
いきなりですが、2つの問題です。
- 「I go to there.」は、何故、間違いなのでしょうか?
- 「I study hard.」と「She has a hard time.」で使われている同じ「hard」の文法的違いが分かりますか?
さて、英会話でも英語のテストでも欠かせない文法の1つである英語の副詞の使い方や位置を、簡単に習得できたらいいですよね。
副詞って何だろう?って思っている人も多いのではないでしょうか。
副詞という言葉はわからないけど、実は私たちは生活の中で日本語でも知らない間に使っているということが多いのです。
また、1つの単語で表す「副詞」と、2単語以上で表す「副詞句」と「副詞節」についても解説しています。
【目次】
1.副詞とは?形容詞との違いと見分け方など
・1-1.形容詞との違い(見分け方)
・1-2.副詞句とは?
・1-3.副詞節とは?
2.副詞の位置(順番)と種類
2-1.限定の副詞
2-1-1.程度を表わす副詞
2-1-2.頻度を表わす副詞
2-1-3.確信の度合いを表わす副詞
2-1-4.評価や態度を表わす副詞
2-2.説明の副詞
2-2-1.時を表わす副詞
2-2-2.場所を表わす副詞
2-2-3.様態を表わす副詞(どのように、どれくらい)
2-3.その他のパターンの副詞の位置を確認!
2-3-1.否定形の場合
2-3-2.未来形・現在完了形(過去完了形)での副詞の位置
2-3-4.疑問文と命令形での副詞の位置
3.副詞の形(-ly)
3-1.変形する-lyの副詞
3-1-1.形容詞の語尾が「子音字+y」の場合
3-1-2.形容詞の語尾が「-leで終わる」場合
3-1-3.形容詞の語尾が「-llで終わる」場合
3-1-4.形容詞の語尾が「-ueで終わる」場合
3-2.形容詞と「lyをつけた副詞」の意味
3-2-1.形容詞とlyの副詞がほぼ同じ意味
3-2-2.似ているが多少意味が違うもの
3-2-3.意味が完全にちがうもの

1.副詞とは?形容詞との違いと見分け方など
副詞は名詞以外を修飾する言葉です。
修飾とは、ある言葉の意味を限定したり、詳しく説明したりする役割がある品詞だと思って下さい。
品詞には、名詞、動詞、形容詞などありますが、副詞はその中の1つでとても大切な文法です。
その他の品詞については、『英語の品詞一覧|8種類の特徴や見分け方のコツ・順番・省略記号など』を参考にしてみて下さい。
でも、なんかややこしいですよね?
簡単に日本語で説明すると、次のような例文に使われます。
- それはとてもいいですね。 ※単純に「いい(形容詞))」だけではなく、「とても」と「いい」を詳しく説明しています。英語では「very」がそれに該当します。
- 彼はゆっくり話します。 ※「話す(動詞)」をどのように話すのか?を説明しています。ここでは「ゆっくり」ですね。英語では「slowly」の副詞を使います。
など。
上記の例文を見ても、副詞は日本語では修飾する言葉の前に位置するのが多いです。
「とてもいい」、「ゆっくり話します」、「ときどき会います」、「かなり難しい」など。
また、日本語では副詞を「ひらがな」で表記するのが多いというのも特徴の一つです。英訳する時にポイントとして分かりやすいかと思います。
何となく副詞というのが分かりましたでしょうか?
では、本題の英語の副詞を見ていきましょう。
因みに、「副詞」は英語で、「adverb」(アドヴァーブ)と表現します。
ラテン語の ad(加える、付随する)という意味があり、それに「verb(動詞)」という単語が重なったものです。英会話でもそうですが、基本中の基本は「動詞に付随する品詞」が副詞だと考えると初心者の方は分かりやすいかと思います。
「adverb」の発音と発音記号は下記となります。
辞書などで見る略語は「adv.」となります。
さて、英語の副詞ですが、本記事では3つのグループと8種類の英語の副詞に分けてついて説明しています。
下記がその一覧です。
この3つは副詞が文のどの位置にあるかでグループ分けしています。本件に関しては後ほど詳しく解説しています。
限定の副詞
- 程度を表わす副詞・・・例:so, very, reallyなど
- 頻度を表わす副詞・・・例:always, sometimes, dailyなど
- 確信の度合いを表わす副詞・・・例:maybe, certainly, probablyなど
- 評価や態度を表わす副詞・・・例:happily, seriously, personallyなど
説明の副詞
- 時を表わす副詞・・・例:tomorrow, yesterday, nowなど
- 場所を表わす副詞・・・例:here, there, homeなど
- 様態を表わす副詞・・・例:fast, well, quicklyなど
否定の副詞 ※下記をまとめて1種類(否定を表す副詞)としています。
- Not・・・例文:I don’t like it.(それを嫌いです) ※「not」は副詞となります。
- Never・・・例文:I never study math.(数学は全く勉強しません) ※頻度の副詞でもあり、「not」の否定形よりもより強調している副詞です。
因みに、副詞の中には接続詞的な役割をする「接続副詞」というのがあります。
下記がその一例です。
- therefore(よって)
