
あなたは、過去も英語が不得意で挫折した、でも、今度こそは一から英語を勉強して英語をマスターしたいと思ってる初心者ですか?
それか、テストなどで高得点を取るための英語力を身に付けたいというより、英会話でペラペラになりたいけど、英会話スクールに行くべきか、または何から手を付けていいのか迷っている超初心者ですか?
日本社会は益々国際化が広がっていますし、会社ではTOEICの試験だなんだと、英語に関心を置かざるを得ない状況でもあります。
でも、自分は英語を話せる英会話力を身に付けたいから、そんな英語力は必要ないと思っていても、英語に自信がない初心者が次の基礎力を身に付けないといけないことは変わりません。
- リスニング力(英語耳)
- 英文法力(文型)
- 語彙力(単語)
- スピーキング力(英語口)
私が指導する生徒さんのほとんどが、過去に英語に挫折したけど、興味だけは常にあって、いつかはTOEICなどの英語力もUPして、同時にペラペラしゃべりたいと思っている初心者の方ばかりです。
それがあまりお金もかけずに独学で実現できたらベストですよね?
英語がある程度できると自信のある方は、ちゃんとすでに独学で勉強したり、またその英語を使って仕事をしているので、英語ができない方との差がドンドン開いているのが現実です。
ほとんどが、初心者でも独学で出来る勉強法ばかりです。
また、あなたが20代、30代、40代以上でも勉強法の基本は変わりません。とにかく「初心者」としてリラックスできるように構築しています。
初心者の方が無理せずにシッカリとした英語力・会話力を身に付けるための勉強法をまとめたテキスト(今すぐダウンロードできます)■なぜ日本人だけ英語が話せないのか?「英語のカラクリ」を今だけ無料プレゼント中(PDF全71ページ)を動画付きで無料プレゼント中ですので是非参考にしてみて下さい。
目次:
0.初心者が最初に絶対にやっていはいけないこと
・英会話スクールで話す
・聞き流しをする
・洋楽を聴く
・YoutubeやNETFLIXなどで映画や海外ドラマを見る
・単語帳を眺める・書く
・文法の参考書を読む
・英字新聞を読む
・シャドーイングをする
・長時間勉強する
1.基礎編:初心者がやるべき勉強法とステップとは?
・まずは時間の確保とアバウトな計画や目標を立てる
・リスニング力(英語耳)
・英文法力(文型)
・語彙力(単語)
・スピーキング力(英語口)
2.応用編:初心者が次にやるべき勉強法とは?
・リスニング力(意味を理解)
・英文法力(その他14種類)
・語彙力(フレーズ)
・スピーキング力(話す・英文発音)
3.実践編:初心者が最後にやるべき勉強法とは?
・英会話スクールで話す
・リーディングを始める
・参考書やアプリを使ってTOEICに挑戦
・洋画や洋楽を楽しむ
0.初心者が最初に絶対にやっていはいけないこと

あなたが初心者でまずすぐにやるべきことは何だと思いますか?
これからお伝えすることは、全て「初心者が最初に実践してはいけない勉強法」ばかりです。
恐らく、あなたがこの記事を見るまでは、一瞬でも頭によぎった方法ばかりだと思います。これらから勉強をスタートすると初心者レベルのまま抜け出せない状態が続き、また挫折するのが目に見えています。
英会話スクールで話す
「英語をペラペラ話せるようになりたい!」と思ったら、英会話教室やオンラン英会話が目に浮かびませんでしたか?
ある会社の公用語を英語にするとうたった瞬間に、その会社の周りの英会話教室が予約で満室になったという話は英語業界では有名です。
その後、すぐに挫折者が続出したり、退職者も出たということも・・・
初心者の方が特に勘違いするのがここです。英語を話したいから英会話教室というのは自然の流れのようですが、全くの間違えです。
これは海外留学(語学留学)も同様で、海外で生活すれば英語がペラペラになると間違った認識を持っている方が少なくありません。
リスニングが出来ないのに英語が話せる人を知っていますか?
先ずはリスイング力が必要なのです。スピーキング力と同時に鍛えることは初心者にはほぼ不可能です。
聞き流しをする
リスニング力が英語習得の最初の能力であるのであれば、英語のシャワーをドンドン浴びながら聞けばいいのでしょうか?
つまり、聞き流しですね。答えはNOです。
英語は日本語と違う「音」、「リズム」、「イントネーション」、また一番は語順の違い(文型)があるので、シッカリと英語の音を掴む必要があります。
聞き流しをやっていては決してそのリスニング力は身につきません。
洋楽を聴く
では、洋楽を聴くのはどうでしょうか?
