著者 : 藤永 丈司

◆上智大学比較文化学部卒(現:国際教養学部)
◆初受験でTOEIC990(満点)、英検1級、小学校英語指導者資格
◆ニンテンドー3DS TOEIC「超速」プログラム・スペシャルアドバイザー
◆日経HR「英語コミュニケーション in Business」特別講師(2017年8月~)
◆日経メディカル「医師のためのDailyイングリッシュ」特別講師(2019年10月~)
◆公式動画チャンネル:マイスキ英語【たった3分で奇跡を起こす!】(2020年2月~)

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著者自身の受験英語への疑問や登校拒否といった苦い体験や、10年以上にわたる海外生活から、外国人の英語習得の早さと相対する日本人の遅さの違いを同時に徹底的に解読・研究を繰り返すことで、日本人へ「英語回路」を植え付ける仕組みを解明。


◆活動 - 芸能人 への個別指導、英会話・ TOEIC講座、企業研修、小学生を中心に 各地でボランティア英語指導など。


藤永の著者・監修した商品

◆著書に「なぜ、留学生の99%は英語ができないのか?」など多数(シリーズ累計10万部以上)

2016年に甚大な被害をもたらした「熊本地震」への復興活動の一環として、『マイスキ英語(代表:藤永丈司)』は、同年7月より、Jリーグ所属のロアッソ熊本のスポンサーカンパニーとして協賛しております。

英語の「受動態(受け身)」を簡単にマスターする5つの基本

のべ758,851がこの記事を参考にしています!

受動態(受け身)とは何なのでしょうか?

分かりやすく説明すると、何かしらの行為を受ける側が主語となる文型です。

日本語では「(主語が)~される(られる)」となります。

英語の受動態の基本の形は、「主語+be動詞+過去分詞(by~)」です。

因みに、英語で「受動態(受け身)」は、「passive voice」と表現します。

その逆が能動態(active voice)で、行為をする側が主語となる形です。

違いは次の通りです。2つの例文の違いを見てみましょう。

  • 能動態(Aが~をする):We play soccer. ※「We(私たち)」が「play soccer(サッカーをする)」という行為の主語です。
  • 受動態(Bが~をされる):Soccer is played. ※「Soccer」が「is played(サッカーをされる)」という行為を受ける主語です。 ※この場合に「by us」などの追加情報は必ずしも必要ではありません。この場合の過去分詞は「played」です。

また、下記の違いが分かりますか?

  • 能動態:I’m exciting.(私は興奮させている)※行為をするのが「I」で、何かを興奮させている状態。
  • 受動態:I’m excited.(私は興奮している)※興奮させられたのは「I」で、それが主語になっています。この場合の過去分詞は「excited」です。

しかし、なぜわざわざ受動態にするのでしょうか?

そこには明確な理由があります。詳細は後ほど説明しますが、下記の4つが主な理由とその例文です。

  • 行為をした人(動作主)が明確ではない場合:This house was built last year.(この家は昨年建てられました) ※行為をした主(動作主)が分からない。この場合の過去分詞は「built」で、原形は「build」です。
  • 主語(動作主)が長すぎる場合:I was moved by the movie which was released by company A last year.(私は去年、A会社がリリースした映画に感動させれました) ※これを能動態にすると、「The movie which was released by company A last year moved me.」となり主語がとても長くなります。
  • 話に一般性を持たせるテクニック:It’s said that Japanese are polite.(日本人は礼儀た正しいと言われています)※「It’s known that ~.(~と知られています)」という構文も同様です。
  • すでに受け身が形容詞となっている場合:I’m tired.(私は疲れています) ※原形は「tire(疲れさせる)」でその過去分詞でそれが形容詞になっているのが「tired」です。これは先ほどの「I’m excited.」の「excited」も同様です。

英語でよく出てくる受動態ですが、どんな場面で使うのか(使い方)がある程度理解できましたか?