- however(しかし)
- thus(したがって)
- then(そして/その時)
- otherwise(そうしないと/さもないと)
- meanwhile(その間に)
など、接続詞と混乱するものがあります。これらの後ろは基本的に「SV(主語+動詞)」という節(文)あります。
「Therefore, I did it.(よってそれをしました)」など。文頭に置くことも多く、その場合はカンマで繋げます。
接続詞に関しては、『英語の接続詞一覧|42種類ある接続詞の簡単解説と使い方』を参考にしてみて下さい。
また、「as」を例で言うと、1つの単語で複数の品詞を持つ場合もあり、その位置や使い方で見分けています。
- 副詞の「as」・・・It’s just as important.(それは同じくらい重要です)※程度を表す副詞です。
- 前置詞の「as」・・・I work as a sales representative.(私は営業として働いています) ※名詞の前にある(名詞を修飾している)ので前
- 接続詞の「as」・・・The phone rang as I came home.(家に帰ったと同時に電話がなりました。
など。
英語はこのように複数の品詞(副詞と形容詞とう場合も多いです)を持つ単語が少なくないので注意が必要です。
1-1.形容詞との違い(見分け方)
特に副詞と混乱しやすいのが「形容詞」です。
簡単に説明すると名詞を修飾する言葉が形容詞なので、形容詞以外で修飾する言葉が副詞です。
言葉での説明だとちょっと分かりずらいですよね。少し例文を見てみましょう。
「副詞と形容詞の違いの例と見分け方」
例えば「犬(dog)」という名詞があった場合は、「どういう犬」なのを示すのが、形容詞となります。
「small(小さい)」、「cute(かわいい)」などの形容詞が名詞(small dogなど)の前に位置します。
または、文法的な表現となりますが、「She is beautiful.」など「主語がどうなのか」という「be動詞が必要な形容詞の叙述用法」となります。
形容詞についての詳しい情報は、『英語の形容詞|絶対に知っておきたい2つの用法』についてご確認ください。
逆に、副詞は「彼女が歩いてる(She walks.)」という英文があったとします。
どのように歩いているのかという説明するのが、副詞となります。例えば、「ゆっくり歩いている(She walks slowly.)」であれば、「slowly」が副詞となります。
下記が形容詞と副詞の他の例文です。
- He reads daily news(毎日のニュース/日刊ニュース) ※「daily」が名詞の「news」を修飾しています。
- He runs fast.(早く走ります) ※「fast」が動詞の「run」を修飾しています。
何となく形容詞と副詞の違いがわかりましたか?
他にも少し例を見てみましょう。
同じ単語で副詞と形容詞の両方の品詞を持つ単語です。
何を修飾しているのかに注目して下さい。今は、何となくこうかな?ぐらいでOKです。
「all」
- 副詞:It’s all over. (完全に終わった)
- 形容詞:All visitors must stay here.(全ての訪問者はここにいて下さい)
「enough」
- 副詞:It’s good enough. (それで十分いいです)
- 形容詞:I have enough money.(十分なお金があります)
「only」
- 副詞:I arrived only today. (たった今、到着しました)
- 形容詞:That’s the only way.(それがたった一つの方法です)
「more」
- 副詞:She is more beautiful than her mother. (彼女は母親よりもきれいです)
- 形容詞:There are more books there.(そこにはもっと本があります)
「right」
- 副詞:I’ll be right back. (すぐに戻ります) ※副詞を副詞(連続)が修飾している形です。
- 形容詞:It’s a right answer.(それは正しい答えです)
「副詞」という言葉になると少し難しいもののように聞こえてしまうかもしれませんが、英語を学んでいる方であれば、普段から知らず知らずに使っています。これは日本語でも同様です。
例えば、先ほども説明しましたが「時を表わす副詞」は次となります。
つまり「いつ」というのが副詞の役割となるということです。
- tonight (今夜)
- last night (昨夜)
- tomorrow (明日)
これらはすべて副詞の役割があります。
「場所を表わす副詞」というのは「どこで」が副詞の役割となります。
- here(ここで)
- there(そこで)
- home(ホーム)
- at school(学校で) ※単語が2つ以上で副詞的役割を示すもので「副詞句」と呼ばれてきます。これについては後述します。
なども、実は副詞なのです。
その他に、
- 「very(とても)」など程度を表わす副詞
- 「once a month(月に1回)」など頻度を表わす副詞
- 「真剣に(seriously)」など発言の態度を表わす副詞
などが、代表的な副詞の例です。
どうでしょう?
