日常会話では「好きですよね?」やビジネス英語など丁寧に「そうですよね?」など、相手に同意や共感を求める場合に使う表現ですが、英語では基本的に付加疑問文という文法の一つを使います。
英語では、「tag question」(タグ・クエスチョン)と言います。
日本語では少し難しい文法用語になりますが、意味は「~ですよね」や「~ではないですよね」と覚えておけばOKです。
日本語はそのまま一つの言葉でいいですが、英語ではそれが主語や時制は何なのか、動詞は何なのかなどの違いで法則があります。
また「付加疑問文」というので、その疑問文には相手に答える必要があります。
よってここでは、付加疑問文(~ですよね)の作り方や答え方、また「否定疑問文」との違いも解説しています。是非、日常会話やビジネス英語の際に活かしてみましょう!
それと、人工知能(AI)チャットのChat GPTやGeminiを使った英語の付加疑問文の勉強法なども紹介していますので、参考にしてみて下さい。
目次
カジュアルな「right」や「correct」を使った同意(だよね・ですよね)
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ネイティブも気軽に日常会話で使い、日本人でも簡単に使える「ですよね」は「right」を使う英文です。
正しいことへの同意を求める場合によく使います。
例えば、次のような例文です。
- You like this, right?(あなたはこれ好きですよね?)
- He didn’t come to work yesterday, right?(彼は昨日仕事に来なかったですよね?)
「right」は「正しい」という形容詞でも使います。とてもカジュアルな表現で、「だよね」という意味が近いです。
一方、『3つの「正しい」の英語|使い方や発音などを完璧マスター!』の記事にもある「correct」(コレクト)はよりフォーマルな「ですよね」になります。
「You are the one who did it, correct?(あなたがやったんですよね?)」など、少し威圧的なニュアンスはありますが、映画や海外ドラマなどでもよく聞く表現です。
友人同士などは「right」を使うのが一般的です。
ビジネスでも使える!肯定文の時の付加疑問文(ですよね)
「right」や「correct」も同意を得るために使われる表現ですが、同じように「付加疑問文」もビジネスでも日常会話でも頻繁に使われます。
特にビジネス英語では「right」などを使うより、これから解説する「付加疑問文(ですよね)」がベストです。
それが、肯定文での付加疑問文なのか、否定文なのか、また時制によっても形が異なるので慣れるまでは多少時間がかかるかもしれませんが、とても便利な文法です。
特に肯定文か否定文かでその形が変わります。肯定文と否定文の違いについては、下記に簡単に説明しています。
肯定文: 肯定文は、事実や意見、感情などを実証的に表現する文です。一般的には、主語と動詞が直接つながっています。
例:
- She is a teacher.
- He can swim.
- They are happy.
- I have a dog.
否定文: 否定文は、事実や意見、感情などを否定的に表現する文です。否定文を作るためには、通常、助動詞(例:do, does, did, have, has, had, will, would, can, could, should, etc.)と否定語(例:not)を組み合わせます。be動詞や助動詞が文に既にある場合は、単に否定語「not」を後ろに追加します。
例:
- She is not a teacher.
- He cannot swim.
- They are not happy.
- I don’t have a dog.
先ずは肯定文からみていきましょう。
be動詞の場合
ここでは動詞が「be動詞」の場合をみていきます。
因みに「be動詞」と後述する「一般動詞」の違いなどは、『英語の動詞一覧|2種類ある動詞の基本と使い方・活用方法』をご確認下さい。
それぞれのよく使われる時制で見てみましょう。
- 現在形の場合:This is right answer, isn’t it?(これは正しい答えですよね?)
- 過去形の場合:They were great, weren’t they?(彼からは素晴らしかったですよね?)
などとのように基本的に現在形と過去形、単数形か複数形のパターになります。
他にも次ような例文があります。
現在形:
- You are the manager, aren’t you?
- She is from Japan, isn’t she?
- They are studying for the test, aren’t they?
- He is your brother, isn’t he?
- We are on the right track, aren’t we?
- It is a beautiful day, isn’t it?
過去形:
- She was at the party, wasn’t she?
- They were on vacation, weren’t they?
- You were in the school play, weren’t you?
- He was your teacher, wasn’t he?
- We were late to the meeting, weren’t we?
- It was a great movie, wasn’t it?