しかし、進行形や疑問文の作り方、また気を付ける文型の受動態など細かく基礎を身に付けたほうがベターです。

ここで受動態の作り方や意味などを理解すると、間違った文を見るとハッキリと違和感を覚えるようになります。また、様々な例文を挙げながら簡単なクイズ(問題)も出しているので是非トライして下さい。

ここでもう一度、中学校で習う受動態をしっかり見なおしてマスターすることで、英会話などにも活かしましょう!■なぜ日本人だけ英語が話せないのか?「英語のカラクリ」を今だけ無料プレゼント中(PDF全71ページ)

目次:
0.受動態(受け身)の意味と必要性・能動態との比較
1.英語の「受動態(受け身)」の基本形
例文その1.「open(規則動詞)」を使った能動態と受動態
例文その2.「draw(不規則動詞)」を使った能動態と受動態
2.英語の「受動態(受け身)」の時制
2-1.基本の受動態
2-2.進行形の受動態と例文
2-3.完了形の受動態
2-4.受動態の時制のまとめ例文
3.英語の「受動態(受け身)」の否定文
4.英語の「受動態(受け身)」の疑問文
4-1.疑問文の基本
4-2.WHを使った受動態の疑問文
5.英語の「受動態(受け身)」を使う理由と文のパターン
パターン1:行為をした人(動作主)が明確ではない場合
パターン2:主語(動作主)が長すぎる場合
パターン3:話に一般性を持たせるテクニック
パターン4:すでに受け身が形容詞となっている場合
6.前置詞の「by」以外を使う受動態とは?
7.この受動態には気を付けよう!
7-1.SVOOの文型(第4文型)
7-2.知覚動詞
7-3.使役動詞
7-4.群動詞
7-5.助動詞や副詞の位置
7-6.「want」と「to不定詞」での受動態

0.受動態(受け身)の意味と必要性・能動態との比較

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受動態は受け身の文です。

英語で「受動態(受け身)」は、「passive voice」と表現します。

形容詞の「passive(パッシヴ)」は次のような意味があります。

  • 受け身の
  • 活動的ではない
  • 言いなりの

などがあります。

「voice(ヴォイス)」は「声」という不可算名詞でもありますが、ここでは「様子・態」という意味で使われています。

受動態の反対は「能動態」で、英語では「active voice」と表現します。「passive voice」とは逆の表現となります。

「active(アクティヴ)」は「活発的な」という意味がある形容詞なのでイメージしやすいですね。

通常の能動態の文の場合は、「A(主語)はBを~した(する)」で、行為をしている側を主語にして文を作ります。

私たちが通常目にする、「主語+動詞+目的語(例:I play soccer.)」のような形を能動態と言います。これは否定形も含みます。

一方、受動態の文は「BはAに~をされる(された)」という意味で、Aではなく行為をされた側のB(目的語のケースが多い)を主語にして文を作ります。

次の日本語での例文を確認してみましょう。

英語文での受動態(受け身)の作り方は後述で詳しく解説します。

  • 能動態:彼女はこの絵を描いた。(She drew this picture.)
  • 受動態:この絵は彼女によって描かれた。(This picture was drawn by her.)
  • 能動態:その犬が私を噛んだ。(The dog bit me.)
  • 受動態:私はその犬に噛まれた。(I was bitten by the dog.)
  • 能動態:先生が私に英語を教えた。(Our teacher taught me English.)
  • 受動態:私は先生から英語を教わった。(I was taught English by our teacher.)

