「少々お待ちください」は、接客で何か要望や質問を受けて直接、または電話で対応する時やメールでも「お時間がかかるので少々お待ちください」などと答えることがありますね。
「しばらくお待ちください」と言い換えもできる表現です。
「ちょっと待ってね」というカジュアルで言う場合と、上述のように丁寧に伝える場合があります。
また、「待つ」だから「wait」ばかり使っていては英語の幅が広がりませんし、適切じゃない場合もあります。
目次
カジュアルに使える「少々お待ちください」の英語と発音のコツ
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「少々お待ちください」という言葉を友達同士ではあまり使いませんよね。
同じ意味で「ちょっと待って」などとなり、親しい間柄であればこちらが自然です。
では、どのような表現があるのでしょうか?
下記がその一例です。
- Wait a minute. ※「a mintue(ミニット)」を「a second(セカンド)」、「moment(モーメント)」に代えてもOKです。
- Just a moment. ※「Wait a minute.」より多少丁寧な言い方です。これも「a minute」や「a second」に変更しても意味はさほど変わりません。
- Give me a second. ※直訳は「一秒ちょうだい」となります。
- I’ll think about it. ※少し時間をおいて考えたいときの「ちょっと待って」となります。「I’ll sleep on it.」という表現もあります。
また、「ちょっと待って、すぐに戻るから」などの場合は「Wait a second. I’ll be right back.」の表現もよく使います。
それと、少し怒り気味の時は、「Wait a minute, will you?」など少し声のトーンを上げて言うと相手に伝わります。
「Relax!(落ち着いて!)」という表現なども場面によっては「ちょっと待って」と同じ意味で使えますね。
『「ちょっと待って」の英語|7つのフレーズを使いこなす!』でも解説していますので参考にしてみて下さい。
接客やビジネスメールで丁寧な使える「少々お待ちください」の英語
飲食店、販売店(アパレルなど)、または様々な職種でも「少々お待ちください」という時はありますね。
口頭で言う場合とメールで「少々お待ちいただけますでしょうか?」など、相手に丁寧にお願いする場合は、どのような表現がいいのでしょうか?
先ほどのカジュアルな表現では相手に不快感を与える場合があるので注意しましょう!
それではネイティブがよく使うフォーマルで丁寧な「少々お待ちください」をご紹介します。
丁寧でフォーマルな「少々お待ちください」の英語
例えば、販売店などの接客で、「在庫を確認してまいりますので、少々お待ちください」という場合は丁寧な言い方が必要でが、次のような表現を使います。
- Just a moment, please. ※「please」を最後に付けるのが一般的です。「Just a second, please」などでも同様です。
- Would you wait for a moment? ※「Would you」を付けることでより丁寧になります。この最後に「please」を付けても構いません。また、「Would you mind waiting for a minute?」(あなたは少しの間待つことを気にしますか?=少々お待ちいただけますでしょうか?)という表現もあります。
また、待っていただいた後には必ず「Thank you very much for waiting.」、イライラせずに待つことを理解して頂いた場合は「Thank you for your patience.」という英文を言って感謝の気持ちを伝えるのがマナーですね。
「数日お待ちください」の英語
ビジネスの取引先に、「ご回答まで数日お待ちください」とメールなどで伝える場合もあります。
- I would appreciate if you could wait for a few days.:数日間お待ちいただけるのであれば感謝申し上げます。※数日間待たせるわけですから、感謝の意持ちを込めた文面がベストですね。
- I will get back in a few days.:数日後に回答します ※さらにフォーマルにすると、「Please kindly wait for a few days. I’ll get back to you as soon as possible.」(どうか数日間お待ちいただけますでしょうか?なるべく早く回答いたします)という表現もできます。
「確認中ですので少々お待ちください」の英語
「確認中ですのでしばらくお待ちください」とメールする時もありますよね。
実はこれも「数日間お待ちください」と同じような表現でもOKです。あえて「確認中」という表現を使わなくても相手に通じます。
あえて「確認中」という英語をつかうのであれば、下記のような例文を参考にしてみて下さい。
- Please kindly wait for a moment. We are still checking. ※「checking」を「confirminig」(確認・確定)という単語に代えてもOKです。
- I really appreciate your patience. We are in the middle of checking. ※「in the middle of ~」で「~の真ん中・最中」ということを表現しています。また、直訳で「あなたの我慢には大変感謝しております」という表現を付けることで感謝の気持ちを相手に伝えています。
「お時間がかかりますので少々お待ちください」の英語
「時間がかかりますので、そこに座って少々お待ちください」とう場面もありますね。
これも先ほどの「確認中」と同じで、あえて「お時間がかかりますので」を伝えるのが必須ではありません。
伝える場合は、下記の例文を参考にしてみて下さい。
- Please kindly wait for a moment. It’ll take some time.
- Would you mind waiting for a moment? It takes a while.
「some time」や「a while」は少々という意味の時に使う表現です。
また、「時間がかかる」の英語は『「時間がかかる」の英語|ビジネスでも使える動詞・形容詞や7例文』の記事で詳しく解説しています。
ビジネス電話でも使える「少々お待ちください」の英語
相手が外国人で電話に出て第三者に電話を取り次ぐときによく使いますね。
その時は次のような表現があります。
- Please hold on. ※「Please (kindly) hold.」でもOKです。
- Please hang on a second.
- Hold on the line, please
このようにあまり長くならずに簡潔に短く「少々お待ちください」を伝えるのがポイントです。
また、電話での対応など詳しく知りたい方は、『英語の電話対応フレーズ|11場面でのかけ方・受け方・切り方』の記事も参考にしてみて下さい。
まとめ:「少々お待ちください」を使い分けるのがポイント
このように、電話なのか、今現在相手が目の前にいるのか、ビジネスメールで伝えるのかで表現が多少異なります。
また、カジュアルとフォーマルに丁寧なのかにより文頭、文末にくる単語も違いますね。
単純に「少々お待ちください」を言うのか、または感謝の気持ちを伝えた方がベターなのかなど、その場面により使い分けるようにしましょう!
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