「暑い」の英語は「hot(ホット)」だけだと思っていませんか?
もちろん、「hot」を使う表現は多いのですが、暑さの度合いにより表現が変わっていきます。
日本語でも、「(じめじめして)蒸し暑い」、「ものすごく(うだるように)暑い」など様々ありますね。
英語でも同様です。
英会話力を付けるにはそのような表現も身に付けておくととても便利です。
また、「暑い」の反対の「寒い」については、『「寒い」の英語|coldだけじゃない!その他の4つの表現』の記事で解説していますので、是非こちらもご参考下さい。
それと天気全般の表現を知りたい方は、『「天気」の英語|スグに使えて英会話にも役立つ!音声付き』も確認してみましょう!
目次
「暑い」の基本英語|発音と比較級・最上級
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冒頭でもお伝えしましたが、「暑い」の基本英語は形容詞の「hot」となります。
「hot」の発音と発音記号は下記となります。
※上記はアメリカ英語の発音ですが、イギリス英語では日本語の「ホット」に近い発音になります。『イギリス英語とアメリカ英語|文法・発音・単語など4つの違い』の記事も参考にしてみて下さい。
また、「hot」の比較級と最上級についてはスペルの部分で注意が必要です。
「tt」が重なるのでその点は気を付けて下さい。
- 比較級:「hotter」(もっと暑い)
- 最上級:「hottest」(一番暑い)
それと、既にご存知かもしれませんが、「hot」は気温や気候などの「暑い」以外で、水や物などが「熱い」、食べ物などが「辛い」、イケメン男性やきれいな女性の「イケてる」(かっこいい・きれい)という意味でも使います。
ネイティブが使う!「暑い」に関連した英語フレーズ例文一覧
ここでは実際会話で使える様々な「暑い」の英語表現の例文を厳選してご紹介します。
先ずは、そのまま使って実践してみましょう!
「暑い」の英語フレーズ
基本的な表現になりますね。
基本的には「It’s hot.」となります。
しかし、「今日は暑い」、「暑いですね」と挨拶として使うケースなど多々ありますね。
少し応用した言い方も覚えておきましょう!
- 今日は暑い:It’s hot today. ※「Today is hot.」という表現は文法上正しくないので注意しましょう!
- 暑いですね:It’s hot, isn’t it? ※付加疑問文を使って同意を得ようとする文の基本形です。
他にもこのような表現ができます。
- 東京は暑い:It’s hot in Tokyo.
- 今年の夏は暑い:It’s hot this summer.
- 部屋の中が暑い:It’s hot inside the room. ※「in the room」や、部屋以外でも家の中が暑いという場合は「It’s hot in the house.」、車の中であれば「It’s hot in the car.」などとなります。また、単純に「ここ暑い」という場合は「It’s hot here.」のみでOKです。
これらが「暑い」の基本英語のフレーズとなります。
「とても暑い」の英語フレーズとスラング的表現
度合いを示すとても暑い、本当に暑いとなると下記の英語が基本となります。
- とても暑い:It’s very hot. ※更に誇張して「暑すぎる」という場合は、「It’s too hot.」となります。
- 本当に暑い:It’s really hot. ※「本当に」の「really」以外でも、少しフォーマルな「truely」、絶対に暑いという場合は、「absolutely hot」、「extremely hot」など他の副詞を使うことも可能です。
しかし、ネイティブはこのような基本的表現ばかりは使いません。
多少誇張してスラング的な表現を使う場合が多々あります。下記を使えるようになると更に英会話の幅が広がりますし、外国人との会話が更に豊かなものになります。
それぞれを見てみましょう!