このように能動態の主語と目的語を、受動態では入れ替えて「~された」という意味になります。

能動態については、『英語の能動態とは?受動態との違いを14の例文問題で完全習得!』の記事で詳しく解説しるのでこちらもご参考下さい。

1.英語の「受動態(受け身)」の基本形

受動態の基本の形を確認してみましょう。

受動態の基本形は下記となります。

    • 「主語 + be動詞 + 過去分詞 + by 行為をした人(物)」

※しかし、「by」以降は省略することが可能ですし、後述しますが、あえて隠す場合、また「by」ではないパターンもあります。

受動態では絶対に欠かせないのが「過去分詞」です。

過去分詞として分かりやすいのが、「動詞の原形+ed」です。この場合は、過去形と同じ形となります。

  • 聞く:listen(原形)→listened(過去形)→listened(過去分詞)
  • 見る:look(原形)→looked(過去形)→looked(過去分詞)
  • 好き:like(原形)→liked(過去形)→liked(過去分詞) ※eで終わる場合は動詞の原形+dです。「love」も同様です。

しかし、日常的に使う多くの動詞は不規則動詞というもので、下記のように原形、過去形、過去分詞と単語自体が変わるのが一般的です。

  • 食べる:eat(原形)→ate(過去形)→eaten(過去分詞)
  • なる:become(原形)→became(過去形)→become(過去分詞)
  • 切る:cut(原形)→cut(過去形)→cut(過去分詞) ※「cut」は全て同じ形です。「put(置く)」も同じです。

このような不規則動詞などは、『英語の動詞|2種類ある動詞の基本と使い方・活用方法』でも紹介しているので一度は目を通しておくと役立ちます。

また、過去分詞については、『英語の過去分詞|4つの使い方・単語一覧の覚え方と例文など』でも詳しく解説していますが、英語では欠かせない現在完了形や過去完了形でも使うので、とても大切な英文法の1つとなります。

英語では「past particle(略:p.p.)」と表現しますが、下記が主な不規則動詞の過去形と過去分詞の一覧です。まずは、中学校で習うこれらを覚えておくと大変便利です。

全てが受動態で使える動詞ばかりではありませんが、過去分詞の形に慣れておきましょう!

原形
過去形
過去分詞
be動詞(is, are)
was, were
been
know(知る)
knew
known
see(見る)
saw
seen
bring(持って来る)
brought
brought
buy(買う)
bought
bought
come(来る)
came
come
do(する)
did
done
draw(描く)
drew
drawn
drink(飲む)
drank
drunk
drive(運転する)
drove
driven
eat(食べる)
ate
eaten
fall(落ちる)
fell
fallen
find(見つける)
found
found
forget(忘れる)
forgot
forgotten
get(手に入れる)
got
gotten
give(与える)
gave
given
go(行く)
went
gone
have(持つ)
had
had
keep(保つ)
kept
kept
leave(去る)
left
left
lose(失くす)
lost
lost
mean(意味する)
meant
meant
meet(会う)
met
met
say(言う)
said
said
show(見せる)
showed
shown
sing(歌う)
sang
sung
sit(座る)
sat
sat
sleep(眠る)
slept
slept
speak(話す)
spoke
spoken
stand(立つ)
stood
stood
tell(伝える)
told
told
steal(盗む)
stole
stolen
swim(泳ぐ)
swam
swum
take(持っていく)
took
taken
teach(教える)
taught
taught
think(考える)
thought
thought
understand(理解する)
understood
understood
wake(起きる)
woke
waken
win(勝つ)
won
won
write(書く)
wrote
written
run(走る)
ran
run

では、次から例文を使った、受動態の作り方を見てみましょう。

例文その1.「open(規則動詞)」を使った能動態と受動態

  • 能動態:彼はそのドアを開けた。 → He opened the door.
  • 受動態:そのドアは彼によって開けられた。 → The door was opened by him. ※受動態にする時は目的語のthe door(行為をされた側)を主語にして文をつくります。

能動態の時制は過去形なので、受動態でも過去形にします。

例文その2.「draw(不規則動詞)」を使った能動態と受動態

この例文は現在形となっています。

  • 能動態:彼女は絵を描く。 → She draws the picture.
  • 受動態:この絵は彼女によって描かれる。 → The picture is drawn by her. ※ここでも、能動態で行為をされた側のthe pictureを主語にします。

このように、受動態は能動態の行為をされる側を主語にして、「be動詞 + 過去分詞」をつければ基本はOKです。

如何でしたでしょうか?ある程度の作り方は分かりましたか?

