
もう、学会での食事会で日本人だけ集まって話すのをやめませんか?
また、外国人の患者さんと通訳を通じて話すのに不自由さを感じていませんか?
上記2つは、私が指導する医師の生徒さん達の悩みでもあります。
「専門用語の羅列だと分かるけど日常的な会話ができない」、「Google翻訳ばかり頼っている」というのがお医者さんの中でも一般化しているようです。
日本でも外国人労働者が増えていることもあり、日常の診察で英語を話すのが必須になりつつあります。これは勤務医でも開業医でも英語の必要性は変わりません。
要するに、受験だけの英語力ではなく、実際に会話として使える医学・医療を含む英会話力が必要になってきています。
目次:
1.先ずは基本が必要!場面毎の英語勉強法
1-1.医者が患者を「診察する」場合の基本英語
1-2.医者が患者を「検査する」場合の基本英語
1-3.医者が患者を「診断する」場合の基本英語
1-4.医者が患者を「治療する」場合の基本英語
1-5.医者が患者に「処方する」場合の基本英語
2.日常英会話も必要!患者と気軽に話せる英語勉強法
3.専門的な医療英語も必要!論文や学会用の英語勉強法
1.先ずは基本が必要!場面毎の英語勉強法
先ずは、外国人の患者さんが外来受診された時に最低限必要な英語表現を押さえておく必要があります。
「診察」、「検査」、「診断」、「治療」、「処方」により異なりますので、それぞれのシチュエーションでの基本的な表現に触れておくだけでも慌てずにすみます。
1-1.医者が患者を「診察する」場合の基本英語
簡単な問診も含めて、「今日はどうされましたか?」、「症状は何ですか?」などの医療英会話も押さえておきましょう。
「診察」に関連した英語の勉強法
1-2.医者が患者を「検査する」場合の基本英語
「血圧を測ります」、「胃カメラをします」、「血液検査をします」などの他に、「(聴診器で診たいので)深呼吸をして下さい」などの基本フレーズも必要ですね。
「検査」に関連した英語の勉強法
1-3.医者が患者を「診断する」場合の基本英語
「あなたは~です」と診断して、病名などを伝える必要があります。そのような病名の英語も覚えておく必要があります。
「診断」に関連した英語の勉強法
1-4.医者が患者を「治療する」場合の基本英語
「放射線治療」、「副作用」などの基本英語表現を押さえる必要があります。
「治療」に関連した英語の勉強法
1-5.医者が患者に「処方する」場合の基本英語
「~の薬を~日分処方しますね」などのフレーズやよく使う薬の英語も覚えておくと便利です。
「処方」に関連した英語の勉強法
2.日常英会話も必要!患者と気軽に話せる英語勉強法
上記ではそれぞれの場面での基本英語をご紹介しましたが、それだけでは機械的で患者が心配になる場合もあります。
また患者からの質問に答えるのは日本語では当たり前ですが、英語で答えられないと信頼関係を築くのが難しくなってきます。
現時点で英会話が不得意な医師は、先ず『英語が話せない人の4つの理由と原因|簡単に解決する勉強法とは?』でその原因などを再度確認することからスタートしましょう。
その上で、簡単な日常英会話から押さえておく必要があります。
「日常英会話」の勉強法
3.専門的な医療英語も必要!論文や学会用の英語勉強法
患者との会話だけが医学英語ではないですよね。
海外での学会(論文発表など)、海外での研修、研究論文や医学関係の書類・レポートなどを理解するには更に専門的な用語も必要になります。
また、患者さんを診察などしている時に更に詳しい英語表現が必要になるのも必然的です。
専門的な「医学英語」の勉強法
まとめ:医師の英語力は必須!学習の方法がポイント
英会話が出来ないからといって、また受験英語のように単語帳だけ眺めていても意味がありません。
表現を吸収したい時には単語ではなく、フレーズで覚えるのが効率的です。『TOEIC満点者が教える!英単語の覚え方マスター法』もご参考下さい。
英語問題が解ける英語力ではなく、「英会話力」に重きを置いてこの機会に英語勉強を初めて見ましょう!