洋楽が好きな日本人は多いですが、それだけで英語がペラペラになっている人はいません。
初心者の勉強というよりもあくまで英語に触れるという位置づけです。
先ほども言いましたが、英語には独特のリズムやイントネーションがあります。これらの周波数を身に付けるには洋楽は不適切なのです。
YoutubeやNETFLIXなどで映画や海外ドラマを見る
リラックスしながら洋画やドラマを見るのは英語に触れるのでリスニング力や語彙力のUPにつながっていそうですが、あくまでレジャーです。
聞き流しと同じになります。
あなたが好きな洋楽やドラマはありますか?5つほどピックアップしてみて下さい。
それらをただ見ただけで英語力がUPする、英語がペラペラになるはずがありませんよね。
単語帳を眺める・書く
やっぱり英語を上達するには語彙力と思って、単語を書いたり、単語帳を眺めたりする方が日本人には多いですが、受験英語で覚えた単語を使いきれていますか?
単語を覚えることは決して悪いことではありませんが、初心者がすぐに実践することではありません。また、すぐに忘れてしまいます。
また、単語をドンドン書いて覚えるという従来の学習法がありますが、それではライティングになり、英語を文字化してしまい、リスニングとスピーキング時の弊害となってしまいます。
また、英語を書くというライティングは初心者が身に付ける最後の英語力になります。
文法の参考書を読む
英語の文法は苦手という方は多いのではないでしょうか?
私も大の苦手で、生徒さんに説明するのも一苦労です・・・でも、英検1級、TOEIC満点を初受験で取得しました。
その理由は簡単です。英文法を自然と身に付けているからです。
日本語の文法と同じですよね。日本語の文法とは?と外国人に聞かれたら、「て・に・お・は」ぐらいしから答えられません。
よって英語の文法は参考書などで学ぶ必要は全くありません!第三者に英文法を説明する必要なんてないのですから参考書は不要です。
英字新聞を読む
特に社会人の方は、TOEICなどの対策もあり、英字新聞や英語のオンラインニュースを見たりする傾向があります。
しかし、根本的なリスニングもできない、普通の日常会話も話せない初心者の方が、リーディングをしても、何の役にも立ちません。
勉強法に矛盾がるのがお分かりですね。
日本人の医師の方が、英語の論文は読めるけど、リスニングやスピーキングが全くできないというのと同じです。
初心者がリーディングから入るといつまでたっても、難しい単語の語彙力は付いても、いつまでたっても英語がペラペラにはなりません。
リーディングで勉強をするタイミングが大事なのです。
シャドーイングをする
巷では、シャドーイングがあたかも英語の勉強法で優れている一つのように言われていますが、初心者には弊害です。
これは一例ですが、英語の勉強法には色々なやり方が提唱されています。
シャドーイングがその代表例です。
『英語のシャドーイング|初心者には効果が出ない3つの原因とコツ』でも書いているように、スピーキング力と発音力への効果は確かにすごいです。
しかし、これもシャドーイングをする時期が大切であり、初心者が実践しても難しくて挫折するのが目に見えています。
長時間勉強する
初心者が最初に絶対にやってはいけないことの一番が、長時間のガリ勉みたいな勉強のやり方です。
長時間勉強すれば、英語力が身につくと思っている方も多いのではないでしょうか?
1000時間、3000時間など様々な噂があるのですが、いずれにしても「勉強時間の長さ=英語の成長」ではありません。
平日は仕事や家事で忙しいから、週末にまとめて英語を勉強する方と、1日10分でもいいから毎日英語の勉強をする方とでは、後者が確実に英語が上手くなります。
要するに、継続と習慣化です。
これを実現させるには、アバウトでいいのですが学習計画と時間の確保が必要になります。
1.基礎編:初心者がやるべき勉強法とステップとは?
初心者には最初にやってはいけないNGの勉強法を説明しましたが、では、何から勉強をすればいいのでしょうか?
それぞれを見ていきましょう。
まずは時間の確保とアバウトな計画や目標を立てる
先ほど「長時間勉強する」のところでも触れましたが、これから英語をマスターしてペラペラになるためには、継続と習慣化が必要です。
先ずは、毎日どの時間帯が英語の勉強に時間を充てることが出来るのか考えてみましょう。
朝起きた後?寝る前?通勤通学中?昼休み?
