
「趣味」の英語を正しく表現できますか?
ビジネスの面接や自己紹介などで表現する「私の趣味は~です」という「趣味」の他に、「あなたは~の趣味がいいね」や「多趣味だね」など、様々な表現があります。
日本語では同じ漢字の「趣味」でも、英語にはそれぞれにに使い分けている英語が存在します。
目次:
1.「趣味」の英語の発音と読み方
2.「趣味」の英語の違いと例文
2-1.英語の「taste」で「趣味」を表現
2-2.英語の「interest」で「趣味」を表現
2-3.英語の「hobby」で「趣味」を表現と一覧
2-4.英語の履歴書での趣味の書き方
1.「趣味」の英語の発音と読み方

ここでは、主に3つの「趣味」の英語をご紹介します。
それぞれの英語と音声や発音記号を先ずご確認下さい。
日本の英語学習でも中学生で習う単語ですので、既に知っている方も多いのではないでしょうか?
次に、それらの英単語を正しく使って、「趣味」の表現の仕方をご紹介します。
2.「趣味」の英語の違いと例文
同じ「趣味」を表現する英単語でも、その使い分けが必要です。
2-1.英語の「taste」で「趣味」を表現
「taste」(テイスト)は、「好み」や「嗜好」などを表現する「趣味」です。「趣味がいいね!」などの時に主に使います。
例文:
- 英語:You have good taste in fashion.
- 日本語:あなたは、ファッションのセンス(趣味)がいいですね。
「taste」は「味」、とすぐに思い浮かぶ方が多いのではないでしょうか?
確かに、「taste」はその意味で使われることも多々あるので、是非覚えてほしい単語の1つですが、使い方を間違うと、相手に伝わらないことがあります。『「美味しい」の英語|10個もある通常の会話表現とスラング』の記事で、「taste」を使った正しい表現も見つけましょう。
2-2.英語の「interest」で「趣味」を表現
「interest」(インタレスト)は、「興味」などを指す「趣味」になります。「多趣味」や「興味がある」などの時に使います。
実際に行動していなくても「興味」というニュアンスが強いです。
下記がその例文となります。
- What are you intereested in?/あなたは何に興味がありますか?
- He is a person with a lot of interests./彼は多趣味です。
- I take(have) an interest in art/私は芸術に興味があります(私の趣味は芸術です)
※「I am interested in arts」で、形容詞で「be動詞 interested in ~(~に興味があります)」として表現する時も多々あります。
2-3.英語の「hobby」で「趣味」を表現と一覧
「hobby」(ホビー)は、「interest(興味)」とは違い、実際に行動しているニュアンスがあります。
日頃から行っているコレクションやスポーツや釣りなどを表現する時に使う単語です。
日本語の「趣味」に一番近い表現が「hobby」です。
- What are your hobbies? /あなたの趣味は何ですか? ※「What do you like to do?」の方が一般的によく使われます。
- My hobby is to fish./私の趣味は魚釣りです。
※「My hobby is ~」となると、友人同士ではとても堅苦しくなりあまり使われません。
※「hobby」の複数形のスペルは「hobbies」となるので注意しましょう。
「I like fishing」にある「I like ~(私は~が好きです)」という表現が日常会話やフォーマルな場面でも頻繁に使われます。
また、この表現は『英語で自己紹介|恥をかかない!厳選9つのポイント』の記事にあるような自己紹介でも活用できます。
相手に趣味を聞かれて答えるのに「I like」の部分を省略して、動名詞(ing)や名詞のみで返答するのが一般的です。
下記がその一例です。答える時に参考にしてみて下さい。
- 映画鑑賞:watching movies
- 読書:reading ※「reading books」でも構いません。
- 旅行:traveling
- 音楽鑑賞:listening to music
- 美術鑑賞:looking at art. ※「art appreciation」という表現もあります。
- テレビを見る:watching TV
- 切手収集:collecting stamps
- スポーツ全般:playing sports ※実際に色々なスポーツをしている場合。スポーツ観戦の場合は、「watching sports」となります。
- サッカー観戦:watching football games
- 登山:mountain climbing ※日本人がよく使うハイキング(hiking)は長めの徒歩というニュアンスです。
- 写真撮影:taking pictures. ※taking photosも同様です。
- ガーデニング(園芸):gardening
- カラオケ:singing
- 温泉:bathing in a hot spring
- お酒:drinking
- キャンプ:camping
- 競馬:horse racing
- サイクリング:cycling
- 食べ歩き:eating out
- テニス:tennis ※ゴルフは「golf」とあえて見るのか実際にするのか言わずに1つの単語で表現してもOKです。
- 洋服:fashion
また、「~にハマっている」、「~に夢中」という場合は、「I love gardening.」や「I’m into singing.」、「I’m crazy about horse racing.」などと表現できます。
それと、少しフォーマルな言い方で、「pastime(パスタイム/娯楽)」という単語があります。
「What is your pastime?」などと聞くこともできます。実際に使わなくても知識として覚えておきましょう。
2-4.英語の履歴書での趣味の書き方
英語で履歴書を書く時に最後の方で「Interests/Hobbies」(趣味)という欄を設けることもできます。
日本の履歴書と違って、市販で売られているのはなく基本的にワードなどで作成します。あえて趣味を書く必要はないのですが、職種に関係がある趣味などがあればぜひ書いてみましょう。
その際に周囲したいのが、「I like fishing.」などの文にしなくて、単語のみで表現します。
下記がその一例です。
- Baseball
- Music
- Movies
- Books
趣味以外の項目など、英語の履歴書の書き方については『英語の履歴書|7つの基本の書き方・例文やテンプレート付き』をご参考下さい。
まとめ:英語の「趣味」の違いと使い分けに注意するだけ!
日本語にすると同じ「趣味」でも、そのニュアンスやイメージからその違いが分かりますね。
特に初めて会った相手に自分の事を伝えたりする時は、とても大切な表現の1つが「趣味」です。
よって、ここでその使い方を正しくマスターして、相手との英会話を楽しみましょう!
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