英会話でも頻繁に使われる接続詞の「whether」と「if」を正しく理解できていますか?
どちらとも「~かどうか」という意味ですが、使い方に少し違いがあります。
また、発音も天気を意味する「weather」とよく間違えられますが、その発音は同じなのでしょうか?
目次
「whether」の発音と「weather」との違い
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「whether」の発音と発音記号は下記となります。
※発音のポイントは「th」の「ザ」の部分です。しっかりと舌を歯の間に入れて発音します。位置など、『英語のTHの発音|2つの舌の動きで飛躍的に上手くなる方法』の記事を参考にしてみて下さい。
さて、冒頭でもあった「天気」を意味する「weather」ですが、これは発音は全く同じなんですね。よって文脈で見極める必要があるので、その点は留意しておきましょう!
因みに天気に関する記事もあるので、お時間のある時でも『「天気」の英語|スグに使えて英会話にも役立つ!音声付き』にも目を通して語彙力をUPしておきましょう!
「whether」の使い方
「whether」は様々なシーンと形(文型)で使われますので、先ずはその形自体を覚えておきましょう!
「whether or not」の形とは?
下記の英文はどちらも同じです。
- 例文その1.He never knows whether I come to the party.
- 例文その2.He never knows whether or not I come to the party. ※または「whether I come to the party or not」でも同様です。
和訳は、どちらも「彼は私がパーティーに行くかどうか知らない」となります。
上述通り、「or not」が「whether」のすぐ後ろ、または文末にきてもどちらも同じです。
主語や補語として使われる「whether」
whetherの節自体が主語(文頭にくる)や補語(主語と同じ意味を持つ)という使われ方とします。
- 例文その1.Whether or not he comes is not such a big issue.(彼が来るかどうかはそんな大きな問題ではない) ※「whether ~の文(節)」が文頭にきて主語になっている。
- 例文その2.The next topic is whether we have to promote largely or not.(次の議題は広範囲でプロモーションをするかどうかです) ※「whether ~の文(節)」=「the next topic」となっています。よって、「Whether we have to promote largely or not is the next topic.」となっても構いません。
前置詞の後ろで使われる「whether」
前置詞のすぐ後ろから始める「whether」の文もあります。
- 例文その1.We should talk about whether we take the class or not.(その授業を受けるかどうか話し合うべきです)
- 例文その2.I have a question about whether it is good or not.(私はこれが素晴らしいことかどうかの質問があります)
目的語として使われる「whether」
これは後述する「if」と同じ使い方になります。
動詞などの後ろにあり、目的語としての役割を果たします。
- 例文その1.He asked me whether I am OK with the plan.(彼は私にその計画に私が満足しているかどうか聞いてきた)
- 例文その2.I don’t know whether or not I should go there.(そこに行くべきかどうか分かりません)
「不定詞」と一緒に使われる「whether」
「whether」の最後の使い方になりますが、「不定詞」と一緒に使うパターンです。
不定詞とは「to + 動詞の原形」の形です。詳しくは、『英語の「不定詞」|3つの用法を簡単に5分でマスターする!』もご参考下さい。
例文が下記となります。
- 例文その1.I don’t know whether to open the door.(そのドアを開けるべきかどうか分からない)
- 例文その2.He asked me whether to apologize to her.(彼は彼女に謝るべきかどうか私に聞いた)
「whether」と「if」との違い
先ほどはどのような場面で(主語になったり)、whetherを使うのか解説しましたが、ここでは「whether」と同じように使われる「if」の使い方について説明します。
「if」は、『英語の仮定法|すぐにマスターできる簡単な2つの基本ルール』でも説明している通り、「もし~だったら」という仮定法で頻繁に使われますが、「~がどうか」として使われることがあります。
その場合は、基本的に動詞の後ろにきて目的語としてなる場合のみで使われます。
「whether」が多くの場面で使われるのとは対照的に、「if」は1つの用法でしか使われません。
例文が下記となります。
- I have no idea if she comes.:彼女が来るのか分かりません。
- I don’ mind if you join us.:あなたが私たちに参加するかどうか気にしません。(参加してもいいですよ)
基本的に「or not」は使いません。
またこの形(目的語)で使う時の口語(しゃべり言葉)では、「whether」より「if」がカジュアルに使われます。
まとめ:whetherやif以外の接続詞にも触れてみましょう!
whetherやif以外にも英語には多くの接続詞があります。
この機会に英会話などには欠かせないその他の接続詞などにも触れることで英語の幅が広がります。
『英語の接続詞一覧|42種類ある接続詞の簡単解説と使い方』の記事も是非参考にしてみて下さい。
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