など、先ずはスキマ時間の1日10分程度から始める習慣を付けましょう。今すぐ決めることは難しい!という方は、無理なく続けることができる勉強時間、時間帯などこれから説明する勉強法を試しながらでいいので設定していくといいでしょう。
また、どれくらいの期間で、何の目標を立てるのかもとても大切です。モチベーションの部分ですね。
例えば、1年後にはTOEIC800点で、英語もペラペラになっていたい!というのが目標であれば、次のような勉強の計画ができます。
- 基礎編 → 4ヶ月
- 応用編 → 4ヶ月
- 実践編 → 4ヶ月
いや、半年後には初心者を抜け出して英語をマスターしたい!という計画をたてるのであれば、それぞれの勉強期間は半分になります。
自分の目標と計画をいつでも見える箇所に置いておく、またはメモしておくといいでしょう。
さて、これからが実際の勉強法となります。これからご紹介する方法をミックスしたりしても構いませんが、最初は必ずリスニング力(英語耳)から始めて下さい。
リスニング力(英語耳)
日本語も英語も、全ての言語で一番最初に習得する能力は「リスニング」です。
また、英語と日本語では文型も違う(後述)、また発音も違う(後述)ため、しっかりと英語の音を掴む英語耳が必要になります。
これが英語初心者が最初に手にする英語力になります。
英会話のシーンでも、相手が言っていることが分からないと会話になりませんよね?
でも、この基礎編では意味を理解する必要がないリスイングをします。とにかく英語の音を掴む感覚を身に付けてもらいます。
『一からやり直す!英語が苦手な大人や社会人の短期集中勉強法』など、多くのマイスキ英語の他の記事でも「最初の3単語(瞬発力)」、「数当てトレーニング(持久力)」という方法をおすすめしており、Youtube公式チャンネルでもトレーニング動画を公開しています。
下記は一例ですが、その英語を掴む英語耳を先ずはこれらの動画を使って習得していきましょう!再生リストに多くのリスニング練習動画を用意しています。
また、勉強期間に特別な設定はありませんが、自分自身である程度耳が慣れてきたという段階でドンドン次に進みましょう。また、この英語耳トレーニングは継続しておくことをおすすめしています。
英文法力(文型)
英文法で一番大切なのが、単語がどの順番で並べられているかという文型(語順)です。
英語には基本的に次のような5つの文型があります。
- 第1文型「SV」
- 第2文型「SVC」
- 第3文型「SVO」
- 第4文型「SVOO」
- 第5文型「SVOC」
「S」や「V」は「主語」と「動詞」、「O」は目的語、「C」は補語を指します。詳しくは、『英語の5文型(語順)の見分け方・例文と簡単マスター勉強法』を確認して下さい。
でも何故、この文型が英文法で一番大切なのか?
それは、日本はSOV型、英語はSVO型で語順が異なるからです。
例えば次の語順での日本語と英語があります。
- 日本語:私はサッカーをします。
- 英語:I play soccer.
「サッカー(soccer)」と「します(play)」の順番が異なりますね。日本語は主語の後に「サッカー」ですが、英語では動詞の後に「soccer」です。
否定形を見てら、更に違いが明らかです。
- 日本語:私はサッカーをしません。
- 英語:I don’t play soccer.
日本語では否定が文の後ろにきますが、英語では主語のすぐ後ろですね。
これが先ほどの英語の最初の3単語(瞬発力)のリスニング練習につながります。英語は文の最初に重要な情報が詰まっているということです。
さて、この英文法の語順を鍛えるトレーニングの方法ですが、『英文法の勉強法|効率的に英語の文法力が身に付く6つの練習とコツ』でも詳しく解説していますが、バラバラになった単語をつなぎ合わせるという、並べ替えをやるだけです。
例えば、先ほどの英文を使ってみましょう。
下記が並べ替えトレーニングの手順です。初心者の方は、先ずは和訳を見るようにして、慣れてきたらバラバラにした英文を直接並べ替えるようにしましょう。
(1)バラバラにした英文があります。
play I soccer don’t
(2)和訳を見ます。
私はサッカーをしません
(3)並べ替えます。
I don’t play soccer.
この並べ替えトレーニングを動画で解説しているのがあるので、トレーニング問題と一緒に確認してみて下さい。
並べ替えトレーニングに使う英文は何でも構いません。要するに教材は和訳付きの英文であれば自由です。元の文をノートなどに書き出して、バラバラにして自分自身で元にもどす練習の繰り返しです。
先ほども言いましたが初心者のの方は「和訳を見て並べ替える」というステップがあった方がスムーズなので、必ず和訳付きの英文を使うようにして下さい。慣れてきたら、英字新聞(和訳無し)などの文をそのまま使っても構いません。
語彙力(単語)
あなたは、海外ドラマや映画で使われている80%以上が中学英語で習う英単語だと知っていますか?
