
日常英会話で良く使う「素晴らしい」の英語をちゃんと使えますか?
一言で「素晴らしい!」という場合と、「素晴らしい~ですね」というパターンもあります。
- 素晴らしい演技
- 素晴らしい映画
- 素晴らしい思い出
- 素晴らしい音楽
- 素晴らしい決断
- 素晴らしい声
など、色々な場面で使えます。
といっても、難しい英語で言う必要は全くありませんが、「Good!」や「Good ~」だけでは、あなたがどれくらい素晴らしいと思っているのか伝わらない場合もあります。
よって、素晴らしいの度合いや場面によって次のような単語を使いこなす必要があります。
- great
- excellent
- awesome
- fantastic
など、スラングを含む表現もあります。
また、「素晴らしい」の表現は、SNSやメールの返信や略してなどでも使えます。
「素晴らしい」を表わす英語はたくさんあり、その一つ一つの単語で、細かな解説や違いを研究して英会話に使うというより、大きく、3つに分けての使い分けで十分です。
1つの表現に偏るのではなく、様々な英語を使うことを優先して楽しみましょう!勉強ではなく、楽しむのが英語習得の近道ですね。
目次:
0.「素晴らしい」の意味は?
・「いいね」や「すごい」などの類語で代用できる!
・ビジネスで相手を褒める時に使う場合は少し誇張しよう!
1.ネイティブがよく使う!「素晴らしい」の英語の使い分け
・Good
・Nice
・Great
・Wonderful
2.ビジネスで使える!更に誇張した「素晴らしい」の使い分け
・Excellent
・Amazing
・Fantastic
・Fabulous
・Terrific
・Splendid
・Outstanding
・Brilliant
・Incredible
・Superb
・Impressive
3.「素晴らしい」の最上級で相手を褒めてみよう!例文
4.スラングでの「素晴らしい」の英語
・Cool
・Swell
・Stunning
・Awesome
・Bad ass
・Fワードを使った「素晴らしい」
5.「素晴らしい」形容詞と同じニュアンスの英語表現
・「I’m ~.(受け身)」
・You did it!
・Good job!
・I’m proud of you.
・You take my breath away.
0.「素晴らしい」の意味は?

「素晴らしい」という表現は相手の行動や容姿などを褒める時に主に使う表現ですね。
一言で「素晴らしい!」という場合と、名詞と合わせて「素晴らしい~(景色、アイデア、など)」というパターンがあります。
「何かに優れていてる」、というのが基本となり、形容詞を使うのが一般的です。
「いいね」や「すごい」などの類語で代用できる!
「素晴らしい」の意味を持つ他の表現は次のようなものもあります。
- 立派な
- 優れている
- ものすごい
- 素敵な
- 感動的な
- 誇りに思う
など。
これらに該当する表現は基本的に「素晴らしい」という場面でそのまま使えます。
マイスキ英語でも、このような類語表現の英語記事を書いているのでそれらも参考にしてみて下さい。
など、場面や相手により使い分けが必要なのは言うまでもありません。
ここでは紹介しきれていない「Marvelous(マーベラス)」、「Perfect」など様々な表現も盛りだくさんです。
ビジネスで相手を褒める時に使う場合は少し誇張しよう!
「素晴らしい」を単純に表現すると「good」や「great」などの形容詞になりますが、ビジネスやフォーマルな場面では多少誇張した表現が常識とされています。
これは日本語でも同じですね。
お世辞ではないのですが、素晴らしさの度合いを相手に正しく伝えるには、強調した表現も必要になります。
しかし、本記事でも紹介するスラング表現に関しては、ビジネスの場面では極力控えるようにしましょう。
1.ネイティブがよく使う!「素晴らしい」の英語の使い分け
先ずは友達同士や同僚の間などで、頻繁に、そしてカジュアルに使える簡単な「素晴らしい」をご紹介します。
Good
先ず、「good」をよく使いますね。
品質や内容、見た目などが良いという時に使う単語ですが、シンプルに「素晴らしい」という時にも使えます。
メールやSNSなどで書く場合は「gd」という略語で書くパターンもあります。
とても良いという場合は「very good」と「very」という副詞を使うのが一般的です。
一言で「Good!(It’s good.)など」とそれ以外の例文は次となります。
- He is a good soccer player.(彼は素晴らしいサッカー選手です)
- You gave a good presentation.(素晴らしいプレゼンテーションでした)
- It was a good performance.(素晴らしい縁起でした)
- It is a good quality.(素晴らしい品質です)
など。
Nice
「nice」は、「good」の少し丁寧なニュアンスで使われることも多いですが、「good」は客観的に誰がみても素晴らしいというのに対して、「nice」は自分が素晴らしいと思うという意味が強い単語でもあります。
見事な、快適な、気持ちのいい、かわいいなどの意味がある単語でもあります。
「Nice!(It’s nice.など)」とそれ以外の例文を参考にしてみて下さい。
- You have a nice car.(素晴らしい車ですね)
- He is a nice kid.(彼は素晴らしい子供です)
- They are nice couple.(素晴らしいカップルです)
- I enjoyed a nice party.(素晴らしいパーティーでした)
- It was nice meeting you again.(再会できてよかったです)
- Have a nice weekend/holiday!(よい週末を/休日を!)