次は例文のような現在形や過去形などのような時制について少し深堀して解説します。

2.英語の「受動態(受け身)」の時制

受動態で過去などの時を表わす方法はとても簡単です。通常のbe動詞を使った文と基本ルールは同じです。

2-1.基本の受動態

下記が受動態の基本となります。

  • 現在形:主語+ am/ is / are + 過去分詞 → 「~される」
  • 過去形:主語+ was/ were + 過去分詞 →「~された」
  • 未来形:主語+ will be+ 過去分詞 →「~されるだろう」 ※「主語+ going to be+ 過去分詞」も同様です。

2-2.進行形の受動態と例文

be動詞の後に「being」を置くだけでOKです。過去分詞をing形にしてしまわないように要注意です。

  • 現在進行形:主語+ am/ is/ are + being + 過去分詞 → 「(今まさに)~されている」
  • 過去進行形:主語+ was/ were + being + 過去分詞 → 「~されていた」

進行形の受動態はTOEICなどのテストでもよく出る文法の1つです。TOEIC Part1のリスニング描写問題でひっかけ問題として用いられるケースが多いです。

TOEIC Part1で満点攻略!7つのコツと勉強法や問題集・単語』の記事も参考にしてみて下さい。

では、問題です。下記の違いが分かりますか?

  • The cloth is displayed. → 服が(すでに)展示されている様子をイメージできます。
  • The cloth is being displayed. → 今まさに、(店員などにより)展示されている、並べられている様子となります。

動作の様子が全然違いますね。この点は特に注意しておきましょう。

2-3.完了形の受動態

完了形は「have(has) been」を使いますが、過去分詞はそのままです。主語が三人称単数の場合に、「has」を使います。

  • 現在完了形:主語 + have / has + been + 過去分詞 → 「~されている」 ※過去から今でもその状態となっている
  • 過去完了形:主語 + had been + 過去分詞 → 「~されてしまってた」 ※過去から一定期間その状態だったが、今は違う。
  • 未来完了形:主語 + will have been + 過去分詞 → 「~されてしまっているだろう」 ※将来もその状態が続いている

2-4.受動態の時制のまとめ例文

時制の違いのまとめとして、それぞれの例文を見てみましょう!

※1つの文を全ての時制に当てはめると、時制によっては意味に無理があるものもありますが、ここでは文の変化の形だけ確認してください。「ドア開けられた。」を基本として変えています。「by」以降は省略しています。

  • 現在形:The door is opened.(そのドアは開けられる)
  • 過去形:The door was opened.(そのドアは開けれれた)
  • 未来形:The door will be opened.(そのドアは開けらるでしょう)
  • 現在進行形:The door is being opened.(そのドアは今、開けられています)
  • 過去進行形:The door was being opened.(そのドアは開けられていました)
  • 現在完了形:The door has been opened.(そのドアは開けられています) ※今も継続して開いている状態
  • 過去完了形:The door had been opened.(そのドアは開けられた状態でした) ※しかし、今は開いていない
  • 未来完了形:The door will have been opened.(そのドアは、今後も開けられた状態でしょう)

如何でしたでしょうか?

時制による対象のニュアンスに違いが分かりましたか?

ここで特にポイントとなるのが、完了形です。日本語にはない表現の仕方ですが、覚えるととても便利です。まずは、基本となる「現在完了形」から押さえるといいでしょう。

英語の現在完了形|過去形との違い・4つの用法や例文と時間軸イメージ』の記事を読んで、完了形のイメージを確立させて下さい。

3.英語の「受動態(受け身)」の否定文

受動態の否定文は「be動詞」を否定形にするだけです。

受動態の否定文の基本形は下記となります。

  • 「主語 + be動詞 + not + 過去分詞 + by 行為をした人(物)」

※by以降は省略可です。

例文は次の通りです。

  • 受動態の肯定文:The book was written by a famous writer.(この本は有名な作家によって書かれました。)
  • 受動態の否定文:The book wasn’t written by a famous writer.(この本は有名な作家によって書かれていません。)「was not」の短縮形が「wasn’t」となります。