つまり、肯定文の場合の付加疑問文の後ろの形は、「, 否定+代名詞(主格)?」となります。
否定の形はその前の文の時制に合わせる必要があります。
主語が何であれ、後ろは代名詞(主格)を使うこともポイントです。『英語の人称代名詞が5分で分かる一覧表』の記事も参考にしてみて下さい。
- その問題は難しいですよね:The question is difficult, isn’t it?
- これらの洋服は可愛いですよね:These clothes are cut, aren’t they?
他にも次のような例文があります。主語は全てある名詞ですが、付加疑問文は全て代名詞を使っています。
現在形(単数形):
- This book is interesting, isn’t it?
- Your dog is friendly, isn’t he?
- Susan is your sister, isn’t she?
現在形(複数形):
- These books are interesting, aren’t they?
- Your dogs are friendly, aren’t they?
- Tom and Mary are our neighbors, aren’t they?
過去形(単数形):
- The concert was amazing, wasn’t it?
- His speech was inspiring, wasn’t it?
- Lucy was at the party, wasn’t she?
過去形(複数形):
- Cookies we made were delicious, weren’t they?
- These children were playing outside, weren’t they?
- those guests were satisfied, weren’t they?
このルールは全ての付加疑問文に適応されるのでシッカリと押さえましょう!
一般動詞の場合
一般動詞の場合の肯定文の場合も、「, 否定+代名詞(主格)?」の形は同様です。
一般動詞とは先ほどの記事をご確認ください。簡単に言うと、「be動詞以外」だと思って下さい。
「right」を使った表現の時でご紹介した「あなたはこれ好きですよね」なども次のような形になります。
「You like this, don’t you?」です。
他の例文も見てみましょう。
- 現在形の場合:James likes to play baseball, doesn’t he?(ジェームスは野球をするのが好きですよね?)
- 過去形の場合:We did our best, didn’t we?(私たちは全力を出し切りましたよね?)
などとなります。何となく掴めましたか?
色々なパターンに触れた方がいいので、「be動詞」のところでもありました、単数形、複数形、現在形、過去形、また主語がある名詞の場合の例文を下記にご用意しました。
現在形(単数形):
- She likes chocolate, doesn’t she?
- Your cat sleeps a lot, doesn’t it?
- Tom plays the guitar, doesn’t he?
現在形(複数形):
- The birds fly south in the winter, don’t they?
- Your friends enjoy hiking, don’t they?
- The students study hard, don’t they?
過去形(単数形):
- She liked the movie, didn’t she?
- Your cat slept a lot, didn’t it?
- Tom played the guitar, didn’t he?
過去形(複数形):
- The birds flew south in the winter, didn’t they?
- Your friends enjoyed hiking, didn’t they?
- The students studied hard, didn’t they?
助動詞の場合
『英語の15個の助動詞が今すぐ分かる一覧と使い方』で解説している「can」や「will」などの助動詞も付加疑問文を使うことが多いです。
一般的に英会話で不可疑問の中で使われるのは次の助動詞です。
Can、Could、Have to、Must、Should、Used to、Will、Wouldですね。
例文を見てみましょう。
- You can go there right now, can’t you?(今すぐそこに行けますよね?)
- The train will arrive soon, won’t it?(電車はもうすぐ着きますよね?) ※「will not」の短縮形が「won’t」です。
- It must be right, mustn’t it?(それは正しいに違いないですよね?) ※この場合の「must」は「~に違いない」となります。また、日常会話的に「must」英文の付加疑問文は「isn’t it?」というネイティブも多いです。文法的には正しくないのですが、口語では両方使えます。しかし、「mustn’t」という表現はほとんど使われなくなっている表現でもあります。
- Those students could arrive earlier, couldn’t they?(それらの生徒は早く着けましたよね?)
- You have to be there on time, don’ you?(時間通りにそこに行かないといけないよね?) ※「have to」を付加疑問文とする場合は「have to」を助動詞ではなく、一般動詞として扱います。よって、主語が三人称単数の場合は、「She has to be there on time, doesn’t she?」などとなります。
- They should bring their laptops, shouldn’t they?(彼らは自分のノートパソコンを持ってくるべきですよね?)
- He used to play soccer, didn’t he?(彼は昔サッカーをしてましたよね?) ※「used to」は「かつて(よく)~をしていた」と言う時に使う助動詞ですが、付加疑問文の場合は、一般動詞の過去形として扱います。
- They would like some coffee, wouldn’t they?(彼らはコーヒーを飲みたいですよね?) ※「will」の過去形の「would」ですが、ここでは丁寧な文として使われています。
現在完了形などの「have」の場合
現在完了形やなどに使われる「have」は助動詞の1つとして捉えることもできますが、主語が三人称単数などの場合は変化するため、別枠でご説明します。因みに、過去完了形の「had」は変化しません。
現在完了形の「have」は「~しなければならない」の「have to/ has to」の場合と同様で三人称単数の場合は、「has」に変化します。
- Mike has been there, hasn’t he?
