クリスマスプレゼントや誕生日プレゼントなど、日常の様々な場面で渡したりもらったりする「プレゼント」。
英語の「プレゼント」は「present」(プレゼント)と「gift」(ギフト)がありますが、ニュアンスの違いがあるのを知っていますか?
「プレゼント」の基本英語とその使い方
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冒頭でもお伝えしているように、「プレゼント」の基本英語は、「present」と「gift」の2つです。
それぞれの発音や使い方の違いを確認しましょう。
英語の「present」で「プレゼント」を表現
「present」の発音と発音記号は下記となります。
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基本的に「present」は、家族や友達など親しい人に心をこめて渡す贈り物です。
感謝や、特別な出来事へのお祝いの気持ちを表すプレゼントに使う表現です。
【Presentの例】
- 「誕生日プレゼント」:birthday present
- 「クリスマスプレゼント」:Christmas present
- 「結婚祝い」:wedding present
- 「引越祝い」:housewarming present
注意したい動詞形「present」の使い方
「present」は動詞形でも使えますが、基本的には「プレゼントを渡す」という意味では使いません。
動詞の場合は発音やアクセントの位置が変わります。動詞形の発音と発音記号は下記となります。
- 発音:「プリゼント」
- 発音記号:「prɪzént」
動詞の場合は、後ろの「ゼ」の部分を強く発音します。
「present」の元々の意味は「現在」です。
動詞では、「現在のものにする」つまり、「目の前に表す」という意味から、動詞の場合は下記の意味となります。
- 「発表する」
- 「披露する」
- 「紹介する」
- 「(メダルや表彰など)贈呈する」
などの意味で使います。
そのため授賞式などの場面以外で、例えば「I present a book to Tom.」と言うと、「トムに本をプレゼントした」ではなく、ネイティブは「トムに本を紹介した」という意味にとなります。
この「present」の動詞形の使い方は、とてもよくある間違いなので要注意です。
英語の「gift」で「プレゼント」を表現
「gift」の発音と発音記号は下記となります。
「gift」は、「present」よりもフォーマルでかしこまった贈り物に使う表現です。
ビジネスの関係でプレゼントを贈る場合も「gift」を使う場合が多いです。
もともと「gift」は「神様からもらった才能」という意味があり、「価値があるプレゼント」や「目上の人から目下の人へのプレゼント」などに使う表現です。
【Giftの例】
- 「お中元」:summer gift
- 「お歳暮」:year-end gift ※「year-end(イヤー・エンド)」は年末という英語です。
- 「ギフトショップ」:gift shop
- 「(お店などで渡す)おまけ」:free gift ※「無料」の「free(フリー)」を使っています。
しかし、「present」と「gift」はニュアンスの違いがありますが、明確に使い分けられているわけではありません。
ネイティブでも「誕生日プレゼント」を「birthday gift」と言うこともあるので、その点はあまり深く考えなくてOKです。ただ、ビジネスなど社交的に交わすプレゼントは「gift」がベターです。
「プレゼントする」や「プレゼントをもらう」は英語で?
「present」は基本的に「プレゼントする」という動詞では使わないとご紹介しましたが、では「プレゼントする」は英語で何と言えばいいのでしょうか?
また、その反対の「プレゼントをもらう」の英語は何と言うのでしょうか?
「プレゼントする」は英語の「give」で表現!
「プレゼントをする」という場合は、「与える」という意味の「give」(ギヴ)を使うのが基本です。
【例文】
- 英語:My parents gave me a Christmas present. ※「gave(ゲイヴ)」は「give」の過去形です。
- 日本語:両親が私にクリスマスプレゼントをくれた。
また、下記のように「present」や「gift」という単語を使わずに表現することもできます。
- 英語:I’m going to give him a book.
- 日本語:私は彼に本をプレゼントするつもりだ。
「プレゼントをもらう」は英語の「get」で表現!
「プレゼントをする」の反対の「プレゼントをもらう」は、基本的に「get」(ゲット)を使います。口語的なカジュアルな表現です。
【例文】
- 英語:I got a surprise present from my brother. ※「got(ガット)」は「get」の過去形です。
- 日本語:兄弟からサプライズプレゼントをもらった。
「get」は幅広い意味があり、「(誰かの為に」プレゼントを買いに行く」という場合にも使えます。
- 英語:I’m going to get some Charismas present.
- 日本語:クリスマスプレゼントを用意する。
尚、「get」の代わりに「受け取る」という意味の「receive」(リシーヴ/受け取る)という単語を使っても間違いではありませんが少しかたい表現になってしまいます。ビジネスなどのフォーマルな言い方だと思って下さい。
プレゼントを「渡す」時と「もらう」時などの英語フレーズ
プレゼントを渡したり、もらったりする時や、お店でプレゼントを買う時に使えるフレーズをいくつかご紹介します。
是非、英会話で活かしてみましょう!
プレゼントを渡す時の英語フレーズ
下記はネイティブがよく使う英語フレーズの基本ですので、先ずはここを押さえて実際に使ってみましょう!
