誰でも、英語に限らず全ての語学学習において、従来の頭に単語を詰め込む学習や、ある程度の文法の知識を身に付ければ、そこそこの点数を取れるレベルに達することは可能です。
でも、必ずその先には、乗り越えられない壁が存在します。
この壁が英語学習者を苦しめています。
日本にいる外国人でも何年も住んでいても片言の日本語を話す方とペラペラ話す芸能人の差は歴然ですね。
そう、それが語学の限界地との圧倒的な違いです。
日本人の英語初心者はほとんどがこの限界地に停滞するのが精一杯の状態なのです。
TOEICで言うと分かりやすいかもしれませんが、800点の壁、そして900点の壁、そして最終地点の満点(990点)の壁とだんだん高くなってきたときに、これまでの詰め込み式の学習では乗り越えられないのです。
これまでの英語の勉強のやり方でも、初心者(初級レベル)であろうが恐らくTOEIC600点は誰でも可能です。
1日数時間勉強して3ヶ月もあれば不可能ではありません。
また、そこで身に付けた語彙力などで片言で外国人と会話することも不可能ではありませんが、それが限界です。
恐らくこの記事をご覧のほとんどの方はそれ以上のレベルが欲しいのではないでしょうか。
周りの誰よりも英語がうまくなって見返したい、外国人と日本語を話すように英語でペラペラ会話したいなど、英語が上達してマスターする自分を思い浮かべていることでしょう。
英語が上手くなっている自分をイメージして下さい。それが本当に大切なことが後で分かります。
英語をマスターした人は、バイリンガルでも最初は英語を話していないし、理解すらできていないのです。
皆さんと同じです。
でも、どこで差が生じたのか?
だからこそ、この時短から間違った英語学習を矯正して、正しい方向に正しい方法で向かっていくようにしていきます。
私の実体験と今まで指導してきた生徒さんと一緒に生み出してきた効率的な方法の集大成です。
そこに先生も授業料も発せしません。
独学で出来る方法ばかりです。
なので、社会人だけなく、英語の成績に伸び悩んでいる学生の方も是非実践してほしい方法です。また、子育てや家事で忙しい主婦の方にもスキマ時間で能力を開花させることが出来る方法ですので、お試しください。
半年~8ヶ月もあれば英語の上達に気付けるレベルにまで飛躍的に到達することができます。そして先ほどの壁もたやすく乗り越えることが出来るようになるのです。
目次
独学で英語の勉強をするなら「目標設定」は必須!
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独学でこれから英語の勉強をしていくのですから、挫折しないためにも目標設定が必要です。
周りにはあなたの勉強を励ます人もいません。要するに孤独です。
自分に甘くなり挫折する環境です。
だからこそ、何かしらの目標・目的、つまりターゲットが必要です。モチベーションですね。
私の場合は「周りを見返す」という負のモチベーションでしたが(笑)、なんでもOKです。
例えば次のようなパターンです。
- 字幕なしで映画が見れるようになる
- 外国人の友達をたくさん作る
- ビジネス英語をマスターする
- 学校での英語の点数をUPする
- TOEICで800点を取る
- 英検準1級を取る
- 海外とのテレカン(テレフォンカンファレンス)で発言する
- 英語の資格を取る
などです。一つに絞る必要はなく複数でもOKです。
そしてその先にある「理想の自分をイメージ」することが必要です。
独学は孤独ではありますが、授業とは違い周りのペースに合わせる必要もなくその点はものすごく気楽です。また、先生からの採点もないですからね。
初心者にはうってつけです。恥ずかしがることも何もありません。
私はどちらかと言うと独学のほうが好きです。自分だけの時間に集中することができたからこそ、圧倒的なスピードで英語力が飛躍したのかもしれません。
独学では致命的になる「勉強の順番」は絶対に間違えないように!
さて、あなたの目標設定は決まりましたか?
