「手続きには時間がかかります」、「時間がかかるプロジェクト」などに使う「時間がかかる」という表現。
日常会話でもビジネスでも欠かせません。
しかし、英語ではどのような表現になるのでしょうか?
予想以上(思った以上)に時間がかかるなどの時は比較級を使ったりと、少しコツをつかめば簡単に英語で表現できます。
目次
「時間がかかる」の基本英語
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「時間がかかる」という表現の時に使う動詞は「take」(テイク)です。
主語は「It」を使うのが一般的で、次のような文が「時間がかかります」という時に使う英語です。
- It takes time. ※未来形(時間がかかるでしょう)は「It will take time.」、過去形(時間がかかった)は「It took time.」となります。
- It takes some time. ※「少し(少々)時間がかかります」というニュアンスです。「It takes a while.」と「some time」の代わりに「a while(ワイル)」を使っても同様です。
「どれくらい時間がかかりますか?」の英語
時間がどのくらいかかるのか?と質問する時もありますね。
その場合は次のように「How long」の疑問詞を使います。
- 現在形:How long does it take?
- 未来形:How long will it take?
- 過去形:How long did it take?
以上を押さえておけばOKです。
「~するのに時間がかかる」の英語
例えば、「理解するのに時間がかかる」などという場合もありますね。疑問文の場合も同様です。
また、そこに行くまでに車で2時間かかるなど、明確な時間を表現する場合もあります。
その場合は次のような表現になります。
- It takes time to understand. ※「It takes time for me to understand.」として、「自分が理解するのに」という形にすることもできます。
- It takes me 2 hours to drive there. ※基本の「take + 目的格 + 時間 to 動詞」という形を覚えておきましょう!または、「It will take us about 2 months before the project is finished(そのプロジェクトが終わる前に約2か月ほどかかるでしょう)」などの表現もできます。
- How do you think it takes me to get used to it? ※「どれくらい時間がかかると思いますか?」と聞く場合は、How longの後にdo you thinkを入れて後は肯定文を作るという英文になります。
形容詞の「時間がかかる~/時間のかかる~」の英語
時間がかかる仕事、時間のかかるプロジェクトなどビジネスでも使えますが、その形容詞(時間がかかる~/時間のかかる~)はどのような単語を使うのでしょうか?
「time-consuming(タイム・コンスーミング)」という形容詞です。
「consume(コンスーマー)」は「消費する」という動詞で、名詞は「consumer(消費者)」という単語なのでイメージしやすいですね。
- time-consuming work(時間がかかる仕事)
- It is time consuming(これは時間がかかります) ※この場合は「-(ハイフォン)」は不要です。
比較級の「~より時間がかかる」の英語
「あなたが思う以上に時間がかかります」、「私が思った以上に時間がかかりました」という表現もありますね。
その場合は「take longer than ~」という熟語を使うといいでしょう。
- It takes longer than you think.
- It took longer than I expected. ※「expect(エクスペクト)」は「予想する」という動詞です。
- It takes longer than usual.(いつもより時間がかかる)
また、~より~倍の時間がかかるという場合もありますが、その時は英文法の「同級」も使います。
- It takes twice as much time as that.(それより2倍の時間がかかります)※「It takes twice as much.」という表現でもOKです。
- It takes 4 times more time. ※「4」の数字を3,5などに変更できます。また、timeは省略することが多いです。
ビジネス英語でも使える「時間がかかる」の例文一覧
今まで上記でご紹介した表現以外でもビジネスの場面でも使える表現をいくつかピックアップしましたので、参考にしてみて下さい。
謝罪する時(申し訳ございませんが、など)、待っていただくときなどに活用してみて下さい。
- 時間がかかりますので少々お待ちください:It takes time, so please kindly wait for a moment. ※「Please wait for about ~minutes.」などある程度の時間を表現してもOKです。
- 申し訳ございませんが、少し時間がかかります:We apologize, but it takes a while. ※「it takes some time.」と同じようなニュアンスです。長くない時間を表現する時に「a while」はよく使います。
- 少しだけ時間がかかります(長くはありません):It won’t take long. ※「It won’t be long.」も同様です。「won’t」は「will not」の短縮形です。
- かなり時間がかかる(多くの・たくさん時間がかかる):It takes long time. ※timeを省略することも多いです。
- 手続きに時間がかかる:It takes time to process. ※「It takes time for procedure.」でも同様です。
- 料理が準備できるまで時間がかかる:It takes time before the dish is ready. ※「dish(料理)」を使って表現してます。「It takes time to cook.」とストレートな表現でもOKです。
- 時間を(ゆっくり)かけて!:Take your time.
まとめ:時間がかかるの英語は「take」を活用するだけ!
このように、「時間がかかる」の表現は、基本は「take」を使うので、その点を押さえて会話やビジネスメールでも使ってみましょう!
~より時間がかかるなどの比較級などもこの機会に使えるようにすると英語の幅が広がるので様々なシーンを思い浮かべて練習してみるのもいいですね。
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