日常でもビジネスでも、初めて会ったり、会話する相手と自己紹介時に「趣味」について話すのは必然的で、欠かせない話題ですね。
また、学校などでのスピーチでの自己紹介など。
これを避けては通れないくらい大切なトピックです。
- 読書
- 映画鑑賞
- 旅行
- 料理
- 音楽
- カラオケ
- スポーツ観戦
など、大事なプロフィールの1つです。SNSの自己紹介などにも書き込むことで、同じ趣味の人との繋がりも生まれますね。
初心者の方で英会話教室・オンライン英会話などでこれから会話を勉強したいという方も知っておくべきなのが趣味に関連するフレーズです。
必ず質問されますし、相手にも質問する場面が多いのがこの趣味の話です。
英会話を楽しむのに必要な分野であり、これが出来ると会話が弾み面白くなっていきます。逆に、それが出来ないとちょっと重苦しい会話になるので注意が必要です。
それと、人工知能(AI)チャットのChat GPTやGeminiを使った自己紹介で趣味を伝る英文の添削方法なども紹介していますので、参考にしてみて下さい。
目次
「趣味」を質問する/される場合の英語フレーズは?
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先ずは、「趣味」という単語について軽く触れておきましょう。知識として触れる程度の感覚で大丈夫です。
『「趣味」の英語|自己紹介にも使える例文や3つの使い分け!』でも解説していますが、名詞の「趣味」は次のような単語を使います。
- taste(テイスト)・・・趣味・嗜好 ※「趣味がいいね」などの時に使います。
- interest(インタレスト)・・・興味がある趣味 ※実際にやっていなくても使える単語です。
- hobby(ホビー)・・・実際にやっている趣味 ※専門的な趣味のニュアンスが強い単語でもあります。
- pastime(パスタイム)・・・気晴らし程度の趣味 ※暇つぶしであまり強い意志ではない場合に使いますが、多少フォーマルな言い方です。
さて、本題ですが、「あなたの趣味は何ですか?」と自己紹介の時に相手に聞いたり、またはあなたが聞かれたりしますが、どのような英語フレーズをよくネイティブは使うのでしょうか?
日本人の多くは学校で「What is your hobby?」というフレーズを習って、それを実際の会話の時に使う傾向にありますが、基本的にネイティブは使いいません。
これは、ストレート過ぎる感のある「What are you interested in?」や「What is your pastime?」などでも同様です。
では、実際の英会話ではどのような質問フレーズを使うのでしょうか?
『英語の質問集|5つの場面でよく使う疑問文の作り方・疑問詞の用法』の中でも紹介している次のような「趣味は何ですか?」がいいでしょう。
とてもスムーズで会話らしくなります。
- What do you do in your free time?(休暇/暇な時間には何をされますか?) ※「How do you spend your free time?」などもOKです。
- What do you do on weekends?(週末何をしていますか?)
- What is your favourite sport?(好きなスポーツは何ですか?)※「Do you play any sports?(何かスポーツはされますか?)」などもいいですね。
スポーツのほかに映画(What is your favorite movie?)や音楽(What is your favorite music?)、ゲーム(What is your favorite game?)、食べ物(What is your favorite food?)などの趣味について聞いてもいいですね。
基本的に単数形での質問で構いません。わざわざ、「What are your favorite sports?」とする必要はありません。
因みに「favorite(フェイヴァリット)」は「お気に入りの/好きな」という形容詞になります。
これらの質問のフレーズを知っているだけでも、自己紹介時の趣味の会話はスムーズなスタートを切れます。ビジネスの相手との初めての会話でも同様のフレーズが使えるので安心です。
英語での「趣味」の答え方と例文一覧
さて、相手が「あなたの趣味は何ですか?」と質問してきたら、答えないと会話が成立しないですよね。
ここではネイティブがよく使う趣味の答え方を例文と一緒にご紹介します。
また、スピーチなどの場面で自分自身で「私の趣味は・・・」などと話す場合は、「I would like to talk about my hobby.(私の趣味について話します)/複数の場合は、hobbies」などの英文から話し始めるといいでしょう。
一般的な答え方
ビジネスでの自己紹介時でもそのまま使える、一般的な答え方は次の3つのパターンです。
- I like +名詞(または、動詞ing) ※一番使われるパターンです。