ぼんやりとした抽象的なものでも何でも構いません。適当に英語の勉強をスタートするほど危ないものはありません。おそらく続かないからです。
しかし、それ以上に独学の弊害があります。
それは「勉強の順番」です。
もし、あなたが目標設定をしたとしましょう。
さあ、何から勉強しようと思いましたか?
特に初心者であれば従来の受験英語の勉強をそのまま実行しようとします。
『英語勉強の始め方|何から始めるのがいい?3つのおすすめ独学勉強法』やマイスキ英語のすべての記事で一貫しているのが、「耳」からということです。
つまり、リスニングから勉強を開始します。
これはあなたが初級者だろうが、中級者だろうが全く関係ありません。
言語習得には「ゴールデンステップ」という勉強の順番があります。このステップ以外で英語を習得した人はいないといっても過言ではありません。
しかし、実際の学校の授業はどうだったでしょうか?
いきなり教科書を渡されて、単語を覚えさせられ、読まされる・・・
リスニングだけに集中する時間がないですね。
ステップは後ほど解説するのでそれに沿って続けるだけでいいのですが、とにかくこれまでの英語学習方法は忘れて下さい。
独学では、意味を理解しないリスニングからスタートします。
独学だから大切!続けるための「勉強時間帯」の設定
さて、勉強をスタートしようとすると英語に限らず、肩に力が入って一気に勉強する傾向があるようです。
私も例外ではありませんでした・・・
でもそれでは続かないですね。
だからこそ、一日のうち「いつ・どれくらい英語の勉強に充てるのか」という設定が必要になってきます。
私も生徒さんに常に言っているのが、継続に勝る勉強法はないということです。
もちろん、正しい方法での継続です。
特に初心者の方であれば、1日30分の勉強時間でも長く感じるはずです。
また、忙しい社会人であれば帰宅してシャワーを浴び、そしてご飯を食べ、寝る前に30分も勉強していては寝落ちするのが目に浮かびます。
分かりやすいくらい、「3日坊主」の典型です。
ではいつ勉強したらいいのでしょうか?
先ずは、通勤・通学中に限定することです。そして、15分程度に絞ってスタートしましょう。
もう少し勉強したいというくらいがベストです。
社会人の方で車通勤の方でも『車の運転中にも英語の勉強が出来る!3つの効果的なトレーニング』に書いているように勉強は可能ですのでご安心ください。
このようなスキマ時間を利用することが最初はベストです。
これが独学の魅力ですね。自分の生活スタイルに合わせることができる・・・
あなたの生活スタイルを変えず、つまり無理をせずに継続して正しい英語の勉強の方法に毎日触れることが第一優先です。
短期間で頭に詰め込んで英語力を上達することが目的ではありません。短期間過ぎると必ず壁が表れて、その先へは進めなくなります。
それでも、「もっと英語を勉強したい」と無理なく、そして自然にその感情が出てきたら、『英語の勉強|社会人が朝と夜のスキマ時間を使った8つの独学勉強法』の記事にもあるように、通勤通学前でも構いませんし、寝る前でもOKです。
しかし、これも無理は絶対ダメです。スパルタ的に自分に鞭を打ってというのは必要ありません。ちょっと自分には合わないと思ったら、通勤通学のみに戻せばOKです。
さあ、それではこれから実践編の説明をします。是非、参考にして今日から独学スタートしてみましょう!
「半年~8ヶ月間」独学でも英語は上達する!進め方と無料おすすめ教材・アプリなど
マイスキ英語には800以上の記事がありますが、その中で最も読まれている記事が『英語の勉強法で確実に上達する人としない人9つの違い』です。
この中でもとにかくしつこいくらいに英語学習は「耳」からということ、またステップや英語が出来る人が知っているコツなども紹介しています。
また、英語力の基礎である英会話を身に付ける方法を紹介している『英会話の勉強法|独学で確実に英会話を上達させる7つのステップ』でも、リスニング力から全てがスタートしています。
何を言いたいのかというと、英語の勉強と聞いて日本人の多くが真っ先に思い浮かべるのが、「単語帳」ではないでしょうか?
