「具体的」という言葉。
実は日本語でも会話で結構使っている言葉の一つです。
例えば、次のような使い方です。
- 具体的な目標
- 具体的な方法
- 具体的な計画(スケジュール)
- 具体的な状況
- 具体的な例
など。
これは英語でも同様で、正しく使えていますか?
また、具体的の反対の「抽象的」の英語は何と言うのでしょうか?
目次
「具体的」の英語|発音や違いなど
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「具体的」の英語はいくつかの単語があります。
また、形容詞の「具体的な~」と副詞の「具体的に~する」の両方を覚えておくのがコツです。
「specific」と「specifically」で具体的
ネイティブもよく使う形容詞の「具体的」は「specific」です。
「specific」の発音と発音記号は下記となります。
具体的な、明確な、特定のなどの意味があります。
副詞の「具体的に」は「specifically」(スペシフィカリー)となります。
「concrete」と「concretely」で具体的
この「concrete」とも使われる「具体的な」の英語です。
「concrete」の発音と発音記号は下記となります。
具体的な、現実の、有形のという意味があります。
副詞の「具体的に」は「concretely」(コンクリートリー)となります。
その他の英語で具体的とその違いなど
「particular」(パーティキュラー)もよくつかわれる「具体的な」という英語です。
副詞は、「particularly(in particular)」という表現になります。
しかし、「particular」は「特有の」という意味合いが強いです。
「specific」は細かなところ、「concrete」は実在するなどのニュアンスの違いが少しあります。
他にも下記のような表現がります。
- precise(プリサイス)・precisely → 正確なというニュアンスになります。
- definite(デフィニット)・definitely → 明確なという意味なります。 ※「clear(クリアー)・clearly」も同様に使えます。
それぞれ「具体的」という場面では使えるのですが、少しニュアンスが異なる点は留意しておきましょう。リスニングの時にも役立ちますね。
しかし、ネイティブも細かく使い分けているわけではないのであまり神経質にならなくても大丈夫です。
また、具体的は「詳細」という単語とも深く関連付けられます。
「in detail」などの表現も知っておくといいでしょう。『「詳細」の英語|基本とその他4つの表現を完全マスター!』の記事も参考にしましょう!
具体的を表現する英語の略は?
メールなどでやり取りする時や資料を作る際に、「具体的な例(具体例)」を表現する場面がありますね。
その際は「e.g.」という略語を使います。
「e.g.」はラテン語の「exempli gratia」の略です。
『「例えば」の英語|10個の表現を口語や文語で正しく使い分け!』の記事でも説明していますので参考にしてみましょう。
具体的の反対の「抽象的」の英語は?
抽象的という形容詞は「abstract」(アブストラクト)となります。
副詞(抽象的に)は「abstractly」です。
他にも下記のような単語でも「抽象的」を表現できますが、そのニュアンスの違いも確認しましょう。
- general(ジェネラル)・generally → 一般的という意味です。
- indefinite(インデフィニット)・infefinitely → 不明確な、漠然としたという単語です。※unclear(アンクリアー)やvague(ヴェイグ)という単語も使えます。
「具体的」の関連例文やフレーズ一覧
「具体的に説明して頂けますか?」や冒頭の「具体的な計画」など会話でよく使うものをピックアップしてご紹介します。
また、「具体的」には上記で説明の通り、単語が色々あるのでミックスしながら記載しています。
例えば、「specific」の個所を「concrete」に変えたりすることも可能ですが、これもニュアンスの違いには留意しておきましょう。使う場面により伝わり方が多少変わってきます。
- もっと具体的に説明して頂きますか?:Could you explain more specifically? ※「more」と比較級を使うこともできます
- 具体的な時間を教えて下さい。:May I know the specific time?
- 具体的な金額:specific amount (of money) ※「amount(アマウント)」は量という単語です。
- 具体的な目標:concrete target
- 具体的な方法:concrete way
- 具体的な計画(スケジュール):specific plan(schedule)
- 具体的な状況:particular situation
- 具体的な例:specific example
- 具体的なアイデア:specific idea
- 具体的な手続き:specific procedure
まとめ:「具体的」の英語は先ずは「specific(specifically)」を使ってみよう!
厳密に使い分ける必要はありませんが、それぞれの「具体的」の英語の違いは知っておくことは必要です。
しかし、基本として「specific(specifically)」を先ず使いのなせるようになりましょう。
その上でシチュエーションに応じで他の表現を会話の中で使ってみてもいいですね。
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