英語で、知らず知らずのうちに使っていますよね。副詞はとても身近な言葉なのです。
とても、身近でいつも使うことばだからこそ、副詞をきちんとおさらいして役割を確認することで、英語力アップが期待できます。
1-2.副詞句とは?
副詞を説明する上で、「副詞句」は欠かせません。
先ほどの例にあった、「once a month」や「at school」がそれにあたります。
2単語以上で副詞的な役割を果たしている表現を副詞句と言います。そこには主語+動詞がありません。
ようするに、更に詳しく説明する際にこの副詞句を使うと思って下さい。
- He walked there.(かれはそこを歩きました)→ He walked in the park.(彼はその公園を歩きました) ※「there」も副詞ですが、更に副詞句の「in the park」で詳細を説明しています。
- I sometimes go to the gym.(私はそのジムに時々行きます)→ I go to the gym twice a week.(私はそのジムに週に2回行きます) ※「sometimes」よりもより詳しく説明していますね。
など。
1-3.副詞節とは?
副詞節は、「時(when)」、「条件(if)」、「原因・結果(becauase)」などに使う接続詞を使った英文(節)がそれにあたります。
つまり「主語+動詞(S+V)」の構文が入ったものになります。
下記がその例文です。
- When I called her, she was sleeping.(私が電話した時、彼女は寝ていました) ※主は彼女が寝ていたことであり、それを修飾するのが副詞節の「when I called her」となります。
- I will visit you unless it rains.(雨が降らなかったら、訪問しますね) ※「unless it rains」という条件が副詞節になります。
副詞句も副詞節も少し複雑に見えるかもしれませんが、これから学習する上で知っておくだけでも役立ちますので是非参考にしてみて下さい。
2.副詞の位置(順番)と種類
副詞は大きく分けて2つの種類に分かれます。
修飾する言葉の前につくものと、後ろにつくものです。この位置によって意味が変ってきます。
「副詞の位置で決まる2つのパターン(種類)」
この位置は形容詞と同じパターンなのですが、前につくと修飾する物を限定する副詞になります。
そして、後ろに置くと説明する副詞になります。
これらは動詞との関係が主になります。英語の動詞一覧|2種類ある動詞の基本と使い方・活用方法の記事もご参考下さい。
例文を見みましょう。
パターン1.「限定の例」→ 前に付く副詞
例文:She is very strict./彼女はとても厳しい。
解説:程度を表す副詞のvery(とても)は前にあり、形容詞のstrict(厳しい)を限定しています。
パターン2.「説明の例」 → 後ろに置く副詞
例文:He plays tennis every Sunday./彼は毎週日曜日テニスをします。
解説:頻度(または時)を表す副詞のevery Sunday(毎週日曜日)は、彼がテニスをすることに対して、いつするのかを説明しています。
それぞれの副詞を見ていきましょう。
2-1.限定の副詞
修飾したい物の前にくる限定する副詞は、さらに4種類に細分化されます。
- 程度を表わす副詞
- 頻度を表わす副詞
- 確信の度合いを表わす副詞
- 評価や態度を表わす副詞
それぞれ順番に見ていきましょう。
2-1-1.程度を表わす副詞と位置
程度を表わす副詞は、修飾する言葉の前に配置されます。
修飾する言葉が、どれくらいの程度なのかを表わすことによって限定するからです。
例文:She is very happy./彼女はとても幸せです。
この程度を表わす副詞のvery(とても)で、形容詞のhappy(幸せ)が限定されます。単にhappyではなく「とても」幸せな状態に限定しています。
その他にも程度を表わす副詞がたくさんあります。
- so(とっても)※soは日本語に訳すると、veryに似ていますが、veryより強い強調を表わします。
- too(~すぎ)※行き過ぎた程度を表わす表現です。ネガティブな表現に使われることが多いですが、「She is too cute.(彼女は、かわいすぎる!)」などポジティブな表現で稀に使われることがあります。「I’m too tired.(疲れすぎで何もできない)」と表す場合もあります。
- really(本当に)※とってもというような意味合いで使われます。ほんとすごい人!(He is really great.)本当に可愛い人!(She is really cute.)など強調の意味で使われます。
- absolutely(完全に)※その訳語からもわかるように、とても強い強調です。完全に!完璧に。100%というような意味合いです。「He is absolutely right.(彼は100%正しい)」など。
- quite(かなり)※かなりという意味ですが、言い方、顔の表情、シチュエーションなどで強調の度合いが変る単語です。「It’s quite hot.(それはかなり熱い)」など。
- a little(少し)※veryの逆で修飾する語を弱める表現です。「He is a little nervous.(彼は少し緊張しています)」など。
- hardly(ほとんど~ない)※「He hardly studies.(彼はほとんど勉強しない)」など。また、「barely(ほとんど~ない)」も似た表現ですが、「hardly」のほうがさらに「ない(否定)」が強まります。
ここで紹介した程度を表わす副詞はよく使われるもので、必須単語です。その他にも程度を表わすものであれば、このグループに入ります。
2-1-2.頻度を表わす副詞と位置
頻度を表わす副詞は、基本的には動詞の前に配置されます。
動詞や、動詞を含むその行為が度の程度の頻度で行われるかを限定するからです。
例えば、
- I usually get up at 7 in the morning./私は、普段朝7時に起きます。 ※副詞のusually(普段は)が、動詞のget up(起きる)の前にあります。 ※「いつ」という説明の副詞(句)の「at 7」と「in the morning」は文の後ろになります。