英語を文字として認識し、そして暗記をするという間違った工程です。
先ほども英語学習には順番が大切だと言いました。これは厳守して下さい。
これからご紹介する方法は言語習得の流れに沿った正しい、また本来、英語教育で進められるステップです。
独学で、しかも無料で出来るものばかりで、アプリや教材などおすすめも紹介しています。
これらを上手く活用することが習得への近道でもあります。
あなたが勉強している横に誰もいないからこそ、コンセプトをシッカリと理解して進めるようにして下さい。
独学1ヶ月目:リスニング
あなたが小さい子供だったころを少し思い出して下さい。
テレビを見ていても、大人の話を聞いていても、100%理解はできなかったはずです。それでも、必死に「音」を聞こうとしていました。
また、赤ちゃんは生まれてから言語習得の観点からいうと、「聞く」という能力を先ず身に付けていきます。
いきなり、話して文字が書けて新聞が読める赤ちゃんや子供はいないですよね。
必ず、「聞く」という事から始めます。一生懸命、周りが発する音に集中しているのです。
要するにこれを実践するだけです。その際に「意味を考える必要はない」というのがポイントとなります。
英語の頭に集中することを心がけます。そして、リスニングの持久力を身に付けるという流れになります。
トレーニング方法は下記となります。
- 英文の最初の3単語に集中して聞く癖をつける
- 英文が何単語で出来ているかのクイズを解く
『英語のリスニング力が驚くほど開花する超簡単な勉強法』でも詳しく解説していますので参考にしてみて下さい。
英語は頭に重要な情報があります。日本語とは逆で、日本語の場合は最後に重要な情報が来ます。
例えば、下記の例文です。
「私はサッカーの試合を見(ました・ませんでした・る予定でした・るでしょう)」など。
最後まで聞かないと分かりませんね。
しかし、英語はどうでしょうか?
「I did not watch the soccer game.」となると、最初に「しなかった」という過去の否定形が来ますね。
要するに頭に集中する癖をつけることが最初のステップになります。
もちろん、最初ばかり聞いていてもそれでは実際に意味を理解する時に把握できません。
しっかりと最初から最後まで聞いて情報を収集する癖をつける必要があります。
今まで、リスニングの途中で知らない単語などで耳が止まって理解できなかった経験はありませんか?
英語の試験や英会話の途中でもです。
また、日本人のリスニングの特徴で「~~~~in Japan」という最後の「Japan」だけが聞こえるという現象ですね。
この悪い癖を次に取り除く必要があります。
最初から最後まで耳を止めずに聞くというのが次のステップになります。
ここで問題です。
英検1級やTOEIC満点者が全ての英語を理解して聞き取れていると思いますか?