など。
「very nice」は皮肉?
場面によって「Very nice!」は皮肉的に使われることも多いでの、使われている場面や音のトーンなどに注意しましょう。
下記が例文です。
- 英語:Very Nice! You got it all wrong.
- 日本語:素晴らしいですね。全て間違っています。
など。
Great
「good」や「nice」よりも少し上の褒め言葉で、英会話では特に多く使われます。
「very good/nice」と同等なイメージです。
能力が優れている、存在が大きい、とても良い、とてもおいしいなどの意味が含まれます。
後ほど紹介する単語のように誇張もせず、素直に素晴らしい!と伝える時は「great」が一番無難ですね。初心者の方は特にこの「great」を使いこなせるようになるのが第一ステップです。
- It was a great dinner.(素晴らしい夕食でした)
- Sounds great! I’m looking forward to it.(素晴らしそうですね。楽しみです)
- Thank you for your great support.(素晴らしいサポートありがとうございます) ※ビジネスメールの最後でも使える表現です。
- I had a great experience.(素晴らしい経験でした)
- They spent a great holiday.(彼らは素晴らしい休日を過ごしました)
- It was a great memory to me.(私にとって、それは素晴らしい思い出です)
- It’s a great idea.(それは素晴らしいアイデアですね)
- He is a great sales rep.(彼は素晴らしい営業マンです) ※「rep.」は「representative」の略です。
など。
レストランで「お食事はいかがでしたか?」と聞かれた時の返答
海外のレストランでは、ウェイター/ウェイトレスから「How was everything?(如何でしたか?)」と聞かれるときがあります。
そのような場合は、「It was great. Thank you.(とても美味しかったです。ありがとうございます)」と感謝の気持ちも込めましょう。
「It was good.」は少し弱いので、マナーとして「great」の方がベターですね。
Wonderful
素敵な、気持ちのいいなどの意味も含む素晴らしいが「wonderful」です。
「great」とさほど度合いは変わりませんが、素晴らしいという気持ちを更に込めた表現だと思って下さい。
下記はそのまま「great」に置き換えることもできます。
- You have a wonderful voice.(素晴らしい声/歌声ですね)
- I saw the wonderful sunset.(その素晴らしい夕日/夕焼けを見ました)
- It was a wonderful stay in Tokyo.(素晴らしい東京での滞在でした)
- What a wonderful movie!(何て素晴らしい映画でしょうか)
- Thank you for your wonderful gift.(素晴らしい贈り物をありがとうございます)
- I had a wonderful time with you.(あなたと素晴らしい時間を過ごしました)
2.ビジネスで使える!更に誇張した「素晴らしい」の使い分け
さて、ここでは「Good」や「Wonderful」などから、もう一段階強い「素晴らしい」の英語をご紹介します。
無理に使うことはないので、あくまで上記を押さえた後に使う意識でいましょう。わざとらしく褒めているのがバレバレになるので注意が必要です。
しかし、使いこなせるようになると英語表現の幅が広がり、英会話も楽しくなります。また、これらの英語は、小さな子供をほめたりする時にもネイティブが良く使います。
Excellent
他と比べて優秀な、優れているという意味が含まれている素晴らしいの表現です。
下記がその例文です。
- Excellent! Congratulations!(素晴らしい!おめでとう!) ※相手がテストに合格した時などに使えますね。
- You speak excellent English.(あなたは素晴らしい英語を話しますね)
- It’s an excellent attitude.(それは素晴らしい心構えです)
- He is living in an excellent environment.(彼は素晴らしい環境で育っています)
- You have an excellent imagination.(素晴らしい想像力ですね)
