのメールの書き方は『英語のビジネスメールの書き方|恥をかかない7つの注意点』で詳しく解説しています。
まとめ:質問をすることで英会話が弾む!
英会話で、自分の言いたいことが単語や短いフレーズで伝えられるようになったら、質問にチャレンジしましょう。
質問ができるようになると、会話が弾むようになって、たくさんの英語に触れられるので、英語力がどんどん伸びるようになります。
質問をするとなると、難しく考えてしまいがちですが、be動詞や助動詞の疑問文は、動詞と名詞を入れ替えるだけでOKです。一般動詞の疑問文は、「do」を使いますが、形を覚えてしまえば簡単です。
最初は会話中にとっさに疑問文を作るのは、難しいかもしれません。慣れが必要なので、1日10個ずつ疑問文を書いてみましょう。これを1か月続ければ300個くらい疑問文を書くことになるので、自然に疑問文が作れるようになりますよ。
コメント