答えはNOです。
私も頭の中に英語の辞書が入っているわけではありません。何十万、何百と言う単語を覚えることはほぼ不可能です。
しかし、より多くの情報を耳に入れることで、聞いている英文の中に知らない単語があったとしても、その前後などで「予測(推測)リスニング」をすることが可能になります。
上記の写真のように、単語を知らないから分からない、という事がほぼなくなってくるのでリスニングも面白くなってきます。
このトレーニングをマイスキ英語では「Youtube動画」で無料公開しています。
下記がリスニングトレーニングの再生リストのURLとなります。
リスニング問題集:https://www.youtube.com/watch?v=VQV5TxCuFj8&list=PLckwUtttwuWAiVN2jPvxT4jkYOKhTHkDU
上記の動画で、最初の3単語と数当てトレーニングができるようにしていますので、是非活用してみて下さい。
また、初心者の方は特に『英語のリスニングは右耳と左耳どっちが効果的?2つの違いと勉強法』の記事を参考にして頂きたいのですが、左脳が言語脳と言われており、先ず左脳を鍛える意味でも、イヤホンを右耳(左脳)だけにしてリスニングするのも効果的ですので、是非トライしてみて下さい。
もちろん、両耳でも全然構いませんが、うまくいかないな、など順調に進まない場合は試してみる価値はあります。
独学2ヶ月目:リスニング+発音
2ヶ月目には1ヶ月目のリスニングと並行して「発音」をやっていきます。
リスニングは継続してひたすら癖付けをしていけばOKです。
発音に関しては、フォニックスなど難しい発音記号など覚える必要は全くありません。
特に日本人が不得意な次の発音を中心にまず練習しておく必要があります。
- F
- V
- TH
- R
- N
これを克服するのには英語の数字の1~10を数えるというトレーニングを最低でも1日1回やっていきます。
また、英語は腹式呼吸だともいわれるくらい声が前に出ます。この癖をつけることで、日本人特有の「もごもご英語」から脱却できるようになります。
後述しますが、5ヶ月目から実際に声を出したアウトプットをしていくのですが、その時に発音をしていては実際のスピーキングに集中できません。
また、せっかく話せるようになるのに、日本語訛りの英語だと恥ずかしいですよね。だからこそ、この時点で英語口を作り始めておく必要があります。
それと、先ほどの日本人が苦手は発音と並行してトレーニングするのが「リンキング(リエゾン)」という英語独特の発音の仕方です。
このリンキングをマスターしていないとリスニングにも支障をきたします。『リンキング(リエゾン)でリスニング力が劇的にUPする3つの勉強法』でも詳しく解説していますが、音と音の繋がりです。
例えば次の英語をどのように発音しますか?
- Seven eleven
- want to
分かりましたか?
答えは次です。
- セヴニレヴン → nとeの音がつながる
- ウォントゥ → tとtの音がつながる(一つのtの音が無くなる)
この発音の法則をシッカリと身に付けておくとスピーキングの時にネイティブのような発音を実現することが出来るようになります。
でも、このリンキングですが、すでに日本人の間でも頻繁に使われています。
「ありがとう」を英語で何と言いますか?
そうです、「サンキュー(Thank you)」はリンキングです。
誰も「サンク・ユー」とは発音しないですね。このリンキングが英語には無数に存在するので舌の動きにも慣れておく必要があります。
これからのトレーニングもマイスキ英語のYoutube動画で公開しているので是非チャレンジしてみて下さい。
スピーキング・英語発音練習:https://www.youtube.com/watch?v=v-v9PQRmytY&list=PLckwUtttwuWB5UpfaubfFoWLSKCq9tbPw
余談ではありますが、このようにYoutube動画を使うことは英語学習にも効果的です。
しかし、『Youtubeで英語を勉強する方法|正しい見分け方とおすすめ10動画』でも解説しているように、学習での動画の良さが一番発揮されるのは、リスニングとスピーキングや発音に絞った勉強法です。
それ以外(旅行で使うフレーズを覚えたり、などの記事など)は、動画のペースに合わせる必要があるので時間も無駄になるケースが多いです。
効率的で、そして貴重な時間を無駄にしないのが独学で勉強する際のコツとなります。
独学3ヶ月目:英文法+リスニング+発音
