「何になりたいですか?」や「医者・薬剤師にになりたい」、「英語が話せるようになりたい」など、あなたがなりたいものを英語で伝えられますか?
また、将来なりたいものを聞かれたときに、うまく答えられずに困ったことはありませんか?
英語で自分の夢やなりたいものを伝えられたら、カッコイイですよね。
目次
「~になりたい」の基本英語
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「~なりたい」は英語で「want to be~」です。
「want」は「ほしい」という意味です。
「to + 動詞」とセットにすると、「~をしたい」という意味になります。
【例】
- want to ask~(~を聞きたい)
- want to tell ~(~を伝えたい)
「want to be~」の「be」は「(~で)ある」「(~に)なる」という意味です。
「want」とあわせると、「~になりたい」となります。
「~になりたい」の英語の「to be」と「become」の違いとは?
「~になるは」は「become」と覚え方方が多いのではないでしょうか?
では、「want to be」と「want to become」の違いは何なのでしょうか?
『「become」の意味と3つの使い方|be動詞との違いや過去形・過去分詞など』でも解説していますが、どちらも日本語訳では「~になりたい」となります。
分かりやすく説明すると、違いは下記となります。
- I want to be a musician. → ミュージシャンとなり一生ミュージシャンとして生きるイメージ(漠然と職業としていたい)
- I want to become a musician. → ミュージシャンになりたいが、一瞬かもしれないというイメージ(しかし、努力などをしている)
後述しますが、「将来、何になりたい?」という場合は、「want to be」を使うのが通常です。
また、「be」の後ろは、なりたいもの(職業など)が入ります。
「a doctor(医者)」、「大工(a carpenter)」、「ユーチューバー(a YouTuber)」など、あなたのなりたいものに入れ替えて文を作ってみましょう。
職業の英語は『「職業」の英語|3つの違いと使える!55個の主な職業』で、たくさん紹介しています。こちらを参考に、あなたの職業を英語で伝えてみましょう。
「~ではなく、~になりたい」という時は、「I want to be a musician, not pianist.(私はピアニストではなく、ミュージシャンになりたい)」となり、「not ~」という表現を付け足します。
「~ができるようになりたい」は英語で?
「ピアノが弾けるようになりたい」など、「~ができるようになりたい」という場合は「be able to」を使います。
【例文】
- I want to be able to play the piano. /私はピアノが弾けるようになりたいです。
- He wants to be able to speak English. /彼は英語が話せるようになりたいと思っています。
「to」の後ろは必ず「be able to」です。不定詞なので、「can(できる)/助動詞」は使えません。
「もっと~になりたい」などの時も、「I want to be able to speak English more fluently.(英語をもっと流暢に話したい)」などのときもこの表現が使えます。
「将来~になりたい」や「来世は~になりたい」は英語で?
「将来~になりたい」や「来世は~になりたい」など、「~なりたい」は時期とセットで伝えることも多いですよね。
時期とセットで「~になりたい」と伝える表現を見ていきましょう。
「将来(いつか)~になりたい」の英語
「将来(いつか)~になりたい」という場合の、「将来」は「future(フュゥーチャー)」を使います。
「future」は「未来」という意味で覚えている方も多いと思いますが、「将来」という意味でも使えます。
前置詞は「in」で、合わせると「in the future」となります。
【例文】
- 英語:I want to be a pharmacist in the future.
- 日本語:私は将来、薬剤師になりたいです。
「大きくなったら(大人になったら)~になりたい」の英語
「大人になったら~になりたい」や「大きくなったら~になりたい」は英語の時は、「when I grow up(グロォゥ アップ)」を使うといいでしょう。
「grow up」は「成長する」という意味です。
【例文】
- 英語:I want to be a police officer when I grow up.
- 日本語:私は大きくなったら、警察官になりたいです。
自分以外が主語の場合、「when I grow up」の「I」は他の主語に変わります。「he」や「she」など三人称単数の場合、後ろの「grow」は「s」がついて「grows」となります。
三人称単数現在形の「s」については、『英語の動詞一覧|2種類ある動詞の基本と使い方・活用方法』で詳しく解説しています。
【例文】
- 英語:He wants to be a pilot when he grows up.
- 日本語:彼は大きくなったらパイロットになりたいです。
「生まれ変わったら(来世)~になりたい」の英語
「生まれ変わったら(来世)~になりたい」という言い方もよくしますよね。
「生まれ変わったら」という場合、「もし~したら」という意味の「if」を使うことが多いです。
様々な言い方ができるのですが、例えば「if I had another life」はネイティブがよく使う表現です。
【例文】
- 英語:If I had another life, I want to be a lawyer.
- 日本語:生まれ変わったら、弁護士になりたいです。
「if」をつかった「もし~だったら」という表現は、仮定法過去の文なので動詞は過去形の「had」となります。
仮定法については、『英語の仮定法|すぐにマスターできる簡単な2つの基本ルール』の記事をご参考下さい。
「来世で」も同じ表現でもOKです。「来世」という意味の「one’s next life」を使って「in my next life」という言い方もできます。
【例文】
- 英語:I want to be an actor in my next life.
- 日本語:私は来世では、俳優になりたいです。
「何になりたい?」の英語
「何になりたいですか?」と相手に聞く場合は「what」の疑問文を使います。
【例文】
- 英語:What do you want to be?
- 日本語:(あなたは)何になりたいですか?
「彼」や「彼女」など、主語が三人称単数現在形の場合は、「do」の代わりに「does」を使います。
【例文】
- 英語:What does she want to be?
- 日本語:彼女は何になりたいですか?
先ほど紹介した「in the future(将来)」などと一緒に使ってもOKです。
【例文】
- 英語:What do you want to be in the future?
- 日本語:あなたは将来、何になりたいですか?
願望の「鳥になりたい」などの英語は?
「鳥になりたい」や「ライオンになりたい」など、実際になることはできないものについて「~になりたい」ということもありますよね。
この場合、「I want to be a bird.(私は鳥になりたいです。)」と言っても間違いではないのですが、願望を表す「wish」を使ったほうがより自然です。
【例文】
- 英語:I wish I were a bird.
- 日本語:私は鳥になりたいです。
仮定法過去の文なので、be動詞は過去形の「were」を使います。
こちらも先ほどご紹介した、『英語の仮定法|すぐにマスターできる簡単な2つの基本ルール』の記事でもご紹介しています。
「鳥にはなりたいけれど、実際にはそうではない。」、「そうなることは難しい」というニュアンスが伝わります。
まとめ:「~になりたい」の英語は様々な場面で使い分ける!
「~になりたい」の基本は「want to be ~」です。
とてもシンプルな表現なので、覚えてぜひ使ってくださいね。
「want to be able to ~(~ができるようになりたい)」も、日常会話でよく使う表現なのでセットで覚えましょう。
「早く~になりたい」などは「as soon as possible(出来るだけ早く)」を文末に付けるなどで表現できます。『正しい「as soon as possible」の意味と使い方』の記事もご確認下さい。
英語圏では、日本語より自分の考えや夢を話す機会が多いです。
英会話の授業や、留学先などでも「何になりたいですか?」と聞かれることがあるかもしれません。
慣れてきたら、なりたい理由やなるためにやっていることなども話せるようにしておくと、会話が盛り上がります。
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