- I sometimes play succor with friends./私は時々友達とサッカーをします。 ※副詞のsometimes(時々)が、動詞のplay soccer(サッカーをする)の前に配置されています。
その他にも、頻度を表わす副詞がたくさんあります。
※上から頻度が高い順に並べています。
- always(いつも)
- often(しばしば)
- frequently(頻繁に)
- occasionally(時折)
- rarely(滅多に~ない)
- never(決して~ない)
毎月、毎年と明確な期間が決まっている表現もあります。※上から頻度が高い順に並べています。
- annually(毎年) ※一年を通してという場合にも使える単語です。
- yearly(年1回)
- monthly(毎月)
- weekly(毎週)
- daily(毎日)
- hourly(1時間ごと)
次2つの例(副詞句)に関しては、文の最後に配置することが基本となります。
例外1.~(期間)に1度などと言いたい場合
- once a month(1ヶ月に1度)
- once a year(1年に1度)
- once a week(1週間に1度)
例外2.同じ表現で、2度、3度と回数を変えて言う場合
- twice a month(1ヶ月に2度)
- three times a week(1週間に3度)
2-1-3.確信の度合いを表わす副詞と位置
確信の度合いを表わす副詞も限定する副詞で、基本は修飾する語句の前に置きます。
例文:I will definitely finish the work by Monday./私は、絶対にその仕事を月曜日までに終わらせます。
副詞のdefinitely(絶対に)が、その後の語句であるfinish the work by Monday(日曜までに仕事を終わらせる)ことを修飾しています。
様々な確信の度合いを表わす副詞 ※確信の度合いが高い順番で並べています。
- certainly(確かに)
- surely(きっと)
- probably(たぶん)
- maybe(たぶん)
- perhaps(たぶん)
- possibly(もしかすると)
「多分(たぶん)」の副詞はニュアンスが全く異なる!?
probably、maybe、perhapsの3つはどれも日本語に訳すと「たぶん」ですが、それぞれ確信の度合いが微妙に違います。前者のほうが、確信の度合いが強くなります。逆に後者、perhapsは確信の度合いが低くなります。
『「多分(たぶん)」の英語|3つの基本英単語とその使い方』の記事も参考にしてみて下さい。
2-1-4.評価や態度を表わす副詞
文全体の評価、態度を表わす副詞も限定する副詞です。
文全体を修飾するため、英文の一番前にコンマ(,)をつけて置くのが一般的です。
例文:Honestly, I don’t trust the man./正直なところ、私は、その男性を信頼していません。
副詞のHonestly(正直なところ)が、その後の文(主語+動詞など)を修飾しています。
さまざまな評価を表わす副詞には、
- happily(幸運なことに)
- luckily(幸運にも)
- curiously(奇妙なことに)
- regretfully(残念なことに)
- obviously(あきらかに)
- stupidly(ばかげたことに)
- unfortunately(不幸にも)
などがあります。
態度を表わす副詞には、
- frankly(率直に)
- truly(実をいえば)
- seriously(まじめな話)
- personally(個人的には)
- to tell the truth(本当のことを言えば) ※副詞句となります
- to be honest(正直に言えば) ※これも副詞句なとなります
などがあります。
2-2.説明の副詞
修飾する物の後ろにくる説明の副詞は、大まかに分けて3種類あります。
- 時を表わす副詞
- 場所を表わす副詞
- 様態を表わす副詞(どのように、どれくらい)
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
2-2-1.時を表わす副詞
時を表わす副詞の定位置は文の一番後ろです。
時を表す副詞は次のような単語があります。
- now(今)
- yesterday(昨日)
- tomorrow(明日)
- lat month(先月) ※副詞句です
- next week(来週) ※副詞句です
など。
時を強調したい場合に、コンマで区切っていちばん先に持ってくる場合もありますが、それ以外は基本的には一番後ろに来ます。
- I met him yesterday./私は昨日彼に会いました。 ※副詞のyesterday(昨日)が文の一番最後にあります。
- I will watch the movie tomorrow night./私は明日の夜その映画を観ます。 ※副詞のtomorrow night(明日の夜)が文の一番最後にあります。
他に、良く英語で使う、now、today、tomorrow、morning、thenなどがあります。
その他、月、日付を表わす言葉もこの時を表わす副詞です。時を表わす副詞はとてもイメージしやすいのではないでしょうか。
2-2-2.場所を表わす副詞
場所を表わす副詞(副詞句)も文の一番後ろが定位置です。
- We had lunch at the restaurant./私たちは、そのレストランでランチを食べました。
- We had a party at our house./私たちは、私たちの家でパーティーをしました。
このように、一番後ろからその文の行為がどこで行われたかを説明します。
場所を表す副詞は次のような単語もあります。
- here(ここに)
- there(そこに)
- somewhere(どこかに) ※「anywhwere」も同様です。
- home(家に)
- inside(内側) ※「ouside(外側)」も副詞です。
など。
