私はTOEIC対策としての勉強時間は「ゼロ」で初受験で満点(990)をとりました。
試験中にTOEICの特徴や勉強すべき点というのを講師目線で解いていたのを覚えています。
その時初めてTOEICがマークシート方式というのも知ったくらいです。
だからこそ、事前に何の知識もなかったが故に、純粋にTOEICテストの中身が見えたのかもしれません。
そのノウハウなどを現在も生徒さんに指導しています。
- 点数UPに何をすべきか?(勉強法)
- どれくらいの期間・時間をTOEIC対策に充てるのか?(時間の使い方)
など。
特に忙しい社会人であれば、時間の確保が難しいはずです。毎日、机に向っての勉強は困難です。継続が難しいですよね。
だからこそ、効率的に短時間で、しかもシッカリと英語力を身に付けながらTOEIC点数も伸ばす方法が必要になります。
そんなうまい話はあるの?
はい、あなたの現時点のレベルが500点ぐらいであれば、1ヶ月で100点UPぐらい(600点)は、スキマ時間を利用して到達可能です。
目次
1日のTOEIC勉強時間の目安と計算表
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『TOEIC満点者が教える!目標スコア達成の勉強法』でも書いている通り、TOEICの勉強には様々な方法があります。
しかし、そこでも一番難しいのが「勉強時間の確保」です。
特に忙しい時など、どうしても勉強する気が失せてしまい、「どれくらい勉強すればいいの?」と途方に暮れることもありますね。
1985年頃に検証されたTOEIC勉強時間というのがあります。
これが一般的に言われている物差しとなっています。
あなたの現時点のレベルより何点UPを目指すかで、必要な勉強の時間数が異なります。
- 100点UP → 約200時間~300時間
- 200点UP → 約400時間~600時間
- 300点UP → 約900時間~1000時間
例えば、あなたの現時点の点数(レベル)が500点だとしましょう。
600点を目指す場合は最大300時間、700点を目指す場合は最大600時間、800点を目指す場合は最大1000時間となります。
ものすごく膨大な時間ですね。
少し分かりにくいので、「帰宅して寝る前に1時間ぐらいTOEIC対策の勉強をする」としましょう。
100点UPするには最大300時間でしたので、約1年くらいかかってしまいます。
毎日2時間であれば約半年、3時間であれば約3か月です。
しかも、毎日、土日も関係なく、仕事終わりに勉強したとして順調に遂行できた場合です。
これでは、忙しいなど関係なく、勉強する前にやる気もなくし途方に暮れますね。
しかし、この勉強時間のデータは何十年も前のもので、TOEICテスト自体の受験者数も少ない時代です。
その後、様々なTOEICへの対策本、テクニック本、模試形式の問題集、単語集、アプリなどなど使うツールが出たことにより、その時間は大きく短縮されています。
私の生徒さんで、1日1時間程度、約1ヶ月で700点から800点にUPした方など多くいらっしゃいます。
冒頭のデータを基に計算すると、「1日9時間程度勉強したのと同じ効率(9倍の効率)」で、100点UPを実現しています。
ここで目標とするのは、テスト前1ヶ月、1日1時間で100点UP、1日2時間で200点UP、1日3時間で300点upという計算を目標にします。
下記がレベル別で、目標設定スコアの勉強時間となります。
※横が目標スコア、縦が現状スコアの軸となります。
目指すレベルについては、『TOEICのレベル|点数(スコア)で実力と目安が分かる!』の記事も参考にしてみて下さい。
簡単に説明すると次のような指標となっています。
- 600点・・・転職で履歴書に書けるレベル
- 730点・・・国際部門などに配属される最低基準
- 860点・・・海外赴任、転職で強くアピールできるレベル
また、この機会に自分の現状レベルを知ることも大切です。
自己診断チェックするのに一番最適なのが、「TOEIC公式問題集」です。
書店でも、インターネットでも購入できますので、是非一度試してみて下さい。
その結果により、上記の表の目標点数と勉強時間を設定してもいいかと思います。
因みに、満点(990点)のレベルは、『TOEICの満点はいくつ?難易度(レベル)やおすすめの単語や2つの勉強法』で詳しく解説しています。
「約9倍の時間効率」で1ヶ月で100点UPを目指す勉強法とは?
