
「美味しい」を英語で表現できますか?
英語の発音でヤミー(Yummy)という表現がよく知られていますが、他にも「美味しい」を表現する英語フレーズは沢山あります。
それぞれを、「見た目」、「匂い」、「食事中」、「食後」で表現を使い分ける必要があります。飲み物や食べ物のどちらでも使えます。
また、「Good taste」という方もいらっしゃいますが、全く違う意味になるので注意が必要です。
多くの日本人の方が間違った英語を覚えて、海外のレストランで使っています。
ちょっと恥ずかしいですね?
友達との食事、会社の取引きとの食事、また通常の食卓でも欠かせない英会話表現の1つです。
その他の海外でのレストランで使える表現も、『海外のレストランで役立つ!よく使う英語フレーズと関連英語』の記事で紹介しているので、是非参考にしてみて下さい。
カジュアルとフォーマル(ビジネス)での言い方も覚えておきましょう!
それとは、逆に「美味しくない」や「まずい」という表現も知っていると、英会話に幅が広がります。
また、この「美味しい」の英語は、日本語の「いただきます」と「ごちそうさま(ご馳走様)」にも使える表現だと知っていましたか?
最後には、どれくらい「美味しい」の英語を理解したのかを試せる、「まとめクイズ」を用意していますので、是非チャレンジしてみましょう!
目次:
1.英語で「美味しい」のスラングと略|「Yummy」と「Yum」
2.「Yummy」以外を使った「美味しい」の英語
2-1.英語の「Good」や「Great」で「美味しい」を表現
2-2.英語の「Tasty」で「美味しい」を表現
2-3.英語の「Delicious」で「美味しい」を表現
2-4.他にもある色々な形容詞で「美味しい」を表現する!
2-5.「I love it.」で「美味しい」を表現
3.レストランや料理(商品)を説明する時に使える「美味しい」の英語
5.英語で「美味しそう」を表現
5-1.英語の「look」を使って「美味しそう」を表現
5-2.英語の「smell」を使って「美味しそう」を表現
6.英語で「(とても)美味しかった」を表現
6-1.基本の過去形を使う「(とても)美味しかった」の英語
6-2.最上級を使う「(とても)美味しかった」の英語
6-3.他にもある!「(とても)美味しかった」の英語
8.「美味しい」の英語を使って「いただきます」と「ごちそうさま」を表現!
8-1.食前の「美味しそう」の表現を使って「いただきます」
8-2.食後の「美味しかった」の表現を使って「ごちそうさま」
まとめクイズ:英語で「美味しい」を様々な場面で表現して会話を楽しもう!
1.英語で「美味しい」のスラングと略|「Yummy」と「Yum」

「Yummy!(ヤミー)」は一番カジュアルで頻繁に使われる「美味しい」の表現です。
「It’s yummy!」と英文にしても同様ですが、基本的には「Yummy!」の1つの単語で表現します。
その略として使わえるのが、「Yum」(ヤム)や「Yum-yum」(ヤム・ヤム)、子供も大人も使える表現です。
- Yum ・・・「うまっ!」というニュアンスになります。
- Yum-yum ・・・「おいちい・うまい、うまい」など少し子供っぽい言い方です
『「yummy」や「yum」の正しい2つ意味や使い方・delicousとの違いなど』の記事でも詳しく解説してます。
日常会話のカジュアルな場合は問題ないのですが、フォーマルなパーティーなどでは他の言い方がベターです。
それでは、ここから「Yummy」以外の表現をみていきましょう。
2.「Yummy」以外を使った「美味しい」の英語
カジュアルでのフォーマルでも使える「Yummy」以外の形容詞を見てみましょう。
レストランでは、ウェイターやウェイトレスに言ったり、食事をご馳走になっている相手に、食事をしている途中で言ったりする言葉です。
2-1.英語の「Good」や「Great」で「美味しい」を表現
「Good!」(グッド)や「Great!」(グレイト)はどの場面でも使える形容詞ですが、レストランのウェイター・ウェイトレスに「美味しい!」と伝える時も一言でOKです。
一言だけでも表現できますが、「It’s good.」や「It’s great.」とすると多少丁寧な言い方になります。
しかし、注意したい点は「good」だけだとニュアンス的に「まあまあ美味しい」と聞こえて、満足していないニュアンスがあります。
よってベストな「美味しい」の答え方としては「It’s great.」がベターでしょう。
2-2.英語の「Tasty」で「美味しい」を表現
「Tasty」(テイスティー)もよく使われる表現です。
「It’s tasty.」と英文で使われる表現です。
「Good!」や「Great!」と違うところは、「風味がある」というニュアンスが含まれているところです。
単純に美味しい!というより、味わい深い、風味がいい!という場合はこの「Tasty!」の表現がいいでしょう。
また、味が美味しい!と表現する時は「It’s tasty.」という英語でも構いませんが、「taste」(テイスト)を使う場面も多いです。
「taste」は「味」という名詞で多くの日本人にも馴染みのある単語ですが、これを動詞で使います。
色々な形容詞を「taste」の後ろに付けることができます。
「It tastes great.」や「They taste wonderful.」などとなります。
多くの日本人が間違っている!「Good taste」の本当の意味
日本人の方が間違って使っている「Good taste」は、「美味しい」とは全く違う意味になるので注意が必要です。
ネイティブが「Good taste」を使う時は、「~のセンスがいい」という時です。「It tastes good(美味しい)」とは全く異なる表現となるので注意が必要です。
下記がその例文です。「have good taste in~」の熟語を使います。
- You have good taste in music./音楽の趣味(センス)がいいね。
- You have good taste in fashion./ファッションのセンスがいいね。
2-3.英語の「Delicious」で「美味しい」を表現
「Delicious」(デリシャス)は日本人が知っている美味しいいの表現の1つだと思いますが、基本的にフォーマルな表現となります。
「It’s delicious.」と英文で使われることが多いです。
「Good」よりも、更に強調して、フォーマルなのが「Delicious」だと思って下さい。
誰かに招待された夕食会やビジネスでの会食などの場合は「Delicious」の形容詞がいいでしょう。
2-4.他にもある色々な形容詞で「美味しい」を表現する!
