「転職する」を英語で言えますか?
英語を勉強している方は、「英語が使える会社に転職したい」という方も多いのではないでしょうか。
英語では「転職する」は様々な言い方があります。一つだけの表現に偏らずに英会話で役立てて下さい。特に仕事や働き方については、日本と欧米では文化の違いが色々あって、その点も学んでみると会話する時にスムーズです。
最後には、どれくらい「転職」の英語を理解したのかを試せる、「まとめクイズ」を用意していますので、是非チャレンジしてみましょう!
色々ある!「転職する」の英語
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「転職する」の英語は一つだけではありません。
ここでは、それぞれの表現や使い方をみてみましょう。
英語の「change jobs」で「転職する」を表現
先ず、基本として押さえたい「転職する」の英語は、「change jobs」です。
直訳すると「仕事を変える」で、つまり「転職する」ことを指します。
注意するポイントは「job」を、複数形の「jobs」にする点です。ひとつの仕事から、もうひとつの仕事に転職したので、単数ではなく複数形を使います。
【例文 】
- 英語:He changed jobs this April.
- 日本語:彼はこの4月に転職しました。
英語の「transfer jobs」で「転職する」を表現
先ほどお伝えした「change」の代わりに、「移す」や「動かす」の意味の「transfer(トランスファー)」を使って「transfer jobs」という表現も使えます。
英語の「change one’s career」で「転職する」を表現
「change jobs」や「transfer jobs」で使わえれテイル「jobs」の代わりに「career(キャリア)」を使って「change one’s career」も「転職する」という意味です。
【例文】
- 英語:I will change my career soon.
- 日本語:私はじきに転職します。
「career」は「職歴」や「キャリア」という意味で、「make a career change」でも同様の意味になります。
英語の「jump ship」で「転職する」を表現
「jump ship」(ジャンプ・シップ)は、同業他社や競合会社に転職する場合に使う表現です。
元々の意味は「船から逃げ出す」です。
契約期間途中で船員が船から降りるという場合に使われていました。そこから悪い状況や劣悪な状況から「逃げ出す」という意味でも使われる表現です。
ネガティブな意味で使われる表現なので要注意です。
英語の「move to another job」で「転職する」を表現
「move to another job」(ムーヴ・トゥ・アナザー・ジョブ)を直訳すると、「もうひとつの仕事に移動する」です。
つまり、これも「転職する」という意味になります。
英語の「switch companies」で「転職する」を表現
「switch companies」(スウィッチ・カンパニーズ)の「switch」は「切り替える」や「移る」という意味です。
「会社を移る」、つまり「転職する」です。
「change jobs」と同じように、ここでも名詞の「company」は複数形の「companies」になるので注意しましょう。
「転職活動」や「~へ転職しました」は英語で?
ここでは、日常会話などでも使える、「転職活動」など、様々な転職の英語表現を見てみましょう。
「転職活動」を英語で表現
「就職活動」は英語で「job hunting」(ジョブ・ハンティング)で、転職の場合も同じ表現が使えます。
「転職活動中です」と言う場合は、日本語のようにお決まりの表現はありません。単純に「新しい仕事を探しています」と伝えればOKです。
【例】
- I’m looking for a new job.
- I’m hunting for a new job.
「~社に転職しました」を英語で表現
新しい会社に転職したことを伝える時には「移動する」という意味の「transfer」が使えます。
【例】
- 英語:I transferred jobs to ABC Inc.
- 日本語:ABC社に転職しました。
単純に「~社で働き始めました」と言っても同じような意味になります。
【例】
- 英語:I started working for ABC Inc.
- 日本語:ABC社で働き始めました。
「~社で働く」という場合の前置詞は「for」を使います。
「職を転々とする人」を英語で表現
何社も次々に職を変える人は英語で「job hopper」といいます。
「hopper(ホッパー)」は「ぴょんぴょんと飛ぶもの」を指します。
「バッタ」は「grasshopper」で「草をぴょんぴょんと飛ぶ」と言う意味です。バッタが草を飛び跳ねて移動するように、「ぴょんぴょんと次から次へ仕事を変える」というイメージです。
関連で、「hop between jobs」(職を転々とする)という動詞の表現もあります。
「転職エージェント」を英語で表現
「転職エージェント」は、英語ではいくつか表現があります。
- recruitment agency
- employment agency
- staffing agency
例えば、アメリカの転職エージェントはキャリアカウンセリング等、転職する側をサポートするというよりは、企業が求める人材を確保して提供することに重点を置いていることが多いです。
そのため、上記の3つの表現はどれも「人材派遣会社」や「人材紹介会社」などと訳されることもあります。
「転職」に関連するその他の英語表現
上記でご紹介した以外の、「転職」の関連表現を確認しましょう。
- 「キャリアアップ」:career advancement, career development ※「キャリアアップ」は和製英語です。
- 「~に応募する」:apply for ~※名詞の「応募」は「application」です。
- 「応募者」:applicant
- 「人事」:Human Research ※「HR」と表現する場合も多いです。
- 「履歴書」:resume
- 「カバーレター」:cover letter
- 「初任給」:starting salary
- 「基本給」:base salary
- 「有給休暇」:paid leave, paid holiday
- 「中途採用」:mid-career recruitment, mid-career employment
- 「年俸」:annual salary ※「年棒制」は「annual salary system」です。
- 「採用条件」:conditions of employment
- 「試用期間」:probation period
- 「退社」:leaving the company, resigning ※「定年退職する」は「retire」です。
- 「倒産する」:go bankrupt, go out of business ※「go out of business」は「廃業」等自発的に会社をたたむ場合も含まれる表現です。
- 「失業」:unemployment
- 「失業している」:be unemployed, out of work
- 「求人広告」:advertisement for jobs ※広告の中の「求人!」は「Help wanted!」などの表現が使われています。
まとめクイズ:「転職」の英語はビジネスの社会では使える表現ばかり!
比較的、欧米では日本よりも転職は頻繁な傾向にあります。
企業も積極的にヘッドハンティングを行っていて、管理職や重要なポジションにいても転職する人も少なくありません。
転職が自由でいい半面、実力が伴わないと別の人に代えられてしまうというシビアな面もあります。
特に仕事や働き方については、日本と欧米では文化の違いが色々あるので、その点も学んでみると「転職」について会話する時にスムーズです。
マイスキでは英語の面接のコツや履歴書の書き方もご紹介しています。
是非参考にしてみて下さい。
それでは、最後に次の問題を解いてみましょう!
【問題】
- 「職を転々とする人」の英語は?
- 同業他社や競合会社に転職する場合の「転職する」の英語は?
- 「change job」は「転職する」の正しい英語?
- 「履歴書」の英語は?
- 「probation period」の和訳は?
いかがでしたか?
今すぐ読んだ「転職」に関する英語でも、多少はてこずりますよね。答えを確認して、徐々にでいいのしっかりマスターしましょう!
【解答】
- job hopper
- jump ship
- いいえ。「change jobs」と、「jobs」と複数形にします。
- resume
- 試用期間
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