- I love +名詞(または、動詞ing ※多少誇張した趣味の伝え方になります。
- I’m interested in +名詞(または、動詞ing) ※軽い趣味程度の場合ですね。興味があるだけで、実際にやってない場合もあります。
日本人が間違ってよく使うのが、「My hobby is to 動詞」の形です。文法的には間違えではありませんが、あまり使いません。
また、「I like to(I’d like to)動詞」は「~をしたい」というニュアンスになるので、趣味とは少しニュアンスが異なりますね。
詳しくは、『英語の「動名詞」とは?3つの役割と不定詞や現在分詞・現在進行形との違い』の記事をご確認ください。
下記が「趣味」の一覧です。上記の3つのパターンの後ろに付けるだけでOKです。
例えば「I like music.(音楽が趣味です)」と答えても、音楽を演奏するのが好きなのか、音楽を聴くのが趣味なのか分からないので、ある程度明確にして挙げるのもコツの1つです。これは「I like baseball.(野球が好きです)」という時も同じですね。
- playing music(音楽演奏) ※ギターであれば、「playing the guitar」となり、ピアノであれば「playing the piano」
- listening to music(音楽鑑賞) ※クラシックが好きであれば「listening to classical music」、ポップが好きであれば「listening to pop music」などの音楽のジャンルを言っても買いません。
- cooking(料理) ※メキシコ料理が趣味であれば、「cooking Mexican food」など。
- watching movies(映画鑑賞) ※仮に映画製作(ショート・ムービーなど)が趣味であれば、「making movies」となります。
- playing games(ゲーム) ※テレビゲームは「video game」です。
- reading(読書) ※「reading books」と「books」をわざわざ付けなくてもOKです。
- Karaoke(カラオケ) ※「singing」、または「singing Karaoke」でも同様です。
- playing sports(スポーツをすること) ※「playing soccer」や「playing baseball」とスポーツを特定しても構いません。
- traveling(旅行をすること) ※他に、「温泉巡り(visiting hot spring)」や「お寺巡り(visiting temples)」など「visiting ~(~を訪問する)」というフレーズでも構いません。
- watching soccer games(サッカーの試合鑑賞) ※鑑賞だけが好きな場合の例です。
- swimming(水泳)
- cycling(サイクリング)
- climbing(登山) ※「mountain climbing」でも同様です。
- taking photos(写真) ※「taking pictures」でも同様です。
など。
一度、自分の趣味を書き出してみましょう。
また、全ての趣味(複数)を自己紹介で表現すると長くなりすぎるので、1つか2つ程度の趣味の紹介にとどめるのがコツの1つです。
カジュアルな答え方
上記の「I like ~.」や「I love ~.」もいいのですが、少しフォーマルな感じがするのも事実です。
もっとラフな場面で、日本語で言うと「ハマっている」という場合はどのような英語がいいのでしょうか?
代表的なのが下記の2つです。
- I’m into ~. ※どんどんハマってきているという場合は「I’m getting into ~.」となります。
- I’m crazy for ~. ※「crazy about ~.」も同様で、「~に夢中です」というニュアンスになります。
上述の一般的な答え方で説明した「趣味の例文をそのまま」あてはめても構いません。
無趣味の場合は?
基本的に会話を弾ませる目的でも、何でもいいので最低一つは答えた方がベターです。
あなたが、質問する立場となって考えて下さい。
「趣味は何ですか?」と聞いて、相手が「趣味はありません」と答えたら、その後にどう会話を繋げていいか困りますよね。
なので、少しでも興味があり、「I’m interested in ~.」の形でもいいで答えるように心がけましょう。
しかし、どうしても答えたくない場合は、「I have no particular hobbies.(特に趣味はありません)」というフレーズがあります。
因みに「particular(パーティキュラー)」は「特定の/特別の」という形容詞です。
自分の趣味を答えた後の「魔法の質問」とは?
さて、自分が趣味を答えた後に、相手にする「魔法の質問」の言葉があります。
それは、「how about you?(あなたはどうですか?)」です。
この質問をするだけで、会話がドンドン弾んでいくのでめちゃくちゃおススメの質問文です。是非、カジュアルな場面でドンドン使ってみましょう!