さあ、3ヶ月目からはリスニングと発音に、英文法を足して勉強を進めます。
しかし、文法と聞くと嫌な気持ちになりますよね・・・私も同じです。
しかし、ここで行う英文法はあなたが想像する堅苦しいものではありません。
『英語の文法|英文法の基礎はたった1つしかない』の記事でも解説していますが、英語を習得する時に日本人にとって一番大切な英文法は語順です。
例えば、日本語は動詞が最後の方に来ますが、英語は主語のすぐ後です。
その例文です。
- 私は今日英語の勉強をします。→ SOV型
- I study English today. → SVO型
しかも、日本語は主語が抜けるケースがとても多く、あなたも毎回「私は~」と話さないはずです。
「私は忙しいです」と言わずに「忙しい」だけ。「眠たい」、「お腹空いた」なども同じですね。
しかし、英語は必ず主語を発言します。この癖付けもとても重要です。
海外でも日本人が外国人に英語で何かを説明する(質問する)場面を見かけますが、「Go ~」、「Like~」と誰が主語が分からない英文で話すケースがほとんどです。この癖も付けるひつようがあります。
それにはバラバラになった英文を正しい順序に置き換える、並べ替えトレーニングが最適です。
パズル英会話とも呼んでいます。次に何がくるのか?などを感覚でいいので身に付けるゲーム感覚で取り組めばOKです。
マイスキ英語でもやり方の参考動画を紹介しているので是非見てみて下さい。
英文法・英単語の問題集:https://www.youtube.com/watch?v=fchZ1NQ1sqY&list=PLckwUtttwuWD2N5uHxE4XjcoRwOp6edOp
もちろん、これだけでは物足りない!という方も出てくるでしょう。
そうであれば、『英文法一覧|中学英語の英文法14種類!勉強法や順番・アプリなど』で解説している、中学英語で習う14種類に限定して英文法に触れておくことをお勧めします。それ以上は現段階では要りません。
一番大切なのは語順で、その他は補足と思っていればOKです。
独学4ヶ月目:英単語+リスニング+発音
さあ、ここで英単語を覚えることをスタートします。
リスニングと発音は継続しています。
1ヶ月目からいきなり英単語を覚えることはしなかったですね。
英語耳、そして英語口、そして語順感覚も身に付けていることで英単語やフレーズをどんどん吸収できる基盤が出来ています。
恐らく今までに感じることが出来なかったくらいのスピードで英単語を覚えることが出来るようになっている自分自身にびっくりしますよ。
では、どのような単語を覚えていけばいいのでしょうか?
基本的な日常会話がまずはよさそうだけど、どんな単語やフレーズがいいのかなど迷いますよね。
日常英会話に使われている80~90パーセントは中学英語で習う単語になっています。
これは、海外ドラマや映画でも同様です。びっくりですよね。
リスニングをしている時に字幕なしで映画を見れないのは、覚えている単語が少ないと思った方がほとんどだと思います。
実はその逆で、中学英語は誰でも一度は触れて知っていそうで使いこなせていないだけだったなのです。
今まで3ヶ月間リスニング練習を継続しているので、ここで中学英語を吸収すれば海外ドラマや映画の音が自然と耳に入ってくるようになります。
中学英単語をまとめた記事が、『英語の単語一覧|初心者に必要な中学英単語1128個とアプリや覚え方』になるので、目を通して復習するだけでも全然違います。
また、社会人であれば「ビジネス英語」がどうしても気になりますね。
しかし、日常会話ができないのにビジネス英語が出来るわけがありません。
日常英会話は基本中の基本です。ビジネス英語については5ヶ月目以降で十分です。
独学5ヶ月目:リーディング(音読)+スピーキング(独り言)
5ヶ月目に入ってもリスニング、発音、英単語は継続しててもOKですが、比重はリーディングとスピーキングに置いて下さい。
ようやくここで、今までの発音練習が活かされるスピーキングになります。
また、リーディングと言っても黙読ではなく、音読となります。
スピーキング練習
スピーキングと言ってもいきなり何を話せばいいか分からないですよね。
何を話せばいいのか?
『英語の勉強|「独り言」の効果は絶大!4つの正しいやり方とコツなど』の記事でも書いていますが、先ずは自分の行動を2単語(主語+動詞のみ)ぐらいから始めます。
使う単語は4ヶ月目で触れてきた中学英語で十分です。
そして、徐々に単語を足していく感覚です。まずは現在形で大丈夫です。
- I eat.
