英語学習の中で、リーディングが苦手という方も多いのではないでしょうか。
リーディングの学習は、集中力も時間も必要で、しかも結果が出るまでに時間がかかります。
何度かトライしたけれど、あきらめてしまっているという人も多いかもしれません。
しかし、リーディングは英語学習でとても大切な要素です。
TOEICや英検など英語の試験でも配点が高く、高得点を取るためにはリーディングを避けて通ることができません。
しかし、時間が足りなかった、読むスピードが一向に上がらないなど悩んでいる方も少なくありません。
※併せて長文問題を解くためのノウハウなどを記載している、『英語の長文問題をスラスラ解く!正しい勉強法と5つのコツ・無料アプリ』の記事もご参考下さい。
だからこそ、読むスピードもそうですが、ネイティブ並みの上級レベルの語彙力を身につけるためにも、リーディングは欠かせません。
ここでは、英語上級者になるために欠かせない、英語リーディングのコツや勉強法、無料アプリ、リーディングの効果や日本語と英語の違いなどを詳しく解説します。
目次
英語リーディング勉強の3メリットと効果
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英語力を本気で磨きたいと思ったら、ある程度リーディング学習をしっかりやるべきです。
リーディング学習は地味で、時間がかかりますが、メリットがたくさんあります。その中でも重要な3つのメリットをご紹介します。
『英語の勉強法で確実に上達する人としない人9つの違い』でも解説しているように、聞く、話すの次にくる英語学習のステップがこのリーディングとなります。
メリットと効果その1.語彙力がアップする!
リーディング学習をすると、どんどん新しい単語や熟語をたくさん覚えることができます。
単語帳で覚えるよりも、読んだ文章のストーリーもセットで頭に入るため、忘れにくく、記憶を引き出しやすくなります。
さらに、文章の中で表現を覚えるため、実際の使い方やニュアンスも正しく覚えることができます。
単に数をたくさん覚えるというだけでなく、実際に使える表現を覚えることができます。
実際の覚え方のコツや勉強法については、『TOEIC満点者が教える!英単語の覚え方マスター法』で解説している「フラッシュバック法」という方法を利用してみて下さい。
メリットと効果その2.ライティング力がアップする!
リーディングでたくさん文章を読むと、ライティング力もアップします。
リーディングの次のステップがライティングです。
英文にたくさん触れるため、正しい語順や前置詞、文章の流れ等、ライティングに必要な様々な知識を自然に吸収することができます。
ライティングの勉強法については、『英語のライティングが上達する!8つのコツや書き方と勉強法』を参考にしてみて下さい。
メリットと効果その3.情報収集力がアップする!
英語のリーディング力がアップすると、情報収集力がアップします。
日本語だけでなく、英語で情報を収集することができるようになるためです。
英語で情報収集できるようになると、世界中の情報にアクセスすることができます。海外旅行先について調べる場合にも、日本語だと情報は限られてしまいますが、英語が読めれば、インターネットを使って多くの観光地の情報を調べることができます。
海外の新聞なども英語で読むと、同じ事件でも、日本とは取り上げられ方や見方が違うことも多く面白いです。
英語で情報収集するようになると、情報収集しながら英語学習もできて、英語力もどんどんアップするので、英語を使うのも楽しくなります。
英語リーディングの基本対策:日本語と英語の違いを知ること!