しかし、ビジネスでの就職面接などでの趣味の質問の後は、相手に聞き返すことはしないので、使う場面に注意しておいて下さい。
趣味を聞いた後の英語の「返答」や「更に掘り下げる」質問など
今まではあなた自身が英語で趣味を答える場面を中心に紹介してきましたが、ここでは、あなたが相手の趣味を聞いた後に、更に英会話を楽しむ・弾ませるためにヒントになる英文フレーズをご紹介します。
先ずは一言で返答(対応)する
下記が代表的なフレーズです。
- Same here.(私も同じです)
- That sounds interesting.(楽しそうですね)
- I’d like to try that.(それを私もやってみたいです)
など。
他にも、「Really? That’s great!(本当?それはすごいですね)」、「Wow, I’m jealous.(いいなあ、羨ましい)」など、その時に応じて、多少誇張してもいいので、相手の趣味をほめることもテクニックの1つです。
相手の趣味を聞いて無言になるのはとても失礼なので、留意しておきましょう!これは、日本語での会話でも同じですね。
更に質問するためのフレーズ
相手の趣味を聞いて、上記のように一言で褒めたりするのもいいのですが、更に会話を続けて相手の趣味を知りたい時は、次のような質問フレーズが役立ちます。
- 「どんな?」ジャンルを聞く場合・・・「What kind of ~?」 ※例えば、「何の料理が好き?(What kind of food do you like?)」、「どんな音楽が好き?(What kind of music do you like?)」など。スポーツや映画などにも使えます。
- 「どれくらい?」頻度を聞く場合・・・「How often do you ~?」 ※旅行が趣味の場合は、「How often do you travel?」となります。
- 「どれくらい?」期間を聞く場合・・・「How long have you been ~ing?」 ※登山が趣味の場合は、「How long have you been climbing?」となります。現在完了形の質問をすることで、継続している趣味を聞くのに最適です。
- 「何故?」理由を聞く場合・・・「What made you interested in ~?」 ※直訳は「何があなたを~に趣味を持たせたのですか?」となり、「Why」より柔らかな言い方になります。「Why」は強くてストレート過ぎるのでこの質問がベターです。
Chat GPTやGeminiなどのAI(人工知能)チャットサービスを使って自己紹介で伝える趣味の英文を添削などしてもらおう!
しっかりと自己紹介で伝える趣味を覚えて使いこなせるようになるのに、人工知能(AI)のチャットサービスもおすすめです。
また、無料で添削もしてもらえます!
例えば、次のようなプロンプト(命令文)を入力するだけで、あなたに合った例文などをどんどん作ってくれます。
- 「英語初心者です。自己紹介で野球の観戦は好きだけど、やるのはあまり好きではないと伝えたい時の英文を教えて下さい。」
- 「自己紹介で伝える自分の趣味を少し書いてみました。添削と修正箇所の解説をお願いします。」 ※この場合は、あなたが書いた英文をコピペして実行するのみです。
など。
まさしく、会話をしながらお願いする感覚でOKです。
この人工知能(AI)のチャットサービスにより、このような確認や無料添削が容易に可能になっています。この機会に試して下さい。
また、AIチャットサービスで有名なのが2つあります。
一つは「Chat GPT」です。OpenAIが2022年11月に公開した人工知能チャットボットであり、生成AIの一種で、無料版と有料版がありますが、確認や添削などは無料版で十分です。
また、もう一つはGoogleが提供する「Gemini」です。
Chat GPT、Geminiのどちらも素晴らしい機能を提供しており、自分に合ったチャットサービスをご活用下さい。アプリもあるので気軽にスマホやタブレットでも使えます。
まとめ:自己紹介での趣味はいつでも答えられるようにしておこう!
特に自己紹介では多い「趣味」の話。
自分で想像して、相手が質問してきたときにいつでも切り返しができるように、実際に口に出して練習しておくのもいいでしょう。
特に初心者の方は緊張するものですので、何度でも繰り返して準備をして無言にならずに英会話を楽しむようにしておきましょう!