burning hot
「burning hot」(バーニング・ホット)は、「燃えるような暑さ」となります。
「burn(バーン)」が燃やすという動詞なのでイメージがしやすいですね。
boiling hot
「boiling hot」(ボイリング・ホット)は、「沸騰しそうな暑さ」となります。
「boil(ボイル)」が(水などを)沸かす・沸騰させるという動詞です。湿気もあり、めちゃくちゃ暑い時などに使える表現でもあります。
melting hot
「melting hot」(メルティング・ホット)は、直訳で「溶けそうな熱さ」となります。
「melt(メルト)」が溶けるという動詞です。鍋やフライパンの上でチーズなどのように溶けそうになっているイメージですね。
sizzling hot
「sizzling hot」(シズリング・ホット)は、直訳で「ジュージューと焼けるような暑さ」となります。
日本語の意訳として、「うだるような暑さ」として表現されています。
「sizzle(シズル/シゾー)」が、ジュージュー焼けるという動詞になります。
scorching hot
「scorching hot」(スコーチング・ホット)は、直訳で「焦げ付くような猛烈な熱さ」となります。
「scorch(スコーチ)」が焦がすという動詞です。皮膚などが熱さで変色(茶色などに)変色する様子となります。
これと同じように、「baking hot」(ベイキング・ホット)という表現もあります。ホットケーキなどを焼く時などにも使う「bake」が動詞です。
sweltering
「sweltering」(スウェルタリング)は、一文字で「うだるような暑さ」と表現できます。
「It’s sweltering.」のみでOKです。蒸し暑い時にも使う表現です。
「swelter(スウェルター)」は熱くてたまらない、汗だくになるという動詞です。
sweat
「sweat」(スウェット)は汗をかくという動詞ですが、それをそのまま使って暑い気候を表現することも可能です。
「I’m sweating.」や「I’m sweating a lot.」などでもOKです。
「蒸し暑い」は英語でどう表現する?
特に日本であれば、蒸し暑いという表現はつきものですね。
上記で表現した「boiling hot」や「sweltering」など以外でも簡単に表現できる表現があります。
hot and humid
「hot and humid」は会話でもよく聞く表現です。
「humid(ヒューミッド)」は湿気がある、ジメジメしているという形容詞で、その2つを合わせて表現します。雨の時期でジメジメしている時などは「humid」のみでも構いません。
steaming hot
「steam」(スティーム)は、湯気を出す、蒸すとう動詞で水気があるイメージを出しています。
しかし、単純にものすごく暑いとう場合のみでも使える表現です。
muggy
「muggy」(マギー)は、蒸し暑い、暑苦しいという形容詞です。
「hot and humid」より、更に不快なイメージになるのがこの「マギー」です。
stuffy
「stuffy」(スタッフィー)は、風通しが悪くてムッとする、息苦しいという表現です。
風もなく湿気がムッとしているイメージですね。
sticky
「sticky」(スティッキー)は、べたべたするという形容詞です。
湿気で肌がべたべたしているイメージができますね。
気候だけではなく、何か物などがべたべたしている時にも使える英語です。
その他の「暑い」に関連する英語フレーズ
今までご紹介した例文フレーズで「暑い」を表現することはできるのですが、その他にも会話でよく出てくる、暑いに関連する英語をご紹介します。
是非、英会話に役立てて下さい。
- 信じられないくらい暑い:It’s incredibly hot. ※『「信じられない」の英語|2つの英単語と7つの会話フレーズ』の記事も参考にしましょう。
- 暑いから気を付けて:Be careful. It’s hot outside. ※「because」でつなげても同様です。『「気をつけて」の英語|場面毎で使い分ける!9個のフレーズ』も確認してみましょう!
- 最近、暑くなってきました:It’s getting hot lately. ※「get ~(形容詞)」で「~になる」とう状態を表現しています。また、『4つもある「最近」の英語を使い分ける!違いや例文と発音』も参考にしてみて下さい。
- 暑いのが苦手です:I don’t like heat. ※「heat(ヒート)」は「暑さ」という名詞です。また、「I hate hot weather.」でも同様です。『「嫌い」の英語|ネイティブが使う!度合いで違う3つの表現』も確認してみて下さい。
- 日本の夏は蒸し暑いです:It’s hot and humid during summer in Japan. ※日本の特徴や文化などの伝え方については、『「日本文化」を英語で紹介|簡単に説明するための8つの基本』を活用してみて下さい。
まとめ:「暑い」の英語は「hot」以外も覚えよう!
単純に「hot」だけで暑いを表現するのは今日で終わりにしましょう!
日記を書く時、外国人と話す時に是非様々な表現を使ってみて下さい。多少おおげさに暑いを表現してちょうどいいです。
遠慮せずにここでご紹介した「暑い」の英語を使いこなせるようになりましょう!
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