英語のリーディングが苦手な人が多い理由のひとつが、日本語と英語の文章の違いです。
日本語と英語では、文章全体の流れも違いますし、1つの文の中の語順も違います。この違いを知るだけで、どこをどのように読めばいいかがわかるので、英語の文章が読みやすくなります。
まずここでは、文章の流れと語順の違いについて詳しくみていきましょう。
英語の文章は結論を先に書いてある
英語の文を読む時にまず知っておきたいのが、日本語の文章と英語の文章の流れの違いです。
日本語の文章は、起承転結で書くことが多く、結論が最後ということが多いですよね。英語の文章では真逆で、結論を先に伝えます。
英語の文章は、下記の3つのパートに分けることができます。
- Introduction(導入部)
- Body(本文)
- Conclusion/Summary(結論/まとめ)
このなかで、IntroductionとConclusion/Summaryに結論がまとめられています。
このスタイルで書かれない文章も一部ありますが、基本的には大切な内容は最初と最後にまとめられています。
極端な話、導入部の部分だけ読めば、何について書かれた文かが大よそわかります。論文などたくさんの文を読む人は、この部分だけ読んで、その先を読むか、そこでやめて他の文章を読むか判断しています。
この「結論が先」というのは、Paragraph(段落)でも同じです。そのParagraphの中で一番大切なことは、最初の文に書かれていることが多いです。Paragraphの最初の文を読めば、欲しい情報がその段落に書かれているかを、大よそ判断することができます。
さらに、この法則は英字新聞のリーディングでも同じです。特に英字新聞では大切なことほど、上の方に記載されています。時間が無い場合は、英字新聞の興味がある記事を選んで、最初の方だけ読んでも十分な情報を得ることができます。
日本語と英語では語順が違う
もうひとつ、日本語と英語の文章の違いで知っておきたいのが語順の違いです。
ここでは、細かい英文の語順についてはここでは解説しません。
詳しくは、『英語の5文型(語順)の見分け方・例文と簡単マスター勉強法』で英語の文型を確認してください。
文章の流れでは重要なことは先に書かれていると紹介しました。実は、この法則は1つの文単位でみても、あてはまります。英文では「誰が何をしたか」という大切な情報が文の先に来て、「いつ」「だれと」「どこで」などはその後にでてきます。
一方、日本語は大切なこと(結論)が後なので、「何をした」という部分は最後にきます。
例文で見てみましょう。
- 英語:He went to a cafe with Tom last Sunday.
- 日本語:彼は先週の日曜日にトムとカフェに行きました。
英語では「He went to a cafe(彼はカフェに行った)」という大切な部分が先にありますが、日本語では「カフェに行った」という部分は文の最後にあります。
例文からもわかるように、英語と日本語では語順がほぼ真逆です。
英文では最初に、「誰が何をした」という大切なことが書かれているので、最初の3~5語くらいわかれば、文章の最後まで理解できなくても重要なことは把握できます。
スピードUP!英語のリーディング練習時の読み方とコツ
日本語と英語の違いがわかったところで、次に英語のリーディングのコツをみていきましょう。
ちょっとしたコツを知っていると、より簡単に速いスピードで英文を読むことができます。
コツその1.完璧な日本語に訳さずに読む!
リーディングのスピードをアップさせるコツは、完璧な日本語に訳さず読むことです。
学校の授業では、1文ずつ丁寧に日本語に訳すので、1文ずつ訳しながら読む癖がついている人が多いです。
先ほど紹介したように、日本語と英語では語順が大きく違うため、訳しながら読もうとすると、英文を前後に読み返す必要がでてきます。
当然、何度も読み返す分、リーディングのスピードが落ちてしまいます。特に、TOEICや英検などの長文問題では、この読み方をしていると、全然時間が足りません。
訳さずに前から読むことで、確実にリーディングのスピードが上がります。TOEICなどで高得点を取る英語上級者は、英語を前から訳さずに読んでいます。
コツその2.前から読むスラッシュリーディング法とは?
リーディングのスピードを上げるためには、訳さずに前から読むのがコツと紹介しました。
しかし、初心者の段階で、日本語に全く訳さずに英文を読むのはハードルが少し高いですよね。
そんな人におすすめなのが、スラッシュリーディング法です。
スラッシュを使って、英文を英語の語順のまま、前から読むことができる方法です。
スラッシュリーディング法では、単語ごとに読むのではなく意味のかたまりを意識して読みます。そのかたまりを区切るために使うのが、スラッシュ(/)記号です。
先ほどの例文で見てみましょう。
- 英文:He /went to a café/ with Tom /last Sunday.
- 日本語訳:彼は/カフェに行った/トムと/先週の日曜日に。
日本語の部分を前から読むと、語順に少し違和感があるかもしれませんが、意味はわかりますよね。
このように、かたまりを意識して読めば、そのままの語順でも意味を理解することができます。
このスラッシュの位置は、特に正解はありません。「He went to a café」で一区切りにしてもいいですし、「He/went to/a café」と細かく区切ってもOKです。最初は、スラッシュを入れる位置で悩むかもしれませんが、慣れればパターンがあるので簡単です。
TOEICや英検などのテストでこのスラッシュを書くことが出来ない場合も多いです。
スラッシュリーディング法に慣れたら、書かずに頭の中でかたまり分けして、読めるようになるのがベストです。
コツその3.わからない単語を辞書で調べない!
