
あなたが新卒での就職だろうが、中途採用での採用だろうが関係なく、TOEICの点数(スコア)は履歴書に必要になります。
『英語の資格|就職・転職に有利!3つの企業タイプ別でのおすすめを比較』でも解説している通り、日系企業、日本にある外資系企業であればマストなのがTOEICという資格です。
TOEIC資格を重視する企業は年々増えています。
『TOEICのレベル|点数(スコア)で実力と目安が分かる!』では平均的な点数の目安を下記のように書いています。
一般的に言われているTOEIC点数の振り分けとそのレベル。
- TOEIC500点・・・新卒者の最低スコア
- TOEIC600点・・・中途採用の転職での最低スコア
- TOEIC730点・・・海外担当部署に配属さえるスコア ※700点以上であれば転職に有利です
- TOEIC860点・・・海外出張や海外赴任に有利なスコア ※800点以上あれば自慢できるレベルです
でも、例えばパナソニックなど各大企業などは、どのようなスコア基準なのでしょうか?
各会社のTOEICスコアの目安を少し深堀して知りたいですよね。
それが目標になるから企業が採用するTOEICスコアを可視化した方が勉強も効率的です。
これからご紹介する企業名が志望先ではないとしても大体相場が分かるはずです。
目次:
1.企業別でのTOEIC採用スコア
・日系企業
・外資系企業
・公務員
2.企業が属する「業界別(業種)」でのTOEICスコア基準
3.企業内の「職種別」でのTOEICスコア基準
4.企業の社内評価に採用されるTOEICスコアとは?
まとめ:大企業ほどTOEICスコアが足切りとして採用されている?
1.企業別でのTOEIC採用スコア

ここでご紹介する企業は、英語の資格としてTOEICスコアを重視ている企業だと思って下さい。
大企業はすでに9割以上でTOEICスコアを採用しているともいわれており、それは中小企業にも広く波及しているのが現状です。
さて、その現実を踏まえて、各企業がどのようなTOEICスコアを採用しいるのか、日系企業、外資系企業、そして公務員という順番に見ていきましょう。
日系企業
多くの日本人が就職、または転職活動するのが日系企業です。大企業の情報とはなりますが、確認しておきましょう。
いかがですか?
TOEICスコアが700点~800点あれば、大企業でも応募できて有利な英語力として認められているのが分かりますね。特に中途採用の場合はこのスコアが重要視されます。
外資系企業
日本にある外資系企業は年々増えており、上司が外国人、社内メールや打合せも全て英語というところも珍しくはありません。
面接なども英語で実施されるところもあるため、TOEICのスコアだけではなく、十分な対策が必要なのも留意しておきましょう。
その他の大手の外資系企業もほぼすべてが850点~900点以上というのが平均ですので、英語に関して言えば、日系企業よりハードルが高いのが現状です。
公務員
『公務員試験に役立つTOEIC® Program』にも記載されていますが、公務員採用試験にTOEICスコアにより加点されるという事をご存知ですか?
国家公務員の例でいいますと、次の加点があります。
- 600点以上・・・15点加点
- 730点以上・・・25点加点
地方公務員の採用でも最低600点が必要な地方自治体が多いようです。各自治体でご確認ください。
因みに、TOEICの他にも資格をお持ちであれば(英検準1級以上、TOEFL、IELTSなど)、加点対象になる場合もあるので応募される際には確認しておきましょう。
2.企業が属する「業界別(業種)」でのTOEICスコア基準
上記では、誰もが名前を知っている大企業のTOEICスコア基準を見てきましたが、その企業があなたの就職希望先ではない場合もあるでしょう。
その場合は、希望先がどの業界に属しているかで多少異なるので、その点を確認しておいた方がベターです。
下記は中途採用の平均値だと思って下さい。
3.企業内の「職種別」でのTOEICスコア基準
まだ、どの会社で働きたいか分からないけど、将来の就職・転職の際に、あなたが希望する職種の基準を知っておいた方が勉強にも専念できますね。
例えば、次のような業種があります。
- 営業職
- 技術職
- 事務職
- エンジニア職
- サービス職
など。
業種別に明記しようと思いましたが、基本的には全て600点以上が必要で、あとは細かな職種に分散されます。
例えば、国内営業が中心であれば600点程度で構わないのですが、国際営業となると730点以上となります。
これは事務職でも同じで、国際経理であれば730点以上となります。海外担当エンジニア等でも同様となります。
つまり、どの職種でも最低600点以上は必要であり、特に海外との関りがある職種で有利になるには730点以上が必要ですね。
4.企業の社内評価に採用されるTOEICスコアとは?
他に転職する意思はないけど、管理職に昇進するため、または昇給するための大まかな基準を知りたくはありませんか?
あなたの人事部が採用しそうなTOEICスコアは下記となります。これが一般的に言われているスコアの基準で、それがそのまま採用されるケースもあります。
昇給や昇進は各企業により基準は異なりますが、今後、上層部になればなるほど英語力が必要となるのはどの企業も同じのようです。
まとめ:大企業ほどTOEICスコアが足切りとして採用されている?
特に人気の企業で、応募数が多いところは、TOEICスコアを重要視しているところであればあるほど、「足きり」の1つとされているのは事実でしょう。
例えば、他の応募者、つまりライバルに一次審査の書類選考の際に勝にはTOEIC点数UPのための勉強は欠かせません。
あなたがまだターゲットとするTOEIC点数に届いていないのであれば、マイスキ英語でも人気の記事の1つ、『TOEIC満点者が教える!目標スコア達成の勉強法』もご参考下さい。