「診察室」、「診察券」など病院関係でよく聞く表現ですが、英語では何というのでしょうか?
また日本語には同じような「診断」、「診療」など同じような言葉がありますが、その違いを押さえてそれぞれの英語を知る必要があります。
患者が診察してもらう、医者が診察するという場合の使う英語もことなります。
それと、海外旅行に行った時に診察を受ける場合の症状の伝え方、また医者が外国人の患者を診察する場合の英語のフレーズなども知っておくと英会話の幅が広がります。
目次
診察・診断・診療・治療の違いとは?
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病院でお医者さんに診てもらう時に日本語には、診察、診断、診療、治療と4つの言葉がありますが、その違いは何なのでしょうか?
それぞれ使う英語が異なってくるので、下記の違いと使い方をしっかりと押さえておきましょう!
- 診察:医師(医者)が患者の病状などを聞く時に使う言葉が「診察」です。「診察室」、「診察券」というのがあります。
- 診断:医師(医者)が病状やその原因、病名を判断(確定)すること。「診断結果」などがあります。
- 治療:医師(医者)が患者の病気やけがを治す時に使うのが「治療」です。「がん治療」などの言葉があります。
- 診療:診察・診断・治療を合わせ、総称して「診療」と言います。「診療所」などもあるのでイメージしやすいですね。
診察とよく間違える「診断」の英語については、『病院での「診断」の英語|発音・略や医者と患者で使える4つの表現』を参考にしてみて下さい。
上記の違い分かった上で、「診察」の英語と発音や使い方などをみていきましょう。
名詞の「診察」の英語と発音
「診察」の英語でよく使われるのが「consultation」
「consultation」の読み方、発音
「consultation」の読み方、発音と発音記号は下記となります。
「相談」、「鑑定」という名詞でも使われます。
「診察」はconsultationの他に、「medical examination」や「check-up」という表現もあり同様です。
動詞の「診察する・受ける」の英語
上記では名詞の「診察」をご紹介しましたが、実際の会話では動詞の「診察する・診察を受ける」の英語が頻繁に使われます。
医者と患者の立場の違いの動詞や言い方を見てみましょう。
医者が患者を診る場合の「診察する」の英語表現
お医者さんが「患者を診察する」や「~について診察する」という場合の「診察する」の動詞はどの英語を使うのでしょうか?
一番よく使われるのが「examine」(イグザミン)という単語です。「調査する・試験する」などでも使える単語です。
また、「see(シー)」の単語も使えます。
よって下記のような表現ができます。
- 「患者を診察する」:examine(see) a patient ※「patient(ペイシェント)」は「患者」の英語です。
- 「~について診察する」:examine(see) a patient for ~ ※~は、病名や症状などの単語を入れます。
患者が医者から「診察を受ける・診察してもらう」の英語表現
下記の4つの表現のどちらでも「診察を受ける」、「医者に診察してもらう・診てもらう」になります。
- 「see a doctor」 ※「医者に行く」という時もこの表現フレーズを使います。
- 「consult a doctor」 ※「consult(コンソルト)」は「相談する」という単語でもあります。
- 「have a medical examination」
- 「have a check-up」
- 「need a consultation」 ※「I need a consultation for ~.」として「~(症状・病気)について診察してもらう」となります。
診察での英会話を習得するおすすめの本(参考書)やサイトなど
病院の診察室に医者がいて、患者が入るところから英会話が始まりますね。
簡単な挨拶の英会話から、医者が「今日はどうされましたか?」や「熱が下がらないんです」などの会話は欠かせません。
症状によって表現が違ったりしますので、是非次の記事やおすすめの本などを参考にしてマスターしましょう!
- 医者・患者向け参考サイト:病気の症状の英語一覧|患者も医者も押さえよう!50以上の症状表現
- 医者向け参考サイト:医師が使う英語「一般内科編」13個の症状で患者とペラペラ医療英会話
- 医者向け参考書(本):医者におすすめの2つの医療・医学英語の勉強法|参考書・CD・アプリ
また、困った時は簡単な翻訳サイトなども使えると便利ですね。医学英語に強い翻訳サイトについては、『医学英語で2つのおすすめ辞書!電子辞書やアプリと無料翻訳ツール』も参考にしてみて下さい。
診察に関連した英語表現
「診察室」や「診察料」など知ってそうで知らない診察に関連する英語も知っておくと役立ちます。
- 診察室:consultation room ※他に「consulting room」や「examination room」でも同様です。
- 診察券:patient ID card ※「card」は再診などで既にカードがある場合に使えます。他に「patient registration card」、「medical card」、「consultation ticket(初診の時など)」なども同様です。
- 診察日:consultation day
- 診察料:(medical) consultation fee ※クリニックなどでは「doctor’s fee」などとも言います。
- 診察時間:consultation hours
- 外来診察:outpatient consulation ※「outpatient(アウトペイシェント)」は「外来患者」となります。
- 診察予約:(consultation) appointment ※「reservation」ではないので注意しましょう。
「診察」など医療英語が学べるオンライン英会話スクール
医療英会話をオンラインで時間のある時に気軽に勉強したい!と思ってもなかなか見つからないのではないでしょうか?