例文1:Yesterday, I had lunch with him./昨日、私は彼とランチをしました。
例文2:At the restaurant, I met him./そのレストランで、彼に会いました。
など。
この文章の場合、彼とランチをした(会った)ことよりも、それが昨日だったこと(その場所がそのレストランだったこと)が重要で強調したいポイントです。特に、強調の必要が無い場合は、後ろに置きましょう。
2-2-3.様態を表わす副詞(どのように、どれくらい)
どのように行われたかその様態を表わす副詞は動詞句の後に置かれ、説明する副詞です。
時を表す副詞は次のような単語があります。
- fast(早く)
- well(よく)
- slowly(ゆっくり)
- hard(一生懸命に)
- carefully(注意深く)
など。
速さや、何を使って行われたかなど様々な説明がこの副詞です。
- He runs fast./彼は早く走る。
- She plays the piano very well./彼女はピアノをとても上手に弾く。
このように、「どのように」「何で」「どれくらい」を説明する表現は後ろに配置されます。また、動詞のing形や過去分詞形も、副詞の位置に置くと副詞の役割をします。
場所と時はどっちが先?
場所も時も一番後ろだったら、両方重なった時は、「様態 → 場所 → 時間」の順番が基本となります。
行為がどのように行われたかは行為そのものを修飾するので、修飾するものの一番近くに来ます。その後に、どこで行われたかがきます。場所まですべて含めた行為がいつ行われたかを修飾する時間の副詞は一番後ろに置きます。
例文:She played the piano well at school yesterday./彼女は昨日、学校で上手にピアノを弾きました。
様態の「well」 → 場所の「at school」 → 時間の「yesterday」の順番ですね。
場所が重なる場合もありますよね。
その場合の副詞の順番はどうなるのでしょうか?
場所や時の副詞の順番は?
「場所」の副詞を重ねる場合は、「狭い → 広い」というルールがあります。
例文:We had sushi at restaurant in Tokyo./わたしたちは東京のレストランで寿司を食べました。 ※レストランが東京より狭いので先に来ます。
「時」もこの原則が適用されます。
例文:The class will start at 9 o’clock tomorrow./クラスは明日の9時から始まります。 ※この場合も、9時の範囲は明日よりも狭いので9時が先に来ます。
日本語では逆に重ねることが多いですが、英語は逆で、「狭い → 広い」のとなりますので注意しましょう。
2-3.その他のパターンの副詞の位置を確認!
これまで基本的に現在形や未来形の肯定での副詞の位置を確認してきましたが、次の場合はどうなるのでしょうか?
2-3-1.否定形の場合
文の後ろにある副詞、または副詞句はそのままですが、特に頻度や程度など動詞の前などにくるパターンはどうなるのでしょうか?
因みに「not」は否定の副詞です。
- I don’t really play the guitar.(私はギターを弾いてはいません)※否定形の後ろで「really」を否定している場合
- I really don’t play the guitar.(私は本当にギターは弾きません)※否定形の前で「play the guitar」を否定している
ニュアンス的に分かりにくいかもしれませんが、副詞が否定形の前であれば、その後ろにある動詞(ここでは、ギターを弾くこと)を完全に否定することになります。
2-3-2.未来形・現在完了形(過去完了形)での副詞の位置
上記のように、副詞の位置でニュアンスと強調が異なります。
未来形の次のニュアンスはどうでしょうか?日本語にすると同じになりますが、英語では強調がことなります。
- I will definitely go there.(そこには絶対に行きます) ※「go there」と行くこと自体を強調しています
- I definitely will go there.(そこには絶対に行きます) ※「will go there」と将来そこにいくことを強調しています
また、現在完了形(過去完了形も同様)では基本的に「have(三人称単数の場合はhas)」、またその否定形の後ろに来るのが一般的です。
- I have always worried about you.(あなたをいつも心配しています)
- I have never been there.(そこに行ったことがありません)
など。
因みに、それぞれの時制の記事もあるので参考にしてみて下さい。
- 未来形:英語の未来形|2つのwillやgoing toの使い方やルールなど
- 現在完了形:英語の現在完了形|過去形との違い・4つの用法や例文と時間軸イメージ
- 過去完了形:英語の過去完了形|訳し方や現在完了形との違い・4つの用法や例文
2-3-3.否定文の強調の時の副詞の位置
否定文を強調するために副詞を文頭に置いて、主語と動詞(助動詞)の語順を逆にすることがあります。
例えば、「I have never studied for the exam.(試験勉強を一切していません)」という英文を強調したい場合は、「Never have I studied for the exam.」となります。
これが現在形の場合が少し面倒です。
「He never talks much.(かれはあまり話しません)」という文を強調したい場合は、「Never does he talk much.」となります。
副詞の「Never」を文頭に持ってくるのは変わりませんが、その後は三人称単数の現在形なので「does」、そしてその後ろは動詞の原形になります。
これらの倒置のやり方は、口語の英会話よりも、文語でよく見かける表現です。
2-3-4.疑問文と命令形での副詞の位置
次のように疑問文の中で使われるケースがありますね。
「How」で始まる疑問文が代表的です。その場合は、「How」のすぐ後ろに付けます。
- How much do you have?