初心者が最初にやっていはいけないことで「英字新聞を読むこと」を入れているのがこの理由でもあります。
社会人だからビジネス英語が必要だと思って、難しい単語に初心者でもすぐに触れようとするのですが、その前に中学レベルの英語を熟知して使いこなす方が大切なのです。
これだと初心者の方でも少し気持ちが楽になりますね。ただ、ここは単語帳や辞書は不要です。
『中学英語をやり直したい!おすすめ教材・アプリを使った4つの方法』でも説明していますが、気軽に中学英語の単語に触れるにはアプリを使うことをおすすめしています。
無数にあるアプリの中でもおすすめなのが、「mikan」というアプリです。中学英語を網羅していますが、覚えるというより、スキマ時間に触れるという感覚でOKです。
ここでは自分の単語帳などは作らないでください。慣れるイメージです。
下記からダウンロードしてみて下さい。
スピーキング力(英語口)
ここでのスピーキング力は自分が思ったことを英文にして話す、というものではありません。
あくまで、英語口、つまり「発音」のトレーニングとなります。
今までの経験で、外国人と話したときに相手から聞き直された経験はありませんか?
使っている単語やフレーズが間違っているのではなく、正しく発音できていないケースがほとんどなのです。実にもったいないですね。
また、英語は腹式呼吸だとも言われていて、声を前に出す言語でもあります。それらの英語口をマスターするのに最適なのが、英語の数字を「1から10」数えながら発音するというトレーニングです。
それは何故なのか?
それは1~10の数字の中に日本人が不得意な「N」、「F」、「V」、「R」、「TH」の発音が全て含まれているからです。
「one」の「n」、「three」の「th」、「four」の「fとr」、「five」の「fとv」、「seven」の「vとn」、「nine」の「n」、「ten」の「n」。
これらを腹式呼吸のように発音するだけです。初心者でも簡単にできますね。
このトレーニング方法は下記の動画を参考にしてみて下さい。
また、これだけでは物足りない!という方もいらっしゃるでしょう。
そのような方は、『英語の発音|無料で練習!8つの人気おすすめアプリ・サイトで上達』の記事でも紹介している「発音博士」と「発音チェック」というアプリがおすすめです。
- 発音博士:App Store(iOS)
- 発音チェック:Google Play(android)
また、アプリ以外での「Siri」や「Google音声検索」など、英単語を発音して通じるのか?というチェックは気軽にできます。
初心者はあくまで単語だけの発音に、現段階では集中して下さい。フレーズでのアクセントやイントネーションは後ほど練習していきます。
2.応用編:初心者が次にやるべき勉強法とは?
あなたの勉強計画にもよりますが、上述の基礎編を1日10分程度を1ヶ月だけ続けたとしても相当な英語の基盤を作っているので安心して下さい。
そして、継続するのに一番怖いのが、「飽きる」という事です。
せっかく英語力が基礎編で付いてきたのに、ここで飽きて勉強をストップしてはもったいないですね。
次の刺激を脳に与えながら、次のステップで英語力をドンドン開花させるのがベストです。
よって、ここで説明する応用編の勉強法をトライしてみましょう!
