リスニングで目を閉じると分かりやすくなるのでしょうか?
また、英検やTOEICなどのリスニングパートでは目をつぶった方がいいのか、問題など文字を見ていた方がいいのでしょうか?
結論を言うと、リスニング力をUPするための勉強法としても、試験のリスニングが苦手な人にとっては、「目を閉じた方がいい」です。
目次
英語のリスニング力を上げるには「目を閉じた方が絶対にいい」理由
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英語をリスニングする時、目を閉じた方が勉強法としては最適です。
これは初心者、中級・上級者の勉強法は異なるのですが、どちらでも効果を発揮します。また、周りの音は遮断してなるべく静かな方がベターです。
それぞれのレベルでの「目を閉じたまま」のリスニング練習をご紹介します。
初心者は目を閉じて「右耳」からのリスニング勉強法
先ず初心者が陥りやすいのが、「理解しよう」とするリスニングをやってしまうことです。
英語と日本語では周波数も違いますし、音自体も全く異なります。何より先にこの英語の音やリズム(周波数)を刻み込んで慣れる必要があるので、すぐに意味を分かろうとする・・・
神経と研ぎ澄ますように目を閉じようが意味が理解できないのは当たり前です。
初心者が必要なのは、先ず「英語」という言語を脳に認識させることです。
スペルも単語の意味も理解せずに、「目を閉じて言語脳というところに英語の音を浴びせるの集中する」ことです。
この言語脳に刺激を与えるには、イヤホンを使ってもいいので、「右耳」から英語を聞くことがいいと言われています。
詳しくは、『英語のリスニングは右耳と左耳どっちが効果的?2つの違いと勉強法』にも書いていますが、次の中級・上級者は「左耳」でチャレンジしてみましょう!
中級・上級者は目を閉じてイメージ・予測リスニングをどんどん試す!
上述した通り、中級・上級者は「左耳」、つまり「右脳」で英語を捉える感覚が必要です。
私も英語指導の中で、よく「目を閉じて、音だけ聞いてイメージして下さい」ということを言います。
日本人はどうしても、英語を文字化してしまいます。この文字化を防ぐのが「右脳」、つまり「左耳」で聞くことがベターです。
右脳で聞くことにより、「イメージで英語を理解する」ようになるということです。
あなたは、日本語を聞いている時にひらがなや漢字や、ましてや文法が頭に浮かびますか?
英語も日本語のようにとらえるにはイメージで聞く必要があるのです。イメージ・リスニングや予測リスニングというものです。詳しくは『英語のリスニング力が驚くほど開花する超簡単な勉強法』をご覧ください。
目を閉じることで各個人のそれぞれのイメージが自由に浮かび上がらせることができるので、集中して聞くようにしてみて下さい。
TOEICリスニング対策は「先読みしてから目を閉じる」がポイント
さて、多くの方が質問されるのが、「TOEICテストのリスニングパートでは目を閉じた方がいいのでしょうか?」ということです。
「目を閉じるかどうか」以外の対策は、それぞれのパートで違うので、『TOEIC満点者が教える!目標スコア達成の勉強法』で確認してみて下さい。
Part1対策
写真が掲載されている問題です。
要するにこれは、あなたの頭の中のイメージだと思って下さい。あなたのイメージしているものに対して、一つ正解の英文が流れてくる感覚です。
よってこの際は目を閉じる必要はなく、シッカリと写真を確認しながら聞いた方がベターです。
Part2対策
短い英文が流れてくるので目を閉じることで「音が聞き取りやすくなる」のは確かです。
文字情報がないため、聞くことに集中できます。また、次のPart3とPart4のようにイメージすることが容易になります。
Part3・4対策
この2つのパートでは設問があるので、『TOEICで絶対無視できない7つの時間配分』でも解説しているように、先ずはその設問に目を通した方がいいでしょう。
どのような問題が事前にくるのか予測しやすくなります。知らない単語があってもある程度前後でイメージしやすくなります。
その問題を頭に置きながら目を閉じて予測・イメージリスニングすることでその描写が浮かぶようになります。
要するに、Part1は写真を目で見て、Part2・3・4は時間配分を活用しながら目を閉じてリスニングするのがいいということです。
まとめ:リスニングUPにはおすすめ無料教材などを有効活用しよう!
目を閉じて勉強するのが慣れない間は、動画などを通して英語の音に触れることも大切です。
英語の音を身近にすることで段々と余裕が出てきて、目を閉じることにも抵抗がなくなってきます。
無料で活用できるリスニング教材などがあるので『英語リスニング教材|厳選!9つのおすすめ無料アプリ・サイト・動画』を参考にして活用してみて下さい。
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