「美味しい」を表現する時には、次のような形容詞もよく使われます。
- Wonderful(ワンダフル):素晴らしい
- Amazing(アメイジング):素晴らしい(感動的)
- Awesome(オーサム):ものすごい ※greatやwonderfulを多少強調した表現
- Hot and tasty:辛くて美味しい
- Cold and tasty:冷たくて美味しい
- Light and tasty:さっぱりして美味しい ※「refreshing and delicious」などでもOKです。
- Tangy(タンギー):ガツンとくる味わい
- Juicy(ジューシー):みずみずしい
- Rich in taste:味が濃い
2-5.「I love it.」で「美味しい」を表現
「I like it.」より「I love it.」の方が大げさに聞こえるかもしれません。
しかし、これも「good」と「great」の時のニュアンスと同様で、「I like it.」は「まあまあ美味しい」という感じになります。
よって、本当に美味しい!と表現する場合は「I love it.」がベターです。
3.レストランや料理(商品)を説明する時に使える「美味しい」の英語
ここで、「~が美味しいお店」、「安くて美味しい」など、友達に美味しい料理やお店・レストランを紹介する時に使える表現をいくつがご紹介します。
色んな種類の料理(お好み焼き・スイーツ・おやつ・お茶・ランチなど)やレストランやお店の場合に使えます。
英会話に活かしてみて下さい。
下記はその一例です。
- 安くて美味しい:「reasonable and good」など ※「reasonable(リーゾナブル)」を「cheap(チープ)」にちてもOKです。また、「good」を「delicious」などにしても全く問題ありません。
- 高いけど美味しい:「expensieve but tastes great」など
- 美味しいお寿司:Delicious sushi ※「delisous」の他に、goodやgreatなどでも同様です。「sushi」を色々な料理などに置き換えられます。
- ~が美味しい(有名な)レストラン:The restaurant is famous for ~(食べ物)
4.「美味しい」を英語の略語や顔文字で表現する
上記のように、美味しいレストランを友達にチャットやメールで紹介する時は、『英語の略語一覧|メールやSNSで今すぐ使える厳選73個』にあるような、「FYI(For your informationの略:ご参考までに)」や「gd(goodの略)」などをの略語を使うこともできます。
また、英語の顔文字の「:‐)」などを使って美味しいを表現できます。『英語の「顔文字」一覧|メールやSNSですぐに使える18選』をご参考下さい。
5.英語で「美味しそう」を表現
海外のレストランでメニューを見ている時、実際にテーブルに食事が運ばれてきた時などに、見た目や匂いで「わー、美味しそう!」という場面がありますね。
5-1.英語の「look」を使って「美味しそう」を表現
「It looks~」(~に見える)の英語が基本で、見た目で美味しそう!を表現しています。
複数の料理の場合を指す場合は「They look~」とします。
(見た目で)美味しそうの例文:
- It looks yummy.
- It looks great.
- It looks delicious.
他のも、「よだれがでそう!」という英語の「It looks mouth-watering.」や「It looks beautiful.」などもできます。
5-2.英語の「smell」を使って「美味しそう」を表現
「匂い(香り)」がよくて「美味しそう!」という場合もありますね。
「It smells~」(~の匂いがする)の英語が基本で、匂いや香りで美味しそう!を表現しています。
(匂いで)美味しそうの例文:
- It smells wonderful.
- It smells amazing.
- It smells mouth-watering.
6.英語で「(とても)美味しかった」を表現
もうある程度、「美味しい」という英語フレーズの使い方のコツをつかめたのではないでしょうか?