など。他よりも素晴らしいというニュアンスが強いですね。
Amazing
驚く、びっくりするぐらい素晴らしいという場合に使う表現です。見た目なども含みます。
下記が例文です。
- You look amazing.(素晴らしいですね) ※見えた目の表現です。
- New York is an amazing place.(ニューヨークは素晴らしい場所です)
- I heard an amazing story.(素晴らしいストーリー/話を聞きました)
Fantastic
口語で使う場合に「素晴らしい」となる単語です。
そもそも、空想的な、驚くほど素敵な、魅力的で美しいなどの意味を含む表現です。
「amazing」と同じようなニュアンスで使われることも多いです。
下記が例文です。
- It was a fantastic music performance.(素晴らしい演奏でした)
- You look fantastic!(とても魅力的で素晴らしい) ※女性によく使う褒め言葉です。「You look gorgeous.」と同じような表現になります。
など。
Fabulous
ものすごい、うそのような(信じられないほど)、途方もないという意味が含まれます。
略語は「fab」で使われる単語です。この単語も口語で「素晴らしい」となります。
下記がその例文です。
- It was fabulous party, wasn’t it?(素晴らしいパーティーでしたよね)
- You wear a fabulous dress.(素晴らしいドレスですね)
- I had the fabulous hospitality there.(そこで素晴らしいおもてなしを受けました)
Terrific
恐ろしくなるくらいものすごい、大変に優れているという意味を含む単語で、口語的によく使います。
下記が例文となります。
- It’s a terrific team work.(素晴らしいチームワークです)
- It’s a terrific work.(素晴らしい作品です)
- You look terrific!(素晴らしいです!) ※見た目がとても素晴らしい時も使えます
Splendid
壮麗な、輝かしい、見事な、あっぱれななどの意味を含む素晴らしいの英語です。
下記が例文です。
- How splendid!(何て素晴らしいのか!) ※景色や自然を見た時に使う感嘆文です。「It’s such a splendid view.」などと同じ意味です。感嘆文については、『2つある!感嘆文の作り方|HowやWhatへの書き換え方法と例文』の記事を参考にしてみて下さい。
- You gave a splendid speech.(素晴らしいスピーチでした)
など。
Outstanding
他と比べて大変優れている、突き出たという意味を含む素晴らしいとなります。
下記が例文となります。
- It’s an outstanding picture.(素晴らしい絵です)
- Your performance is outstanding.(あなたの業績は素晴らしいです) ※他の従業員と明らかに差があるのを意味しています。
など。
Brilliant
見事な、輝かしいとう意味を含む素晴らしいです。イギリスでよく使われる表現でもあります。
下記が例文です。
- He has a brilliant life.(彼は素晴らしい人生を過ごしています)
- It’s a brilliant plan.(それは素晴らしい計画です)
など。
Incredible
信じられないぐらい、非常に驚くという意味を含む素晴らしいです。
下記が例文です。
- It’s an incredible result.(素晴らしい結果です)
- What an incredible opportunity!(何て素晴らしい機会でしょう)
など。
Superb
他と比較して圧倒的に優秀な、実に見事なという意味がある単語です。
下記が例文です。
- You made a superb comment.(素晴らしいコメントでした)
- It’s a superb view.(素晴らしい景色です)
など。
Impressive
強い印象を与える、深い感銘を与えるなどの意味を含む単語です。
下記が例文です。
- I took an impressive lecture.(素晴らしい講義を受けました)
- The impressive story made me cry.(その素晴らしい物語に涙しました)
など。
3.「素晴らしい」の最上級で相手を褒めてみよう!例文
さて、今まで見てきた形容詞は如何でしたでしょうか?
