テストや勉強しようと思って英語でニュースを見ていても、リスニングに集中できないのは何故なのでしょうか?
特にTOEICや英検などの試験中に、どうしても音声の途中で英語の内容が聞こえなくなったりして、少しパニックになった経験がある方は少なくありません。
シッカリと集中して聞けていたら解ける問題ならとても悔しいですよね。
また、ビジネスの場面ですが、テレビ会議などの会議で相手が話している英語に集中できなけば、致命的な失敗に繋がる可能性もあります。
目次
リスニングで集中できない理由は何?
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さて、漠然と「リスニングに集中できない!」となっていませんか?
集中できないにはちゃんと理由があるはずです。その理由をいくつかピックアップしました。
まず、あなたがどれに当てはまるのかを確認しましょう。それにより対策が異なるので大切なプロセスです。
雑念がある(または、ボーっとする)
日本語のテレビ番組や映画などでも、どうしても途中で考え事をしてしまう癖がありませんか?
または、友達同士の会話の中で途中で、ボーっとなったり、上の空になる頻度が多いなど・・・
そうであれば、集中できないのは英語のリスニングだけの問題ではありません。「音に集中する」という癖を付ける必要があります。
周りがうるさい
リスニングの勉強中、常にうるさい環境でリスニングの勉強をしていませんか?
テレビがついていたり、音楽が流れていたり、または家族の動きが聞こえていたり・・・
後述しますが、特に初心者の方は、「英語の音のみに集中」する必要があります。
苦手意識がある
そもそも、「自分はリスニングが苦手」、「リスニングが嫌い」などの感情がありませんか?
リスニングができないという先入観です。
それではいつまでたっても集中できないのは当たり前です。ただ単に英語を聞くという練習だけでは上達もしません。
正しい勉強法でその先入観を矯正していく必要があります。
頭に残らない
英語は好きで、ドラマや映画など聞くことには慣れているけど、英語のみでのリスニングとなると理解できない、だから集中できないという理由でしょうか?
そうであれば、「理解するリスニング」のトレーニングをする必要があります。
せっかく英語を見たいり、聞くことが好きであれば、もったいないですね。英語脳を使ったリスニング方法がベストで、集中して理解きるようになっていきます。
集中力をUPする!短期間でも変化を感じるリスニング勉強法
学校の試験、受験、TOEFLやTOEIC、英検などリスニングは試験の大きな一部です。
例えば、TOEICリスニングセクションであれば、45分間も集中しないといけません。
また、級によって異なりますが、英検であれば約25分~35分程度がリスニングに充てられます。TOEFLともなると60分程度となります。
日本語でもそうですが、好きなお笑いタレントの話なら集中して聞けますよね。でも、堅苦しいニュースであれば集中できない・・・
英語のリスニング試験内容は、あなたが好きな海外ドラマでも映画でもありません。
試験内容は、あなたには全く関係のない話で面白くないものは当然です。
よって、トレーニングしないと集中できないのは当たり前なのです。
一般的なリスニングの勉強法は『英語のリスニング力が驚くほど開花する超簡単な勉強法』で解説していますが、ここでは「集中力」という点に絞って解説します。
気が散らない集中力をUPするトレーニングが中心となりますが、理解しないと集中力は持続しないので、初心者の方は「音に集中する癖を付ける → イメージで理解する」というステップがベストです。
ヒヤリングではなくリスニングをする
これは集中力に直結する考え方ですが、あなたは「リスニング」と「ヒヤリング(ヒアリング)」の違いが分かりますか?
『リスニングとは?ヒヤリングとの違い・発音やスピーキングとの関係』でも書いているように下記のように決定的に違いがあります。
- リスリング・・・シッカリと集中して聞く
- ヒヤリング(ヒアリング)・・・何となく聞いている
ようするに、私たちが受けるのは「リスニング問題」で集中しないと解けないということを先ずはシッカリ念頭に置いて下さい。
つまり、リスニング対策としては、「集中して聞く癖を付ける」ということが大前提になります。
初心者は右耳を使うリスニングを!
先ず集中してリスニングを勉強するのに、「イヤホン」は必須です。
周りの環境がうるさいなどであれば尚更で、集中するためのアイテムとして重宝します。
また、ここが一番大切で、初心者の方はそのイヤホンを右耳のみに付けて練習して下さい。
『英語のリスニングは右耳と左耳どっちが効果的?2つの違いと勉強法』でも書いていますが、左脳は言語脳と言われており、その部分を先ずは鍛える必要があります。
そのためにはその対になる右耳のみでのリスニングとなります。
この言語脳を刺激して、リスニング力を高めますが、この時点で英語を理解することはあまり意識しないようにしてみて下さい。とにかく英語の音を掴む感覚を身に付けましょう!
しかし、片耳だけの練習だと耳にも悪くなる可能性もあるので、時間にして1日10分程度にして下さい。
理解するための英語脳でリスニング!
さて次はイメージで理解する右脳を鍛えていきます。
理解しないと集中力は持続しませんよね。
『英語リスニング|映画・海外ドラマが字幕なしで分かる!2つの勉強法』でも書いているように日本語の吹き替えや字幕を利用して勉強します。
次のようなステップで練習してみて下さい。10分刻み程度がいいでしょう。
- まずは日本語の吹き替え(字幕)で見る
- 次に字幕なしで映画や海外ドラマを見る
- 全く映像を見ずに、英語の音声だけで映画をイメージする
こうすることで、頭の中で和訳をせずにスピードにも遅れずに、英語をイメージとして理解できる癖が付きます。
リスニングのテストで全てを和訳していませんか?
その問題を解決して、集中力も高めていきます。
目を閉じての聞き流しリスニングで復習!
『リスニングで目を閉じると理解力が上がる!?TOEICなど3つの対策』でも書いていますが、目を閉じることでイメージ理解しやすくなります。
また、視界からからくる余計な情報をシャットアウトできるので、集中力も高まりますね。
それと、勉強で使ったリスニング教材を復習として聞き流すのはOKです。
『英語の「聞き流し」で効果を出す!6つの勉強法とおすすめ無料教材』でも書いていますが、聞き流しで効果を出すのは復習の時のみです。
一度聞いている内容なので、他の作業をしていたとしても、ふとした時に集中して聞けるようになっています。
まとめ:TOEICや英検などのリスニング対策もコレでOK!
各試験の教材を使ってやる模擬試験など、やることは同じです。
集中して聞くこと!この癖付けがないと、テスト中に余計なことを考えたりするのは当たり前です。
よって英語を聞いたら集中するスイッチが入る、通勤や通学中にどこかで外国人が英語で話していたら、「あっ、英語だ」と耳が反応できるようになったら最高です!
これも毎日の積み重ねなので、今日から少しずつトライしていきましょう!1ヶ月もれば自分の変化に気づくはずです。