「病気」を英語で言えますか?
病気は英語で「illness(ill)」、「sickness(sick)」や「disease」の3つの英語が代表的ですが、その違いを知っている人は多くありません。
先ずはこれらの表現の違いを押さえることからスタートします。
また、病気の患者に「お大事に」など声掛けすることもありますね。英会話に必要なフレーズや関連英単語も習得すると英語の幅が広がります。
目次
名詞の「病気」の英語の発音と違い・使い分け
※このページには広告が含まれています。
冒頭でお伝えした「illness」、「sickness」、「disease」の3つをそれぞれ見てみましょう。
英語の「illness」で英語を表現
「illness」の発音と発音記号は下記となります。
「illness」の形容詞
形容詞は「ill(イル)」です。
「ill(illness)」は、病気という意味ですが、多少重い病気のイメージです。
また、精神的な病気の時にも使わえる表現です。「精神疾患(精神病)」の時は「mental illness」などの表現になります。
「病気です(病気になる)」という時に「I am ill/I become ill.」などとすると病気だけど少し重病のような感じなります。
英語の「sickness」で英語を表現
「sickness」の発音と発音記号は下記となります。
「sickness」の形容詞
形容詞は「sick(シック)」です。
病気と言うとこの表現を聞いた方が多いかと思いますが、単純に「病気」というイメージです。
気分が悪い、吐き気がする、熱っぽいなど「illness(ill)」と比べると軽い病気の感覚です。
sick leaave(病欠)などの時に使う表現です。
「I’m sick.」というと「気分が悪い・体調が悪い」と軽く使える表現になります。
英語の「disease」で英語を表現
「disease」の発音と発音記号は下記となります。
「disease」は「~病」と特定の病名の時に使われる表現です。
「heart disease(心臓病)」や「kidney disease(腎臓病)」などの名称で使われます。
病名については、『病気・病名の英語一覧|患者や医者にも役立つ100種類以上の表現』の記事も参考にしてみて下さい。
病院で役立つ病気に関連した英語表現サイト
病気になったら病院で症状のやり取りや医者の診察や診断、治療や薬の処方がありますよね。
それぞれで使われる重要なフレーズなどがあります。
マイスキ英語でもそれぞれの時に使われる表現を紹介しています。それぞれの参考サイトを確認してみて下さい。
- 病気を診察する:『病院での「診察」の英語|発音や会話に役立つ例文の4サイトと参考書』
- 病気の診断をする:『病院での「診断」の英語|発音・略や医者と患者で使える4つの表現』
- 病気を治す(治療):『「治療」の英語|発音や2つ表現の違いと使い分け・医療英会話フレーズ』
- 病気の薬を処方する:『「処方」の英語|発音や医療会話フレーズ・2つの処方箋の表現と略』
その他の「病気」に関連した英語フレーズや単語一覧
相手や患者に声掛けする簡単な英語フレーズや「急性」などの関連の英単語も押さえておきましょう!
※下記で「病名・病気」としているところは単純に「illness」や「disease」などとしても問題ありません。
- ~の病気です:I have + 病名 ※「I am diagnosed with + 病名.(~と診断されています)」がフォーマルな言い方です。
- 健康(です):I’m in a good condition. ※カジュアルに「I’m OK.」や「I’m healthy.」などでもOKです。
- どうしたの?(調子はどうですか?):What happended?(How have you been?):お医者さんが、「今日はどうされましたか?」と診察室で聞くフレーズは「How can I help you?」や「What seems to be the problem?」など様々な言い方があります。
- 大したことありません:It’s not a big deal(problem). ※「There is nothing to worry about.」などでも表現できます。
- お大事に:Take care! ※他にも表現があります。『「お大事に」の英語|風邪や病気の相手を励ます7つの表現』も参考にしてみて下さい。
- 大変でしたね:You have gone through a lot. ※「You made it.(よくやりましたね・頑張りましたね」などの表現もあります。
- 病気が治りました:I’m cured. ※「I’m cured of + 病名.」でも表現できます。またカジュアルに「I’m OK now.」などでもOKです。
- 深刻な病気(重い病気):serious illness ※「serious disease」などでもOKです。「彼は重い病気です」という場合は「He is seriously ill.」などとなります。
- 病気(風邪など)がうつる/感染する:be動詞 + infected with + 病気 ※単純に「風邪がうつった」という場合は「I caught a cold.」という表現を使います。「infection」は「感染」です。
- 病気をうつす:infect ※「spread(広げる)」という動詞を使うこともできます。
- 病気の疑い(がある):be動詞 + susupected of + 病名 ※カジュアルに言うと「主語 may have 病名.(~の病気かもしれない)」と表現できます。
- 病気から回復する:recover from + 病名 ※カジュアルな「get better」や上記の病気が治りましという表現も使えます。
- 病状(病気・容態)が落ち着く:主語 + get betterなどの表現でOKです。
- 病気が発症する:get(be infected of)+ 病名などで表現します。
- ~で苦しんでいる:suffer from + 病名
- 病気が再発する:relapse(リラプス) ※「his illness(cancerなど)relapsed.」などで表現します。
- 病気が進行する(悪化する):病名 + worsen ※「her illness gets worse.」などでもOKです。
- お見舞いに行く:visit + 人名(代名詞) + in hospital. ※「visit」が「see」でも同様です。
- 先天性:congenital(コンジェニタル) ※「先天性の病気」は「congenital disease」です。
- 後天性:acquired
- 慢性:chronic
- 急性:acute
- 治療:cure/treatment ※前章で紹介したサイトもご参考下さい。
- 注射:injection ※口語では「shot」をよく使います。
- 点滴:IV/IV drip ※「intravenous drip」の略です。
- 薬:medicine/drug ※『「薬」の英語|海外で通じる薬の種類や英語の違いをマスター!』もご参考下さい。
- 原因不明(の):unknown/uncertain/unexplainedなど
- ケガ:injury
- 病欠:sick leave
病気の種類などはその都度徐々に覚えていこう!