英語学習で欠かせないツールが、英語の辞書です。リーディングでわからない単語を全て調べていませんか?リーディングでは、なるべく辞書を使わないようにしましょう。
辞書で調べる癖がついていると、リーディングにとても時間がかかってしまうため、たくさんの英文を読むことができません。
辞書で毎回調べることも、リーディングのスピードを遅くしてしまうのですが、調べて読んでいる人と、調べずに読んでいる人ではリーディングの経験値の差がどんどんでてしまうため、実力差がどんどんでてきてしまいます。
さらに、辞書で調べる癖がついていると、TOEICなど英語の試験などで辞書が使えない場面でも悪影響があります。
調べる癖がついている人は、辞書が使えない場面で、わからない単語があると、その都度止まって考えてしまいます。試験では、大量の英文を短時間で読まなければいけないので、この時間のロスがあると高得点が望めなくなってしまいます。
コツその4.わからない単語は読み飛ばして予測する!
英語上級者は、わからない単語をそのまま読み飛ばしています。
英語上級者も、英文で出てくる単語を全て知っているわけではありません。何個か知らない単語があっても、およその意味はわかります。また、前後の意味から「こんな意味だろう」と、単語の意味を予測できることも多いです。
例文を見てみましょう。
- 英文:I ate a delicious apple pie at a famous restaurant in New York City.
- 日本語訳:私はニューヨークの有名なレストランで、美味しいアップルパイを食べました。
この中で、「delicious(美味しい)」と「famous(有名な)」の意味がわからなかったとします。この2つの単語がわからなかったとしても、「私がニューヨークのレストランで、アップルパイを食べた」らしいという大まかな内容がわかります。
テストなどでこの1文について、細かく聞かれる場合以外は、これくらいわかれば問題ありません。さらに、この文の後に、「クリームがたくさんのっていて、シナモンが効いて私好みでした」などと1文があれば、「美味しかったのだろう」と想像できますし、「お店はとても混んでいた」などの1文があれば、「人気のお店かも?」と想像できます。
このように、前後の文脈から予測することは、何も難しいことではありません。日本語の新聞や本などを読む時にも、無意識に多くの人がしています。最初は、難しく感じるかもしれませんが、なるべく辞書を使わずに読むということを繰り返していると、徐々に慣れていきます。
しかし、勉強中に全ての単語を調べてはいけないというわけではありません。何度も出てくる単語は、重要な単語の場合が多いので調べてもOKです。ただし、「今日は全く辞書を使わずに読んでみる」など、辞書を使わない練習も必要です。
辞書を選ぶポイントなどは、『英語の辞書|効率UPの勉強法!おおすめ辞書の使い方と選び方』の記事も参考にしてみて下さい。
初心者でも伸びる!英語のリーディング勉強方法
ここからは、英語のリーディング力アップのための勉強法を詳しく紹介します。
リーディングの勉強は、コツコツ毎日継続していくことが大切です。
これは、英語の学習全般的に言えることですが、特にリーディングは積み重ねが必要です。
月に数回まとめて数時間学習するより、1日15分でいいのでコツコツ毎日続けると効果的です。リーディング学習を習慣化しましょう。
リーディング学習を習慣化するためには、すきま時間を有効に活用することが大切です。朝の少しの時間や、通勤通学の時間、待ち合わせ前の時間など、ちょっとしたすきま時間を英語の勉強に使いましょう。
それでは、初心者向け、多読、サマリーライティング、オーバーラップ(ラッピング)法という勉強法をそれぞれ見てみましょう。
その1.初心者向けリーディング勉強方法
リーディングの学習は、スピーキングやリスニング、ライティングに比べレベルが高く基礎力が必要です。
英検では3級に楽々合格できるレベルが目安です。
TOEICの点数と英語力の目安については『TOEICのレベル|点数(スコア)で実力と目安が分かる!』で解説しています。
TOEIC500点以下の場合、リーディングをするための基礎単語力や文法力が足りていないことが多いので、単語と文法の勉強から始めましょう。
この段階の基礎単語の勉強は、単語帳を使うと効率的です。
レベルが上がると、英語と日本語を機械的に覚えても、細かいニュアンスや使う場面がわかりにくいため、単語帳を使った学習はおすすめしていません。
しかし、初歩の段階では、機械的に覚えられる単語が多いため、単語帳で一気に覚えると早いです。
