あなたは今すぐに「水曜日」と「2月」の英語のスペル(つづり)を書けますか?
英語のスペルを覚えるはあまり気が乗らないですよね?
私も、スペルを覚えるのは大の苦手でした。
というか、いまだにコンピューターのスペルチェックに頼ってはいますが(笑)
でも、手書きでメッセージカードを書いたり、会社の外国人の同様にパッとメモ書きしたり、日記を手書きしたりと、スペルチェックをしてくれる場面は少なくはありません。
三人称単数の場合の動詞への「s」の付け方、名詞の複数形や動詞の過去形の場合の語尾のスペル、発音と違うスペル、発音されていないのに書かないといけないスペル、などなど、それぞれに一定のルールが存在します。
ビジネスメールであれば、シッカリと時間を取れるのでじっくりとスペルミスをチェックできますが、スペルを覚えておくことでライティングスピードは確実にUPします。
つまり、スペルを覚えることは十分なメリットがあるということです。
スペル以外のライティングのコツについては、『英語のライティング|8つのコツや書き方と勉強法・アプリなど』をご参考下さい。
目次
ネイティブでもスペルは間違える?
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スペルはネイティブにとっても厄介なものです。
日本人が漢字を間違えるように、ネイティブももちろん間違うことはあります。
この後に基本ルールを学ぶのですが、彼らも小さい頃に間違えさすいスペルなどはシッカリと勉強しているのです。
語呂合わせだったり、歌を歌ったりと様々です。
英語には由来が海外の単語ものもあるので、スペルミスも発生します。
例えば、フランス語が由来の「entrepreneur(起業家)」など。めちゃくちゃ覚えにくいですよね。
また、ルールの中には必ず例外があります。
先ほどのように、外国語由来、または長い年月で自然とそのようになってしまったなど様々な原因がありますが、それはそれで受け入れる必要がります。
要するに、スペルを覚える時は、基本のルールを押さえると同時に、例外に柔軟に対応するマインドも必要というこです。それが大きなコツの1つでもあります。
スペルの基本ルールを押さえて覚える!
さて、ここではスペルの大原則といってもいいくらいの、基本中の基本のルールをご紹介します。
大きく分けて、動詞と名詞の場合となります。
動詞の三単現を作る場合
先ずは、主語が三人称単数の場合、その直後の動詞は原形から変化する(sを付ける)という文法のルールがあります。
それが三単現で、その時に動詞に付ける「s」を「三単現のs」と言います。
主語が「He」、「She」、「It」などの場合ですね。
ほとんどの動詞は現在形(原形)の後ろに単純に「s」を付けるのみです。
「s」をつける
例:
- play → plays:He plays soccer.(彼はサッカーをします)
- take → takes:It takes time.(時間がかかります)
- eat → eats:Tom eats breakfast.(トムは朝ごはんを食べます)
など。
尚、「持つ」という意味の「have」は例外で「has」となります。
さて、『英語の動詞一覧|2種類ある動詞の基本と使い方・活用方法』でも説明しているルールを見てみましょう。
語尾が「ss」、「x」、「sh」、「ch」、「o」の場合
例:
- 「ss」:pass → passes
- 「x」:relax → relaxes
- 「sh」:wash → washes
- 「ch」:teach → teaches
- 「o」:go → goes
これらの場合は、後ろに「es」を付けます。
語尾が「子音字+y」の場合
この場合は、語尾の「y」を「i」に変えて「es」を付けます。
例:
- study → studies
- fly → flies
動詞の過去形・過去分詞を作る場合
ここも動詞についてですが、別の時制です。
過去形は「ed」という覚え方をしていませんか?
実はそのまま動詞に「ed」を付けるというケースよりも、その他のケースが英会話では頻出します。
『英語の過去分詞|4つの使い方・単語一覧の覚え方と例文など』でも書いているとおり、次のように不規則に動詞が変化する(不規則変化動詞)のパターンもあります。
- go(原形/現在形)、went(過去形)、gone(過去分詞)
- take(原形/現在形)、took(過去形)、taken(過去分詞)
それ以外のルールが次となります。
語尾が「e」の場合
動詞の原形 +「d」となります。
例:
- use → used
- like → liked
- change → changed
語尾が「子音字+y」の場合
語尾の「y」を「i」に変えて「ed」を付けます。
例:
- study → studied
- try → tried
語尾が「母音+y」で終わる場合は、そのまま「ed」を付けます。
例:
- play → played
- enjoy → enjoyed
語尾が「母音字(1文字)+子音字(1文字)」の場合
この場合は、語尾の子音字を重ねて「ed」を付けます。
例:
- stop → stopped
- plan → planned
語尾が「c」の場合
動詞の原形 +「ked」となります。
例:
- panic → panicked
- picnic → picnicked
名詞の複数形を作る場合
ここでは名詞が変形する場合のスペルのルールを見ていきましょう!