リスニング力(意味を理解)
基礎編では、意味を理解しないでいいリスニングのトレーニングでしたが、応用編から意味を分かるようになるリスニング練習をやっていきます。
ここで初めて、映画や海外ドラマなどを使っていきます。
初心者でのやりやすい3つのトレーニングをご紹介しますが、先ずは自分が出来ると思うものを1つピックアップしてみて実行してみて下さい。
また、ここでのリスニングでは英語の辞書や単語帳はまだ不要ですので、気軽にスタートしましょう。
字幕なしでのリスニング
どの放送局やネットでも海外の映画やドラマに触れることができますが、冒頭でも言いましたように「聞き流し」では意味がありません。
しっかりとしたリスニング力を付ける練習が必要です。
「Youtube」などの無料動画で、PC、スマホ、タブレットなどで気軽に視聴できるのもありますが、有料で便利な、「hulu」や「Netflix」などのアプリもあります。
しかし、どれでもいいというものではありません。
大前提として、必ず「日本語吹き替え」があるものを選んでください。
『英語リスニング|映画・海外ドラマが字幕なしで分かる!2つの勉強法』でも詳しく解説していますが、手順は下記となります。
- 飽きないためにも、好きな動画を用意する ※アクションなど会話が少ないものは適切ではない
- 先ずは、日本語吹き替えで、動画を10分~15分程度見る ※初心者の方は5分程度でも構いません
- 字幕なしで英語の音声だけの映像を見る ※慣れてきたら、後ろ向きになって映像を見ずに音声だけを聞きても構いません
これでだけでOKです。
手順2のところで意味を理解しながら聞きており、それをある程度頭に残しておきます。そして手順3の英語のみのリスニングで、辞書を引かずに英語を理解している感覚を身に付けます。
英会話をしながら基本は辞書は引かないですよね。また、頭の中で和訳をしていては会話のスピードに追い付けません。
日本語字幕では難しい、英語を英語で耳と頭で理解するトレーニングとなります。
NHKラジオ講座でのリスニング
NHK英語のラジオ講座でのリスニング、特に基礎英語は初心者にはおすすめです。
車の運転中などにも聞くだけで学習できます。
短い時間で、しかも比較的やさしい英語が中心に触れていきますので、語彙力UPにもつながります。自宅での学習であれば、テキストも活用できるのもいいですね。
先ずは、基礎編で習得した中学英語に触れていく「基礎英語1」からスタートでいいでしょう。
放送時間:月~金曜日 午前6:00~6:15(再放送時間:午後6:45~7:00/午後9:00~9:15)
そして、慣れてきたら「基礎英語2」、「基礎英語3」と触れていって下さい。
詳しくは『TOEIC満点者おすすめのNHK英語講座と2つの勉強法』でも解説しています。
少し難しめのリスニング
ここでは、初心者の方ですが社会人でどうしても仕事場でビジネス英語が必要、TOEICテストなど受ける必要があるという方限定のリスニング方法でs。
中学英語以外の単語や表現がでてきますが、さほど難しくはありません。
なぜなら、日本のニュースを英語で聞くというリスニング勉強法だからです。
『おすすめの英語ニュース|無料サイトやアプリ7選とリスニング勉強法』でおすすめのニュース番組を紹介していますが、初心者のリスニング練習でベストなのが「NHK WORLD TV」です。
先ずは家でも、または新聞でもいいので日本語で国内のニュースなどに目を通しておいてください。そして、通勤中などに「NHK WORLD TV」のアプリなどを利用して聞くだけです。
- iPhone/iPad用:https://itunes.apple.com/jp/app/nhk-world-tv/id350732480?mt=8
- Android用:https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.or.nhk.nhkworld.tv&hl=ja
日本語で最初にニュースを理解しているので、英語を聞いても(知らない単語があっても)ある程度意味が理解できるはずです。
このようにしてビジネス英語にも辞書を使わずに、初心者でも慣れていくことができます。ニュースだけでなく、日本文化やトレンドなど国内の話題が中心なのでCNNやBCCなどのニュース番組より理解しやすいはずです。
また、ラジオのNHK World Radio Japanもあるので参考にしてみて下さい。
英文法力(その他14種類)
基礎編では、文型(語順)を最初に鍛えましたが、もちろん英文法はそれだけではありません。
次に大切な文法を身に付ける必要があります。
といっても、英文法で必要なのは基本的に中学英語で習うものでOKです。
『英文法一覧|中学英語の英文法14種類!勉強法や順番・アプリなど』にも書いてある次の14種類程度だと思って下さい。
- 名詞(可算・不可算・複数)
- 形容詞(名詞や主語との関係)
- 動詞(不規則動詞など)
- 受動態(be動詞+過去分詞)
- 能動態(受け身からの言い換え)
- 助動詞(canやwillなど)
- 副詞(形容詞との違い)
- 前置詞(inやwithなど)
- 接続詞(becauseやwhenなど)
- 不定詞(to+動詞の原形)
- 代名詞(主格、所有格、目的格など)
- 関係代名詞(2つ以上の文の結合)
- 同級、比較級、最上級(betterやmostなど)
- 時制(現在完了や過去完了など)
しかし、これらの一つ一つを参考書を片手に勉強していては、時間が足りないですよね。
また、それらの文法を頭の中に叩き込むひつようはありません。自然と知らないうちに身についているのがベストです。
それには、特に初心者には「音読」がおすすめです。
『英語の音読|5つのやり方とコツ・おおすすめ教材や無料アプリなど』でも書いているように、音読は様々な効果がありますが、一番は英文法と単語の記憶ですね。