- How often do you play baseball?
など。
また、命令形でよく使う「Please」も副詞ということを知っていましたか?
- Please come in.
- Would you come in, please? ※「Would you please come in?」という言い方もあります。
など。知識として知っておくと便利です。
因みに、それぞれの記事もあるので参考にしてみて下さい。
2-3-5.受け身(受動態)での副詞の位置
受け身(受動態)の場合の様態などの副詞の位置は、be動詞と過去分詞の間に置くのが基本です。
下記がその例文です。
- The report was quickly written by him.(その報告書は彼によってすぐに書かれた)
- It’s really understood.(それはシッカリと理解された)
など。
因みに、『英語の「受動態(受け身)」を簡単にマスターする5つの基本』の記事も参考にしてみて下さい。
3.副詞の形(-ly)
語尾が-lyの形が副詞でよくある形です。
全てではありませんが、「形容詞+ly」が副詞によく使われる形です。
3-1.変形する-lyの副詞
普通は、形容詞にそのままlyをつければいいのですが、語尾によって若干変る場合があります。
語尾によっては、そのままlyをつけてしまうと、発音がしにくいので多少変化をつけます。全部で4つのパターンがあります。ルールを確認しましょう。
3-1-1.形容詞の語尾が「子音字+y」の場合
yを外してiに変えてlyをつけます。
- lucky → luckily(運よく)
- happy → happily(運よく、幸いにも)
3-1-2.形容詞の語尾が「-leで終わる」場合
eをとってyをつけます。
- gentle → gently(穏やかに)
- extreme → extremely(極端に、ひじょうに)
3-1-3.形容詞の語尾が「-llで終わる」場合
yだけをつけます。
- full → fully(十分に)
- dull → dully (鈍く)
beautifulなどfulでおわるものは要注意です。lがひとつなので、そのままlyがついてbeautifullyとなります。
この他にも「wonderful(wonderfully)」や「personal(personally)」、「peaceful(peacefully)」などがあります。
3-1-4.形容詞の語尾が「-ueで終わる」場合
eをとってlyをつけます。
- true → truly(本当に)
3-2.形容詞と「lyをつけた副詞」の意味
形容詞と副詞は同じ修飾する言葉で、名詞を修飾するか、それ以外を修飾するかの違いなので、意味が同じ物や、似た物があります。形容詞とlyをつけた副詞の意味の違いを見てみましょう。
3-2-1.形容詞とlyの副詞がほぼ同じ意味
形容詞とlyの副詞が同じ意味を持つものが多くあります。
- direct → directly(直接的に)
- permanent → permanently(永久的に)
- perfect → perfectly(完璧に)
- clean → cleanly(きれいに)
- quick → quickly(素早く)
- loud → loudly(大声で)
- different → differently(異なって)
など、このパターンが一番多いですね。
3-2-2.似ているが多少意味が違うもの
lyがつくと、似ているけれど多少意味が変るものがあります。
このパターンでは、lyがつくと抽象的な意味になります。
- near(近く) → nearly (ほとんど)
- close(接近して)→ closely(綿密に)
3-2-3.意味が完全にちがうもの
lyがつくと、形容詞と完全に意味が違うものになる場合があります。
- hard (一生懸命に) → hardly(ほとんど~ない)
- late(遅く) → lately(最近)
これらは、lyの副詞が形容詞に影響されているのですが、意味にすると全く違う意味なので、意味を撮り間違えないように注意が必要です。
4.英会話に役立つ!英語の副詞一覧(77個)と例文・和訳
ここでは、英会話やTOEICなどでも使う、中学校で習う基礎的な副詞を中心に例文付きで紹介しています。
先ずはこれら基本を押さえましょう!