- I have seen that movie, haven’t I?
- You have finished the project, haven’t you?
命令形の場合(ニュアンスの違い)
ここでは、今までの「~ですよね」という付加疑問文ではないバージョンの形を解説します。
命令形の付加疑問文です。命令形を付加疑問文にすることで少し優しいニュアンスになります。
後ほど説明する否定文でも、後ろに「, will you?」を付ければOKです。
- Let me try it, will you?(それをトライさせてよ)
- Be quiet, will you?(静かにしてね)
- Don’t do it, will you?(それしないでね)
などです。
しかし、実は「will you」だけじゃなく、他にも次のような言い方もネイティブとの会話の中ではよく使われます。
それぞれのニュアンスの違いを確認して使い分けるようにしましょう!しかし、迷った時は「, will you?」でOKです。
- , will you? – この形は最も一般的で、丁寧なお願いや要求を表します。 例: Be quiet, will you?(静かにしてくれる?)
- , won’t you? – この形は、相手に同意や協力を求める際に使われることが多いです。また、やや強い調子でお願いや要求を表すことがあります。 例: Be quiet, won’t you?(静かにしてくれない?)
- , can you? – この形は、相手に能力や可能性を問いかける形でお願いや要求を表します。 例: Open the window, can you?(窓を開けてくれる?)
- , could you? – この形は、より丁寧なお願いや要求を表します。「can you」よりもフォーマルな表現です。 例: Pass me the salt, could you?(塩を取ってくれる?)
- , would you? – この形は、丁寧で礼儀正しいお願いや要求を表します。「could you」と同様に、フォーマルな表現です。 例: Help me with this, would you?(これを手伝ってくれる?)
Let’sの場合
「~しましょう」という場合に使うのが「Let’s ~.」ですね。相手を何かに誘うフレーズです。
これも付加疑問文にすることで、より丁寧な誘いになります。
「Let’s get together next week, shall we?(来週一緒に集まりましょうよ)」などとなります。
後ろに、「, shall we?」を付け加えるのみでOKです。
しかし、よりカジュアルな状況では 「, don’t we?」 または、「, right?」 を使うこともあります。ただし、これらの表現は、「shall we」よりも丁寧さやフォーマルさが欠けるため、状況に応じて適切な表現を選ぶことが重要です。
下記がその例文です。
- Let’s grab some coffee, don’t we?(コーヒーを飲みに行こう、行こうね?)
- Let’s watch a movie tonight, right?(今夜映画を観よう、観ようね?)
否定文の時の付加疑問文(~ではないですよね)
上記の反対である「否定文」での付加疑問文の形はどうなるのでしょうか?
肯定文と違って、「, 肯定+代名詞(主格)?」のルールが適応されます。
今度は後ろが否定ではなく、肯定になるんですね。
ようするに、真逆になります。丁寧なビジネスの場面でもよく使われます。
日本語では「~ではないですよね?」、「~ではないよね」となります。
ここでは「be動詞」、「一般動詞」、「助動詞」の3つのケースで見ていきましょう。
be動詞の場合
「be動詞」の否定文での付加疑問文は次のようになります。
- 現在形の場合:He is not a student, is he?(彼は生徒ではないですよね?)
- 過去形の場合:You were not sure about it, were you?(あなたはそれを知らなかったですよね?)
肯定文とは逆で、後ろの方は「, 肯定+代名詞(主格)?」の形になります。
他にも次の例文を確認して下さい。
現在形(単数形):
- John isn’t tired, is he?
- The cake isn’t ready, is it?
- Maria isn’t at home, is she?
現在形(複数形):
- The books aren’t on the shelf, are they?
- The dogs aren’t hungry, are they?
- The flowers aren’t blooming, are they?
過去形(単数形):
- He wasn’t at the party, was he?
- The weather wasn’t cold, was it?
- Emily wasn’t late, was she?
過去形(複数形):
- They weren’t at the concert, were they?
- The windows weren’t open, were they?
- The guests weren’t happy, were they?
一般動詞の場合
「一般動詞」の場合も形は同様です。
- 現在形の場合:Anna doesn’t come along with you, does she?(アナはあなたとあまり仲が良くないですよね?)