先ずは、『英語習得と英会話が上達!初心者に必要な285英単語と文法』の記事にあるような単語を押さえておきましょう。
文法は中学レベルの文法が理解できればOKです。文法については『英文法|効率的に英語の文法力が身に付く練習と4つの勉強法』でも学習法を解説しています。
その2.基本の英語リーディング勉強法【音読・精読・多読】
英語のリーディングの学習法として、とても良く知られているのが下記の3つの学習法です。
- 音読:声にだして読む学習法
- 精読:細かいところまで注意して詳しく読む学習法
- 多読:大まかな理解でもいいのでたくさん読む学習法
それぞれの学習法はメリットとデメリットがあります。
音読はスピーキングやリスニング対策のための学習法としてはおすすめですが、リーディングのための学習法としては、時間がかかるためあまりおすすめしません。
音読のメリットについては、『英語の音読|英語習得に違い出る重要な5つの方法と効果』の記事を参考にしてみて下さい。
リーディング力やスピードアップのためには、基本は多読がおすすめです。
多読を重ねることで、同じ文を何度も繰り返して読むなどの癖をなくすことが出来ます。多読については、『英語の「多読」|3つの効果・おすすめの無料アプリ・サイト・教材など』でも詳しく解説しています。
ただし、精読が全くいらないというわけではありません。精読をすることで、文の細かい構造や、正しい語順なども学ぶことができます。多読8割、精読2割くらいの割合で学習するのがベストでしょう。
その3.サマリーライティング勉強法
多読や精読をした時に、あわせてサマリーライティングをするとより効果的です。
サマリーライティングは、文章を読んで、その内容を英語で簡単にまとめるという学習法です。
多読や精読で読んだ文章を、アウトプットすることで、読んだ英語をより確実に記憶に定着させることができます。毎回ただ読んで読みっぱなしにするより、表現量をたくさん覚えられるので、リーディング力がアップしやすいです。
サマリーライティングは、文章にしてアウトプットするということが大切なので、最初から完璧な作文をつくろうと考えないようにしましょう。難しく考えず、理解できた部分を簡単な英語にすることから始めればOKです。本文にあった文章を一部借りてきて書いてもOKです。
とにかく、読んだものから、理解できたことや、簡単な感想を英文にしてみるということが大切です。
その4.TOEICのリーディング対策にも!オーバーラッピング法
リーディングする際のコツにもありましたが、予測。
これはTOEICや英検の試験などの時のリーディングにも本当に役立ちます。
時間が足りない、などの悩みを解決するのがこの予測とオーバーラップという勉強法になります。詳しくは『TOEIC満点者が伝授!英語リーディングのコツと勉強法』の記事を参考にして見て下さい。
【英語リーディング教材の選び方】おすすめ教材・無料スマホアプリ
実際に多読や精読をするためのリーディングの教材は、何を使えばいいのか困っている人も多いのではないでしょうか。
基本的には、リーディング学習では購入する必要はありません。
ここでは、無料のスマホアプリなど、お金をあまりかけずに学べるおすすめのリーディング教材をご紹介します。
英語リーディング教材に最適!英字新聞と英語ニュース
リーディングを集中的に学びたいという人におすすめなのが、英字新聞とウェブなどで無料で見れるニュース記事です。
英字新聞の中でも、特に日本で発行されている英字新聞がおすすめです。
日本で発行されている英字新聞は、日本の話題が中心なので、海外の全く知らない話題を読むより事前知識があるので読みやすいです。
日本語の注釈や解説が書かれている場合や、全文訳をインターネットサイトに掲載している新聞もあります。
また、日本語の新聞も発行している新聞社は、英字新聞と日本語の新聞で同じ内容を掲載しているところもあるので、読み比べができリーディング教材として使いやすいです。
詳しくは、『おすすめの英字新聞|レベル別で初心者も上達!5つの勉強法とコツ』で紹介しています。
日本で発行されている英字新聞は色々ありますが、その中でもおすすめなのが「The Japan Times ST」です。
発行日:毎週金曜日(週刊)
公式サイト:http://st.japantimes.co.jp/
「ST」は「Student Times」の略で、もともと学生向けの英語学習教材として発行されていた英字新聞です。英語学習者向けに、わかりやすい表現を選んで使っているため英字新聞が初めての人でも読みやすいです。
