
日本語でも会話をしてる時にネタが切れて、無言になることもありますよね。
英会話だからと言って、ネタ(トピック)が途切れること自体は全然当たり前のことです。なので、あまりプレッシャーは感じないでください。
しかし、スモールトーク、つまり雑談がパッとできると、英会話が再開して楽しいものになります。
オンライン英会話の授業でもフリートークが出来るようになるのが理想ですが、それには「ネタ作り」は欠かせません。
目次:
0.英会話を楽しむには「質問する」こと!
1.初級~中級レベル向けの話題一覧
・今日や最近のネタ
・自己紹介のネタ(家族、出身、趣味など)
・経験のネタ
・相手を褒めるネタ
2.上級レベル向けの話題一覧
・ニュースのネタ(政治、経済、文化など)
・ホットな話題
・会議での話題
3.フリートークでネタに困らないためのコツと勉強法
・自主練習をする
・ネタ帳を作る
・英語で情報を読む癖を付ける(英語ニュースなど)
まとめ:質問するネタを2,3個は常備して英会話してみよう!
0.英会話を楽しむには「質問する」こと!
英会話中に急に話が途切れることは少なくありません。
そんな時に役立つのが、「相手に質問すること」です。
それには、面白いネタである必要はないということです。
これから紹介する「定型文」があるから、先ずはそれから会話をスタートしたり、再開することが特に初心者にはベストです。
フリートークのほぼすべてが決まりきった定型文から始まるのはネイティブも同じです。
『英語の質問集|5つの場面でよく使う疑問文の作り方・疑問詞の用法』でも疑問文の作り方や質問例を紹介していますが、今回はそれをレベル別にして深堀していきます。
また、会話を途切れさせないコツの1つが、あなたが質問されて答えた後に、「How about you?(あなたはどうですか?)」という質問返しをすると無言が生まれません。
下記がその例です。
- 相手:How was your day?(今日、どうだった?)
- あなた:It was OK. How about you?(良かったよ。あなたは?)
このフレーズは本当に会話では役立つので、念頭に置いておいて下さい。
1.初級~中級レベル向けの話題一覧
さて、ここでは日常英会話のフリートークで頻出するスモールトークのネタで使うフレーズをご紹介します。
基本中の基本となりますので、丸暗記でもいいので覚えておきましょう!
今日や最近のネタ
日常生活に関連しているネタなので、会話を開始した直後(挨拶の後)などにすぐに使えるフレーズです。
- 買い物について:What did you buy recently?(最近何を買った?)
- 仕事について:How was your work?(仕事はどうだった?)
- 今日について:How was your day today?(今日はどうだった)
- 先週末について:What did you do last weekend?(先週末は何をしたの?) ※「昨日(yesterday)」などでも構いません。
- 来週について:What is your plan for next week?(来週の計画は何ですか?) ※「What are you going to do tomorrow?(明日、何をするの?)」などでもOKです。
- 食事について:Which Japanese restaurant did you go to?(どの日本食レストランに行ったの?) ※「Mexican food」や「Italian food」などでもOKです。
- 天候について:It’s nice weather, isn’t it?(いい天気ですね) ※「Looks like it’s going to rain.(雨が降りそうですね)」などもOKです。
- 季節について:Winter is coming. It’s getting cold.(冬が近づいてきていますね。寒くなってきました) ※色々な季節で言い換えできます。
などが基本となります。
自己紹介のネタ(家族、出身、趣味など)
先ほどの日常会話のネタよりも、初めて会った人とのフリートークネタが「自己紹介」関連となります。
あなたと相手の距離を縮めるには最適なトピックになります。
『英語で自己紹介|恥をかかない!厳選9つのポイント』でも紹介していますが、次のような質問などがいいでしょう。
特に、趣味や家族構成が同じだったりした場合は話が盛り上がります。共通点探しにもいい質問ネタとなります。
- 職業について:What do you do for a living?(お仕事は何ですか?)
- 出身について:Where are you from?(どこのご出身ですか?) ※更に話を膨らましたい場合は、「Which part of US?(アメリカのどこ?)」などの質問を追加でするといいでしょう。
- 家族について:Do you have brothers?(兄弟はいますか?) ※「sisters(姉妹)」なども使えます。
- 趣味について:How do you spend your free time?(趣味は何ですか?/自由な時間に何をしますか?)
- スポーツについて:What is your favorite sport?(好きなスポーツは何ですか?) ※好きな食べ物(What is your favorite food?)などもできます。
など。
経験のネタ
今日何をした?(What did you do today?)という直近の経験よりも、今までのどこかで経験したことへの質問ネタです。
こちらも共通点を見つけ事で話が弾むことがあります。
- 行ったところ:Have you ever been to Europe?(ヨーロッパに行ったことありますか?) ※「Which country have you ever been to?(どの国に行ったことがありますか?)」などもOKです。
- 住んだところ:Have you lived in Tokyo?(東京に住んだことはありますか?) ※「好きでしたか?(How did you like it?)」などの質問も追加していいでしょう。
- 食べたもの:Have you ever tried eel?(ウナギを食べたことはありますか?) ※「納豆(Natto)」や「寿司(Sushi)」など出身国の代表的な食べ物が話題が盛り上がります。
- 見たもの(映画など):Have you seen the movie yet?(もうその映画見ましたか?) ※後ほど紹介するホットな話題としても使えます。
など、お気付きかと思いますが、現在完了形で経験を聞いています。
この時制が少し苦手という方は、『英語の現在完了形|過去形との違い・4つの用法や例文と時間軸イメージ』を参考にしてみて下さい。
相手を褒めるネタ
相手の外見や洋服などに興味を持つと、そこから会話が広がります。
しかし、上辺だけではなく、本当にそう思った場合のみに使うネタにしましょう。
- 洋服について:I like your shirt. Where did you buy?(あなたのシャツいいですね。どこで買ったの?)
