何となく美味しいものを食べた時などに「ヤミー(Yummy!)」という言葉を使っていませんか?
しかし、この「yummy」ですが、一言で使う場合と、また別の意味で使う場合があるので注意が必要です。
例えば、「She is yummy.」と発言すると全く違う表現になってしまいます。
目次
「yummy」の発音と基本の意味・使い方
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「yummy」は、品詞的には形容詞で、動詞や名詞と合わせて使うこともできます。
「yummy」の発音と発音記号は下記となります。
スペルを「yamy」とよく間違える人がいますが、「a」ではなく「u」、また「m」も2つ重なる点を留意しておきましょう。
基本的な意味は、「美味しい」、「舌ざわりがいい」という食べ物に関する表現です。
スラングの1つで、元々は子供が使う言葉でしたが、今では一般的に成人も気軽に使えます。
また、一言で頭文字を大きくして、「Yummy!」というパターンが多いですね。
しかし、次のように文章の中で使うことも多いです。
- It is a yummy dinner.(それは美味しい夕食です) ※形容詞(yummy)+名詞(dinner)という形で使えます。
- It looks yummy.(美味しそう!) ※ここではまだ食べていませんが、「美味しそう」という見た目で表現してます。動詞(look)+形容詞(yummy)の形ですね。「It smells yummy.」と匂いが美味しそうという表現もあります。
など。
先ほども言いましたが、一般的に口語でつかっており、カジュアルな表現なので「うまい!」や「うまっ!」という日本語が一番合っているかもしれません。
フォーマルな場面では、「yummy」はあまり使わないのでその点は注意しておきましょう。
因みに、歌手で有名な「Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー)」も「Yummy」というタイトルの歌をリリースしています。
「yum」ってどんな表現?
「yummy」と似た表現で、「yum(発音:ヤム)」というのがあります。
「Yum-yum.」と2つ合わせて表現することもあります。
じつはこれは、赤ちゃん言葉で「おいちい」というニュアンスになります。
よって大人が使う場合は、ふざけている、または小さい子供に「おいちい、おいちい(Yum-yum.)」というパターンのみがいいでしょう。
また、この「yum」ですが、「yummy」の語源で、一説には「もぐもぐ」と食べている擬音を英語化したのが由来と言われています。
「delicious」や「tasty」との違いは?
「美味しい」というカジュアルな表現が「yummy」でしたが、その他にも美味しいを表す単語は、『「美味しい」の英語|Yummy以外の15個のフレーズ一覧』でも詳しく説明していますが、次のようなものがあります。
- good ※単純に美味しい、いいねという場合ですね。「nice」も同じですが、少しフォーマルです。
- great ※「good」よりも誇張している表現です。
- tasty
- delicious
など。
さて、特に後者の2つである「tasty」と「delicous」ですが、「yummy」と何が違うのでしょうか?
- tasty(テイスティー)・・・味わいがある、という意味の単語で単純に「うまい!」という「yummy」よりも具体的に表現していますね。
- delicious(デリシャス)・・・ビジネスでの会食、またはフォーマルな場面で「美味しい」を表現する場合は「delicous」がいいでしょう。
要するに、「yummy」はカジュアル、「delicous」はフォーマルという感覚で捉えておけば大丈夫です。
「I had a delicious dish.(美味しい食事を頂きました)」など。
「She is yummy!」と主語を間違えると危険!?スラングの意味
さて、ここまでは通常の「美味しい」という「yummy」を見てきましたが、性的なスラングとして使われることもあります。
性的に素晴らしい、すてき、魅力的(セクシー)などとなります。
よって、次の英文はどうなるでしょうか?
「She is yummy!」
答えは、「彼女はセクシー!」、「食べちゃいたくらい魅力的だ」などとなります。
本当は食事の「It is yummy!」と言いたいところを、主語を間違えて「She is yummy!」と言うと、全く違う意味になるので使う場面でも注意しましょう!
また、性的表現で「yummy mummy(ヤミー・マミー)と、同じような音を繋げて言葉遊びのように「セクシーな人妻(MILFと同義語)」という言い方もありますが、知識として触れておきましょう。
まとめ:「yummy」を正しく使おう!
「yummy」を知っているようで、知らなかった方も多いかと思います。
使い方や場面を間違えるととても失礼になるので、注意しましょう。
また、美味しい時に「yummy」だけではなく、「tasty」や「great」など他の表現もミックスして使うことで英会話の幅が広がりますね。
1つの表現だけに固執せずに柔軟性を持ちましょう!