リスニング力を短期集中で鍛えて上達する方法を知りたいですか？
短期間で鍛えるやり方があれば理想的ですが、実は第二言語習得論や言語習得の原理から可能な方法はあります。
しかし、「聞き流すだけ」のようなバカのように聞きまくる簡単な方法ではなく、ある程度スパルタですが、効率的な方法になります。
量をこなす、また一から鍛えなおしたいという覚悟があるなら是非、このまま読み進めて下さい。
目次：
１．短期間でリスニング力を極めるには？
・短期間で実践する前に基礎が必要
・短期間で可能にする方法とは？
２．TOEICや英検などのリスニング力を一週間で鍛えるには？
・TOEIC
・英検
・日常会話・ビジネス
まとめ：短期集中でリスニングを鍛えるコツはあなたの本気度！
１．短期間でリスニング力を極めるには？
※このページには広告が含まれています。
短期間と言っても一週間、一ヶ月、一年と人によってその感覚が違うかもしれませんが、ここでは一ヶ月を短期間という定義で、その効果や方法を解説していきます。
短期間で実践する前に基礎が必要
先ずは、「英語の音を聞く」という純粋な基礎のリスニング力が必要となります。
このリスニング力を身に付けるには単語や文法などの英語力は不要で、意味を考える必要もありません。
マイスキ英語で多くの方に読んで頂いている『英語のリスニング力が驚くほど開花する超簡単な勉強法』の記事でも最初に説明していますが、英語のリスニングの瞬発力と持久力というのが大きなテーマとなります。
英語のリスニングをしていて、最後の単語だけ強調されて聞こえて、最初に何を話していたか聞き逃している感覚はありませんか？
これではいつまでたっても、また単語をどれだけ覚えていても全く意味がありません。また、その延長線上で、最初から最後までリスニング出来る力もないとリスニングで理解するという事は不可能です。
このリスニングの力を瞬発力と持久力と言います。短期間で真のリスニング力を身に付けるには2つの能力が大前提です。
- 瞬発力・・・最初の3単語トレーニング → 英文の最初だけにまずは集中するリスニング練習
- 持久力・・・数当てトレーニング → 英文を最初から最後まで聞き取るリスニング練習
これらの詳しいトレーニング方法は、『英語のリスニング力をあっという間に伸ばす2つのコツ』で詳しく解説しており、問題もいくつか用意しているのでトライしてみて下さい。
この力をすでに持っている、または身に付けたら次のステップに移行しましょう。
短期間で可能にする方法とは？
さて、瞬発力を持久力を身に付けたら、そのリスニング力を確固たるものにする、また短期間で急速に伸びるやり方があります。
それが「シャドーイング」です。
聞いた方もいらっしゃるかもしれませんが、このシャドーイングは、『英語のシャドーイング｜初心者には効果が出ない３つの原因とコツ』でも解説していますが、初心者は絶対に実践してはいけない法王です。
基礎のリスニング力がある段階でのみ効果を発揮します。
また、第二言語習得論から解説すると、短期間で確実にリスニング力、または英語の能力自体を上げるには「インプットとアウトプットを同時に併用して鍛える方法」以外にないと言われています。
これは多くの英語習得者が経験していることでもあります。
シャドーイングの方法は簡単で、どの英文でもいいので音が流れてくる音声の１～3単語あたり後ろを真似しながら発音する方法です。
英文を影（シャドー）のように追いかけることからこの表現となっています。
リスニングしながら話す、つまりインプットとアウトプットを同時に実践する方法で、音読、ディクテーションよりも大きな効果を発揮します。
シャドーイングのやり方については、上記の記事内で詳しく解説しているのでご確認下さい。
２．TOEICや英検などのリスニング力を一週間で鍛えるには？
もちろんリスニング力を伸ばしたいという方の中には、TOEICや英検などの資格を目指す方もいらっしゃるでしょう。
ここではそのような方のためのおすすめの教材ややり方をご紹介しますが、あなたがシャドーイングする際には必ず録音することを忘れないようにしましょう。
どれくらい正確に聞こえて、そしてアウトプットしているのか再確認することはとても大切です。自己満足だけではリスニング力を短期間で上達させるには限界があるので、客観的にその上達具合を確認することもとても大切です。
また、それぞれの資格によく出てくる単語などに触れておくことでとても効率的にリスニング力を伸ばすことができます。
TOEIC
先ずはPart2の短文、そしてPart3, Part4のリスニングの英文をシャドーイングする流れがベストです。
公式サイトで、サンプルが用意されているので先ずはこちらでシャドーイングを実践してみて下さい。
慣れてきたら、更にその効果を高めるために、『TOEIC Part2で満点を取る対策とは？6つのコツや問題集など』で紹介しているコツを取り入れることで、点数も自然とアップしていきます。
英検
英検も同じように過去問が用意されているので、自分が目指す級のリスニングの英文を使ったシャドーイングがベストです。
最初はどうしても難しいので、あなたの目標の級の一つ前の級でのシャドーイングが最初の練習としてはおすすめです。是非、参考にしてみて下さい。
日常会話・ビジネス
もちろん、日常会話やビジネス英語に関しても同じようにシャドーイングをすることで単語なども覚えながらリスニング力がアップしていくのですが、ここではイメージでリスニングするという感覚もお教えします。
これは、「Netflix」などでの海外ドラマを活用する方法です。細かな意味を理解するというリスニングではなく、大まかな概要を理解するという長文リスニングの力を伸ばすには大変有効です。
『英語リスニング｜映画・海外ドラマが字幕なしで分かる！２つの勉強法』でも解説していますが、手順は下記となります。
- 好きな動画を用意する
- 先ずは、日本語吹き替えで、動画を10分～15分見る
- その後に、映像を見ずに（後ろ向きになったりして）、英語の音声だけを聞く
たったこれだけです！
日常会話なら、「Friends」や「Full House」、ビジネス英語なら「Suits」などの海外ドラマおすすめです。
単純に楽しむというより、あくまでリスニング力を鍛える練習法なので、色々な単語や表現をリスニングしながら、大体の内容を理解するという感覚を身に付けましょう！
まとめ：短期集中でリスニングを鍛えるコツは量とあなたの本気度！
いかがでしょうか？
これらの方法は有効的ではありますが、やはり「量をこなす」必要はあります。
それにはある程度の時間を空ける必要もあり、あなたの本気度が必要です。
今まで何気なくテレビを見ていた時間をリスニングの練習に充てる、通勤・通学時間に電車の中で寝ていた時間をシャドーイング（口ずさむ感覚）に割くという具合に出来る限り、リスニングに時間を費やす覚悟を決めましょう！
時間は一ヶ月という短期間です。
妥協すれば、妥協出来てその期間を延ばすことは誰でもできますが、先ずはその期間をターゲットに本気になって頑張ってみましょう！この記事がそのお手伝いになれれば幸いです。