- I eat breakfast. ※breakfast(朝食)を足しました
- I eat breakfast with my family. ※with my family(家族と一緒に)を足しました
- I eat breakfast with my family at 8. ※at 8(8時)を足しました
という感じで、慣れてきたらドンドン足すイメージです。でも最初は主語+動詞のみでOKです。
慌てないことが独学のコツの一つでもあります。書き出す必要もありませんし、ただ単に独り言のようにつぶやくだけでOKです。
それにも慣れてきたら次は過去形を使う練習も始めましょう。
あなたは友達と会話する時どの時制を一番使いますか?現在形、過去形、未来形など・・・
実は過去形が多くありませんか?
「~の映画よかったよ」、「昨日何してた?」など。
これは英語でも同じです。英会話の大部分が過去形と言っても過言ではありません。
そこで厄介になるのが不規則動詞と言われるものです。
学生時代、過去形は「ed」と教えられませんでしたか?現在形の後ろに「ed」を付ければ過去形になるという教えです。
しかし、英会話の大半で使う動詞は「ed」を付けづに過去形になるのがとても多いです。それが不規則動詞と言われる動詞です。
左が現在形、右が過去形(不規則動詞)の例となります。
- make(作る) → made
- have(持つ) → had
- buy(買う) → bought
- wake(起きる) → woke
- sit(座る) → sat
- go(行く) → went
- come(来る) → came
- stand(立つ) → stood
- sleep(寝る) → slept
- see(見る) → saw
- speak(話す) → spoke
- meet(会う) → met
- get(得る) → got
など。挙げたらキリがないくらい多くの不規則動詞が存在します。
これをとっさにアウトプットするのが多くの日本人が苦手です。それに慣れるにも常に主語+動詞、しかも過去形で言う癖をつける必要があります。
また、自分だけの行動ではなく、周りの景色を見た瞬間に「主語は何にしよう?」、「動詞はどれがいいだろう?」などと全てをアウトプットの無料の英語教材にするのもおすすめです。
やり方とトレーニングはマイスキ英語のYoutube動画でも公開しているので是非確認してみて下さい。
スピーキング・英語発音練習:https://www.youtube.com/watch?v=v-v9PQRmytY&list=PLckwUtttwuWB5UpfaubfFoWLSKCq9tbPw
音読リーディング
独り言と同じようにアウトプットの効果を発揮する勉強法が「音読」です。
『リスニングを鍛えるには音読もあり!?3つの効果・理由と正しい勉強法』にも書いている通り、音読はリスニングにもいい効果を発揮します。
まして、これまで発音練習、また英語のリズムを刻みこみながらリスニングをしてきたので音読も楽になっているはずです。
黙読をするより、断然効率がいいです。また、音読でもリスニングと同じで、口を止めずにドンドン先に進めるのがコツです!
音読をしながら意味を理解しているのであればベターですが、マストではないのでその点は気にしないでください。
ここでの音読を効率的に活かしたいのであれば、ビジネス英語に触れて音読することもおすすめします。特に社会人であれば単語をここで吸収する必要はありませんが、慣れておくのはいいですね。
独学6ヶ月目:英会話(オンラインなど)
さて、ここで実際の外国人と会話をすることをお勧めします。
もちろん誰でも最初は緊張するものです。
でも、これまでリスイング、発音、英文法、英単語、スピーキングとちゃんと練習してきているので後は英語を対面で話すことに慣れることです。
たったこれだけです。
マイスキ英語でも厳選した教師のみでのマンツーマンのオンライン英会話をやっているのでが、これは弊社の生徒さん限定で一般には公開しておりません。
もちろん他にもDMM英会話やレアジョブなど大手で手軽にオンライン英会話ができるところがありますので、先ずは無料体験などで通信環境、仕組み、先生などの雰囲気などを試してみましょう!