私は英文法を説明するのは苦手です。
なぜなら、自然と英文法を身に付けているからです。参考書を見たことすらありません。
どのテキストでもいいので、英文であればそれをそのまま音読するのみで、英文法の力が付いてきます。
でも、音読となると発音も気になると思うので、初心者の方でまだ発音に自信がない方は、次の2つの英文法習得アプリを利用することもおすすめしています。
スキマ時間に気軽にできるので便利です。
「イングリッシュセントラル」
「An Instant Reply」
語彙力(フレーズ)
単語もそうですが、ここでは実際の英会話で使われるフレーズを覚えるという意識でいましょう。
大きく分けて2つの方法があります。
日記を書くこと、また、リスニングでもおすすめしているNHK英語のラジオ講座をテキストと併用して受講する
ことです。
NHK講座については、上述している「基礎英語」を中心に受講するようにして、そこで使われるフレーズなどをそのまま一塊として覚えるのがいいですね。テキストを確認することで初心者でも分かりやすいかと思います。
また、日記を書くと聞くと、ライティングかなと思われたかかもしれませんが、ここではあくまで短文(フレーズ)の語彙力UPの位置づけです。
自分のことですから、その英文がそのままあなたに必要な英語フレーズ(語彙)となります。
また、ノートに手書きで書かなくても構いません。スマホのメモ帳でもOKですし、記録としてSNS(ツイッターやインスタグラム)やブログなどに写真と一緒にUPしてもいいですね。
しかし、初心者の方で、いきなり日記を書くのは難しいという方は、『英語で日記は効果的!初心者でもすぐに書ける21つの基本例文』でそんまま真似して書くことができる下記の4つの項目の例文を用意していますので、それからスタートして下さい。
- 日付
- 今日の天気
- 今日は何の日?
- 気分や行動
また、特に4つの目の「行動」の部分は日常英会話につながる英文法となり、そのままスピーキング力にも通じるものですので、注意しておいて下さい。
それは、動詞の「不規則動詞」という文法です。
不規則動詞とは何なのか気になりますね。
日本人の多くが、英語の過去形の代名詞のように使っている表現が「ed(イー・ディー)」です。今まで、何度も聞いたことがある英語表現だと思います。
日記には過去形は必須ですね。
この「ed」が現在形の後ろについて、過去形になるのが、通常の規則動詞と言われるものです。
例えば、下記のような動詞です。
- learn(学ぶ)→ learned
- watch(見る)→ watched
- open(開ける)→ opened
などです。
一方、現在形と過去形が全く違う単語になるのが、「不規則動詞」というものです。「ed」が後ろにつきません。
それでは「不規則動詞」にはどのようなものがあるのでしょうか?
- get(掴む)→ got
- wake(起きる)→ woke
- sleep(寝る)→ slept
- drink(飲む)→ drank
- sit(座る)→ sat
- stand(立つ)→ stood
- make(作る)→ made
- take(取る)→ took
- buy(買う)→ bought
- go(行く)→ went
- come(来る)→ came
- see(見る)→ saw
などなど、たくさん存在します。
でも、何か気づきませんか?
「不規則動詞」のほとんどが、日常英会話には欠かせないものばかりなのです。英会話は「不規則動詞」でなりたっていると言っても過言ではありません。
それでも、日本人は過去形は「ed」と覚えています。これが、英語をスムーズに吸収できない原因の一つでもあります。
この「不規則動詞」こそが、ネイティブの子供が最初に触れる英文法で、英語の初心者が最初に身に付けるべき英文法なのです。
また、日記を書く時はどうしても和英辞書が必要になりますね。ここでようやく辞書の出番です。
しかし、初心者の方がいきなり参考書みたいな分厚い辞書をもってしまっては「お勉強」になるので、日記を書くのが億劫になってきます。
初心者の方には『おすすめ英語辞書16選|TOEIC満点者が教える正しい使い方・選び方』でも説明していますが、無料アプリやネットの翻訳・辞書サービスで十分です。
- google 翻訳 アプリ:iphone(iOS)/android
- エキサイト翻訳 アプリ:iphone(iOS)/android
- Weblio辞書 アプリ:iphone(iOS)/android
- goo辞書
- 英次郎(アルク) アプリ:iphone(iOS)/android
また、自分が書いた日記が正しい語彙・フレーズの使い方をしているのか、英文法が正しいのか気になりますよね?初心者の方なら尚更です。
そのような方のために英文の添削サービスがあります。私がおすすめするのは下記の3つですので、是非参考にしてみて下さい。
スピーキング力(話す・英文発音)
先ずは、日記の延長線上で、自分の意思フレーズを実際の英語の音としてアウトプットするトレーニングをやります。
それが、「独り言足し算つぶやきトレーニング」です。
ブツブツ言いながら録音してもいいでしょう。
独り言足し算つぶやき
この方法は、英会話のフレーズのように、自分の考えや行動を話す練習となります。
しかし、そこには『英語の勉強|「独り言」の効果は絶大!4つの正しいやり方とコツなど』にも書いているようなステップをやると簡単です。
それでも、初心者の方は難しいかもしれないので、日記の音読から始めてもOKです。
下記がそのステップと英文例となります。
ステップその1.現在形で「主語+動詞」の形の英文をアウトプットします。
主語はあくまで「I(私)」でOKです。
- I wake up.