副詞には、形容詞でも使えるものあります。ここでご紹介している「hard」、「long」、「fast」などが一例です。また、ここでは書いていませんが、「above(上)」なども副詞で使えますが、形容詞や前置詞として使えるものもあります。
なので、使う場面によっては品詞が変わる単語もあることも念頭に置いておきましょう。
それぞれの品詞については、『英語の品詞一覧|8種類の特徴や見分け方のコツ・順番・省略記号など』の記事も参考にしてみて下さい。
- soon/すぐに ※例文:The boy will come back soon.(その少年はすぐに帰って来るでしょう)
- ago/前 ※例文:He went to the store five years ago.(彼は5年前にその店に行きました)
- far/遠くに,はるかに ※例文:The man came from far away.(その男性は遠くから来ました)
- slowly/ゆっくりと ※例文:Cattle walk very slowly.(牛とてもゆっくり歩きます)
- o’clock/~時 ※例文:Let’s meet at Tokyo Station at nine o’clock(9時に東京駅で会いましょう!)
- often/しばしば ※例文:He often visits the coffee shop.(彼はしばしばその喫茶店を訪れます)
- early/早く ※例文:I must wake up early in the morning tomorrow.(私は明日朝、早く起きなければいけません)
- so/そんなに ※例文:The teacher speaks so quickly.(先生はとても早口です)
- already/すでに ※例文:The train has already left the station.(その電車は既に出発しました)
- always/いつも ※例文:He always drinks a glass of water before going to bed.(彼は寝る前にいつもコップ一杯の水を飲みます)
- usually/普通 ※例文:She usually gets up at six.(彼は普段、6時に起きます)
- both/両方 ※例文:He can both read and speak English.(彼は英語を読んだり話すこともできます)
- yet/まだ(~でない) ※例文:They have not arrived here yet.(彼らはまだここに到着していません)
- home/家、家へ ※例文:Let’s get back home before it gets dark.(暗くなる前に家に帰りましょう)
- well/よく,じょうずに ※例文:He plays the piano very well.(彼はとても上手にピアノを弾きます)
- very/非常に ※例文:The view from the summit was very beautiful.(頂上からの眺めはとても美しかった)
- also/~もまた ※例文:The man is handsome, and also rich.(その男性はハンサムで、しかもお金持ちです)
- fast/速く ※例文:The foreign athlete runs so fast.(その外国選手はとても早く走ります。)
- here/ここに ※例文:I put the pen here yesterday.(昨日私はここにペンを置きました)
- sometimes/時々 ※例文:She sometimes speaks slowly.(彼女は時々ゆっくり話します)
- there/そこに ※例文:How did Ken get there?(ケンはどのようにしてそこに行きましたか?)
- too/~もまた,~すぎる ※例文:I have watched the movie too.(私もその映画を見たことがあります)
- up/上へ ※例文:We went up the stairs.(私たちは階段を上りました)
- together/一緒に ※例文:Would you like to go to the movie theater together?(一緒に映画館に行きませんか?)
- now/今 ※例文:Do you have time now?(今お時間宜しいでしょうか?)
- again/再び ※例文:He made the same mistake again.(彼はまた同じミスをしました)
- later/後で ※例文:I will go to his house later.(彼の家には後で行きます)
- however/しかし ※例文:However, Tom did not give it up.(しかし、トムは諦めませんでした)
- fine/うまく ※例文:We are doing fine.(私たちは上手くやっています)
- down/下に ※例文:She put down her bag.(彼女はカバンを下に置きました)
- ahead/前方に ※例文:The soldiers went ahead silently.(兵隊たちは静かに前進しました)
- perhaps/多分 ※例文:Perhaps, he will not be coming today.(多分、彼は今日は来ないでしょう)
- just/ちょうど,ただ単に ※例文:I have just finished my work.(ちょうど今仕事を終えました)
- abroad/外国へ ※例文:She is planning to travel abroad.(彼女は海外旅行を計画しています)
- off/離れて ※例文:Keep off the cat.(その猫から離れて!)
- besides/その上 ※例文:Besides, he hurt his head.(その上、彼は頭を怪我しました)
- never/一度も~ない ※例文:I have never been to Hokkaido.(北海道に一度も行ったことがありません)
- maybe/おそらく ※例文:Maybe she will come back.(おそらく、彼女は帰って来るでしょう)
- quickly/すばやく ※例文:Don’t walk so quickly.(そんなに速く歩かないで!)
- almost/ほとんど ※例文:His ideas are almost useless.(彼の発想・アイデアはほとんど役に立ちません)
- gently/優しく ※例文:Bob spoke gently to the children.(ボブはその子供たちに優しく話しました)
- straight/まっすぐに ※例文:Our troops advanced straight.(私たちの軍隊は真っすぐに前進しました)
- ever/今まで ※例文:Have you ever seen that picture?(今まであの写真を見たことがありますか?)