これらの形容詞の最上級を使って表現することで、最高の褒め言葉となります。
「最高に素晴らしい」というニュアンスになります。これ以上ない褒め言葉ですね。
ここでは、例として「good」と「great」、そして「wonderful」の最上級の例文で見てみましょう。
形がそれぞれ異なるので最上級の作り方も見てみましょう。『英語の最上級|使い方が分かる!5つのトレーニングや例文』の記事も参考にしてみて下さい。
Goodの最上級(The best)
- That is the best movie I have ever seen.(それは私が見た中で最高に素晴らしい映画でした)
- I had the best score in the class.(そのクラスで最高に素晴らしい結果でした)
など。
「あなたは最高に素晴らしい!」と褒める場合は「You are the best!」という表現があります。
Greatの最上級(the greatest)
- It’s the greatest dinner I’ve ever had.(それは最高に素晴らしい夕食でした)
- I had the greatest experience.(最高に素晴らしい経験をしました)
など。
Wonderfulの最上級(the most wonderful)
- You gave me the most wonderful gift.(最高に素晴らしいギフトを頂きました)
- It was the most wonderful time.(それは最高に素晴らしい時間でした)
など。
4.スラングでの「素晴らしい」の英語
ここではスラングの表現をご紹介します。
形容詞で一言、または「It’s~.」のパターンで使うことが多いです。
Cool
かっこいい、それいいねという素晴らしいです。
Swell
基本的に動詞で使うことが多い単語で、膨れる、大きくなるという意味の単語ですが、スラングになると「素晴らしい」という意味になります。
Stunning
気絶させるくらい素晴らしいという場合によく使うスラングです。
Awesome
スラングの中では最上級の褒め言葉となります。
恐ろしいくらい素晴らしい、というニュアンスの時に使われます。
『「awesome」の意味や使い方|スラングの4つの例文や発音など』の記事でも詳しく解説しています。
「awesome decision(素晴らしい決断)」、「awesome looking(素晴らしい見えた目)」など文の中でもよく使われる表現です。
Bad ass
「ass(お尻)」という言葉を使った表現なので、本当に仲がいい間だけで使うようにしましょう。
めちゃくちゃ素晴らしい、いいね!という場合に使います。
「bad(悪い)」があるのでネガティブに聞こえるかもしれませんが、褒め言葉の1つです。
Fワードを使った「素晴らしい」
「F*ckin’ good!」と「F Word」と言われる「F*ck」を使った表現です。
その場合は「good」があっても、「ものすごく素晴らしい」という意味になります。
しかし、『英語の悪口一覧|ネイティブがよく使う厳選33個の例文集や単語』でも書いていますが、公の場では使わないようにしましょう。
5.「素晴らしい」の形容詞と同じニュアンスの英語表現
これまでは全て形容詞を中心にご紹介してきましたが、ここでは英文(フレーズ)で素晴らしいを表現する方法を見てみましょう。
これも英会話の幅を広げるには必要なフレーズになるので確認しておきましょう!
「I’m ~.(受け身)」
受け身(受動態)の形で「素晴らしい」を表現します。
下記は「感動した」という意味の表現です。
- I’m touched.
- I’m moved.
- I’m impressed.
「感動した」という場合も同じニュアンスで使えます。『「感動」や「感激」の英語|感動するなど9つの表現も習得!』の記事も参考にしてみて下さい。
また、次は「驚いて感心してる」という意味の表現です。
- I’m surprised.
- I’m amazed.
『「驚く」や「びっくり」の英語|使える!厳選6つのフレーズ』の記事も参考にしてみて下さい。
You did it!
直訳は「よくやったね!」とう意味になります。
よくやった、素晴らしい!となるので、上司や目上の人には使うのは控えましょう。
その場合は「Thank you.」という感謝の気持ちで、素晴らしかったです、を表現するのがいいでしょう。
Good job!
こちらも、上記と同じ意味合いです。
直訳は「いい仕事!」になるのですが、これが「よくやったね!素晴らしい」となります。
同僚や友達、部下などに使える表現です。
I’m proud of you.
「あなたのことが誇らしい」というのが直訳で、尊敬の持ちをこめた「素晴らしい」です。
「you」を他に代えて、「I’m proud of my father/mother.(私の父親/母親は素晴らしい)」などにしても構いません。
『「誇り」の英語|3つある!英会話で使える表現をマスター!』の記事も参考にしてみて下さい。
You take my breath away.
主に男性から女性使うフレーズで、「息ができないくらいあなたは素晴らしい」という表現です。
他にも「あなたに夢中です」という場合にも使えます。
映画のセリフとしても使われるくらいおしゃれで、かっこいい表現です。
まとめ:「素晴らしい」の英語は気軽に使うのがコツ!
会話の中で、「素晴らしい」を英語でぼそっと言うのもかっこいいですし、わざわざ会話を止めてまで表現するものではありません。
しかし、英会話を円滑に、そして楽しいものにするとても大切な表現です。
日本語と違って、英語は気持ちや感情を積極的に表現する言語です。「素晴らしい」の英語をドンドン使ってみましょう!
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