「台風」を英語では何と言うのでしょうか?
日本には多くの「台風」が来るので、日本の特徴の1つでもあります。
よって、外国人に伝える時には、発音も的確に表現したいものです。
また、海外の天気のニュースでも耳にする「ハリケーン」や「サイクロン」との違いは何なのでしょうか?
それと、「熱帯低気圧」や「暴風雨」など、「台風」に関連する英語もたくさんあります。
目次
「台風」は英語でなんて言う?
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「台風」を表現する場合には、「typhoon」の英語を使います。
台風の英語|「typhoon」の読み方(カタカナ)・発音
「typhoon」の読み方、発音、発音記号は下記となります。
発音のポイントは、アクセントの位置と「ph」のところを「f」で発音するところです。「f」の正しい発音については、『Fの発音が自然と上手くなる簡単な2つのコツ』の記事もご参考下さい。
台風の英語|「typhoon」の複数形は?
また、「typhoon」は可算名詞なので、複数形は「typhoons」となります。『英語の名詞|可算名詞と不可算名詞の2つを押さえるだけ!』の記事もご参考下さい。
英語の語源|台風はなぜ台風と言うの?
台風の名前の語源にはいくつかの説があります。
下記が主な3つの説です。
- その1.広東語の大きい風の大風(tai fung)から由来した説
- その2.ギリシャ神話のテュフォン(Typhon)という怪物から由来した説
- その3.アラビア語での「嵐」を意味する「tufan」から由来した説
ちょっとした知識として押さえておきましょう!
台風とハリケーン・サイクロンとの違いとその英語
先ずはハリケーンとサイクロンの英語から見てみましょう!
ハリケーンの英語|読み方(カタカナ)と発音
海外でよく聞く「hurricane」ですが、その英語の読み方、発音は下記となります。
サイクロンの英語|読み方(カタカナ)と発音
「cyclone」ですが、その英語の読み方、発音は下記となります。
さて、このサイクロン・ハリケーンと台風の違いは何なのでしょうか?
台風・ハリケーン・サイクロンとの違いは?
この3つの天気の現象の違いは何なのでしょうか?
全て「台風」と表現できるわけではないので注意と使い分けが必要です。
- 台風(typhoon):北西太平洋および南シナ海で発生する熱帯低気圧
- ハリケーン(hurricane):北大西洋および北東太平洋で発生する熱帯低気圧
- サイクロン(cyclone):南太平洋やインド洋で発生する熱帯低気圧
因みに、オーストラリア近辺で発生する熱帯低気圧は「willy-willy」(ウィリー・ウィリー)と言います。
要するに同じ性質なのですが、発生する場所でそれぞれの単語を使い分けるのがポイントです。
会話でよく使う!台風を使った英語フレーズ・例文
特に日本にいる外国人と話す時に台風での会話フレーズは欠かせないものです。
よく使う表現をいくつかピックアップしましたので是非ご参考下さい。
- 台風が来る:A typhoon is coming. ※または、下記でも解説している「approaching」でも同様です。
- 台風が近づいている(接近中):A typhoon is approaching. ※「There is a tyhoon approacing.」でもOKです。
- 台風が横断している(横断中):A typhoon is passing through.
- 台風が北上している(北上中):A typhoon is moving northward. ※「moving up」でも同様ですね。
- 台風は大丈夫ですか?:A typhoon is approaching, but are you OK? ※気遣いのメッセージであればOKです。
- 台風に気を付けて下さい:Be carefule of a typhoon. ※既に台風の事を話しているのであれば、「Be careful.」や「Stay safe」など一言でも構いません。
「台風」と関連する英語表現
天気予報などでよく耳にする表現を英語で何というのか?を紹介しています。
主要な表現は下記となります。
- 「台風〇〇号」:Typhoon No.〇〇 ※台風1号であれば、「Typhoon No.1」となります。
- 「台風の目」:the eye of a typhoon
- 「大型台風」:large typhoon ※「big」や「powerful」という単語でも構いません。「超大型台風」は「super typhoon」などとも言います。
- 「高気圧」:high pressure ※「high atmospheric pressure」が正式名称ですが、「atmospheric(大気の)」という単語は省略することが多いです。
- 「低気圧」:low pressure ※「low atmospheric pressure」が正式です。
- 「熱帯低気圧」:tropical cyclone ※「tropical depression」や「tropical storm」と表現される場合もあります。
- 「温帯低気圧」:extratropical cyclone ※北側の冷たい風と南からの暖かい風がぶつかって出来るのが温帯低気圧で、いくら発展しても「台風」とは呼べません。
- 「ヘクトパスカル」:hectopascal ※気圧を表わす単位です。記号では「hpa」となります。
- 「暴風雨」:rainstrom ※「storm」のみでもOKです。
- 「暴風圏内」:storm zone ※暴風域でも同様です。
- 「天気予報」:forecast ※「weather report」や「weather forecast」でも同じ意味です。
- 「天気図」:weather chart ※「weather map」でも可です。
まとめ:「台風」以外の風や天気の英語表現も同時に習得しよう!
「typhoon」という単語だけを覚えるのではなく、その他の気象表現もマスターすることが大事です。
風の強さの表現などは、『「風」の英語|厳選37個!強さ別・気温別・場所別で表現』の記事で紹介していますので参考にしてみて下さい。
他の気象についても、『「天気」の英語|スグに使えて英会話にも役立つ!音声付き』の記事で紹介してるような天気の英語も同時に覚えるとドンドン英単語力も身に付いてきますよ。
日常生活で頻繁に使う英語ですので、日本にいても、英語で表現する癖を付けるだけで自然と英語力がアップします。役立ててみて下さい。
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