あったとしても、医療専門の先生が少なくて授業が出来ないケースは少なくありません。
その中でも比較的先生が揃っているオンライン教室をご紹介します。
しかし、ご自身に合うものなのかなど無料レッスンで一度試すことをおすすめしています。
医療英語専門のオンラインスクール「HLCA」
セブ島にある医療英語専門の語学学校「HLCA(ハルカ)」が運営する、医療英語に特化したオンライン英会話スクールです。
講師は、医療系の学位を取得した医療英語に精通している講師陣のみ。生徒一人につき3名程度の担当講師が付き、看護師や医療従事者向けに約20種類の医療職種に対応したカリキュラムを提供しています。
また、医療従事者の職種によって使われる英語も異なってくるのですが、その点に関しても、HLCAでは20のカリキュラムの中から個別にオーダーメイドされていて、各職種に最適化された英語が学べるようになっています。
医師 / 歯科医師 / 看護師 / 保健師 / 助産師 / 薬剤師 / 理学療法士 / 作業療法士 /言語聴覚士 / 柔道整復師 / 鍼灸師 / 救急救命士 / 臨床心理士 / 介護士 / 歯科衛生士 /医療通訳士 / CRA / MR / 栄養士 / 医療事務 |
HLCA受講生の職種内訳(割合)
HLCAオンラインスクール受講生の職種は、看護師が47%と多くて、次いで医師が22.6%となっています。
職種 | 割合 |
看護師 | 47.6% |
医師 | 22.6% |
薬剤師 | 8.8% |
助産師 | 5.9% |
PT・OT・ST | 5.0% |
その他 | 10.1% |
※PT(理学療法士)、OT(作業療法士)、ST(言語聴覚士)
また、受講生の一人ひとりには、担任の講師がついてくれます。マンツーマンでしっかりサポートしてくれたり、受講生のコミュニティも充実していて、卒業後のサポート卒業後もプロのキャリアカウンセラーが就職・転職などのサポートをしてくれます。
気になる方は、プロのカウンセラーから一度、無料カウンセリングが受けてみてはいかがでしょうか。
DMM英会話(メディカル英語)
オンライン英会話教室の大手「DMM英会話」でも医療英語が学べます。
ただし、DMM英会話では、医療英語に特化した専門コース自体はありませんので、医療英語を学べる教材と講師を選ぶことで、医療英語が学べます。
- 医療現場で使用する単語や英会話を学べる「健康とライフスタイル」
- 医療・健康に関する内容が組み込まれている「デイリーニュース」
しかし、メディカル専門として配属されている先生ではないので、一般の客とかぶって予約が取れないケースもあります。その点などはご自身で確認してみて下さい。
職業別レッスンプログラムが学べる「Mytutor」
「Mytutor」はIELTS・TOEFL・TOEIC・英検®など英語検定試験を教えられるプロフェッショナルの集団の講師陣が教えてくれるスクールです。
採用基準は、「履歴書審査」「4技能試験」「面接」ともに厳しく審査しております。特に、履歴では、政府公認英語教師資格者を多く採用します。
そして、Mytutorでは、英語資格以外にも「職業別レッスンプログラム」があり、その1つに医療英会話があります。
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先ずは無料トライアルで試すこともいいでしょう。
医師・看護師など医療現場の英語が学べる「EFイングリッシュライブ」
EFイングリッシュライブでは、レッスン単価も安いのに講師も英語母語かつ他スクールよりもより厳しい条件をクリアしたプロのネイティブが指導してくれて、さらに教材やカリキュラムもレベル別目的別で世界最高峰のメンバーで開発されたものになっています。
コースには、活動分野別の専門英語コースがあり、製薬・医療業界の専門英語コースでは、医師、看護師、救急隊員など医療現場で多く使われる医療用語が学べます。
しかも、日本人だけのグループレッスンではありません。世界中の生徒が一緒に参加するため、海外にでも語学留学したかのように授業に参加できます。
気になる方は、7日間無料で体験できるので世界最高峰のレッスンと教材に触れてみましょう。
まとめ:診察の時、英語での会話もしっかりとマスターしよう!
ここでご紹介した参考サイトにある英会話フレーズなどにも一度触れておきましょう。
どのような英語表現が適切なのかなど、症状別に見て実際に使う時に役立てて下さい。
診察の際に困らないように風邪などの基本から押さえることからスタートしておきましょう!
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