「才能がある」など「才能」を英語で言えますか?
「才能があるピアニスト」、「才能を伸ばす」、「才能を開花させる」など、「才能」に関する表現は色々あります。
英会話でも使えるものばかりです。
しかし、英語ではどんな才能かによって表現を使い分けます。「talent」、「gift」、「ability」などです。
最後には、どれくらい「才能」の英語を理解したのかを試せる、「まとめクイズ」を用意していますので、是非チャレンジしてみましょう!
目次
色々ある!「才能」の英語とその使い分けと意味
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ネイティブがよく使う「才能」の英語を例文などを見ながら、その違いや使い分け方、意味を掴んでいきましょう。
英語の「talent」を使って「才能」を表現
先ず、「才能」を英語で表現する際の基本が、「talent」(タレント)です。
日本語の「タレント」はテレビなどに出演している芸能人のことを指しますが、英語の元々の意味は「(特殊な)才能」です。
そこから、特殊な才能を持っている人いう意味から「タレント」という意味でも使うことがあります。
「talent」が指す「才能」は生まれつきの秀でた能力のことで、音楽の才能、スポーツの才能、暗記やリーダーシップ、商売の才能など様々な才能に使うことができます。
生まれつきの才能ですが、天からさずかったような類い稀なる才能というよりは、ある程度努力で磨かれたものや、努力で伸びる余地があるものに使います。
「才能」という意味で使う場合は不可算名詞(数えられない名詞)で、「タレント」の意味で使う場合は可算名詞(数えられる名詞)となります。
才能の英語|「talent」を使った例文
【例文】
- 不可算名詞の場合:You have talent.(あなたは才能がある).※または、動詞として使って「You’re talented.」でもOKです。
- 可算名詞の場合:He has a talent for painting.(日本語:彼は絵を描く才能があります)
※逆に「私は才能がない」は「I have no talent.(I don’t have talent.」となります。
また、「才能があるアスリート」など「才能がある人」について言う場合は、動詞の「talent」を使って「be動詞 + talented ~」という言い方ができます。
【例文】
- 「彼は才能があるアスリートです」:He is a talented athlete. ※「He has a talent for sports.」などでも同様です。
- 「彼女は才能があるピアニストです」:She is a talented pianist. ※「She has a talent for piano.
英語の「gift」を使って「才能」を表現
「talent」と同じように「才能」の意味でよく使われる表現が「gift」(ギフト)です。
「gift」は「贈り物」という意味ですが、「神からのギフト」、「天が授けたもの」つまり、天から授かったような類い稀なる「才能」という意味もあります。
生まれながらの要素が強い表現で、コミュニケーションなどのスキルというよりは、芸術や学問などで使うことが多いです。
「talent」の場合と同様に、「gift」も名詞や動詞として使います。
才能の英語|「gift」を使った例文
【例文】
- 英語その1:He is gifted.(彼には類まれなる才能がある) ※「He has gift.」のようは表現はあまりない
- 英語のその2.She is a gifted pianist.(天賦の才能があるピアニストです) ※「She has a gift for piano.」でも同様です。
英語の「ability」を使って「才能」を表現
「ability」(アビリティー)は「能力」という意味ですが、「才能」と訳されることもあります。
一般的な能力に幅広く使える表現で、生まれつきの「才能」だけでなく努力で身につけた「才能」もこの「ability」が使えます。
才能の英語|「ability」を使った例文
【例文】
- 英語:My sister has an unusual ability in Japanese.
- 日本語:私の妹は日本語にずば抜けた才能を持っている。
英語の「genius」を使って「才能」を表現
「genius」(ジーニャス)は、「天才」という意味ですが、「非凡な才能」という意味もあります。
普通とはかけ離れた天才的な「才能」に使う表現です。
日本語の「天才」にあたる表現です。
才能の英語|「genius」を使った例文
【例文】
- 英語その1:He is a genius.(彼は天才です) ※因みに「神童」は「a child genius」です。
- 英語その2:She has a genius for painting.(彼女は絵画の才能がある(絵画の天才です)。
その他の「才能」の英語|faculty
さきほどの4つの英語以外にも才能の意味を持つ英語として「faculty」があります。能力、才能、機能、学部、教授団、全教職員などの意味を持ち、才能の意味合いでは、特定の精神的・身体的能力やスキルを指します。
英会話でも役立つ!「才能」に関連する英語表現
「才能」の関連表現を確認しましょう。
- 「才能がある人」:a talented person ※「a gifted person」の表現もあります。
- 「才能を伸ばす」:develop one’s talent, grow in one’s talent ※「develop(ディヴェロップ)」は「開発する」、「発展する」という意味でよく使われますが、「grow(グロー)」と同様に、能力などが「成長する」という意味でも使えます。また、「one’s」には「my」などの所有格が入ります。
- 「才能を発揮する」:display one’s talent ※「display」は「見せる・展示する」という英語です。
- 「才能が開花する」:The talent blooms ※「bloom(ブルーム)」は「花が咲く」という動詞としてもよく使われます。
- 「才能が豊か」:have many talents ※ニュアンスの違いで、「gifts」としてもOKです。
- 「優れた才能」:a great talent
- 「きわだつほどの才能」:an outstanding talent ※「outstanding(アウトスタンディング)」は「素晴らしい」などの形容詞です。
- 「隠された才能」:a latent talent ※「latent(レイテント)」は「隠れている」という形容詞です。
- 「才能ある子供」:a talented child ※「a gifted child」の表現もあります。
- 「生まれながらの才能」:natural abilities ※「gifts」や「talents」の表現もあります。
- 「多彩な才能」:variety of talents
- 「~の才能を生かす」:utilizes one’s talent ※「utilize(ユーティライズ)」は「役立たせる」という英語です。
まとめクイズ:「才能」の英語は謙遜せずに表現する!
先ず最初に「才能」の表現で覚えておきたいのは「talent」と「gift」です。
類い稀なる才能は「gift」を使いますが、欧米はキリスト教文化が根強いこともあって「天から与えられた」という意味のこの表現はよく使います。
「才能がない」という表現は日本では謙遜して使うことが多いですが、欧米では自分のことでも「才能がない」とはあまり言いません。外国人の友達に「私は英語の才能がない」なんていうと、「どうしたの?」、「そんなネガティブにならないで」と心配されてしまうこともあるので要注意です。
それでは、最後に次の問題を解いてみましょう!
【問題】
- 天から授かったような類い稀なる「才能」の英語は?
- 努力で身につけた「才能」の英語は?
- 「The talent blooms」の和訳は?
- 「彼は才能が豊かです」の英語フレーズは?
- 普通とはかけ離れた天才的な「才能」の英語は?
いかがでしたか?
今すぐ読んだ「才能」に関する英語でも、多少はてこずりますよね。答えを確認して、徐々にでいいのしっかりマスターしましょう!
【解答】
- gift
- ability
- 才能が開花する
- He has many talents(gifts).
- genius
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