オンラインサイトには、日本語の全文訳が掲載されているので、読んだ後に内容を確認することもできます。
記事もニュースよりも生活に関すること、恋愛など、身近なテーマを多く扱っています。英語学習コラムなど、英語を学んでいる人が楽しめるコンテンツも充実していて、飽きずに読むことができます。
英字新聞の効果的な活用方法
興味がある記事、目的にあった記事を選ぶことが一番大切です。
英字新聞を全て読もうとすると、挫折してしまいます。興味がある記事を1日1~2記事くらい読むだけでも、毎日続ければ十分効果があります。
楽しくリーディング学習をするために、興味がある記事を選びましょう。興味がある記事だと、日本語で既に知識がある場合が多く読みやすいです。
ビジネスで英語を使うなど目的がはっきりしている場合は、その内容に近い記事を選ぶと、必要な分野のリーディング力や語彙力をアップさせることができます。
興味がある分野が見つからない方は、生活に密着した記事や、映画、アート、スポーツなどが比較的単語が簡単でわかりやすいです。
因みに、無料サイトなどで見れる英語ニュースについては、『おすすめの英語ニュース|無料サイトやアプリなど7選と勉強法』をご参考下さい。
リスニング力も同時にUPしたい!という方は必見です。
おすすめ!英語リーディング学習向けアプリ
どこでも気軽に英語の記事が読める、スマホアプリもリーディング学習教材としておすすめです。
スマホアプリを使うことで、通勤通学時などすきま時間をうまく活用することができます。
アプリも多くが存在しますが、その中でも最適な無料アプリを3つご紹介します。
レシピー(旧:ポリグロッツ)、ざっくり英語ニュース!StudyNow、Kindleです。それぞれを見てみましょう。
レシピー(旧:PLYGLOTS ※ポリグロッツ)
レシピー(旧:ポリグロッツ)は、90万人以上が利用している英語学習アプリです。
New York Times やBBCなどのニュースを無料で読むことができます。記事数が多く、音楽、映画、グルメ、ファッション、占い、英語学習などジャンルの幅が広いです。
各記事に難易度を表す★マークと、読むのにかかる目安時間が書かれているので、記事選びも簡単です。
日本語訳がついている記事もありますし、わからない単語はタップするだけで意味を調べることができます。調べた単語を単語帳に登録すれば、小テストの機能も使うことができます。
PLYGLOTSの中で特に便利な機能が、ペースメーカーの機能です。
「ペースメーカーで読む」を選び、速度を設定するとその速度で記事の画面が進んでいきます。
リーディングのペースがなかなか上がらないという人は、このペースメーカー機能を使うことで、時間を意識しながらリーディングすることができ、スピードアップに繋がります。1分間に読むワード数を指定するので、自分が普段読んでいる大よそのスピードを測るのにも使える便利機能です。
ざっくり英語ニュース!StudyNow
英語のリーディング初心者向けのニュース配信アプリで、1000記事以上が掲載されています。
毎日、短い記事が配信されます。
記事の長さは、見出し+3つのパラグラフで統一されているので、すきま時間に気軽に英語の記事を読むことができます。
全ての記事には、日本語訳がついています。英文をタップすると、パラグラフごとの日本語訳が表示されるので、見比べながら読むこともできます。
単語や表現などの解説もあるので、ただ読むだけでなく英語の知識も増やすことができます。
基本機能は無料ですが、リスニングや解説の一部機能は有料です。
Kindle
英語のリーディングをするなら、Amazonの電子書籍を読むKindleもおすすめです。
辞書機能もついています。KindlePaperwhiteなど専用端末を使えば、英英辞書のような機能や、読みたい速度で1語ずつ表示してくれるWord Runnerなど英語学習に便利な、様々な機能を使うことができます。
Amazonでは、一部の電子書籍が無料で配信されています。著作権がきれているような、古い書籍がほとんどですが、洋書もあり名作が無料で読めるのでリーディングの教材としておすすめです。夏目漱石の「坊ちゃん」など、日本の名作の英語版等も無料で配信されていて、色々楽しめます。
また、月額会費980円の定額読み放題サービス「Kindle Unlimited」では、「HARRY POTTER」なども配信されています。
英語リーディング学習向けの洋書
英字新聞やスマホアプリ、電子書籍などではなく、紙の本を読みたいという方におすすめなのが「ペンギンリーダーズ」と「ラダーシリーズ」です。