「受動態の否定文はbe動詞を否定形にする」と覚えればOKです。

「have」を使った受動態・完了形の文は例外ですが、これも通常の完了形と同じ否定文の形です。文中のhave(has)を否定形にするだけでOKです。

  • 受動態の肯定文:The TV show has been watched by many people.(このテレビ番組は多くの人に見られています。)
  • 受動態の否定文:The TV show hasn’t been watched by many people.(このテレビ番組はそれほど多くの人には見られていません。)「has not」の短縮形が「hasn’t」になります。

4.英語の「受動態(受け身)」の疑問文

受動態の疑問文も基本の疑問文の作り方と同じです。

「be動詞」を主語の前に置けば疑問文にすることができます。回答も「be動詞の疑問文」と同じです。

4-1.疑問文の基本

受動態の疑問文の基本形は下記です。

  • 疑問文:「be動詞 + 主語 + 過去分詞 + by 行為をした人(物)」
  • 回答:「Yes, 主語 be動詞.」/「No, 主語 be動詞+not.」

※by以降は省略可で。

例文を確認してみましょう。

  • 受動態の肯定文:The house was built by my grandfather.(この家は私の祖父が建てました。)
  • 受動態の疑問文:Was the house built by my grandfather?(この家は私の祖父が建てた物ですか?)
  • 回答:Yes, it was.(はい、そうです)/ No, it wasn’t.(いいえ、違います)

4-2.WHを使った受動態の疑問文

「What」、「when」、「how」などの疑問詞を使った疑問文も、受動態でも基本的には基本の疑問文の作り方と同じです。

疑問詞を使った受動態の疑問文の基本形は下記です。

  • 「疑問詞 + be動詞 + 主語 + 過去分詞 + by 行為をした人(物)」

※by以降は省略可です。

例文も見てみましょう。

  • その1:When was the University of Washington established?(ワシントン大学はいつ設立されましたか?)
  • その2:What was drawn in the picture?(その絵に描かれているのは何ですか?) ※「what」、「who」などは、主語自体が疑問詞になるので、肯定文のように作り、最後に「?」を付ければOKです。

受動態など文法が学べるオンライン英会話5選

受動態などの文法を身につけて、日常英会話も自由に使えるようになりたい場合は、オンライン英会話で実際の会話の数をこなすことが大切です。

ここでは、文法が学べるオンライン英会話を5つご紹介します。

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  • Native Camp(ネイティブキャンプ)
  • クラウティ
  • kimini英会話
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それぞれ順番に見ていきましょう。

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5.英語の「受動態(受け身)」を使う理由と文のパターン

さて、今まで受動態の作り方や語順、意味など様々な形を見てきましたが、なぜそもそも「受動態(受け身)」にするのでしょうか?

実はそこにはちゃんとした理由があります。

受動態を使う代表的なパターンがあるので確認しましょう。

パターン1:行為をした人(動作主)が明確ではない場合

大昔に作られた建物などは誰が建てたか明確ではありません。また、不特定多数の人がしている行為なども行為者は明確ではありません。その場合に、受動態を使うことがあります。

よって、その場合は「by~」という英語は使えません。

  • 例文:The machine was invented in Kyoto.
  • 和訳:その機械は京都で発明されました。

この文では誰が発明したのか(動作主)が明確ではありません。

機械の場合、多くの人が複合的に関わって発明される場合があります。そのような場合、能動態にすることで、あえて行為者を書かなくてすみます。そうすることで、本来伝えたかった「京都で発明された」という事実を読み手に的確に伝えることができます。

  • 例文:The Statue of Liberty was built in 1886.
  • 自由の女神は1886年に建造されました。

この場合も、自由の女神は沢山の人によって作られていて行為者は明確ではありません。

一方、誰でもそうすることは可能であるのを強調する際に、「The full moon can be seen tonight in Tokyo.(今日、東京では満月が見られます)」という文があったとします。