ここでは「美味しかった」という表現を見てみましょう。
海外のレストランなどで、ウェイターやウェイトレスが、「How did you like it?」(いかがでしたか?)や「How was your food?」(食事はどうでしたか?)、「How was everything?」(全ての料理はいかがでしたか?)などで聞かれた場合に使えます。
「美味しかったですか?」を間接的に聞いている感じです。
6-1.基本の過去形を使う「(とても)美味しかった」の英語
食後なので、これまで表現した英単語などを「It was~」として過去形にすればOKですね。これが基本となります。
「It was great.」、「It was delicious.」などで「美味しかった」を表現できます。
6-2.最上級を使う「(とても)美味しかった」の英語
これを使えるようになれるとかっこいいですね。
「Good」の最上級の「the best」を使って、「私が今まで食べた中で一番美味しい~でした」という表現ができます。
ネイティブもよく使う表現なので押さえておきましょう!
- It was the best.(今までで一番美味しかったです) ※これだけでも問題はありません。
- It was the best spagetti I have ever had.(I’ve ever had.) ※しっかりと食物(この場合はスパゲティー)を指す表現です。
6-3.他にもある!「(とても)美味しかった」の英語
上記以外の表現を2つ紹介します。慣れてきたら使ってみましょう!
- I really enjoyed it. ※直訳は、「私はそれを本当に楽しみました」となり、「とても美味しかった」を表現しています。また、「I enjoyed it.」のみでもOKです。
- I’d like to come back again. ※直訳は「私はまた帰ってきたい」となり、レストランなどで使える表現です。
7.知っておくと便利!「美味しくない・まずい」の英語表現
食する全ての料理が美味しいわけではないですよね?
特に友達同士だと、率直に素直な意見を言えるはずです。
下記は、「美味しい」とは真逆の表現である「まずい」の英語フレーズをご紹介します。英会話の中で是非使ってみて下さい。
- 「It tastes bad.」 ※「その味は悪い」とストレートにいう表現です。
- 「It tastes terrible.」 ※「terrible(テリブル/テリボー)」は、「bad」より更に強調した「ひどい」という英語です。
- 「Yuck」(ヤック) ※日本語でいうと、「おえっ!」というニュアンスです。「Yummy」の正反対です。
- 「interesting」 ※直訳は「興味深いですね」という多少にごした表現です。「It’s interesting.」や「Tastes interesting.」などでもOKです。
- 「So-so.」 ※これは「まあまあ」という英語です。
- 「It is not my taste.」 ※「それは私の嗜好ではない」という、やんわりと「まずい・(私にとって)美味しくない」と言っている表現です。
8.「美味しい」の英語を使って「いただきます」と「ごちそうさま」を表現!
日本語では、食前に「いただきます」、食後に「ごちそうさま(ご馳走様)」という挨拶をしますが、英語では何て言うのでしょうか?
実は、英語には「いただきます」と「ごちそうさま」とう言葉が存在しません。
それでは、どのような言葉がベストなのでしょうか?
『「いただきます」と「ごちそうさま」の英語|11個の基本表現と意味』の記事でも詳しく解説してます。
8-1.食前の「美味しそう」の表現を使って「いただきます」
見た目や匂いで「美味しそう!」という表現を確認しましたね。
- It looks delicious.
- It smells great.
などの表現で、「いただきます」を表現できます。
「Let’s eat!」などを「いただきます」と表現する場合もありますが、それは「みんなで食べよう!」というニュアンスが含まれます。自分自身が日本語のように「いただきます」という場合には基本的には使いません。また料理を自分が作ったときに、「さあ、食べて下さい!」という時に使う表現です。
8-2.食後の「美味しかった」の表現を使って「ごちそうさま」
とても美味しかった、食事をとても楽しみました、などの表現がそのまま「ごちそうさま」となります。
- It was delicious.
- I really enjoyed it.
などです。無言であれば、「美味しくなかったのかな?」と食事をしている相手に思わせるので、「ごちそうさま」という感じです、気軽に表現しましょう!
まとめクイズ:英語で「美味しい」を様々な場面で表現して会話を楽しもう!
誰かのパーティーに招待された時や海外旅行などでも是非この「美味しい」を使ってみましょう。
黙ってうなずいているだけでは、相手が「美味しいのだろうか?」を疑問を感じてしまします。「How’s everything?」と聞かれる前に、自分から意思表示をしてもいいですね。
相手との会話をエンジョイしてみて下さい。
それでは、最後に次の問題を解いてみましょう!
【問題】
- 「いただきます」の英語フレーズは?
- 「Good taste」の英語は「美味しい」で使える?
- 「enjoy」を使って「美味しかった(ごちそうさま)」を表現しよう!
- 「まあまあ」の英語は?
- 「good」を更に強調してフォーマルで使える「美味しい」の形容詞は?
いかがでしたか?
今すぐ読んだ「美味しい」に関する英語でも、多少はてこずりますよね。答えを確認して、徐々にでいいのしっかりマスターしましょう!
【解答】
- 「It looks delicious.」や「It smells great.」など。
- いいえ。「~のセンスがいい」という場合です。正しく、「It tastes good.」です。
- 「I really enjoyed it.」、「I enjoyed it.」
- So-so.
- delicious
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