TOEICテストは「リスニング」、「リーディング」とパートが2つに分かれています。
しかし、実際は「リスニング」、「英文法」、「リーディング」の3つのパートで分かれていると思って下さい。
この3つのパートに分けて、それぞれ等分して勉強をする必要があります。また順番も次の通りにするのがとても効率的で、ポイントです。
TOEICテストの対策をしながら、言語習得の流れに沿った順番で勉強することで英語力もついていきます。
下記は1日1時間勉強をした場合の例です。
- リスニング・・・10時間
- 英文法・・・10時間
- リーディング・・・10時間
でも、毎日1時間机に向かって勉強するのは多分難しい・・・という方が多いでしょう。
その方には、必ずTOEIC公式の問題集やアプリを使うことをお勧めしています。
しかも、通勤・帰宅途中の電車の中などのスキマ時間の1時間を利用することを心がけます。
公式問題集は書店やアマゾンなどで手軽に手にすることができますし、アプリは今すぐにでもダウンロード出来て対策できます。
アプリはスキマ時間の学習には欠かせないので、こちらは必須アイテムとして常に触れることが出来るようにしておきましょう。
ダウンロードサイトは下記となります。
App Sore(iOS)
Google play(android)
また、マイスキ英語でもテクニックの部分で点数をUPできるように記事も無料で公開しています。
それぞれの記事でのひっかけ問題や対策についても触れておきましょう。
- リスニング・・・TOEICリスニングで突然スコアが上がる最短勉強法
- 英文法・・・TOEIC文法|絶対に出る6つのコツと英文法
- リーディング・・・TOEIC満点者が伝授!英語リーディングのコツと勉強法
勉強というより、「あー、こんな感じか」ぐらいの感覚で、勉強時間以外で活用してみて下さい。
それと余裕が出来たら、TOEICに頻出されれる単語に常に触れておくことで、点数UPにつながる効率的な英単語に慣れることができます。
上記のリスニング、英文法、リーディングをやりながらもTOEIC単語には触れているのですが、単語のみを集中的に暗記するするのも一つの勉強時間の有効活用です。
そんな時に役立つのが頻出単語帳やアプリですので、『TOEIC単語帳|高確率で出るPart別厳選306英単語・アプリ他』も確認しておきましょう。
更に上の点数を目指すTOEIC対策への勉強時間
冒頭の勉強時間計算表を見ると分かるように、現時点より200点UPや300点UPを一気に目指す、または高得点(800点や900点)がターゲットの場合は、1日2時間以上の勉強が必要となります。
シッカリと机に向き合う時間も必要になります。
しかし、それもうまくスキマ時間を活用することに重きをおきましょう。
通常の1時間の勉強とは別に「弱点の克服」にその他の時間を費やしましょう。
すでにTOEICテストを過去に受けた方は、『TOEICの結果発表【2020年日程】いつ届く?ネット確認や見方など』にも書いている通り、下記の項目で細かく勉強すべき点(克服するべき英語力)を教えてくれます。
【リスニング(Part1~Part4)】
- 短い会話、アナウンス、ナレーションなどの中で明確に述べられている情報をもとに要点、目的、基本的な文脈を推測できる
- 長めの会話、アナウンス、ナレーションなどの中で明確に述べられている情報をもとに要点、目的、基本的な文脈を推測できる
- 短い会話、アナウンス、ナレーションなどにおいて詳細が理解できる
- 長めの会話、アナウンス、ナレーションなどにおいて詳細が理解できる
- フレーズや文から話し手の目的や暗示されている意味が理解できる
【リーディング(Part5~Part7)】
- 文書の中の情報をもとに推測できる
- 文書の中の具体的な情報を見つけて理解できる
- ひとつの文書の中でまたは複数の文書間でちりばめられた情報を関連付けることができる
- 語彙が理解できる
- 文法が理解できる
これを基に勉強を進めます。
しかし、高得点を目指すならTOEICに限らず、色々な英語に触れる時間も増やすことも大切です。
そのような英語に触れながら自分の弱点を克服出来たら理想ですよね。
時間を有効活用することがポイントなので、その際にも適切な無料教材が必要になります。
『英語の勉強|社会人が朝と夜のスキマ時間を使った8つの独学勉強法』でも一部紹介していますが、下記の基礎知識や教材などをフル活用しましょう!
- リスニング・・・英語リスニング教材|厳選!9つのおすすめ無料アプリ・サイト・動画
- 英文法・・・英文法を習得|おすすめ無料アプリ・サイト・問題練習・参考書7選
- リーディング・・・英語のリーディング|4つのコツや練習・勉強方法や無料アプリなど
まとめ:先ずはTOEIC対策の勉強時間の確保と継続を目標に!
1日30分でも、1時間でも勉強する、またそれを毎日継続するというのは結構難しいです。
だから、TEOIC対策は週末に限定する、または平日に限定して勉強するなどお休みの時間も取ってあげるのも継続して勉強できるポイントです。
また、オンライン英会話のTOEIC対策を活用してプロから必要な要素を教わるのも勉強時間を短縮する上でも効率的です。
休んでいる時間は洋楽を聞く、また海外ドラマを見るなど英語に触れることなどの環境づくりもいいでしょう。
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