『オンライン英会話15社を比較|おすすめ!初心者や子供でも効果が出る』でも詳しく書いているのでご確認ください。
しかしここで注意点があります。
先ず1ヶ月間は同じ教師が慣れるためにはいいかもしれませんが、1ヶ月目以降は違う教師たちとランダムで話すことがベストです。
自己紹介の練習にもなるし、英語アレルギーを克服するにも効果絶大です。
1ヶ月目以降も教師を固定したい場合は、色々なトピックについて話したい場合(中級以上が理想)のみとした方がいいでしょう。
もちろんオンラインだけでなく実際の英会話教室がリアル感があっていいという方もいらっしゃいます。
6ヶ月目になってやっと「英会話」ですね。
これが本当の言語習得の流れなんですね。英語力を身に付けるにはこれまでのステップが必要だったんです。それがあって英会話をすると今までと見違えるくらい英語が話せるようになっているので、それを実感して下さい。
どうしても時間がたつと、いつもの義務教育で教えられた勉強に戻ってしまう方が少なくありません。常にこれらのステップなどを念頭に置くことに注意しましょう!
独学7ヶ月目:ライティング
英語学習は順番が大切だと上述していますが、英語の勉強の最後が「書くこと(ライティング)」です。
同時に7ヶ月目以降でもオンライン英会話など継続しておくとベターですね。
もちろんパソコンへのタイピング、スマホのメモ帳などへの書き込みなどでも効果は同じです。
義務教育では単語をいきなり書かされたりしませんでしたか?
しかし、正しい勉強法は英語に初めて触れてから7ヶ月目にようやく、ノートやメモ帳などを使います。
子供が言語を習得する流れと全く同じ流れでここまできました。
しかし、何を書けばいいのでしょうか?
ずばり、日記です。
これは8ヶ月目以降の学習法の英語環境を構築するというカテゴリーにも入りますが、自分の行動を過去形(不規則動詞)を十分に使ったりしてみて下さい。
主語+動詞からスターですね。
ビジネス英語であろうが、日常英会話であろうが日記を書くことは頭の中を整理するのもそうですが、自分が使う表現がドンドン分かってきますし、確立されることでスピーキングにの時もペラペラの状態に近づけることが可能になります。
しかし、それでも何を書いたらいいか分からない、また自分の英文が文法的にも正しいのか自信がないという方もいらっしゃいますよね。
そのような方は、『英語で日記は効果的!初心者でもすぐに書ける21つの基本例文』でも解説している例文や添削機能がある無料サイトなども紹介しているので是非使ってみて下さい。
独学8ヶ月目以降:英語環境を構築する
さて、7ヶ月で一旦英語習得の流れに沿って勉強を続けてきました。
しかし、これで勉強をストップしては元も子もなくなります。実にもったいないです。
だからこそ、日本にいても英語に常に触れることができる環境づくりをすることで能力が継続、また独学でも少しづつでも能力が向上していきます。
要するに、日本にいながらもいつでも英語脳にスイッチが入るようになるのです。
それにはいくつかの方法があります。是非、下記を参考にしてみて下さい。
スマホを利用する
恐らく独学の必須アイテムの筆頭はスマホでしょう。
英語環境を構築するにもスマホは欠かせません。これはタブレットでも同様です。
スマホまず利点はアプリを入れることができるのもありますが(すぐに勉強アプリを取り出してスタートできる、など)、それとは別に言語設定を英語にしたり、スケジュールを英語で入力したりとアプリ以外でも英語環境を作れることです。
先ほど紹介した日記もそうですね。もちろんノートに書いてもいいのですが、過去の日記を読み返す時にはスマホに入力していたほうが便利ではあります。
英英辞書を利用する
この時期なると私は英英辞書を使うことをお勧めしています。
和英でも英和でもなく、英英辞書です。
最初は難しさを感じるかもしれませんが、英語を英語で考える(英語脳)というネイティブと同じ感覚を植え付けてくれます。
私も昔の話ですが、英英辞書を2冊ボロボロにした経験があります。
1つの単語を覚えるのに、その説明に分からない単語があればそれをまた辞書で引くということをしていましたからね。