- This is for you./これどうぞ。 ※直訳すると「これはあなたの為のものです」となりますが、「これどうぞ」くらいの軽いニュアンスで使える表現です。「お土産」の「a souvenir」を入れて「This is a souvenir for you.(お土産だよ。)」や「クリスマスプレゼント」の「a Charismas present」を入れて「This is a Christmas present for you.(クリスマスプレゼントだよ。)」と言ってもOKです。
- Here is something for you./プレゼントだよ。 ※直接的に「プレゼント」とは言っていませんが、プレゼントを渡す時に使うと「プレゼントだよ」という意味になります。
- This is my favorite./私のお気に入りなの。 ※お気に入りの物をプレゼントする時に使えるフレーズです。
- I think this will look good on you./あなたに似合うんじゃないかと思って。 ※服など身につけるものを渡す時に使えるフレーズです。
- I hope you like it./気に入ってもらえると嬉しいよ。 ※このフレーズはプレゼントを既に開けていたり、中身を知っている場合に使います。まだ開けていない時には未来形にして「I hope you’ll like it.」となります。
- I’m glad you like it!/気にいってもらえて嬉しいよ。 ※プレゼントを見て喜んでもらえた時に使えるフレーズです。
もちろん、誕生日やクリスマス、母の日や父の日など色々な時に使える特別なメッセージもあります。
下記のそれぞれの記事も見てみましょう!
- クリスマスの場合:『「クリスマス」の英語|メリークリスマスやカード用語45個』
- 誕生日を祝う場合:『英語で誕生日メッセージを伝える!60個のお決まりフレーズ』
- 母の日の場合:『「母の日」の英語|感謝を伝える厳選8個のメッセージと例文』
- 父の日の場合:『「父の日」の英語|厳選6つのメッセージや贈り物を参考に!』
- 記念日の場合:『4つの場面で使える!記念日の英語メッセージ・フレーズ一覧』
是非、プレゼントを渡す時にメッセージカードなどに活用してみて下さい。
プレゼントをもらう時の英語フレーズ
プレゼントをもらう時のフレーズは基本的に「ありがとう」という感謝を伝えるのが基本です。
『「感謝」の英語表現|困らない!3つの基本とメッセージ集』の記事でもご紹介していますが、下記は「プレゼント、ありがとう!」に絞った表現をピックアップしました。
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- Thank you! Can I open it?/ありがとう。開けてもいい? ※日本ではプレゼントを目の前で開けるのは失礼にあたる場合がありますが、アメリカなど海外では目の前で開けてその場で感想や喜びを伝えるのが一般的です。
- I’ll treasure it!/本当にありがとう!宝物にするよ。※「treasure(トレジャー)」は「宝物」という名詞でも使われます。
- I love it!/とっても気にいったよ! ※日本では「love」は「愛している」というイメージが強いですが、ここで使う「love」は「大好き」、「とっても気にいる」という意味です。
お店でプレゼントを買う時の英語フレーズ
海外旅行など海外の現地で、プレゼントを買う時もありますね。その際に役立つ英語フレーズです。
- Could you wrap it?/包装していただけますか? ※「gift-wrap」という動詞を使うのもOKです。
- Could you tie a bow on it?/リボンをつけていただけますか? ※「tie a bow(タイ・ア・バウ)」は「リボン結びをする」という意味です。
また、日本の文化ではプレゼントというか、「お土産(present/gift)」をプレゼントとして買うケースが多々あります。
そのような場合にも、役立つフレーズを紹介していますので、是非、『「お土産」の英語|正しい表現と海外で使える4つのフレーズ』の記事も参考にしてみて下さい。
店員の立場で「プレゼントに包装しますか?」の英語フレーズ
お店の店員の場合、プレゼントに包装するかどうか確認する時には下記のフレーズが使えます。
- Is this a gift?/プレゼント用ですか? ※「包装しますか?」と直接は聞かない言い方です。
- Would you like it gift-wrapped?/ギフト用に包装しますか?
このように、接客の英語については『英語で接客|海外の旅先でも役立つ!11の場面別フレーズ集』で詳しく解説しています。外国人のお客さんへの英語対応に活かしてください。
「プレゼント」など英語表現を実践でアウトプットしよう!
「プレゼント」に関する英語を覚えるだけでなく、日常シーンで使う様々な英語が話せるようになれたらかっこいいですよね。
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「プレゼント」の関連英語
「プレゼント」の関連表現を確認しましょう。
- 「プレゼント交換」:gift exchange ※「exchage(イクスチェンジ)」は「交換・交換する」の英語です。
- 「プレゼント用の箱」:a gift box
- 「花束」:flower bouquet ※「bouquet」の発音は「ブーケイ」です。
- 「景品」:a prize
- 「商品券」:gift card, gift certificate ※「certificate(サーティフィケイト)」は「証明書・修了証」などでも使われる英語です。
- 「サプライズ」:surprise ※「サプライズプレゼント」は「surprise present」です。尚、「surprise」は「サプライズをする」という動詞でも使えます。
海外の「プレゼント」文化
プレゼントの英語表現とあわせて学んでおきたいのが、海外のプレゼントの文化です。
欧米ではサプライズで渡すサプライズプレゼントも多いです。サプライズの演出も日本より、かなり凝っていて工夫をこらしたものが多くちょっとしたイベントのように渡す側も楽しみます。
また、もらった側がサイズや色をお店で交換できるために、レシートを一緒に渡すのも普通です。
金額が記載されたレシートをそのまま渡す場合もありますが、お店で「gift receipt(ギフトレシート)」という金額が記載されていないレシートを発行してくれるので、基本的にはそのレシートを渡します。
まとめ:「プレゼント」の英語はフレーズも一緒に覚えよう!
「プレゼント」に関する表現は、知っていれば簡単ですが「present」の動詞の使い方や、「present」と「gift」の違いなど間違ってしまいがちなポイントがいくつかあるので要注意です。
プレゼントを渡す時や、もらう時のフレーズは、とてもよく使うのでいくつか知っておくと便利です。
もらった時のフレーズは、まずはお決まりのフレーズを覚えて、慣れてきたらそれにこだわる必要はありません。「感謝」や「喜び」を自分なりの言葉で伝えらるぐらいになるとベストですね。
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