誰に見られるかは明確であり(人々に見られる)、あえて動作主を説明する必要がないですね。

「People can see the full moon tonight in Tokyo.」という言い方も間違えではありませんが、「The full moon」を強調した時には受け身にした方がベターな文となります。

パターン2:主語(動作主)が長すぎる場合

英文の主語はなるべく短くすっきりさせて、頭でっかちにならないようにするという暗黙のルールがあります。

そのため、主語にあたる部分(動作主)が長くなってしまう場合は、受動態に変えて主語を入れ替えることによって頭の部分を短くすることができます。

  • 能動態:My friend who is international student from India taught me about his country.
  • 和訳:インドから来た留学生の私の友人が、彼の国について私に教えてくれた。

この文は「My friend who is international student from India」が主語で、かなり長いですよね。そこで受動態にすると主語が短くすっきりした文になります。動作主は後ろに持ってきます。

  • 受動態:I was taught about India by my friend who is international student from India.
  • 和訳:私はインドから来た留学生である友人にインドのことを教えてもらいました。

この受動態はどうでしょうか?日本語で読んでもすっきりした文ですよね。

つまり能動態の動作主を後ろに持ってきて、受け身を作るというふうに覚えておくとOKです。

パターン3:話に一般性を持たせるテクニック

テクニックとして受動態を使うパターンがあります。

日本語でも「一般的に~と言われている。」ということがありますが、「~と言われている」や「~されている」というような受動態の文にすることで、動作主が明確ではなくなるので、話しに一般性がでて、広く行われている行為のように聞こえます。

あえて、分や会話の中で受動態を用いてこのテクニックを使う場合があります。その場合は「that節」をよく使います。

つまり「that節」の部分がそう言われているという訳になります。

下記がその例文となります。

  • 例文:It is said that Japanese food is healthy. ※「say」の過去分詞が「said」です。
  • 日本食はヘルシーだと言われている。

これは、「It’s known that節.(~と知られている)」も同じです。その場合は「know」の過去分詞の「known」を使います。

この場合は、誰に「言われている」、「知られている」のはみんな(人々)だと分かり切っているので、「by~」は不要です。

パターン4:すでに受け身が形容詞となっている場合

「どういう意味?」と思われたかもしれませんが、冒頭でも問題を出しましたが覚えていますか?

  • I’m exciting.
  • I’m excited.

この2つの違いです。

「excite(興奮させる)」の形の変化です。

2つ目の「I’m excited.(興奮させられた=興奮している)」というのがよく一般的に使う形であり、「I’m exciting.」は「私は~を興奮させる」という英文になります。

つまり、受動態の「excited」がそのまま形容詞の役割となっているケースとなります。

これは、下記の例でもそうです。

  • I’m tired.(私は疲れさせられた=疲れた) ※「tire(疲れさせる)」の受け身です。
  • I’m bored.(私はつまらなくさせられた=つまらない) ※「bore(つまらなくさせる)」の受け身です。

これは、次の例文でも登場する「interested(興味がある)」や「surprised(驚いている)」でも同様です。

6.前置詞の「by」以外を使う受動態とは?

「by」を省略するケースはこれまで度々ご説明しましたが、実はすべてが「by」を使えるわけではないんですね。

これが受動態で多少混乱するパターンですが、前置詞と一緒に塊として覚えておくのがいいでしょう。

代表的なパターンと例文をご紹介します。

  • It is known to Japanese that it is a bad manner.(それは良くないマナーだと日本人には知られています)
  • I’m interested in it.(私はそれに興味があります)
  • He’s surprised at your grade.(彼はあなたの成績に驚いている)
  • The glass is filled with milk.(そのグラスは牛乳でいっぱいです)
  • I’m pleased with the result.(私はその結果が嬉しい) ※「satisfied with (~に満足です)」という表現もできます。

