もう、学会での食事会で日本人だけ集まって話すのをやめませんか?
また、外国人の患者さんと通訳を通じて話すのに不自由さを感じていませんか?
上記2つは、私が指導する医師の生徒さん達の悩みでもあります。
「専門用語の羅列だと分かるけど日常的な会話ができない」、「Google翻訳ばかり頼っている」というのがお医者さんの中でも一般化しているようです。
日本でも外国人労働者が増えていることもあり、日常の診察で英語を話すのが必須になりつつあります。これは勤務医でも開業医でも英語の必要性は変わりません。
要するに、受験だけの英語力ではなく、実際に会話として使える医学・医療を含む英会話力が必要になってきています。
目次
先ずは基本が必要!場面毎の英語勉強法
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先ずは、外国人の患者さんが外来受診された時に最低限必要な英語表現を押さえておく必要があります。
「診察」、「検査」、「診断」、「治療」、「処方」により異なりますので、それぞれのシチュエーションでの基本的な表現に触れておくだけでも慌てずにすみます。
医者が患者を「診察する」場合の基本英語
簡単な問診も含めて、「今日はどうされましたか?」、「症状は何ですか?」などの医療英会話も押さえておきましょう。
「診察」に関連した英語の勉強法
医者が患者を「検査する」場合の基本英語
「血圧を測ります」、「胃カメラをします」、「血液検査をします」などの他に、「(聴診器で診たいので)深呼吸をして下さい」などの基本フレーズも必要ですね。
「検査」に関連した英語の勉強法
医者が患者を「診断する」場合の基本英語
「あなたは~です」と診断して、病名などを伝える必要があります。そのような病名の英語も覚えておく必要があります。
「診断」に関連した英語の勉強法
医者が患者を「治療する」場合の基本英語
「放射線治療」、「副作用」などの基本英語表現を押さえる必要があります。
「治療」に関連した英語の勉強法
医者が患者に「処方する」場合の基本英語
「~の薬を~日分処方しますね」などのフレーズやよく使う薬の英語も覚えておくと便利です。
「処方」に関連した英語の勉強法
日常英会話も必要!患者と気軽に話せる英語勉強法
上記ではそれぞれの場面での基本英語をご紹介しましたが、それだけでは機械的で患者が心配になる場合もあります。
また患者からの質問に答えるのは日本語では当たり前ですが、英語で答えられないと信頼関係を築くのが難しくなってきます。
現時点で英会話が不得意な医師は、先ず『英語が話せない人の4つの理由と原因|簡単に解決する勉強法とは?』でその原因などを再度確認することからスタートしましょう。
その上で、簡単な日常英会話から押さえておく必要があります。
「日常英会話」の勉強法
専門的な医療英語も必要!論文や学会用の英語勉強法
患者との会話だけが医学英語ではないですよね。
海外での学会(論文発表など)、海外での研修、研究論文や医学関係の書類・レポートなどを理解するには更に専門的な用語も必要になります。
また、患者さんを診察などしている時に更に詳しい英語表現が必要になるのも必然的です。
専門的な「医学英語」の勉強法
医者に必要な英語が学べるオンライン英会話スクール4選
医者に必要な英語などを気軽に勉強したい!と思ってもなかなか見つからないのではないでしょうか?