一気に病名などを覚えるのは不可能です。自分がその病気になった時、または医者が患者に伝える時、その際に1つづつ覚えるようにしましょう!
また、病気や具合話が悪い相手に声掛けする英語フレーズも習得しておくと英会話がスムーズになります。重病でもないのに「ill(illness)」を使ったりと相手に誤解を与えないように、使い分けには気を付けましょう!
「病院」など医療英語が学べるオンライン英会話スクール
医療英会話をオンラインで時間のある時に気軽に勉強したい!と思ってもなかなか見つからないのではないでしょうか?
あったとしても、医療専門の先生が少なくて授業が出来ないケースは少なくありません。
その中でも比較的先生が揃っているオンライン教室をご紹介します。
しかし、ご自身に合うものなのかなど無料レッスンで一度試すことをおすすめしています。
医療英語専門のオンラインスクール「HLCA」
セブ島にある医療英語専門の語学学校「HLCA(ハルカ)」が運営する、医療英語に特化したオンライン英会話スクールです。
講師は、医療系の学位を取得した医療英語に精通している講師陣のみ。生徒一人につき3名程度の担当講師が付き、看護師や医療従事者向けに約20種類の医療職種に対応したカリキュラムを提供しています。
また、医療従事者の職種によって使われる英語も異なってくるのですが、その点に関しても、HLCAでは20のカリキュラムの中から個別にオーダーメイドされていて、各職種に最適化された英語が学べるようになっています。
医師 / 歯科医師 / 看護師 / 保健師 / 助産師 / 薬剤師 / 理学療法士 / 作業療法士 /言語聴覚士 / 柔道整復師 / 鍼灸師 / 救急救命士 / 臨床心理士 / 介護士 / 歯科衛生士 /医療通訳士 / CRA / MR / 栄養士 / 医療事務 |
HLCA受講生の職種内訳(割合)
HLCAオンラインスクール受講生の職種は、看護師が47%と多くて、次いで医師が22.6%となっています。
職種 | 割合 |
看護師 | 47.6% |
医師 | 22.6% |
薬剤師 | 8.8% |
助産師 | 5.9% |
PT・OT・ST | 5.0% |
その他 | 10.1% |
※PT(理学療法士)、OT(作業療法士)、ST(言語聴覚士)
また、受講生の一人ひとりには、担任の講師がついてくれます。マンツーマンでしっかりサポートしてくれたり、受講生のコミュニティも充実していて、卒業後のサポート卒業後もプロのキャリアカウンセラーが就職・転職などのサポートをしてくれます。
気になる方は、プロのカウンセラーから一度、無料カウンセリングが受けてみてはいかがでしょうか。
DMM英会話(メディカル英語)
オンライン英会話教室の大手「DMM英会話」でも医療英語が学べます。
ただし、DMM英会話では、医療英語に特化した専門コース自体はありませんので、医療英語を学べる教材と講師を選ぶことで、医療英語が学べます。
- 医療現場で使用する単語や英会話を学べる「健康とライフスタイル」
- 医療・健康に関する内容が組み込まれている「デイリーニュース」
しかし、メディカル専門として配属されている先生ではないので、一般の客とかぶって予約が取れないケースもあります。その点などはご自身で確認してみて下さい。
職業別レッスンプログラムが学べる「Mytutor」
「Mytutor」はIELTS・TOEFL・TOEIC・英検®など英語検定試験を教えられるプロフェッショナルの集団の講師陣が教えてくれるスクールです。
採用基準は、「履歴書審査」「4技能試験」「面接」ともに厳しく審査しております。特に、履歴では、政府公認英語教師資格者を多く採用します。
そして、Mytutorでは、英語資格以外にも「職業別レッスンプログラム」があり、その1つに医療英会話があります。
|
コースでの値段設定となっていますが、コース内容など問い合わせ確認してください。
先ずは無料トライアルで試すこともいいでしょう。
医師・看護師など医療現場の英語が学べる「EFイングリッシュライブ」
EFイングリッシュライブでは、レッスン単価も安いのに講師も英語母語かつ他スクールよりもより厳しい条件をクリアしたプロのネイティブが指導してくれて、さらに教材やカリキュラムもレベル別目的別で世界最高峰のメンバーで開発されたものになっています。
コースには、活動分野別の専門英語コースがあり、製薬・医療業界の専門英語コースでは、医師、看護師、救急隊員など医療現場で多く使われる医療用語が学べます。
しかも、日本人だけのグループレッスンではありません。世界中の生徒が一緒に参加するため、海外にでも語学留学したかのように授業に参加できます。
気になる方は、7日間無料で体験できるので世界最高峰のレッスンと教材に触れてみましょう。
コメント