「by」とは違う前置詞ですね。

また、次のようなケースもあります。

同じ過去分詞でも違う前置詞で違う意味になるパターンです。

tired

  • I’m tired of you.(私はあなたにうんざりです)
  • I’m tired from work.(私は仕事で疲れています)

また、次のケースは英語のテストなどでもよくでるものです。

made(makeの過去分詞)

  • It’s made of wood.(それは木で作られています) ※見た目で分かる材料の時に「of」です。
  • It’s made from milk.(それはミルクで作られています) ※見た目では分からない原料の時に「from」です。
  • It’s made in Japan.(それは日本で作られています) ※原産地などを表現する際は「in」です。

さて、このように気を付ける点はありますが、更に注意が必要な受動態の形があります。

7.この受動態には気を付けよう!

先ほどは常に「by」を付けることが出来ない受動態のパターンを見ましたが、全てが基本の形になるとは限りません。

ここでは例外的な受動態で、英会話にもよく使われる形をご紹介します。これらを押さえることが出来たら受動態をマスターしたのと同じです。

最後の章となるのでじっくり確認しておきましょう。

7-1.SVOOの文型(第4文型)

文型と聞くとちょっと難しい感じがするかもしれませんが、「単語の語順(並びの順番)」だと思って下さい。

英語の5文型(語順)の見分け方・例文と簡単マスター勉強法』でも説明していますが、英語の語順には基本的に5つ存在するのですが、その中の第4文型の「SVOO」の形が受け身の時に重要となります。

「S」は「主語(ここでは動作主)」、「V」は動詞、「O」は目的語となりますが、第4文型は「O」が2つありますね。

次のような文型です。

  • People call him Sammy.(人々は彼をサミーと呼びます) ※「him」と「Sammy」が「O」となります。
  • She gave me a chocolate.(彼にチョコレートをあげました) ※「me」と「a chocolate」が「O」となります。

さて、これらを受動態にするとどうなるのでしょうか?

小テストだと思って気軽に解いてみて下さい。

基本は下記となります。

  • 一つ目の「O」+ be動詞 + 過去分詞 + 二つ目の「O」+ by + 動作主となります。

※「by」以降は省略できます。

上記の例文を受け身にすると次のようになります。

  • He is called Sammy.
  • I was given a chocolate (by her).

また、「call」や「give」以外にも「teach」や「name」など中学校で習う動詞でよく使います。

  • His son is named Joe.(彼の息子はジョーと名づけられました) ※能動態は「He named his son Joe.」となります。
  • I was taught English by my tutor.(私は家庭教師に英語を教えられました) ※能動態は「My tutor taught me English.

など。

受け身の際の語順に注意して下さい。

7-2.知覚動詞

知覚動詞とは「see(見る)」、「hear(聞く)」、「look」や「feel」などと動詞を指します。

ここでは知覚動詞でよく使う「see」を使った受動態をご紹介します。

英語の「不定詞」|3つの用法を簡単に5分でマスターする!』のところでも詳しく説明していますが、知覚動詞の場合は「to不定詞」を使わずに目的語の動作を表現します。

行動の全てを見たと仮定した場合には、「He saw her enter the room.(彼は彼女がその部屋に入るのを見た)」と表現します。

「He saw her to enter the room.」とはなりません。つまり、知覚動詞の場合は、toが無い「原形不定詞」という使い方をします。

しかし、その能動態を受け身にする際は、「to不定詞」を使うというルールがあります。

先ほどの例文の受動態は、「She was seen to enter the room by him.(彼女はその部屋に入られるのを彼に見られた)」となります。

一方、全ての動作ではなく一部を見た際に使う、「He saw her entering the room.(ingとなっている)」を受動態にすると「She was seen entering the room by him.」となります。

7-3.使役動詞

使役動詞とは、「let」や「have」、「make」など「~にーをさせる」という動詞となります。

これも知覚動詞と同様に「to不定詞」を使わない、原形不定詞の形をとります。「get~to」は例外です。

例えば、次の能動態があったとします。

  • We made him come to our party.(彼を私たちのパーティに来させました)
  • He let me do it.(彼は私にそれをさせてくれました)

さて、これを受動態にするとどうなるでしょうか?