とても非効率的に思えるかもしれませんが、今思えば英英辞書を引くことで日本語が一切出てこない英語脳を手にできたのかもしれません。
今では英英辞書のアプリもありますし、音声付きがあればなおさらベターです。
英字新聞・英語ニュース・NHK講座を利用する
社会人であればビジネス英語は避けられず、これも習慣化して常に日常会話とは違う英語にも触れておくことが重要です。
それには英字新聞やニュースがベストです。
先ずは日本の情報を英語で吸収する癖を付けます。これが今の私です。もう習慣化されています。
日本の情報のほとんどは英語のニュースや記事から情報を得ています。
いきなり海外の情報をニュースでみてもチンプンカンプンになるケースが多いので、時間の無駄です。まずは日本のニュースを英語で見るということを心がけましょう。
また、NHK英語講座もビジネス英語などもあり無料で聞けるので通勤通学中にでも利用できます。再放送もあるのでとても便利です。
下記は英字新聞、ニュース、初心者でも大丈夫なNHK英語講座のおすすめを厳選したものを紹介している記事となります。独学にはとても活用できるものばかりをピックアップしています。
- おすすめの英字新聞:おすすめの英字新聞|レベル別で初心者も上達!5つの勉強法とコツ
- おすすめの英語ニュース:おすすめの英語ニュース|無料サイトやアプリ7選とリスニング勉強法
- おすすめのNHK英語講座:TOEIC満点者おすすめのNHK英語講座と2つの勉強法
TOEICの勉強に集中する
ここまでくればもう初心者ではありません。
目指す英語資格などあるでしょう。そのための勉強をスタートしても構いません。
先ほどのビジネス英語と関連しますが、いまやTOEICテストは社会人にとって避けては通れない資格の一つとなっています。転職にも必ずと言っていいほど聞かれるケースが多くなってますし、しっかりと向き合う必要があります。
特に初心者であれば、ここまでの7ヶ月間の独学トレーニングを無視してTOEICの勉強ばかりしていても、英語を話せるようになっていると思いますか?
そんなことは絶対にありません。
7ヶ月間で基礎ができているから今、TOEICの勉強を開始していいのです。どの勉強会やセミナーに行かなくても独学でTOEICの点数を伸ばす基盤があるので自信を持って下さい。
寝る前のリスニングも効果的
朝目覚めて英語の言語設定がされているスマホを見てから寝る直前まで英語に触れる環境が出来たらベストですね。
それには洋楽を聴くことがいいです。リラックスしながらも英語に触れることでその日の英語脳を維持しながら寝ることが可能になるからです。
寝る前に単語をたくさん暗記したり、辞書を引いたりしてもそれは自己満足で終わる可能性が高いので、リラックスした状態も作りましょう。でも、しっかりと英語脳を維持してくれます。
ワーホリや短期留学をする
独学ではないですが、海外の文化を触れながら会話を楽しむことはとても有意義です。
短期留学やワーホリというのも視野に置いといていいでしょう。
言語だけ学んで海外に行かないというのも実にもったいないです。
もちろんそれには費用が発生するので、その短期留学が無駄にならないように、日本にいながらお金をかけずに独学で英語力を築いて、それから行くのがベストです。
まとめ:独学で勉強するには年代も考慮に入れて継続することが大切!
ここまで読んで頂きましてありがとうございます。
いかがでしたでしょうか?
ここでご紹介した方法は初心者でも独学で英語習得ができる順番と方法をご紹介しました。
しかし、年代や会社での立場などにより目指すところも違うかもしれません。
いくらスキマ時間を利用した勉強法と言っても無理な場合もあります。
よってここでご紹介した独学での勉強方法を実践する前に、『30代・40代・50代別|会社員や主婦でも効果的な8つの英語勉強法』も一度目を通してもいいかもしれません。
そして、迷いがなくなり気持ちが固まったら、目標設定から始めて、そして英語耳からスタートしていきましょう!
日本にいながらも独学で英語が上達するとこうことを自分自身で体感して、そしてあなたの将来の目標に役立てて下さい。
Good luck and see you soon!