あなたが天才ではない限り、100点を目指していないのに満点を取れるはずがありません。
また、90点を目指していては90点は取れません。満点を目指しているから高得点が取れるのです。
ここでは、初心者、中級者、上級者に関係なく、あくまで「TOEICリスニングで満点を取る」というテーマでそのコツと勉強法をご紹介していきます。
更に満点を目指すのが難しいと言われているリーディングセクションについては、『TOEICリーディングで満点を取るには?2つのコツや勉強方法など』の記事を参考にして下さい。
結論から言うと、基本を押さえたら、リスニング問題をテスト前日までより多く解くことです。ミスをなくすにも自分の弱点とその改善の繰り返しを継続することがとても大切です。
しかし、むやみやたらに時間を割いても効率が悪いので、TOEIC満点者である私がおすすめする参考書(問題集)やアプリ、勉強の時間配分を参考にしてみて下さい。
目次
基礎中の基礎!TOEICリスニングの問題構成と満点は何点?
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既にご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、先ずリスニング問題の形を確認しましょう。
時間は、約45分間でアナウンスに沿って進めていきます。
問題数は100問で、下記は大体の点数配分です。
- Part1:写真描写問題(6問)- 30点 ※短文:写真を見て答える
- Part2:応答問題(25問)- 125点 ※短文:文字情報一切ないし
- Part3:会話問題(39問)ー 195点 ※長文:2名以上の話者の会話
- Part4:説明問題(30問)ー 150点 ※長文:1名での案内などのアナウンス
これを見て分かるように、短文パートと長文パートが分かれていますが、TOEIC Part3とPart4の2つの配点が多く、満点を取るにはこの長文リスニングに、最も多くの対策時間を割くべきなのが分かりますね。
TOEICリスニングで満点はすごい?どのレベル?
先ほどの表を見ても分かるように、リスニングの満点は495点でが、どんな英語(リスニング)レベルなのでしょうか?
大体のレベルは公式サイトにある『Score Descriptor Table(レベル別評価の一覧表)』に書いてあるのですが、リスニング満点者の能力としては下記の通りです。
- 英文が複雑でも理解できるリスニング力
- 情報を繰り返さなくても理解できるリスニング力
- 言い換えや難しい単語やフレーズを使われても理解できるリスニング力
これらを短文でも長文でも発揮できる英語耳をもっているのが、リスニング満点の実力となります。
TOEIC800点、900点以上を目指すなら避けては通れないのが、「リスニング満点」の壁です。
決して簡単ではありません。
それがデータにも出ています。
過去の試験でのデータですが、リスニングセクション495点満点中470点以上が全体の「3.8%」で、満点は「約0.5%前後(推測値)」という結果です。
因みに、これにリーディングセクションを合わせて、全体での満点(990点)については、『TOEICの満点はいくつ?難易度(レベル)やおすすめの単語や2つの勉強法』でも書いている通り、全体の約0.05%~0.15%前後と更に低くなります。
このことから推測できるのは、リーディングセクションで満点を取るよりも、リスニングセクションで満点を取る方が確率が高いということです。
まずは初心者向けの対策とコツを把握すること!
リスニングセクションで満点を取るには、シッカリと次のような対策は基本となります。
初歩的なミスをなくすためにはこれらの対策は必要です。
- 言い換えへの対応
- 各Partの傾向とひっかけ問題
- 設問の先読み
などについては、初心者でも得点が伸びる『TOEICリスニングですぐに点数が上がるコツと勉強法・対策問題集』を別途確認しておいて下さい。
また、初心者でも満点を目指す場合は、短文(part1とPart2)でのミスをなくしいいスタートを切る、これが確実に満点を取るコツでもあります。
よってそのために各partの対策の記事を公開しているので、特に初心者の方は参考にしてください。
何故聞き取れない?TOEICリスニングでミスをなくす勉強法
この後に、おすすめの問題集などを紹介するのですが、それらを利用した勉強法を簡単にここで説明します。
問題を解きながら「聞き取れない」ということが出てくるかと思います。
「聞き取れない」現象は2つに分かれて、対応が異なります。
- 英文テキストを読んでも意味が分からない → 単語を中心に覚える
- 英文テキストを読んだから意味が分かる → リスニングスピードに慣れる
どちらにしても、長文対策(復習)としては、とにかく音読することをおすすめします。
問題を解いた後に、問題文を確認して音読、これはPart3とPart4の長文でも音読しすることがとても重要です。
とにかく多くの問題をこなして、復習には音読という流れを作ります。
音読の効果については、『英語の音読|初心者も効果あり!6ステップとおすすめ無料アプリ・参考書』でも解説しています。
また、アメリカ、イギリス、カナダとオーストラリア英語などの英語のアクセントにも慣れる必要があります。
とにかく試験まで1ヶ月あるのであれば、問題を解いて復習というサイクルに時間を費やすことに集中しましょう!
1万円弱の投資でリスニングで満点をとる!アプリ・問題集一覧
さて、実際の問題形式でドンドン解いていきましょう!
TOEICに頻出する単語を含む英文と、そのスピードに慣れるには適切な参考書などが必要です。
参考書(問題集)とアプリに分けてご紹介します。
リスニング全体に特化した問題集
Part1~Part4全てのパートを幅広く網羅してより多くの問題集を収録していて、ランキングも高いものもピックアップしました。
問題集
- TOEIC® L&Rテスト精選模試 リスニング3 ※最新版をご確認下さい
- TOEIC(R)テスト 新形式精選模試 リスニング(CD-ROM1枚つき)
- TOEIC公式問題集 ※最新版をご確認下さい。
アプリ
Listening for the TOEIC TEST
TOEIC公式アプリ(English Upgrader)
配点が多いPart3とPart4に集中した問題集
もっと勉強したい!物足りない!という方には、Part3とPart4に特化した問題集とアプリをおすすめします。
問題集
アプリ
下記2つのアプリは有料ですが少額です。
TOEIC® Test Part3 リスニング 問題集300問
TOEIC Test Part4 リスニング 模試300問
- iOS
- android(現在iOSのみ)
リスニングで満点を取るために「テスト中に絶対にやること」は?
さて、基本的な対策を知り、そして多くの問題を解いて、音読で復習しても試験中に緊張して力が出せないこともあります。
だからこそ、少しでもミスをなくすためにも次の2つのことは試験中に必ず実践して下さい。
マークシートは絶対に塗りつぶすこと!
聞き取れなくて分からない英文が流れても、正解する可能性があるのがTOEICテストの特徴の一つでもあります。
それは回答がマークシート方式なので、必ず塗りつぶすようにします。分からないから答えないということはしないようにしましょう。
直感を大切に!
何も練習しなくての直感は、ただの当てずっぽうですが、とにかく試験前日までに勉強を繰り返してきての直感は正答率が上がります。
答えを迷っている場合は、勉強してきた自分の直感を信じることが大切です。
まとめ:簡単じゃないからこそリスニング満点の価値が上がる!
TOEICテストで自慢できる、そして就職や転職で有利になるには、リスニング満点を目指すことは必要不可欠です。
リスニング満点(495点)にチャレンジすることで、それが450点、400点になるかもしれませんが、400点を目指しては400点を取れません。
この記事にアクセスしたということは、少しでも満点を取ってみたいという気持ちがあるからです。
初心者でもそれがスタートですが、後は実践のみです!是非、ここでご紹介した参考書やアプリなどを十分に活用してトライしてみましょう!