
「風邪」の症状を英語で言えますか?
オフィスでの会話や、海外旅行へ行って体調を崩した時など、使う場面が多く知っておくと便利です。
しかし、ネイティブも良く使う「風邪をひく(ひいた)」の「have a cold」と「catch a cold」の違いが分かりますか?
また、一言で「風邪」と言っても様々な症状があります。
目次:
1.「風邪」の基本英語
2.「風邪をひく(ひいた)」を英語で何と言う?
3.「風邪」の症状を伝える英語の表現
4.「風邪」に関連する英語
1.「風邪」の基本英語
「風邪」は英語で「cold」です。
「cold」の発音と発音記号は下記となります。
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2.「風邪をひく(ひいた)」を英語で何と言う?
「風邪をひいた」の表現は2種類あります。
ひとつは、「catch」を使う表現です。実際の表現は「風邪をひく」ではなく「ひいた」と言うので「catch」の過去形の「caught(コート)」を使います。
もうひとつは「have」を使う表現です。この場合の、「have」は過去形ではなく現在形です。
「”catch a cold” と “have a cold“の違い」
ふたつの表現はニュアンスが微妙に違います。
「catch」を使った場合は、「風邪をひいた」「風邪にかかった」というニュアンスで、「かかったこと」に焦点が当たっている表現です。
「(だれかから)風邪をうつされた」という場合や、「~日前に風邪にかかった」と言う場合は「catch」の表現を使います。
「have」を使った場合、「風邪をひいている」という状態を表す表現です。「1週間ずっと風邪をひき続けている」という場合は「have」の表現を使います。
「人に風邪をうつす」と言う場合は、「give」を使って、「give someone a cold」です。
3.「風邪」の症状を伝える英語の表現
「頭が痛い」や「熱がある」風邪の症状を伝える、様々な表現を見てみましょう。
「fever(フィーヴァー)」は「熱」です。「微熱」は「a slight fever.」です。「slight(スライト)」は「少しの」という英語です。
「headache(ヘッドエイク)」は「頭痛」です。「お腹が痛い」は「stomachache(ストマックエイク)」で、胃の痛み以外でも、お腹の痛みであれば一般的に使えます。その他にも、「背中が痛い」の「backache(バックエイク)」、「歯の痛み」の「toothache(トゥースエイク)」など似た表現も一緒に覚えておきましょう!
「blow one’s nose」は「鼻をかむ」で、「keep」は「~し続けている」です。「blow(ブロー)」は「吹く」という英語です。
「くしゃみが出る」は「sneeze(スニーズ)」です。
「nauseous(ノーシャス)」は「吐き気」、「むかつき」という意味です。気分が悪い時に使う表現の1つです。
「have」を使った文は、とても便利に使えます。「a running nose」を入れ替えて、下記のような様々な表現にすることができます。
【動詞「have」と併せて使える表現】
- 「喉の痛み」:a sore throat(ソア・スロート) ※「sore」は「痛い」です。
- 「咳」:a cough(コフ)
- 「下痢」:a diarrhea(ダイアリア)
- 「食欲」:no appetite(アパタイト)
風邪をひいている人に「お大事に」という場合の表現は、【「お大事に」の英語|風邪や病気の相手を励ます7つの表現】で紹介しています。
4.「風邪」に関連する英語
「風邪薬」など、「風邪」に関する様々な表現を見てみましょう。
- 「インフルエンザ」:flu(フルー) ※正式には「influenza」ですが、この表現は医師が使うような表現で、一般的には「flu」を使います。
- 「風邪薬」:cold medicine ※「medicine(メディスン)」は「薬」です。
- 「症状」:symptom(スンプトム)
- 「市販の薬」:over-the-counter medicine(オーヴァー・ザ・カウンター・メディスン)
- 「処方薬」:prescription drugs ※「prescription(プリスクリプション)」は「処方箋」です。
- 「(風邪)で病院へ行く」:see a doctor ※特にアメリカはホームドクター制度で、医師に診てもらってから必要に応じて大きな病院へ行きます。「hospital」は大きな専門病院なので、「go to a hospital」と言うと、なにか重大な病気や怪我があったと思われてしまうので要注意です。
- 「仮病」:playing sick ※「sick(シック)」は「病気で」です。
- 「気管支炎」:bronchitis(ブロンカイティス)
- 「副鼻腔炎」:sinusitis(サイナサイティス)
- 「風邪が治る」:get over one’s cold ※「get over~」は「~に勝つ・乗り切る」という英語です。
- 「風邪の予防」:cold prevention ※「prevention(プリヴェンション)」は「予防・防ぐこと」の英語です。
まとめ:「風邪」の英語は英会話では欠かせない!
「風邪」の英語は、まず「have a cold」と「catch a cold」の違いをしっかり、理解しておきましょう。
「風邪」の症状を伝える表現も、最低限必要な内容は覚えおけば、体調が悪くなった時に、最低限簡単な症状を伝えることができます。
その他、「薬」や「病院」について、【「薬」の英語|海外で通じる薬の種類や英語の違いをマスター!】と、【「病院」の英語|2つある表現と病気の症状や診療科の英語】で詳しく解説しています。こちらも一緒に確認しておきましょう。