  • He was made to come to our party.
  • I was allowed to do it. ※「let」の受動態はありません。「be動詞」+ 「allowed to」と覚えておきましょう!

使役動詞の「have」の受け身もありません。「have」は自然な流れでそれをすることが当然という使役動詞になるので、強制的な意味合いが弱いためです。

あえて、受動態にするなら「I was told(asked) to ~(~するように言われた)」がいいでしょう。

また、「have」を使った受動態の表現があります。

「I have my watch broken.」という英文があったとしましょう。それと同じ受け身は「My watch was broken.」となります。

このような「have + 目的語 + 過去分詞」で受け身を表現するケースもあるので覚えておきましょう!

7-4.群動詞

さて、問題です。

次の英文をあなたはどのようにして受動態にしますか?トライしてみましょう!

  • A stranger spoke to me.(見知らぬ人が私に話しかけてきました)
  • Everybody laughed at him.(みんな、彼のことを笑いました)
  • Many students look up to her.(多くの生徒が彼女を尊敬しています)

さて、解答は次となります。

  • I was spoken to by a stranger.
  • He was laughed at by everybody.
  • She was looked up to by many students.

如何でしたか?

つまり、過去分詞の単体だけでなく、副詞や前置詞を合わせたものを1つの動詞(群動詞)として捉えないと英文が成り立たない場合、はそのままの語順と形で受け身でも使います。

7-5.助動詞や副詞の位置

能動態に助動詞があった場合は、受動態ではどうなるのでしょうか?

また、sometimesやneverの位置はどこが文法的に正しいのでしょうか?

助動詞

先ずは助動詞から見ていましょう。

ここでも問題を解いてみましょう。次の能動態を受け身にしていましょう。

  • People can play the game on the Net.(人々はそのゲームをネットでできます)
  • You have to finish the report by tomorrow.(あなたはその報告書を明日までに仕上げないといけません

答えは下記となります。

  • The game can be played on the Net.
  • The report has to be finished by tomorrow.

つまり、助動詞はそのままで、「助動詞 + be + 過去分詞」という順番が基本となります。

これは、「should」、「must」、「need to」などでも同様です。

助動詞については、『英語の15個の助動詞が今すぐ分かる一覧と使い方』の記事も参考にしてください。

副詞の位置

特に頻度を表す副詞の位置に戸惑う方も少なくありません。

頻度を表す副詞とは「sometimes(時々)」、「always(いつも)」、「never(決して~しない)」などです。

次の例文に「sometimes」を一番目の例文に、「never」を二つ目にはめ込んで下さい。

  • It’s said that people like it.(人々はそれを好きだと言われています)
  • He is given a bad grade.(彼は悪い成績を与えられた)

答えは次となります。

  • It’s sometimes said that people like it.
  • He is never given a bad grade.

つまり、このケースでは副詞は過去分詞の前という認識でOKです。

7-6.「want」+ 「to不定詞」での受動態

さて、受動態の最後の説明になるのが、「want」を使った受け身の形です。

例えば、次のような例文です。

  • I want this to be printed right now.(すぐにこれをプリントしてほしい)
  • She wants this book to be thrown away.(彼女はこの本を捨ててほしい)

要するに、「want + 目的語 + to + be + 過去分詞」で目的語の受け身の形を作ることができます。会話でよく使う表現でもあります。この形を覚えておいて損はありません。

まとめ:英語の受動態(受け身)は、先ずは基本を押さえれば簡単!

受動態の文法と使うパターンをご紹介しました。

受動態は「be動詞 + 過去分詞」が基本です。

時制、否定文、疑問文も、能動態とそれほど大きな差はありません。

文章を書く時に、主語が長い場合、主役が決まっている場合など、的確な場面で受動態を取り入れることができたら、それだけで文章のレベルが格段にアップします。

ここで、ご紹介した受動態を使うパターンを少し意識してみてください。

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