- 過去形の場合:He didn’t pass the exam, did it?(彼は試験に合格しなかったですよね?)
などとなります。
他にも次の例文を確認して下さい。
現在形(単数形):
- Tom doesn’t like sushi, does he?
- Sarah doesn’t speak French, does she?
- The cat doesn’t go outside, does it?
現在形(複数形):
- The children don’t play soccer, do they?
- Cars don’t fly, do they?
- These computers don’t work well, do they?
過去形(単数形):
- He didn’t visit New York, did he?
- The dog didn’t bark, did it?
- Susan didn’t cook dinner, did she?
過去形(複数形):
- They didn’t see the movie, did they?
- The birds didn’t fly south, did they?
- The students didn’t pass the test, did they?
助動詞の場合
「助動詞」の否定文も後ろの形は同じです。
- It won’t rain, will it?(雨は降らないですよね?)
- He can’t do it, can he?(彼はそれを出来ないですよね?)
などとなります。
他にも次のような例文があります。
- They shouldn’t eat junk food, should they?
- He couldn’t understand the problem, could he?
- I mustn’t forget my keys, must I?
- We don’t have to leave early, do we?
付加疑問文(~ですよね・~ではないですよね)への答え方
さて、「~ですよね?」や「~ではないですよね?」と相手に聞かれた場合の答え方はどう返答するのでしょうか?
基本的には、「be動詞」であろうが、「一般動詞」であろうが、最初の文が肯定か否定かのみで判断します。後ろにくる付加疑問文の形に惑わされないのがポイントです。
「Yes/No」で答えるのが一般的です。
肯定文の場合(~ですよね)への答え方
- 付加疑問文:It is beautiful, isn’t it?(これはきれいですよね?)
- 答え方(肯定の返答):Yes, it is.(そうですね)
- 答え方(否定の返答):No, it is not.(いいえ、きれいではないです)
注意点としては、質問が肯定文の場合、返答は “Yes”(同意)または “No”(不同意)で始めます。その後、適切な助動詞や be 動詞を使って答えます。
否定文の場合(~ではないですよね)への答え方
- 付加疑問文:He never talks much, does he?(彼はあまりしゃべりませんよね?)
- 答え方(同意の返答):No, he does not.(はい、あまりしゃべりません) ※日本語では「はい」となりますが、英語では「No」のなるのでその点は注意しましょう。
- 答え方(否定の返答を覆す肯定の返答):Yes, he does.(いいえ、彼はよくしゃべりますよ) ※上記とは逆で、※日本語では「いいえ」となりますが、英語では「Yes」のなるのでその点は注意しましょう。
とくに、この否定文の時の付加疑問文の答え方が日本人が大の苦手です。
英語と日本語の感覚がミックスされてしまうので、間違える方が多いのでその点は注意しましょう!
否定疑問文(確認)との違いと共通点
さて、ここまでご説明した付加疑問文と次のような「否定疑問文」で混乱する場合があります。
- Aren’ you tired?(疲れてないの?)
- Don’t you have to go to school today?(今日、学校に行かなくていいの?)
否定形から始まる疑問文の例です。日常会話でもよく使います。
主に、「~じゃないの?(ないんですか?)」と何かを確認、または驚いている時に使います。
『英語の「否定疑問文」|意味やニュアンス・2つの返答の仕方や例文』の記事を参考にしてみて下さい。
一方で付加疑問文は、「(私はそう思っているけど)そうですよね」という同意を求めるニュアンスに近いです。
ようするに次のような違いと共通点があります。
付加疑問文:
- 主節に続いて、短い疑問文が付け加えられる形式です。
- 質問者が相手の意見や確認を求めていることを示すために使用されます。 例: You’re coming to the party, aren’t you?
否定疑問文:
- 疑問文全体が否定の形を取ります。
- 質問者が驚きや疑いを表現したい場合に使用されます。質問者は、相手が質問の内容に同意しないことを予想しています。 例: Didn’t you like the movie?
