
転職するのにTOEICは何点必要なのでしょうか?
また、転職の際に有利になるスコアを知っておくことでTOEIC対策で勉強している時のモチベーションにもなりますね。
すでにTOEICテストを受けてスコアがある方で転職を考えているのであれば、その可能性なども確認したいかと思います。
目次:
1.転職にはTOEIC800点は最低必要!?
2.TOEICの点数(スコア)別での転職の可能性
・TOEIC495点以下
・TOEIC500~595点
・TOEIC600~695点
・TOEIC700~795点
・TOEIC800~895点
・TOEIC900点以上
3.年代別:転職に必要なTOIECの点数とエージェントなど
・20代
・30代
・40代
4.スコアを設定してTOEICの勉強を始めよう!
5.転職のためにはTOEICスコアを履歴書にしっかり書こう!
まとめ:日系・外資系関係なく転職にはTOEICは必須
1.転職にはTOEIC800点は最低必要!?
巷では、転職には最低でも800点が必要だと言われているようですが、それは嘘です。
800点と言えば満点が990点なので、出題の約80%を正解するくらいの英語力となりますが、そんな方ばかり採用するとなると人材不足となります。
後述しますが、部署により「TOEICが最低~点必要」というのはありますが、それはあくまで基準です。
可能性が高くなるだけで、大切なのは英語力の他に、スキルや経験や可能性、その他の資格なども加味して採用されます。
例えば、経理の経験がないのに、TOEICが800点だからといってそれだけで採用されることはないですよね?
しかし、転職されたい方は前職より年収UPを期待される方も多い方と思います。
その際にやはり英語力、TOEICの点数は転職時点で有利になるようです。
海外出張や海外赴任の採用基準としてTOEICを最重要視しているという企業は半数以上あるというアンケート結果もあります。
『英語の勉強にはモチベーション欠かせない!挫折しないための2つのコツ』にも書いていますが、英語力で格差がでているのは確かです。
あるデータによると「年収700万以上の約50%」が英語が出来る、「年収1000万以上になると約70%」と回答していて、英語が出来る人と出来ない人の年収格差は200万、または30%前後は違うと言われています。
転職で800点は必須ではないのですが、転職後も将来の年収UPのために目標とするTOEIC点数でもいいのかもしれません。
2.TOEICの点数(スコア)別での転職の可能性
先ほども解説した通り、TOEIC800点は必須ではないのですが、転職の際、点数が高ければ配属される部署、また同じようなスキルや経験であれば、優遇される可能性は高くなります。
『TOEICのレベル|点数(スコア)で実力と目安が分かる!』でも記載しているので参考にしてみて下さい。
では、それぞれの点数ではどのような可能性があるのでしょうか?
TOEIC495点以下
転職の可能性はゼロではないのですが、不利な点数です。
TOEIC500~595点
新卒で必要なTOEIC点数が500点と言われているので、転職にはあと少し必要なTOEICスコアとなります。
TOEIC600~695点
転職に最低限必要な点数が600点です。これであれば、履歴書に書いても全く問題ありません。
転職を考えている方は、先ずはこの600点を目標にしましょう!
TOEIC700~795点
730点が国際部門に配属する基準となっているようです。
英語を使った仕事を望まれる方は、730点を目標にしてみるといいでしょう。
TOEIC800~895点
特に860点は、すぐに海外出張が出来るレベルで転職にもとても有利なスコアとなります。
外資系企業でもこの点数があればアピールになります。
TOEIC900点以上
英検1級レベルとも言われているので、800点と比べると(英検準1級レベル)転職時に更にその評価が上がります。
3.年代別:転職に必要なTOIECの点数とエージェントなど
業界により違うとは思いますが、40代より20代を積極採用したり、40代でスキル・経験がある方を優先したりと様々なので、現時点でのTOEIC点数が低いから転職できないなどということはありません。
しかしながら、全体的に年代別で傾向があるのは確かです。その流れで、年代で求められるTOEICの点数も多少変わってきます。
ここでは、20代、30代、40代で見てみたいと思います。
20代
フレッシュということで、TOEICが転職基準の600点なくても、「やる気・姿勢」などを重要視する企業も多いです。
転職後にも継続して勉強してくれるだろうという期待値も入っています。
逆に、すでにTOEICが800点以上ある20代でも、英語力ばかりに頼りすぎると採用されないこともあるので注意しましょう。
また、若いうちにいろいろ経験したいから違う業界に転職したいという方もいるでしょう。その際にもTOEICの点数が高いと有利なのは確かです。
アパレル業界から飲食業などそれぞれの英語に触れておくこともTOEICの点数以外で活かされることもありますし、別の資格にも是非トライしましょう!
