英語を聞くときに右耳・左耳どちらがいいのでしょうか?
基本的に耳の構造は右耳と左耳に違いはありません。
しかし、一般的に左耳は「右脳」、右耳は「左脳」に働きかけるとも言われています。
この記事を書くきっかけになったのが一人の生徒からのメールでした。
「右耳と左耳で英語の聞こえ方が違う気がするのですが、これは何故でしょうか?」
最初は違うことはないんじゃないかと思ったのですが、私が推奨するリスニング勉強法に照らし合わせると、確かに効果が違うかもしれないと思ったのです。
そこで、英語のリスニング上達に今悩んでいるのであれば、ここでご紹介する理論と方法で開花するかもしれません。
目次
右耳と左耳の役割とリスニングとのつながりとは?
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冒頭でもお伝えしたように、左耳から入れた情報は右脳に、右耳からは左脳にという交差する感じで処理をしていると言われています。
右脳と左脳の能力の違い
『英語脳になるための3つの勉強法|期間や教材・アプリの活用など』でも解説してる通り、右脳と左脳にはその能力の違いがあります。
- 右脳・・・直感やひらめき・イメージ(想像)など無意識に大量の情報を処理したり考えたりできる
- 左脳・・・言語脳ともいわれていますが、少しずつの情報を処理することしかできません
この情報から見ると、左脳が言語脳ですから右耳から英語を聞いた方がいいのでしょうか?
ここに落とし穴があります。
大人のリスニングはうまく右脳を使えていない
小さい子供は左脳を中心に言語を捉えることができるのですが、私たち大人はどうしても言語を「文字化」してしまいます。
これが左脳を使っている証拠です。
リスニングをしている時に聞こえた英語の文字(スペルなど)を頭の中に思い浮かべていませんか?
また、英語を話す時に、口から出す前に頭の中で文字で英文を作っていませんか?
英語が苦手という方はほとんどこのような間違った方法で英語を聞いたり、話そうとしています。これが大きな弊害なのです。
大人の人が左脳を使うがために、どうしてもこの現象が起きてしまいます。
また、長文のリスニングになると左脳は少しの情報を処理することしかできないので、最初に何が話されたのか忘れている・・・
うまく「右脳」を使えていないのです。
では、右耳と左耳のどちらを強化すればいいのでしょうか?
初心者は「右耳」・中上級者は「左耳」でのリスニング勉強がベター
先ほどの右脳と左脳の役割の違いをうまく利用するとリスニング力がUPしてく可能性が高いです。
しかし、これもレベル別に違う勉強法を実践することでその確率が更にUPするでしょう。
初心者向け:「右耳」を使ったリスニング強化法
特に初心者に関しては、小さい子供が英語に触れる感覚でトレーニングをしたほうがいいです。
つまり、「言語脳」である「左脳」、つまり「右耳」から英語に触れるということです。
しかし、英語を理解するのではなく、英語との違いを脳にしみ込ませる意識です。
英語と日本語は周波数も語順も違います。英語の音への瞬発力や発音の違い(R、THなど)などを自然と脳に刻み込んでいきます。
『英語リスニング|初心者におすすめ!無料アプリ・教材や2つの勉強法』でも解説している方法で、次のトレーニングです。
意味は考えません。あくまで英語という言語のリズムなどに慣れる感じです。
- 最初の3単語トレーニング・・・英文の最初の3単語のみに集中して聞く
- 数当てトレーニング・・・一英文が何単語で構成されているのかを当てる
これで言語脳(右耳・左脳)をフル発揮して強化していきます。
中上級級者向け:「左耳」を使ったリスニング強化法
ここでは初級向けとは違い「理解するリスニング」です。
いくら英語の音との違いをしみ込ませたとしても理解できないと意味がないですよね?
しかし、これを左脳でやってしまっては意味がなくなり、元のリスニングに戻ってしまいます。
『「右脳」を使った英語リスニングとは?これで3つの悩みを解消!』でも解説していますが、右脳を使ったイメージリスニングが必要不可欠となります。
多くの情報を、文字ではなく、右脳を使ってイメージで処理することで、長文の英語のリスニングも可能になり、また分からない単語が出てきても理解できるようになります。
日本語吹き替え版の映画やドラマで楽しく実践できる方法ですので、是非ドンドン右脳を鍛えましょう!
「英語の音への瞬発力や発音の違い」を劇的に変える方法
さきほど、英語の音への瞬発力や発音の違いを脳に刻みこむ必要があるとお伝えしましたが、独学では大変だなと思われる人もいるでしょう。
その場合は、オンライン英会話の発音コースでプロの専門家と集中的に学ぶのがおすすめです。
プロに教えてもらえれば、英語のリスニングで自分だけではわからない弱点から聞き取るコツ、母音・子音などのフォニックスなどを知ることができ、音を聞きとる能力を劇的に高められます。
落ちこぼれの私がペラペラになったきっかけは「発音」でした。
たかが発音と侮っている人もいるかもしれません。
ですが、私の場合も、落ちこぼれからTOEIC満点・英検1級を一発で取得してペラペラになった最初のきっかけは、「発音」を徹底的に学んだことで一気にブレイクスルーが起きました。
そこで、あなたのリスニング能力を劇的に変えるために、英語を楽しく学べる所から超短期で上達させる所、本気で学べる所まで、独自調査したおすすめスクールを厳選して紹介します。
何をやっても英語が聞き取れない人ほど、ぜひ発音を短期集中で徹底マスターしてみてください。全然違ってきますので。
まずは無料体験に複数参加してみる
そうは言っても、各英会話スクールでレッスン形式やスクール自体の雰囲気も違うので、まずは無料の体験レッスンに複数参加してみることです。
通学の場合は実際に英会話教室の場所に行って、レッスンを受けてみることで、スクールの雰囲気も感じられると思います。
まとめ:イヤホンを使って左右分けてリスニングするのも効率的
基本的には両耳で聞いてもここでご紹介した勉強法は実践できます。
しかし、何か壁にぶち当たった時はここでご紹介した左右の耳別でのトレーニングを試すのもいいでしょう。
その際にイヤホンが役立つかもしれません。初級レベルの方は右耳だけにイヤホンをあてて聞くなど。
何でリスニングが上達しないんだろうという方は、ただ単に英語を聞き流しても意味がないので、このような方法で打開出来たらいいですね。
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