- 髪型について:Wow, I like your hair style. It’s very nice.(わ~、その髪型いいね。とても素敵です)
- 体型について:Are you on a diet?(ダイエット中?) ※体型については、親しい友人間での会話にしましょう。
など。
相手の褒め方は他にもあるので、『「褒める」の英語|簡単に使える!35種類以上の褒め言葉』も参考にしてみて下さい。
2.上級レベル向けの話題一覧
初級、中級レベルの会話のネタに慣れてきたら、少しハードルを上げて上級レベルの会話を試してもいいかもしれません。
そうすることで、後ほど解説しますが、情報収集を英語でするようになるので英語力がドンドンUPしてくので、一石二鳥です。
ニュースのネタ(政治、経済、文化など)
政治ネタなどは、ある程度センシティブな話題となるので、話す相手を考えて下さい。
初対面の人には決してしてはいけません。友達などある程度距離が近い方と先ずは話すようにしましょう。
- 政治について:We don’t have a presidential system in Japan.(日本は大統領制じゃありません) ※「議院内閣制」は「parliamentary system」と言います。
- 経済について:What do you think about world economy next year?(来年の経済についてどう思います?)
- 文化について:We have a culture of bowing.(私たちはお辞儀をする文化があります) ※「Do you like Japanese culture?(日本の文化好きですか?)」の質問もできますね。
など。また、宗教についての話題は、日常会話では基本的に避けた方がベターです。
ホットな話題
上記と繋がりますが、その外国人の自国のネタであれば、外国人が盛り上がりますね。
もし、あなたがその話題を知っているのであれば次のようなネタはいいですね。
- 選挙について:Do you think Mr.X will win the election?(X氏が選挙に勝つと思いますか?)
- スポーツについて:Team A is on a winning streak, right?(Aチームは連勝中ですよね) ※相手が好きなチームやスポーツが分かっていたら盛り上がるのは間違いなしです。
など、有名な芸能人の話や歌などもいいですね。
会議での話題
打合せや会議(テレカン)などでも話を途切れさせるのは避けたいですね。
そんな時に使えるのが次のようなフレーズです。
- 進行中の事業について:How is it going with the project?(そのプロジェクトはどんな感じですか?)
- 質問の有無について:Do you have any questions?(何か質問がありますか?) ※プレゼン後には必ず使うフレーズです。
など、『8つもある!?「会議」の英語|36個の関連英語表現も習得』も参考にして下さい。
3.フリートークでネタに困らないためのコツと勉強法
さて、ここまで無言にならないための、フレーズを中心にご紹介しましたが、ここでは会話以前の勉強法をご紹介します。
自主練習をする
あなたが質問する側の英語フレーズを見てきましたが、それらを逆に質問されたらどうしますか?
話を振るばかりを想定するのではなく、あなたが答える側にたったトレーニングも必要ですね。回答できないと会話が続かないのでとても大切な練習となります。
それには、質問されたことをイメージして、独り言で答える練習をして下さい。
ここまでご紹介したフレーズを相手が行ってきたと仮定して下さい。
そして、実際にボイスレコーダーで声を録音して、どれくらいスムーズに答えているのかを自分自身で確認して復習するのがベストです。
独り言のやり方については、『英語の勉強|「独り言」の効果は絶大!4つの正しいやり方とコツなど』の記事もご確認ください。
ネタ帳を作る
ネタ帳を作ってそれを参考に、オンライン英会話などでフリートークをしてもいいですね。
質問を箇条書きにしておく、または、先生との話でこれは使えるかも?とうには、スマホでメモ書きするなど。
この貪欲さが英会話力を高めてくれます。
英語で情報を読む癖を付ける(英語ニュースなど)
英語でフリートークをするのは簡単ではありません。
基本的な会話より先に突っ込むにはどうしても、英語での情報収集とトピック探しがコツとなります。
先ずは、日本のニュースでもいいので、英語で情報を収集する癖をつけるようにしましょう!
アプリやサイトなど無料で情報をゲットできるので、『おすすめの英語ニュース|無料サイトやアプリ7選とリスニング勉強法』を参考にして、通勤通学中のスキマ時間にトライしてみましょう!
まとめ:質問するネタを2,3個は常備して英会話してみよう!
さて、いかがでしたでしょうか?
もちろん、ここでご紹介したネタよりももっと多くの話題がそこら中に転がっています。
日頃から「これは使えるかも?」という姿勢と、自分ならこう答えるという想定での練習を繰り返すことでドンドン英会話力が付いていきます。
また、困った時にパッと口からでるように、数個の質問ネタは押さえておくといいですね。
しかし、無言になることは決して悪いことではなく、焦らないでください。自然体で会話が始まったり、再開するようになるには慣れも必要です。
今回の記事を参考にして、英会話を楽しんで下さい!