例えば~、という表現は日本語でも会話では欠かせないものですよね。
英語も同様に、日常会話ベースでもネイティブはよく使います。
しかし、日本語との違いはその表現がカジュアル・フォーマル、口語・文語(プレゼン・論文やメールなど)と多くあることです。
日本人が最初に習う、「for example」だけではありません!
目次
「例えば」の英語の基本表現
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先ず、基本中の基本としてご紹介したいのが、「for example」と「for instance」の2つの表現です。
例えばという意味の他に、「例を挙げると」という意味の場合も使えます。
「for example」の読み方と使い方
ネイティブも頻繁に使うのが、この「for example」です。
- 英語:for example
- 読み方・発音:
「example」は「例」という英語です。
例文を見てみましょう。
- 例文その1.You can go anywhere, for example, Tokyo, New York and etc.(あなたはどこでも行けます。例えば、東京やニューヨークなどです。)
- 例文その2.For example, he is so nice to others.(例えば彼は他人にとても親切という点です)※彼についてのいい点を話しているとイメージできますね。
カジュアルな口語でも、もちろん文語でも使えるとても便利な表現です。先ずは「for example」をしっかり押さえましょう!
「for instance」の読み方と使い方
ネイティブがフォーマルな言い方として口語でも文語でも使うのが、この「for instance」です。
- 英語:for instance
- 読み方・発音:
「instance」は、「事例」という英語です。
しかし、「for exmaple」のフォーマル版とう認識で構いません。よってビジネスの場面(口語でもメールでも)では、「for instance」を使えるとかっこいいですよ。
例文を見てみましょう。
- 例文その1.For instance, Company A made profits using this marketing tool. (例えば、会社Aはこのマーケティング手法を用いて利益を上げました。
- 例文その2.We made better proposals, for instance, to go into new markets, gain new consumers and so forth.(私たちは、更に良い提案を作成しました。例えば、新しい市場への進出、新しい顧客の獲得などです。 ※「~など」の部分の「and so forth」を「and so on」にすると少しカジュアルになります。
メールや論文などで使える「例えば」の英語の略(省略形)とは?
特にメールでは英語を略して書くことなどあります。
様々な英語の略語については、『英語の略語一覧|メールやSNSで今すぐ使える厳選73個』の記事をご確認下さい。
しかし、基本的にはカジュアルな間柄、家族や友達の時に略語を使うのが基本ですが、ビジネスメールやプレゼン・論文の中でも「例えば」の英語は略語をよく使います。
実際、私もメールなどでは「for example」とは書かずに略語を使います。
しかしこの略語を間違って使っている日本人が多いのでその点は注意しましょう!
「e.g.」
基本的にネイティブも文語で多く使うのが、「e.g.」です。
「e.g.」はラテン語の「exempli gratia」の略です。
「for example」の箇所にそのまま文語として当てはめてOKです。
例文は下記となります。
- 英語:I like fruits, e.g. apple and banana.
- 日本語:私はフルーツが好きです。例えば、リンゴやバナナです。
「ex.」も例えばの略?
「ex.」も例えば(example)の略語として使えるのですが、多くのネイティブは「e.g.」を使います。
理由としては、「ex.」だと「exercise」の略や、他の「ex」から始まる略語として使われることが多いからです。
間違えではなのですが、基本は「e.g.」と覚えましょう!
「i.e.」も使える?
「e.g.」とよく混乱するのが「i.e.」という略語です。
私も生徒さんが間違って使っているのを何回か見たことがあります。
「i.e.」はラテン語の「id est」からきています。
意味としては、下記の2つの言い方の略語として使われることが多いです。
- that is to say:すなわち(つまり)
- in other words:他の言い方で言うと
例えばとは意味が異なるので注意しましょう!
しかし、この「i.e.」もビジネスメールやプレゼン・論文など文語として多く活用されているので覚えているだけでも役立ちます。
また、他にも「cf.」(conferの略)というのもよく使われますが、こちらは「参照する・比較する」という場合に使われる略語です。
言い換えが出来る!「例えば」の英語表現
「for example」や「for instance」、「e.g.」の他でも言い換えが出来る表現があります。
ここではいくつかピックアップしてご紹介します。また、相手に「例えば?」と聞く時にも使える表現でもあるので役立てて下さい。
カジュアルな「like」
友達同士とかカジュアルな場合によく使うのが、「like」です。
ここでは、好きという動詞ではなく前置詞として使います。口語表現となります。
例文が下記となります。
- 英語:She hates people like him.
- 日本語:彼女は(例えば)彼のような人が嫌いです。
この前置詞の「like」を使って、何かを話している相手に「例えば何?」と質問する場合は、「Like what?」(Like?だけでもOKです)と短文で聞くことができます。
少しフォーマルな「such as」
「like」のフォーマルバージョンが「such as」と思って下さい。
例文を見てみましょう。
- 英語:Japanese cars such as Toyota is valued throughout the world.
- 日本語:(例えば)トヨタのような日本車は世界中で価値を見出しています。
これも「such as?」という感じで、「例えば何?」という場面で行くことができます。
スラングで~などを表す「~など」の表現
「for exmaple」や「for instance」のところの例文で既に紹介していますが、「and so on」、「and so forth」、「etc.」という表現(~など)という英語は欠かせませんが、それだけではありません。
スラング的に使えるものもあるので是非下記の2つは押さえておきましょう。どちらも文末に付けることで「~など」となります。
- 「you name it」
- 「and stuff like that」 ※and things like thatという表現でも代用できます。
その他の例えば~の英語
「例えば~はどうですか?」、「例えば~とした場合」など会話でも使えるものはまだあります。
ここではその代表的な表現を4つ確認しましょう!
- How about ~?:How about this?(例えばこれはどうですか?)※相手に好みを聞いたりする場合にカジュアルに使えます。
- Give me some examaples.:直訳では「いくつか例を下さい」となります。1つの例が欲しい時は「Give me one(an) example.」となります。
- Let’s say ~.:Let’s say you go there now.(例えばあなががあそこに行ったとしましょう)
- Let’s pretend ~.:Let’s pretend you are famous football player.(例えばあなたが有名なサッカー選手としましょう) ※「pretend(プリテンド)」は「~のふりをする」という場合にカジュアルによく使います。
- Let’s suppose ~.:Let’s suppose you can’t make it to the meeting.(例えばあなたがその打ち合わせに間に合わなかったとしましょう) ※少しフォーマルな言い方となります。
まとめ:「for example」以外の表現も使いこなそう!
常に「for example」を連発して使うと英語表現がとても乏しいものになってしまいます。
基本を押さえることはいいのですが、その他の「such as」や「e.g.」などもしっかりと覚えることで色々な場面で使いこなせるようになり、とてもかっこいい英会話ができるようになります。
カジュアルとフォーマルな言い方も把握して是非活用してみて下さい。
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