- I wash my face.
- I eat breakfast
ステップその2.上記の英文に時間や場所、副詞などを足します。
- I wake up at 7.
- I wash my face before breakfast.
- I eat breakfast with my family.
ステップその3.過去形への変更します
- I woke up at 7.
- I washed my face before breakfast.
- I ate breakfast with my family.
初心者の方は最初のうちはステップ1の文のみでOKです。
慣れてきたら、2、3と足し算しながら英文を話すようにしてください。より、英会話のフレーズらしくなりますね。
ディクテーションやオーバーラッピング
基礎編では、単語単体の発音の練習をしましたが、ここでは英文(センテンス)での発音トレーニングとなります。
英文には、『日本語訛りをすぐに解消!3つの英語発音矯正トレーニング』にも書いているように、「リエゾン」、「リダクション」、「アクセント(イントネーション)」の発音トレーニングが必要です。
マイスキ英語でもそのトレーニング動画を無料で公開していますので、下記を参考にしてみて下さい。
また、ディクテーション(英文を聞いた後に発音する)やオーバーラッピング(音声と一緒に発音する)という方法も効果的です。
特に、オーバーラッピングが初心者にはいいでしょう。
音声付きのどのテキストでもいいので、テキストを見ながら音声と一緒に真似して発音するようにして下さい。単語単体の発音というより、英文(センテンス)の全体発音に意識を置くようにしてください。
この際に、ボイスレコーダーなどで自分の発音を録音して復習用に使って下さい。その繰り返しで、ネイティブに真似るように発音するように心がけることで、ドンドンと発音が上達していきます。
3.実践編:初心者が最後にやるべき勉強法とは?
さて、ここまで「基礎編」そして、「応用編」で様々なトレーニングをされてきましたが、残るは実践あるのみです。
その代表的なのが、外国人と英会話をすることですね。
ここでやっと英会話の実践編が来るのです。冒頭でお伝えしたように、すぐにやるべきことではなく、基礎力や応用力がある程度付いてから実践するべきなのが英会話スクールでの会話となります。
英会話スクールで話す
ここで英会話スクールの通い始めると、挫折率はほとんどゼロです。
仕事が忙しくて解約したなどのケースはあるかもしれませんが、英語が聞けない、話せないでのギブアップはなくなります。
これってすごいことですよね?
この時点で外国人とペラペラ英語を話す環境に馴染んでいき、継続するだけになっているのです。
そこで悩むのがスクール選びです。
実際に通う教室がいいのか、自宅などにいながらスカイプやZoomなどでのオンライン教室がいいのかもありますよね。
『TOEIC満点者おすすめ!初心者や社会人に最適な5つの英会話教室』の記事でご紹介してる、「Gaba」、「Berlitz」、「AEONイーオン」、「ECC外語学院」、「NOVA」が初級者にはおすすめです。
オンライン英会話教室でおすすめなのが、レアジョブ(rare job)とDMM英会話ですね。
しかし、メリット・デメリットもあります。
例えば、オンライン教室は安価でいつでもできるという安心感から怠ける可能性がある。
一方、実際の英会話教室はシステムやフォロー、テキストなどがシッカリしている分、金額が高額になりがち。特にマンツーマンであれば尚更です。
結論としては、オンラインは25分が一コマ、またマンツーマンでも安価というところが多いので、初心者には気軽にトライできるオンライン英会話教室がまずおすすめですね。
初心者が上手くオンライン英会話教室を進めるためのコツがあります。
- 教師は固定する ※慣れてきたらランダムにドンドン変えましょう
- 会話は毎回録音して復習する
- 1週間に2回程度からスタートする
- 事前に、「挨拶」、「自己紹介」、「質問」の3つのフレーズ集に触れておく
- 独り言、日記は継続しておくことで話題が絶えなくなる
などです。
特に、初めて会う講師とのやり取りが一番緊張しますよね?
