
「先生」や「教授」、また「師匠」などは英語で正しく言えますか?
単純に「teacher」という英語だけではなく、「professor」、「master」、「educator」という単語を使い分ける必要があります。
また、学校の先生に何か用件がある時のフレーズの「先生!」という時の英語での呼びかけ方はわかりますか?
「Teacher!」ではないので注意して下さい。
目次:
1.「先生」の基本英語
2.「先生になる」は英語で?
3.「先生(teacher)」以外の教える人に使う英語
3-1.「教授」の英語は?
3-2.「師匠」の英語は?
3-3.「教育者」の英語は?
4.「先生!」と英語で言う場合の呼び方
5.英語で先生へのお礼メッセージ集
1.「先生」の基本英語
「先生」は英語で「teacher」(ティーチャー)です。
「教える」という意味の「teach」に「人」を表す「-er」をつけて「教える人」、つまり「先生」です。
「先生」は一般的に「教えることを生業としている人」に使う表現です。小学校、中学校、高校の先生や、英会話教室で教えてくれている先生など幅広く使えます。
2.「先生になる」は英語で?
「先生になる」は、「~になる」と言う意味の「become(ビカム)」を使って「become a teacher」です。
【例文】
- 英語:My dream is to become an English teacher.
- 日本語:私の夢は英語の先生になることです。
「to be a teacher」も同じ意味で使えます。
【例文】
- 英語:He will be a math teacher after graduating the college.
- 日本語:彼は大学卒業後、数学の先生になる予定です。
3.「先生(teacher)」以外の教える人に使う英語
「先生」以外の「教授」や「師匠」など「教える人」に関する英語表現を見てみましょう。
3-1.「教授」の英語は?
「教授」は英語で「professor」(プロフェッサー)です。
一般的に博士号の資格を持っていて、「大学で教えている専門家」に使う表現です。
「専門家の」と言う意味の「professional」の単語の類義語で、専門的な知識がある先生です。
英語圏でも「準教授」というシステムがあり、「準教授」は英語で「associate professor」です。
また、アメリカでは「教授」になる前の講師を「instructor」(インストラクター)と言います。
趣味のダンスや音楽の先生などにも、この「instructor」が使えます。
3-2.「師匠」の英語は?
「師匠」は英語で「master」(マスター)です。
日本語の「師匠」は幅広く使えますが英語では古い表現で、武道など伝統的な分野以外ではあまり使いません。
「master」に対して、「弟子」は「apprentice(アプレンティス)」です。
3-3.「教育者」の英語は?
「教育者」は英語で「educator」(エジュケイター)です。
「教育する」は英語で「educate(エジュケイト)」で「educator」は「教育をする人」つまり「教育者」や「教育の専門家」の意味です。
4.「先生!」と英語で言う場合の呼び方
「先生」は英語で「teacher」ですが、目の前にいる先生に声をかける時には「teacher」とは言いません。
注意しましょう!
一般的な呼び方は、ラストネームに敬称を付けて呼びます。
男性であれば「Mr.」、女性であれば「Ms.」を付けて呼ぶのが一般的です。
お医者さんなども、「Dr. + ラストネーム」で呼べば、日本語で「~先生」と呼んでいるのと同じニュアンスになります。
大学で、「~教授」という場合は、「Professor + ラストネーム」となります。
5.英語で先生へのお礼メッセージ集
英語で先生にお礼を伝えましょう!
お世話になった英語の先生や、留学先でお世話になった先生伝えるための、英語のメッセージフレーズをご紹介します。
口頭でもメールや手紙などにも使えるので是非参考にしてみて下さい。
- 「You are the best teacher I have ever had.」:あなたは生涯で最高の先生です。
- 「I’m grateful for your love and support.」:先生の愛情とサポートに感謝します。
- 「Thank you for teaching me English.」:英語を教えてくれてありがとうございました。
- 「Thank you for making learning fun.」:楽しく学ばせていただきありがとうございます。※「~をありがとうございました」という意味の「Thank you for~.」のフレーズは、感謝を伝えるのに、すごくよく使えるフレーズです。「for」のあとには動名詞と名詞が入ります。
- 「I appreciate your kindness.」:親切にしていただき感謝しています。※「I appreciate ~.」は、「~に感謝しています」という意味で、丁寧に感謝の気持ちを伝えられる表現です。
- 「I will never forget your kindness.」:親切にしていただいたことは一生忘れません。
- 「I always looked forward to your lessons.」:あなたのレッスンをいつも楽しみにしていました。
「感謝」や「ありがとう」の伝え方は、【「感謝」を英語で正しく伝えるための3つの基本とメッセージ集】と、【英語で「ありがとう」|英会話やビジネスで今すぐ使える!】の記事で詳しく解説しています。こちらも参考にしてみてください。
まとめ:「先生」に使う英語はカジュアル過ぎずに!
欧米では日本より、先生と生徒の距離が近く気軽に質問ができる雰囲気があります。
生徒も積極的に意見を言って授業に参加しますし、学期の最後には生徒が先生を評価する機会もあります。
ただし、友達のような関係ではなく、ある程度線引きはあるので、言葉づかいには注意が必要です。