
「お土産」を英語で何というか知りたいですか?
国内外での個人旅行、修学旅行、ビジネス出張など、様々な場所でお土産を買う機会がありますね。
基本的に英語では3つの言い方がありますが、ニュアンスが異なります。
後ほど詳しく説明しますが、下記がその3つの一覧と違いとなります。
- souvenir(スーベニアー) ※フランス語由来で「記念品」を指します
- present(プレゼント) ※「贈り物」全般を指す単語です
- gift(ギフト) ※「present」よりもフォーマルで、少し高価な贈り物です
あなたが日本人で海外に行った時に、日本からの手土産として相手に渡す時に、「souvenir from Japan/Japanese souveior」と表現すると少し違和感があります。
この場合は、「present from Japan/gift from Japan」がしっくりきます。
また、他にも次ような「お土産」を表す単語もあります。
- keepsake(キープセイク) ※形見や記念品を指します
- memento(メメント) ※ラテン語から来ている(過去を思い出す)記念品など
- token(トークン) ※象徴、証拠品のニュアンスがあるお土産です
など。
また、お土産を相手に渡す時に、「つまらないものですが」と謙遜した表現がありますが、英語では何と言うのでしょうか?
それと、いただいた時の「お土産ありがとうございます」も欠かせない英語フレーズです。
【目次】
1.「お土産」の英語の違いと例文
・souvenir
・present
・gift
・その他の「お土産」を表す単語
2.「お土産」を買う時に使える5つの英語フレーズ一覧
3.「お土産」を渡す時やお礼の英語フレーズなど
・渡す時
・お礼を言う時(口頭・メールなど)
1.「お土産」の英語の違いと例文

「お土産」の英語は大きく分けて3つに分かれます。「souvenir」、「present」と「gift」です。
souvenir
「お土産」を辞書で調べると、先ずこの「souvenir」が「お土産」として記載されていますが、この単語は「記念品」という意味合いが強いです。
チョコレートやクッキーなどの食べ物などよりも、旅行先の名前が入ったキーホルダーや置物などが「souvenior」に該当します。
よって自分への思い出としてのお土産もこの「souvenior」を使うことが多いですね。
「souvenir」の発音と発音記号は下記となります。
フランス語由来の単語で、複数形は「suvenirs」となります。
下記が例文です。
- お土産何がいい?(何が欲しい?):What do you want for a souvenir?
- このお土産はディズニーランドで買いました:I bought this souvenir at Disney Land.
など。
present
日本語でもカタカナで「プレゼント」と言いますよね。
贈り物を指す場合に使うのが「present」です。複数形は「presents」になります。
「気軽な贈り物」というニュアンスがあり、お土産でもお菓子など気軽なものがイメージできます。
「birthday present」などにも使われる単語で、「birthday souvenir」とは言いませんね。
- これはあなたへのお土産です:This is a present for you.
- 出張中に子供へのお土産を買います:I buy some presents for my kids during my business trip.
など。
因みに「present」は動詞や形容詞など色々な場面で使われる単語であるので、会話の中でどの意味を指すのか判断する必要がある単語でもあります。
『「present」の主な7つの意味や使い方|発音の注意点や違いも!』の記事も参考にしてみて下さい。
gift
「present」と比較されるのが「gift(ギフト)」ですね。複数形は「gifts」です。
違いとしては、「gift」がよりフォーマルで、少し高めの「贈答品」というニュアンスです。
『2つある!「プレゼント」の 英語や会話で使えるフレーズ集』の記事でも、その違いを説明しています。
「birthday gift」と言うと、「birthday present」よりも少し高価そうなイメージがします。
よって、ビジネス相手にお土産を渡す場合などは、この「gift」が適切な表現になりますね。
因みに、「gift」は「才能」という場合にも使わえる単語でもあります。『4つある!「才能」の英語|違いや使い方と12個の関連英語』の記事も参考にしてみて下さい。
その他の「お土産」を表す単語
冒頭でもお伝えしていますが、下記も「お土産」を表す時に使われる単語とその例文になります。
- keepsake(キープセイク):I bought this as a keepsake.(お土産としてこれを買いました)
- memento(メメント):This is a small memento for myself.(これはささやかな私へのお土産です)
- token(トークン):This is a token that reminds me of New York.(これはニューヨークを思い出させてくれるお土産です)
など。
しかし、お土産の英語として使うのが、圧倒的に「suvenior」、「present」、「gift」の3つだと思って下さい。
特に初心者の方は、その3つの使い分けを先ずは押さえるようにしましょう!
2.「お土産」を買う時に使える5つの英語フレーズ一覧
お土産屋さんは「souvenir shop」か「gift shop」と表現しますが、海外で何かお土産を買う時に役立つフレーズをご紹介します。
知っているだけで、お土産選びにも困りません。
- I’m looking for a souvenir/present/gift for my family.(家族にお土産を探しています)※my familyを、friends(友達)やboyfriend(彼氏)、girlfriend(彼女)などに置き換えます。
- What do you recommend?(どれをおススメしますか?)
- I take one.(1つ買います) ※2つ買うのであれば、oneをtwoに変えます。
- Could you please gift-wrap it?(プレゼント用に包装して下さい) ※複数購入したのであれば、「it」を「them」にしましょう。
- Can I have some extra bags?(小分け袋をいくつかいただけますか?) ※枚数を限定したい場合は、「5 more bags(あと袋を5つ)」などと指定してください。
この5つのフレーズを使えれば、店員がいいものを紹介してくれて、包装までしてくれますよ。
また、海外旅行でお土産や自分の買い物をする時は「値切る」楽しみもあります。
どちらともに「値引きして下さい」の意味となります。
- Could you give me a discount?
- Can I have a discount, please?
など。
是非、『「値切る」の英語|海外旅行やビジネスで使える10個のフレーズ』の記事も参考にしてみて下さい。
3.「お土産」を渡す時やお礼の英語フレーズなど
お土産を渡す時ともらった時のお礼は英語で何と言うのでしょうか?
渡す時
基本は「これは、あなたへのお土産です」という英語になりますが、他にも「~のお土産です」などの言い方もありますね。
また、冒頭でも言っていましたが、日本語表現で特有の「つまらないものですが」は何と言うのでしょうか?
下記がその例文です。
また、「特産品」という場合は「specialty(スペシャルティー)」という単語をお土産の代わりに、使えます。
因みに、お土産を渡すのと一緒に話す、「土産話」の直訳は「story of a journey/trip(旅行の話)」などとなります。
お礼を言う時(口頭・メールなど)
プレゼントをもらって無言が一番いけませんね。
感謝と喜びをもらった瞬間に口頭や後日、メールで再度表現するのが礼儀です。
- お土産ありがとうございます:Thank you very much for your present.
- 私の家族もお土産を喜んでいました。今一度、感謝申し上げます:My family liked your gift, too. Once again, thank you very much. ※メールでお礼をフォーマル的に表現する場合に使えますね。
など。
まとめ:英語で「お土産」は1つだけじゃない
先ずは、ご紹介した3つの単語「souvenir」、「present」、「gift」をしっかりと使いこなしましょう。
また、お土産を海外で買う時は、黙って探していないで、店員と会話をするのも旅行の思い出の1つになるでしょう。
ちょっと勇気を出して、是非話しかけてみて下さいね。
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