初めて外国人と話すのであればガチガチになる方が多いでしょう。
先ほども言いましたが、基本的なフレーズは押さえておいた方がいいです。ここで、全てのフレーズを書き出すと大量になるため、関連記事を記載しておきます。実践編に来た時に参考にしてみて下さい。
- 英語の挨拶フレーズ集:英語での挨拶|英会話やビジネスでも使える厳選10パターン
- 英語の自己紹介フレーズ集:英語で自己紹介|恥をかかない!厳選9つのポイント
- 英語の質問フレーズ集:英語で質問|疑問文の作り方・疑問詞の用法やよく使う10以上の例文
リーディングを始める
実践編でリーディングを始めます。
『英語のリーディング|4つのコツや練習・勉強方法や無料アプリなど』でも解説しているように、リーディング(音読も含む)は語彙力をドンドン高めていきます。
社会人であれば、英字新聞もいいですね。実際の紙媒体ではなく、サイトやアプリも利用しましょう。
まだ最初は難しいかと思うので、日本のニュースに最初は絞って読むのがいいですね。
『おすすめの英字新聞|レベル別で初心者も上達!5つの勉強法とコツ』で紹介している、「The Japan Times ST」が初心者向けとしておすすめです。
先ずは無理押せずに週刊から始めましょう。
また、英字新聞を読んでいると、どうしても辞書が必要になりますね。
ここでおすすめなのが、「英英辞書」です。英語を英語で理解する感覚をドンドン身に付けてもらいます。
特にいいのが、「オックスフォード現代英英辞典」や「ロングマン現代英英辞典」です。
紙媒体だと重いし、持ち運びが大変という方は、有料アプリもあります。
参考書やアプリを使ってTOEICに挑戦
ここまで来るだけで、リスニング、英文法などの英語の基礎力は身についています。
あなたの当初の目標が、英語がペラペラになりたいけど、それと同時に英語の資格も取れる英語力が欲しかった場合は、是非TOEICテストにチャレンジしましょう。
『TOEIC満点者が教える!目標スコア達成の勉強法』でひかっけ問題などの対策にも触れていますが、正しい参考書と問題集などに触れておくことが大切です。
TOEIC頻出単語やフレーズ、英文法、長文読解など慣れておく必要がありますね。
その際にとても効果を発揮するのが「TOEIC公式問題集」と「TOEIC公式アプリ(TOEIC presents English Upgrader)」です。
是非、ゲットしてTOEIC高得点に向けて勉強をスタートしましょう。
- TOEIC公式教材・問題集
- TOEIC公式アプリ:iOS/android
洋画や洋楽を楽しむ
勉強ばかりでは英語が楽しくなくなります。
でも何か英語に触れていた方が英語力を落とさずに済みます。そんな時に好きなドラマや映画を勉強としてのツールではなく楽しみながら見る、または洋楽をリラックスして聞くなどしてもいいですね。
あなたはもうこの時点でほぼ初心者を脱出しているので、聞き流しにはなっていません。
好きなジャンルで何でもいいですが、迷っている方は、『英語リスニングにおすすめの歌(洋楽)|初級・中級者向け厳選12曲』で紹介してる、「Top of the World」や「You raise me up」など、スローテンポの曲からスタートしてもいいですね。
まとめ:英会話初心者は正しい勉強法で毎日少しずつ英語に触れることが重要!
いかがでしたでしょうか?
基礎編、応用編、実践編と3つのステップ(勉強法)をご紹介しましたが、毎日楽しく飽きずに実践してみて下さい。
全てが正しい勉強法ばかりです。
また、実践編まできたら、日記で長文にトライしてライティング力を鍛えたりすることもできます。
独り言でも長文をチャレンジしたり、そのことで長文の発音もよくなったりと英会話力もドンドンついていきます。
それでも、1日5分の勉強でも構いません。
全ては、基礎編の意味を理解しないリスニングから始めることが全てです。
初心者の方は最初のうちは長い英文聞いたり話すことなど、まずは全く必要ありません。短い文を瞬発的に聞く・出すの癖付けだけで、初歩的な英語の感覚が分かってくるはずです。
分厚い参考書や単語帳を使って何度も英単語を繰り返し暗記する必要もありません。
ここで紹介したノウハウを十分に活かし、気軽に英語に触れることで、英会話を自然と習得して下さい。初心者だからこそ英語が短期間で身につくこともあるのです。
是非、楽しみながら、そして無理せずに英語をマスターしていきましょう!
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