共通点:
- 両者ともに、疑問文の形式であり、回答が求められます。
- 質問者が、情報を確認したり、相手の意見や態度を知りたいという意図が含まれています。
しかし、否定疑問文の「Isn’t it beautiful?」で同意を得る場合もあります。その場合の意味は「きれいですよね?」となり、語尾のアクセントが上がらずに、肯定文のように下げるのがポイントです。
その他の「~ですよね」の英語
「~ですよね(だよね・ですね)」や「~ではないですよね?」を表現する場合は、主に「付加疑問文」を使いますが、それ以外にも「ほんとそうですよね」という同意する場合の表現と「やっぱりそうですよね」と納得する場合もありますね。
その場合はどのような英語がいいのでしょうか?
right?やcorrect?の他のカジュアルな表現
冒頭での「~, right?」や「~, correct?」の他に次のような言い方もあるので覚えておきましょう。
下記が例文です。
- 英文:You don’t like sushi, am I wrong?
- 直訳:あなたは寿司が好きじゃない、私は間違っている?
- ニュアンス:あなたは寿司がすきじゃないよね?
このような言い方もできるので押さえておきましょう。
ほんとそうですよね
これは相手にどいいする時に使う表現ですね。
その場合は基本的に「agree(アグリー)」を使います。
「I totally agree with you.(直訳:完全にあなたに同意します=ほんとそうですよね)」などとなります。
『「同意(する)」の英語|基本と3つの単語の違いやフレーズ集』も参考にしてみて下さい。
やっぱりそうですよね
「やっぱりそうか」という時は、すでに知ってました、そう思っていましたの表現などがしっくりきます。
- I knew it.
- I thought so.
などです。
『「やっぱり」の英語|使い分けよう!5つのパターンやスラングと例文』では他の表現も解説しているので活かしてみて下さい。
付加疑問文のルール一覧(まとめ)
最後の説明になりますが、以下に簡潔に最低限押さえて欲しい付加疑問文の基本的なルールをまとめました。
- 主節が肯定文の場合、付加疑問文は否定形を使います。 例: She is your friend, isn’t she?
- 主節が否定文の場合、付加疑問文は肯定形を使います。 例: She isn’t your friend, is she?
- 主節にbe動詞(am, is, are, was, were)が使われている場合、付加疑問文でも同じbe動詞を使います。 例: They are coming to the party, aren’t they?
- 主節に助動詞(can, will, would, should, must など)が使われている場合、付加疑問文でも同じ助動詞を使います。 例: He will go to the concert, won’t he?
- 主節に一般動詞が使われている場合、付加疑問文では助動詞のdo(現在形)またはdid(過去形)を使います。 例: She likes pizza, doesn’t she?
- 主節が命令形の場合、付加疑問文では “will you”、”won’t you”、”can you”、”could you”、”would you” などが使われます。 例: Open the window, will you?
- 主節が “Let’s” の場合、付加疑問文では “shall we” を使います。 例: Let’s go to the park, shall we?
これらの基本的なルールを理解し、適切な形を使うことで、英語の付加疑問文を正しく作成することができます。
Chat GPTやGeminiなどのAI(人工知能)チャットサービスを使って英語の付加疑問文をマスターしよう!
しっかりと英語の付加疑問文を覚えて使いこなせるようになるのに、人工知能(AI)のチャットサービスもおすすめです。
例えば、次のようなプロンプト(命令文)を入力するだけで、クイズのようなトレーニング問題などをどんどん作ってくれます。
- 「英語初心者です。付加疑問文が不得意なので、トレーニング問題を10個ほど下さい。」
- 「助動詞の付加疑問文がいまいちわかりません。解説と選択問題を5つ下さい。」
など。
まさしく、会話をしながらお願いする感覚でOKです。
この人工知能(AI)のチャットサービスにより、このような確認やトレーニングが容易に可能になっています。この機会に試して下さい。
また、AIチャットサービスで有名なのが2つあります。
一つは「Chat GPT」です。OpenAIが2022年11月に公開した人工知能チャットボットであり、生成AIの一種で、無料版と有料版がありますが、確認やトレーニングは無料版で十分です。
また、もう一つはGoogleが提供する「Gemini」です。
Chat GPT、Geminiのどちらも素晴らしい機能を提供しており、自分に合ったチャットサービスをご活用下さい。アプリもあるので気軽にスマホやタブレットでも使えます。
付加疑問文を使えると初心者から次のステップへ
付加疑問文を使えるということは、英語に余裕が出てきたという証拠です。
これは先ほど解説した否定疑問文も同様です。
先ずは「付加疑問文」の形をご紹介した例文を繰り返す見て確認することでその感覚を身に付けましょう。それがスタートです。
また映画や海外ドラマを見る際にもその点を注意してみることで、英語のリスニング能力も自然と上がってきます。決して難しい文法ではないので慣れることを優先しましょう!
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