- really/本当に ※例文:He really went to France.(彼は本当にフランスに行きました)
- neither/~も~も(ない) ※例文:I can neither walk nor run.(私は歩きも走りもしません)
- certainly/確かに ※例文:He certainly saw Susan yesterday.(彼は昨日たしかにスーザンを見かけました)
- surely/確かに ※例文:I surely met your father in England.(私は確かにあなたの父親にイギリスで会いました)
- else/その他に ※例文:You need to think about something else.(何か他のことを考えるべきです)
- pretty/かなり ※例文:It is pretty warm this evening.(今晩はかなり暑いです)
- quietly/静かに ※例文:She closed the door quietly.(彼女はそのドアを静かに閉めました)
- easily/簡単に ※例文:My brother solved this problem easily.(私の兄・弟はこの問題を簡単に解きました)
- around/まわりに(を) ※例文:The wall was built around his house.(彼の家の周りに壁が建てられました)
- indeed/実に ※例文:Is this your bag? Indeed it is.(これはあなたのバッグですか?そうです)
- happily/幸せに,楽しく ※例文:He is living happily in the village.(彼はその村で幸せに暮らしています)
- alone/ひとりきりで ※例文:My uncle has been living alone for the past three years.(私の叔父は過去3年間、一人で暮らしています)
- probably/多分 ※例文:Michael is probably innocent.(マイクは多分無罪です)
- back/後ろへ、後ろに ※例文:The woman looked back suddenly.(その女性は突然後ろを振り向きました)
- away/離れて ※例文:He is away from his desk now.(彼は今離席しています)
- once/かつて,一度 ※例文:We had once been close friends.(私たちはかつて親友でした)
- everywhere/どこでも ※例文:They went everywhere together.(彼らはどこでも一緒に行きました)
- finally/ついに ※例文:His dream finally came true.(彼の夢が遂に叶いました)
- recently/最近 ※例文:Her sister bought a computer recently.(彼女の姉・妹は最近コンピューターを買いました)
- even/~さえ ※例文:Even a little girl can do it.(小さな少女でさえ、それは出来ます)
- across/向こう側へ,横切って ※例文:He went across to the store.(彼は横切って店に行きました)
- anyway/ともかく ※例文:We will try it anyway.(とにかく、私たちはそれに挑戦します)
- all/まったく ※例文:The sweater was all covered with mud.(そのセーターはまさに泥で覆われていました)
- carefully/注意深く ※例文:They listened to her carefully.(彼らは注意深く彼女の話を聞きました)
- especially/特に ※例文:She wrote it especially for you.(彼女は特にあなたにそれを書きました)
- still/まだ ※例文:Your sister is still here.(あなたの姉・妹はまだここにいます)
- quite/かなり ※例文:The food in the restaurant is quite good.(そのレストランの食べ物はかなりいいです)
- long/長く ※例文:My grandmother lived long.(私のおばあちゃんは長生きしました)
- twice/2回 ※例文:I see him twice a week.(私は彼に週2回会います)
- forever/永久に ※例文:I want our love to last forever.(私たちの愛が永遠に続いてほしい)
- suddenly/突然 ※例文:Suddenly he fell down in front of me.(突然、彼が私の目の前に倒れました)
- hard/一生懸命 ※例文:They worked hard last night.(彼らは昨晩一生懸命働きました)
- then/それから,そのとき,それでは ※例文:Tom was living in Tokyo then.(トムはその当時、東京に住んでいました)
- tonight/今夜(は) ※例文:Let’s have a party tonight.(今夜パーティーを開きましょう!)
まとめ:副詞と形容詞を同時に習得する
さあ、冒頭にあった2つの質問が答えられますか?
- 「I go to there.」は、何故、間違いなのでしょうか?
- 「I study hard.」と「She has a hard time.」で使われている同じ「hard」の文法的違いが分かりますか?
1問目の答えは、「there」がすでに「そこに」という副詞で、動詞の「go」を修飾しているので、その前の前置詞である「to」は不要となりますね。
これを「to his house」となるとそれが副詞句になります。
2問目の答えは、「I study hard.」の「hard」は動詞(study)を修飾する副詞で、「She has a hard time.」の「hard」は名詞(hard)を修飾する形容詞です。
副詞というと難しく聞こえてしまうかもしれませんが、英語を学ぶ人なら頻繁に使っている言葉です。
副詞は位置によって、説明する用法か限定する用法に分かれます。
しかし、形容詞と同じ仕組みなので、一度覚えてしまえば、形容詞も副詞も両方マスターしたのと同じになります。ここでご紹介した基本さえ押さえれば、後は実践のみです。スピーキングや、リスニング、リーディングやライティングなど英語全般に是非活用して下さい。
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