「正しい」を英語で言えますか?
日本語の「正しい」は、様々なニュアンスを含み、英語では何が「正しい」のかに応じていくつか単語を使い分ける必要があります。
「正しい」はとても幅広い表現なので、日常会話の相槌から、学校、ビジネスなど幅広いシーンで使う表現です。
目次
「正しい」の基本英語と発音
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一般的に「正しい」の英語は「right」を多く使います。
「right」は道義的な正しさや、規範や基準に合う正しさ、公正さに使います。
判断の正しさなど、人の価値観や見方で「正しいこと」が変化する場合があります。
例えば、「right direction」(正しい方向性)などの表現に使います。
正しいの英語|「right」の読み方(カタカナ)・発音
「right」の読み方、発音は下記となります。
※「R」の発音に注意しましょう。
「R」の発音をしっかりしないと「light」(ライト、軽い)と聞こえてしまいます。「R」と「L」の発音は【RとLの発音がビックリするほど上達する簡単トレーニング】で詳しく解説しています。
「right」は形容詞で使うことが多い表現ですが、名詞の「右」や「権利」の意味でも使います。複数の意味がある表現なので、要注意です。
「right」(正しい)の対義語は「wrong(ロング)」(間違った)という意味です。
この2つはセットで覚えておきましょう!
「right」の詳しい意味については、【「右」の英語|絶対に注意したい他の2つの意味と表現例】でも詳しく解説しています。
「right」以外の「正しい」を意味する英語と使い分け
「right」以外の「正しい」という意味の表現や使い分けを確認しましょう。
英語の「Correct」で「正しい」を表現
「right」とあわせて、良く使われるのが「correct(コレクト)」です。
「correct」の発音は下記となります。
※この単語も「r」をしっかり発音しないと「collect(集める)」という単語となりますので、注意が必要です。
「correct」の対義語は「incorrect(インコレクト)」です。「in」は、否定形の接頭辞で、ここでは、「正しくない」という意味になります。
「correct」は「客観的な正しさ」を表す表現です。
テストの「正解」や、現在の「正しい時刻」など、人の考えや見方などで正しさが変化しない場合に使います。
「正しい答えが1つである場合」が多いです。
テストなどでの「正解(答えが決まっている、または1つの場合)」はこの「correct」を使います。
因みに「チェックマーク」が正解の意味となります。日本では〇(まる)を書きますが、海外ではチェックマークが一般的です。
- 例その1.英語:correct answer/日本語:正解
- 例その2.英語:correct number/日本語:正しい番号
英語の「Accurate」で「正しい」を表現
「accurate」は「正確な」、「精密な」、「誤りのない」などの意味があります。
「accurate」の発音は下記となります。
「人の行為が事実に沿っていて誤りが無い場合」や、「検査値、数値などが正確である場合」に使われる表現です。
- 例その1.英語:accurate measurement/日本語:正確な寸法
- 例その2.英語:accurate estimate/日本語:正確な見積もり
対義語は「inaccurate」で、「ずさんな」や「不正確な」という意味になります。
「正しい!」を意味する「その通り!」の英語フレーズ
会話で相手の言葉に「そうだね!」、「正しいよ!」と相槌を打つことで、会話がスムーズになります。
「そうだね」などの相槌や、「私もそう思う」、「その通り!」と賛同する場合に使えるフレーズを確認しましょう。
『6つの「その通り」の英語と発音|ネイティブが使うスラングやビジネス表現』でも解説していますが、その一部をご紹介します。
「right」使って「その通り!」を表現
- 英語:Right.
- 日本語:そうだよね。
「Right.」は、単語1つでもよく使います。相手が、不満を言っていたり、正しいと思うことを言っていたりする時に、「Right.」を使うと「そうだよね。」と相手の気持ちを受け止めていることが伝わります。
- 英語:You’re right.
- 日本語:あなたの言う通り。
直訳では「あなたは正しい」となります。「その通り!」と、相手の意見に賛成する表現で、とてもよく使います。
「absolutely」使って「その通り!」を表現
- 英語:Absolutely!
- 日本語:全くその通り!
「Absolutely!(アブソルートリー)」は、「完全に」、「絶対的に」や「全くその通り」という意味です。相手の意見に、すごく共感していて「本当にその通り!」や「良く言ってくれた!」くらいの強い賛同の気持ちがあるときに使う表現です。「無条件に」という意味もあることから、異なるところが無いくらいに、「完全に正しい」というニュアンスです。
「Exactly!(イグサクトリー)」や「Definitely!(デフェニットリー)」も「Absolutely!」とほぼ同じ意味で使える表現です。
「agree」使って「その通り!」を表現
- 英語:I agree with you.
- 日本語:あなたに賛成です。
「agree」は「賛成する」で、この表現は、「賛成」の気持ちを直接的に伝える表現です。「I agree.」だけや、「I totally agree.」(まったくもって同感)などもよく使う表現です。
「agree」の反対は「disagree(ディサグリー)」です。「I disagree with you.」(あなたに反対です)もセットで覚えちゃいましょう。
同意については、『「同意(する)」の英語|基本と3つの単語の違いやフレーズ集』で詳しく確認しましょう!
「the same way」使って「その通り!」を表現
- 英語:I feel the same way.
- 日本語:同感です。
直訳すると「あなたと同じように感じています」です。気持ちや感情などに同感する場合に多く使う表現です。
「正しい」の関連英語
「正しいことを言う」など「正しい」の関連表現を見てみましょう。
- 「正しいことをする」:do the right thing ※「right」に「correct」を入れてもOKです。
- 「正しいことを言う」:say right
- 「正しい英語」:correct English
- 「正しい判断」:correct judgment ※「judgement(ジャッジメント)」は「判断・判定」の英語です。
- 「正しい意見」:right opinion ※「opition(オピニョン)」は「意見」です。
- 「正しい情報」:correct information
- 「正しい金額」:correct amount ※「amount(アマウント)」は「数量・金額」などの英語です。
- 「正しい手順」:correct procedure ※「procedure(プロシージャー)」は、「手順」や「順序」です。「訴訟手続き」等の意味もあります。
- 「正しい解釈」:correct interpretation ※「interpretation(インタープリテイション)」は「通訳」という意味もありますが、ここでは「解釈」の意味で使っています。
- 「正しい姿勢」:right posture ※「posture(ポースチャー)」は「姿勢」です。
- 「礼儀正しい」:polite(ポライト) ※対義語の「impolite(インポライト)」は「無礼な・失礼な」となります。
- 「正しいサイズ」:right size
- 「正しいペースで」:at a right pace ※日本語では「マイペース」となります。
- 「正しい位置に」:in the right place ※「in the right place at the right time(いい時に適切な場所)」という表現は映画などでも聞くので是非覚えておきましょう!
まとめ:「正しい」英語はちゃんと発音して的確に使いましょう!
「正しい」の表現は、まず「right」と「correct」や「accurate」の違いをしっかり理解しましょう。
特に「right」と「correct」は「L」で発音すると、間違って伝わる表現です。
発音に自信がない方は、この機会におさらいしておきましょう。
「あなたは正しい!」や「その通り!」などのフレーズは、いくつか知っていると会話がスムーズになります。ここで覚えて、会話でどんどん使ってみましょう!
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