「本当」を英語で正しく使えていますか?
英語では、使う単語によって、そのニュアンスが違います。例えば、「truth」、「reality」、「fact」などを使うのですが、その違いを知る必要があります。
また、「本当に?」という日常英会話では欠かせない表現も違う表現を使うことが多いです。
目次
色々ある!「本当」の英語と使い方
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日本語の「本当」は様々な意味があります。
英語では、その意味によって単語を使い分ける必要があります。ここでは良く使う「本当」の英語を中心に説明しています。
英語の「truth」で「本当」を表現
「真実」という意味の場合の「本当」は英語で「truth」です。
「truth」の発音と発音記号は下記となります。
「truth」の発音は「th」の音がポイントです。「th」の発音は舌を歯に挟んで「ス」の音で息を出して発音します。
「th」の発音については、【英語のTHの発音|2つの舌の動きで飛躍的に上手くなる方法】の記事を参考にしてみて下さい。
【例】
- 永遠の真理:eternal truth
- 普遍的真理:universal truth
- 自然の真理(道理):natural truth
「真実の」という意味でつかう「本当の」は「truth」の形容詞形「true(トルゥー)」です。
【例】
- 実話:true story
- 本当の友人:true friend
英語の「reality」で「本当」を表現
「現実」という意味の「本当」は、英語で「reality」です。日本語の「リアル」に近いニュアンスです。
「reality」の発音と発音記号は下記となります。
「reality」の発音は、「r」の音と「l」の音の使い分けがポイントです。「r」は舌を少し引いて口の中のどこにもつけずに発音します。「l」は舌を歯茎の付け根につけて発音します。
「r」と「l」の発音が苦手という方は【RとLの発音がビックリするほど上達する簡単トレーニング】の記事で動画付きで解説しています。
【例】
- 実体験:reality of experience
- 利用実態:reality of use
現実という意味で使う「本当の」は「reality」の形容詞形の「real(リアル)」です。
【例】
- 実数:real number
- 実名、本名:real name
- 現実社会:real world
英語の「fact」で「本当」を表現
事実であるという意味の「本当」は英語で「fact」です。
「fact」の発音と発音記号は下記となります。
【例】
- 既成事実:accomplished fact
- 歴史上の事実:historical fact
- 確かな事実:certain fact
「fact」の発音は「f」の音がポイントです。「f」の音は前歯で下唇を噛んで「フ」の音を出します。
「f」の音の詳しい発音方法は【Fの発音が自然と上手くなる簡単な2つのコツ】で動画付きで解説しています。
ここまでご紹介した3つの「本当」以外でも、特にビジネスで使われる「本当の」という英語もご紹介します。「actual(アクチュアル)」という単語です。事実のという意味で使われます。下記がその例です。
【例】
- 実績:actual achievement
- 実益:actual advantage
すぐに役立つ「本当?」を英語で言う
会話で「本当に?」という意味でよく使う「Really?」、「Sure?」、「Seriously?」のニュアンスの違いを確認しましょう。
英語の「Really?」で「本当に?」を表現
「Really?」(リアリー)は幅広く一般的に使える表現です。
何かに驚くような事実を伝えられた時に、「マジ?」や「嘘じゃないの?」と確認する表現です。
必ずしも相手を疑っている必要はなく、驚いていることを伝える表現です。
「Really?」より少しカジュアルな表現で、「For real?」(フォー・リアル)という表現もあります。日本語にすると「マジで?」くらいの意味です。
英語の「Sure?」で「本当に?」を表現
「Are you sure?」を省略した形で省略せずに使うことも多いです。
「sure」(シュア)は「確かで」とか「確信して」という意味で、事実であると確信が持てるか?間違いがないか?根拠があるか?などを聞いていることになります。こちらも「For sure?」(フォー・シュア)という場合も多いです。
英語の「Seriously?」で「本当に?」を表現
「Are you serious?」の省略形で、こちらも省略せず言ってもOKです。
「seriously」(シリアスリー)は「まじめに」や「本気で」という意味で、それ真面目に言ってるの?本気?というニュアンスで聞いています。
形容詞の「Serious?」(シリアス)を使うことも多いです。
「本当」の関連英語
「本当」の関連表現を確認しましょう。
- 「嘘」:lie(ライ)
- 「にせもの」:fake(フェイク)
- 「本心」:real intention, real thought ※「intention(インテンション)」は「意思・意向」です。「thought(ソート)」は「思い・考え」になります。
- 「本物」:real one, real stuff, real thing
- 「原本」:original copy
- 「本質」:essential quality ※「essential(イセンシャル)」は「必要不可欠な・本質の」です。
まとめ:「本当」の英語を正確に使いこなそう!
「本当」の英語は、日常の様々な場面で使う表現です。
日本語の「本当」は様々な意味が含まれて便利ですが、英語では、真実なのか、リアルなのか、事実なのかなどどんな「本当」なのかによって使い分ける必要があります。
日本語で話す時にはあまり考えたことがないので、初めは区別がつきにくいかもしれませんが、意識しながら会話で使っていく中で違いの感覚を身につけて行きましょう。
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