どちらも、名作小説や伝記など豊富なジャンルがあり、英語学習者向けに簡単な単語に書きなおしています。
それぞれ、本がレベル分けされているので、初心者でも気軽に読むことができます。
ペンギンリーダーズはEeasystart(TOEIC250点・英検4級・200語レベル)から、Level6(TOEIC750点・英検準1級・3000語レベル)までの7段階にわかれています。
一方、ラダーシリーズは、level1(TOEIC300点・英検4級・1000語レベル)から、level5(TOEIC500点以上・英検2級以上)と5つのレベルにわかれています。
ペンギンリーダーズは、小説や伝記が多く、マイケル・ジョーダンやマザーテレサ、オバマ大統領など比較的最近の人の伝記もあります。
ラダーシリーズは、ノンフィクションの作品も多くあります。ビル・ゲイツやFacebookのCEO・マーク・ザッカーバーグ、錦織圭など、今でも現役で活躍している人の伝記もあります。また、日本の作家が描いた作品の英語版も多く、日本語と読み比べるのもおすすめです。
英語リーディング|大学入学共通テストにおすすめの教材・アプリ
共通テストは時間と問題集の対策が勝負
大学入学共通テスト(共通テスト)で英語のリーディング対策が必要という高校生もいるでしょう。
共通テストの英語リーディングでは、大量の英文を素早く、正確に読みこなし、効率よく問題を処理していかなければなりません。
そのためには、共通テストの内容を把握し、テスト問題への適切な対策を行う必要があります。
よって、ここでは英語リーディングの共通テストにおすすめの教材・アプリを紹介します。
共通テスト講座が見放題「スタディサプリ」高校・大学講座
「スタディサプリ高校講座・大学受験講座」は、リクルートが提供する定期テスト対策から大学受験まで月額980円(税抜)~で全国トップクラスのプロ講師陣の授業をいつでもどこでも見れるサービスです。
6教科19科目に対応し共通テスト対策講座が見放題
共通テスト対策講座の「英語」では、
- 【英語音声付き】共通テスト対策講座 英語<リーディング編>
- 【英語音声付き】共通テスト対策講座 英語<リスニング編>
など、6教科19科目に対応して講座が見放題となっています。
共通テスト直前対策講座もあり
さらに、共通テスト直前の対策に最適な講座も追加費用なしで見放題になります。直前対策時にもあと一歩足りないような部分を見直せて、直前まで点数アップが狙える動画になります。
また、英語のリーディングだけではなく、6教科19科目4万本の授業が見放題のため、他の科目も含めて、目的に応じた勉強がスマホで気軽にできるので便利です。
英語リーディング|中学生から社会人までおすすめ参考書・問題集
英語のリーディング力を書籍などの参考書や問題集で勉強したいという方には、中学生レベルの初心者から中・上級者、TOEIC向けなど以下の通りです。
中学生・初級者レベル(高校受験者向け)の参考書・問題集
比較的日常会話レベルの単語、また文法的にも難しくなく、初心者が長文読解にチャレンジするにはもってこいの問題集が、「ハイパー英語教室中学英語長文 1(超基礎からはじめる編) (日本語)」です。
読み返さない癖、イメージ・リーディングなど比較簡単に実感できるでしょう。また、ここで分からない単語は基礎中の基礎になるので英語力の基盤も作れます。
高校生・中級・上級者レベル(大学受験者向け)の参考書・問題集
少し難易度があがりますが、レベル別になっているのでさほど自信が無い方でもおすすめなのが、「英語長文レベル別問題集 (3) 標準編 (東進ブックス―レベル別問題集シリーズ)」です。
TOEIC受験者向け|TOEIC公式問題集
TOEICの受験生であれば、「TOEIC公式問題集」を使った方がいいでしょう。Part7を使った勉強法になります。
問題の傾向や頻出単語なども覚えることができるのでとても効率的です。
まとめ:英語のリーディングは毎日コツコツが大事!
英語のリーディングは、積み重ねが大切です。
すきま時間を有効に使って、毎日コツコツ学習しましょう。
英語でリーディングを続けると、語彙力が増えたり、語順に慣れたりして、どんどん英語力がアップします。最初は、地味な学習が多く大変ですが、英語力が上がるのを感じられるレベルになると、どんどん新しいことを吸収していけるので楽しくなります。
その段階まで、あきらめずにコツコツやることが大切です。
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