あったとしても、医療専門の先生が少なくて授業が出来ないケースは少なくありません。
その中でも比較的先生が揃っているオンライン教室をご紹介します。まずは、ご自身に合うものなのかなど無料レッスンで一度試してみましょう。
医療英語専門のオンラインスクール「HLCA」
セブ島にある医療英語専門の語学学校「HLCA(ハルカ)」が運営する、医療英語に特化したオンライン英会話スクールです。
講師は、医療系の学位を取得した医療英語に精通している講師陣のみ。生徒一人につき3名程度の担当講師が付き、看護師や医療従事者向けに約20種類の医療職種に対応したカリキュラムを提供しています。
また、医療従事者の職種によって使われる英語も異なってくるのですが、その点に関しても、HLCAでは20のカリキュラムの中から個別にオーダーメイドされていて、各職種に最適化された英語が学べるようになっています。
医師 / 歯科医師 / 看護師 / 保健師 / 助産師 / 薬剤師 / 理学療法士 / 作業療法士 /言語聴覚士 / 柔道整復師 / 鍼灸師 / 救急救命士 / 臨床心理士 / 介護士 / 歯科衛生士 /医療通訳士 / CRA / MR / 栄養士 / 医療事務 |
HLCA受講生の職種内訳(割合)
HLCAオンラインスクール受講生の職種は、看護師が47%と多くて、次いで医師が22.6%となっています。
職種 | 割合 |
看護師 | 47.6% |
医師 | 22.6% |
薬剤師 | 8.8% |
助産師 | 5.9% |
PT・OT・ST | 5.0% |
その他 | 10.1% |
※PT(理学療法士)、OT(作業療法士)、ST(言語聴覚士)
また、受講生の一人ひとりには、担任の講師がついてくれます。マンツーマンでしっかりサポートしてくれたり、受講生のコミュニティも充実していて、卒業後のサポート卒業後もプロのキャリアカウンセラーが就職・転職などのサポートをしてくれます。
気になる方は、プロのカウンセラーから一度、無料カウンセリングが受けてみてはいかがでしょうか。
DMM英会話(メディカル英語)
オンライン英会話教室の大手「DMM英会話」でも医療英語が学べます。
ただし、DMM英会話では、医療英語に特化した専門コース自体はありませんので、医療英語を学べる教材と講師を選ぶことで、医療英語が学べます。
- 医療現場で使用する単語や英会話を学べる「健康とライフスタイル」
- 医療・健康に関する内容が組み込まれている「デイリーニュース」
しかし、メディカル専門として配属されている先生ではないので、一般の客とかぶって予約が取れないケースもあります。その点などはご自身で確認してみて下さい。
職業別レッスンプログラムが学べる「Mytutor」
「Mytutor」はIELTS・TOEFL・TOEIC・英検®など英語検定試験を教えられるプロフェッショナルの集団の講師陣が教えてくれるスクールです。
採用基準は、「履歴書審査」「4技能試験」「面接」ともに厳しく審査しております。特に、履歴では、政府公認英語教師資格者を多く採用します。
そして、Mytutorでは、英語資格以外にも「職業別レッスンプログラム」があり、その1つに医療英会話があります。
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コースでの値段設定となっていますが、コース内容など問い合わせて確認してください。
先ずは無料トライアルで試すこともいいでしょう。
医師・看護師など医療現場の英語が学べる「EFイングリッシュライブ」
EFイングリッシュライブでは、レッスン単価も安いのに講師も英語母語かつ他スクールよりもより厳しい条件をクリアしたプロのネイティブが指導してくれて、さらに教材やカリキュラムもレベル別目的別で世界最高峰のメンバーで開発されたものになっています。
コースには、活動分野別の専門英語コースがあり、製薬・医療業界の専門英語コースでは、医師、看護師、救急隊員など医療現場で多く使われる医療用語が学べます。
しかも、日本人だけのグループレッスンではありません。世界中の生徒が一緒に参加するため、海外にでも語学留学したかのように授業に参加できます。
気になる方は、7日間無料で体験できるので世界最高峰のレッスンと教材に触れてみましょう。
まとめ:医師の英語力は必須!学習の方法がポイント
英会話が出来ないからといって、また受験英語のように単語帳だけ眺めていても意味がありません。
表現を吸収したい時には単語ではなく、フレーズで覚えるのが効率的です。『TOEIC満点者が教える!英単語の覚え方マスター法』もご参考下さい。
また、「英語が話せるようになるには?|初心者にもおすすめの4つの独学勉強法」の勉強法もぜひ参考にしてみてください。
英語問題が解ける英語力ではなく、「英会話力」に重きを置いてこの機会に英語勉強を初めて見ましょう!
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