
既に、日本のラーメンは、「Sushi(すし)」と同様に世界各地で認知されていますが、それでも分からない方も多いので、英語で「ラーメン」の説明が必要な時があります。
また、それぞれの種類(とんこつラーメンやしょうゆラーメン、など)やラーメンに関連する用語(硬さや替え玉、など)の英語を知っていますか?
『「日本文化」を英語で紹介|正確に伝えるための8つの基本』の記事でも説明している他の文化と同じように、「ラーメン」は日本文化の1つとして定着しています。
目次:
1.「ラーメン」の発音と英語で説明
2.「ラーメン」に関連する英語
2-1.「ラーメン」には欠かせない英語
2-2.「ラーメン」の種類の英語
2-3.「ラーメン」の注文時に必要な英語

1.「ラーメン」の発音と英語で説明
「ラーメン」を英語では、「ramen」とそのまま伝えて通じる場合と、相手が分からないパターンもあります。
伝わらない場合は次の表現のどちらかを選んで言うといいでしょう。
- noodles
- Ramen noodles
- Japanese noodles
など。
基本的に「noodle(ヌードル・麺)」は、複数形の「noodles」にします。「noodles」があることで、相手がイメージしやすくなります。
次のような説明文でOKです。
「Raman is Japanese noodles in many kinds of soup that you can choose from and very popular food in Japan.(ラーメンは日本の麺のことで、沢山あるスープの種類から選べるとても日本では人気のある料理です。」など。
また、英語の「ramen」については、「R」の発音に注意が必要です。そのままの「ラ」ではなく、しっかりと「R」を発音するとネイティブの発音に近づきます。
「R」の発音に関しては、『RとLの発音がビックリするほど上達する簡単トレーニング』の記事を参考にしてみて下さい。
「ramen」の発音と発音記号は下記となります。
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不可算名詞(数えられない名詞)なので、例えば、一杯のラーメン(a bowl of ramen)という感じに表現します。
- Do you like ramen?(ラーメン好きですか?) ※冠詞の「a」や「the」は不要です。
- I ordered two bowls of ramen.(ラーメンを二杯注文しました)
など。
2.「ラーメン」に関連する英語
「Ramen」と英語で説明するだけではなく、それに関連した表現を加えて外国人に紹介すると会話も楽しくなります。
2-1.「ラーメン」には欠かせない英語
「ラーメン」と一緒に注文するもの、また「ラーメン」と比較されるもの、それに関連するものをご紹介します。
- そば:「soba noodles」、または「buckwheat noodles」
- うどん:「udon noodles」、または「thick (white) noodles」 ※後者の直訳は「太い(白い)麺」となります。また、うどんを「Japanese noodles(日本のラーメン)」として紹介されることもあります。
- 紅ショウガ:「red pickled ginger」
- 餃子(焼き餃子):「pan-fried dumpling」 ※「dumpling」は肉団子です。
- チャーハン:「fried rice」
- 箸:「chopsticks」 ※複数形にしてください。フォークではなく箸で食べるものだと説明してみて下さい。
2-2.「ラーメン」の種類の英語
「Ramen」には色々な種類がありますが、それらを英語で紹介してみましょう。
- つけ麺:「dipping noodles」 ※「dip」は「~につける」という動詞です。
- 味噌ラーメン:「miso ramen」、または「noodles in miso-based soup」
- 醤油ラーメン:「shoyu ramen」、または「noodles in soy sauce-based soup」
- とんこつラーメン:「noodles in pork bone-based soup」 ※宗教上、「豚」がNGな外国人には注意を払って下さい。
- 塩ラーメン:「noodles in salt-based soup」
それぞれご当地のラーメンを説明する時にも上記の表現は役立ちます。
下記がその例です。
- 尾道ラーメン:Onomichi Ramen, which is noodles in small fish and soy sauce-based soup、など
- 博多ラーメン:Hakata Ramen, which is noodles in pork bone-based soup、など
- 札幌ラーメン:Sapporo Ramen, which is noodles in miso based soup、など
- 家系ラーメン:Iekei Ramen, which is noodles in pork-bone and soy sauce-based soup、など
- 二郎系ラーメン:Ramen Jiro, which is noodles in pork back fat and vegetable-based soup、など
など。
特にラーメン二郎などインパクトのあるラーメンは、「It has a pile of vegetables on top of noodles.(たくさんの野菜が麺の上にあります)」など、説明を足してもいいですね。
また、博多で有名な、「ラーメン屋台」は英語で、「ramen stand/ramen stand」で通じます。
因みに次のようなラーメンも知っておくと会話で役立ちます。
- インスタントラーメン(即席ラーメン):instant noodles
- カップラーメン:cup noodles ※しかし、上記の「instant noodles」で通じることが多いですね。
2-3.「ラーメン」の注文時に必要な英語
外国人に説明する時、海外でラーメンを注文する時など、次の表現も押さえておくと便利です。
- 大盛り:a large serving of ramen ※「large」のみでもOKです
- 替え玉:noodle refill ※「refill(リフィル)」は「再度満たす」という意味です。または、「extra ramen/extra noodles」でも通じます。
- こってり:thick ※「とろみが厚い」という意味ですが、「rich(うまみが濃い)」なども使えます。また、「heavy taste」という言い方もあります。
- あっさり:light ※「軽い」という意味です。または、「plan(あまり味が付いていない)」という表現もできます。
- 麺硬め:hard ※「コシがある」と言う時にも使えます。「chewy」だとグミのようなイメージなるので使い方に注意です。柔らかめは、「soft」でOKです。
など、参考にしてみて下さい。
まとめ:「ラーメン」という英語だけでじゃなく幅を広げよう!
「ラーメン」の英語の発音やその他の関連用語をマスターすることで、外国人への説明も十分なものになります。
外国人は日本の文化にはとても興味を持っていて、その1つとして「ラーメン」の紹介をすることで距離が縮まるはずです。
「ラーメン」を食べながらだったり、食事をする前にちょっと説明してあげれるとかっこいいですよ。ここで記載した表現や色々な英語表現を楽しく覚えていきましょう!
なかなか覚えるのが苦手という方のために、様々な英語表現や単語を効率的に覚えられる方法も下記にまとめました。是非参考にしてみて下さい。
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