『英語力を活かした転職|勉強法とおすすめ転職求人サイト4選!』の記事を参考にしてみて下さい。
30代
30代で人気の資格の一つが「TOEIC」です。
言い換えると、TOEICでアピールする競争率が高いということです。
なので、転職の最低基準と言われている600点は取るようにしましょう。
しかし、それだけではなく20代と比較された時に経験値が違う可能性が高いので、その点もアピールするようにしましょう。
30代に強い転職エージェントなどに登録することも転職を成功させる一つの方法です。『30代の転職|3つのポイントやおすすめ資格やサイト・エージェント』も参考にしてみて下さい。
40代
30代と同様にTOEICは最低でも600点は欲しいのですが、できれば700点を目指すことで30代との違い(スキル・経験)もアピールできます。
即戦力を期待されていることが多いので、730点以上あればベストです。
40代で転職して年収UPとなると外資系企業の場合も少なくないので、英語が出来れば出来るほどアピールになります。
TOEIC以外にも資格があれば更にベターですので、その点も見据えてTOEICの勉強もすすめるといいいでしょう。
『40代の転職|成功する5つのおすすめ資格と転職サイト・エージェント』を参考にしてみて下さい。
4.スコアを設定してTOEICの勉強を始めよう!
さて、あなたが今どの位置にいるのか?または、何点を目指そうか決まりましたか?
年に10回あるTOEICテスト。スコアを上げるチャンスは多くあるのがTOEICの特徴の一つでもあります。
この機会に目標とするTOEICスコアを設定してトライしてみましょう!
また、TOEICには独特のひっかけ問題、また時間配分のコツなどがあります。
転職するためのTOEICテストと割り切ることも大切ですが、転職後に「この人本当は英語ができない?」と評価が下がるのは避けたいですね。
テクニックばかりではなく、TOEICの勉強をしながら本当の英語力を付けるのがベストです。
TOEICの点数も上がる、また英語力が付く一石二鳥の勉強法については、『TOEIC満点者が教える!目標スコア達成の勉強法』を参考にしてみて下さい。
5.転職のためにはTOEICスコアを履歴書にしっかり書こう!
転職する際に履歴書を書きますが、今まで受けたTOEICテストのスコアで一番いい点数を記載するようにしましょう。
しかし、特に30歳以上であれば、やはり「600点以上」がTOEICスコアとして記載できる基準とはなります。
スコアに期限切れはありませんが、証明書は受験日から2年以内でしか再発行できないので大切に保管しておくようにしましょう。
履歴書でTOEIC点数の書き方は、下記の通りです。
(例)2019年9月のテストで、TOEIC600点を取得した場合
正しい書き方 → 「2019年9月 TOEIC公開テスト スコア600点取得」
英語の履歴書の場合は、「TOEIC Score 600, Sept. 2019」となります。
履歴書の書き方については、『TOEICの点数を履歴書に記入する3つの正しい書き方』の記事も参考にしてみて下さい。
まとめ:日系・外資系関係なく転職にはTOEICは必須
年収UPでの転職先を探す時、外資系での求人が多いのは事実です。
その際はTOEICは必須となります。
社内、海外出張、打ち合わせなども全て英語という外資系企業もあります。その際は最低でも730点必要ですが、やはり860点あるとかなりアピールになります。
日系企業でも今後、社内での英語化の動きが活発になってくるのは避けられません。
一度身に付けると大きなツールになるのが英語力です。この機会に更に上を目指して頑張りましょう!