複数形の場合、基本的には単純に「名詞+s」となります。
例:
- book → books
- cookie → cookies
- orange → oranges
しかし、『英語の名詞|可算名詞と不可算名詞の2つを押さえるだけ!』でも説明している通り、単純じゃない他のルールを適応する場合も多いです。
語尾が「s」、「ss」、「sh」、「ch」、「o」、「x」の場合
そのまま「s」をつけると発音が難しいので「es」を付けます。
例:
- 「s」:bus → buses
- 「ss」:boss → bosses
- 「sh」:dish → dishes
- 「ch」:beach → beaches
- 「o」:potato → potatoes
- 「x」:box → boxes
しかし、ここでも例外があります。下記はそのまま「s」を付けます。
- photos(写真)
- pianos(ピアノ)
- radios(ラジオ)
語尾が「子音字+y」の場合
「y」を「i」に変えて「es」を付けます。
例:
- story → stories
- baby → babies
- country → countries
語尾が「f」、「fe」の場合
「f」か「fe」を「v」に変えて「es」を付けます。
例:
- leaf → leaves
- knife → knives
- life → lives
しかし、例外として、「roof」はそのまま「s」がつく(roofs)場合もあります。
間違えやすいスペルをどうやって覚える?
今までのスペルの基本ルールはいかがでしょうか?
これまである程度の量の英語リーディングをされてきた方は、何となく身に付けていたものばかりではないでしょうか?
しかし、その中でも未だに「どっちかな?」、「どうだったかな?」というスペルのルールがあります。
ここでは、そららのスペルを覚える際のコツを紹介します。
発音とスペルがマッチしない場合
あなたは次の2つの単語をどう発音しますか?
- know
- psychology
答えは次です。
- know → ノウ(kを発音しない)
- psychology → サイコロジー(pysをサイと発音する)
発音からスペルを覚えるのは難しいですよね。
スペルと発音の関係には、「サイレントe(takeのeを発音しない)」や「二重母音(seaでイーと伸ばす)」などのルールがあります。
それらを総称して「フォニックス」と言います。
このルールを知ることで、単語の発音からスペルも覚えやすくなります。
大人が一つ一つフォニックスを身に付けるのは大変ですが、『大人向け|フォニックスと25種類以上の発音記号をアプリで覚える!』の記事でも紹介しているアプリなどを利用すると便利です。
スキマ時間を活用して、基本ルール以外の決まり事にも触れておくことで、スペルに強くなります。
ieかei分からない場合
次の2つ単語(動詞)をよく私もよく間違えます。
- believe(信じる)
- receive(受け取る)
この時に役立つのが、「I before E, except after C」(IはEの前、でもCの後ろ以外はね)というフレーズです。
ネイティブであれば誰でも知っているコツです。
基本的には「i」は「e」の前に来て、「ie」となる(believe)けど、「c」の後だけは「ei」となる(receive)というルールです。
ワードやメールなどを書いていると自動的にスペルを修正してくれるのですが、知識として知っておくと手書きの時に大変役立ちます。
動画やアプリを使って効率的にスペルを覚える方法
楽しくスペルを覚えることが出来たら理想ですよね。
例として、曜日と月の覚え方とおすすめ動画から見てみましょう。小学生など小さいお子様がいらっしゃる方は是非一緒にトライして下さい。
曜日
私が中学生の時にやったのが、語呂合わせというより音の響きをそのままスペルにするイメージでした。
特に水曜日が苦手で、「Wednesday」ですね。「d」を発音しないので、スペルを「ウェドネスデイ」と覚えていました。
この癖は未だに取れません。
木曜日は「Thursday(スルスデイ)」、月曜日は「Monday(モンデイ)」などで、自分が覚えやすいように音を当てはめてました。
しかし、それは本来発音ルールを無視した覚え方なのでよくはありません。できれば、スペルそのものを自然と身に付けた方がベストですね。
そんな時のおすすめなのが、リズムと一緒に覚える方法です。
次の動画は、曜日の「day」の部分を固定させて、他の箇所をリズムに合わせて読んでいくイメージです。
視覚の部分を脳に記憶として残し、それを呼び起こしてスペルを書く感じです。
月
月の中で未だに苦戦しているのが、「2月(February)」です。
手書きだと間違えてばかりいます・・・
これも先ほどと同じように、リズムと視覚で脳に落とし込めむことで、単語のスペルを覚えることが可能です。
長い単語は区切って覚えるという感覚の動画となっています。
おすすめアプリ
スキマ時間の利用した英語の勉強にはアプリは欠かせません。
これはスペルを覚えるのにも同様で、コツコツと積み重ねることが大切です。
アプリを利用して多くの単語に触れることで、基本ルールに属さない例外的なものもまとめて覚えることができるのがメリットです。
次のアプリは、中学1年生からの中学英語などレベルを選べるので無理なく進めることが出来ます。
英単語スペル3600(中学英語・高校英語の無料勉強アプリ)
まとめ:ノートを作って日記などを書く習慣をつけよう!
スパルタのように単語帳に何十個も単語だけを書いてスペルを覚えようとしても意味がありません。
基本のスペルのルールを覚えた後は、『英語の日記はノートに書いた方がいい?2つの方法と実例画像など』でも例を出していますが、日記などに手書きでまずは書いてみましょう。
単語の使い方も分かるし一石二鳥です。
いきなりスマホやワードなどに書くとスペルチェックに頼ってしまいがちになりますので、実力を付ける意味でも手書きがいいですね。
辞書も上手く活用しながらトライしてみて下さい。基本は辞書の単語を真似て書くことでドンドンつづりを覚えていきます。今日からでもスタートしてみましょう!