英語のリスニングを習得するにはどれくらいの時間と期間が必要なのでしょうか?
海外ドラマや映画などを字幕なしで見てみたい、TOEICや英検などのリスニングで高得点を取りたいなど、リスニングが上達するだけで大きなメリット、また英語をマスターする大きな、大きな一歩となります。
100時間、1000時間、など量をこなせば上達するのでしょうか?
結論から言うと、「1日5分~10分を2ヶ月間」するだけで、英語を聞く英語耳を身に付けることができます。ここで言う英語耳とは、今まで何を言っているのか分かった音が「ハッキリと英語の音として聞こえる」能力を指します。
その先に、意味を理解するリスニング力の上達が見えてきます。
目次
リスニングが全くできない?効果を出すステップと時間(期間)
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先ずは、「英語の音をシッカリと捉える」という、先ほど説明した英語耳を身に付けることが優先で、リスニング上達の第一歩です。
意味を理解するリスニングはその次となります。
要するに、今は英語がペラペラなネイティブでも、赤ちゃんの頃は最初は意味が分からない英語の音を聞きながら、徐々に意味を理解するという順序をたどるだけです。
しかし、私たちは日本語を習得した過程で、英語を聞くときに障害となる癖がついています。それを英語耳にスイッチするのが目的です。
勉強法
英語耳に切り替えるのに大切なのが、聞こえてくる英語の「どの部分に集中して聞くのか?」がポイントです。
『英語のリスニング力が驚くほど開花する超簡単な勉強法』でも詳しく解説していますが、英語は最初の数単語に大事な情報が詰まっています。
要するに、英語をダラダラ聞き流して聞くのではなく、シッカリと集中することが大切なのです。
しかし、最初はその数単語の頭の部分のみなので、後ろの単語は聞き流しても構いません。特に初心者は慣れるまでその方法で十分です。
その次に、一英文まるまる(頭から最後まで)英語に集中して音を聞き取るトレーニングが必要です。それには一番最適なのが、「一英文が何単語で出来ているのか?」というクイズをするだけです。
この場合もまだ意味を理解する必要はありません。英文を聞いた後に、単語数を数えるのみでOKです。
そうすることで、リスニングの長文でも途中で耳が止まったりする悪い癖を防ぐことができます。リスニングの持久力の基礎を作り出します。
100時間もいらない!?習得までの時間(期間)
リスニングだけではなく、英語習得に一番大切なのは、毎日継続して正しいステップで英語に触れることです。
今週末5時間勉強して、平日は全くやらない、というような勉強の仕方では上達しません。そのような生徒さんを今まで見たこともありません。
上達した方は必ず毎日英語に触れる習慣を作っています。だから、トータル100時間とか、1000時間という時間も無駄ですが、トータルの時間では絶対に考えないでください。
冒頭でもお伝えしましたが、1日5~10分でも構いません。毎日の習慣にしてください。
例えば、1日10分として、頭に集中するトレーニングを1ヶ月、何単語で出来ているのかを考えるクイズが1ヶ月、トータル2ヶ月(10分×60日=600分)、つまり10時間で英語耳を習得することができます。
でもこれはまだ基礎の部分です。しかし、この基礎がないのに意味を理解しようとしている日本人がとても多いのです。
英語で話す基礎がないのに英会話教室に行って挫折するという負のループで同じです。リスニングにもこのような基礎が存在します。この2ヶ月でシッカリと基礎を固めることに集中して下さい。
そして、いよいよ意味を理解するという、大人のネイティブと同じリスニング力を身に付けるステップへと移行します。
本物のリスニング力を身に付ける!次のステップとは?
頭を聞くという瞬発力、英文をまるまる聞き取るという持久力を身に付けたら、もうあとは簡単です。
私たちが日本語を習得したように、英語を習得していくのみです。
勉強法
ではどのような勉強法がいいのでしょう?
『英語のリスニングで「理解が追い付かない」悩みを3つの方法で解決!』でも書いているように、下記の3つのポイントに集中するだけでOKです。
- 英会話に必要な単語(285単語)
- 予測力
- イメージ力
単語もいきなり単語帳を出して暗記する必要は全くありません。海外ドラマや映画でもよく使われる285単語を先ずはしっかり聞き取るようにします。
そして、知らない単語が出てきても予測するリスニング力、そして日本語を一切介さない英語を英語で理解するという英語脳を身に付けていきます。
リスニングする時間帯はいつがベスト?
英語耳や意味を理解するリスニング力を身に付けるには、効率がいい時間帯などあるのでしょうか?
基本的には通勤通学中のスキマ時間でも十分です。
しかし集中できる時間帯を自分自身で見つけて習慣化することです。
そして、『寝る前・寝ながらの英語のリスニングは効果ない?2つの勉強法とアプリ』でも説明していますが、洋楽など寝る前などリラックスした状況で聞いても、予測力やイメージ力を気軽に鍛えることも可能です。
集中して英語をリスニングする時間、そしてリラックスして復習の感覚で聞く時間というふうに分けることも大切です。
おすすめのリスニング無料アプリ・教材など
英語のリスニング力をUPするには、スキマ時間でもすぐに取り出せたり、勉強できる教材が必要ですね。
『英語リスニング教材|厳選!9つのおすすめ無料アプリ・サイト・動画』にてお勧めのアプリなどを紹介していますので是非参考にしてみて下さい。
スマホのアプリで気軽に勉強出来たり、インターネットで無料でリスニング力を鍛えることができます。
しかし、何度も言いますが、すぐに意味を理解するリスニングに時間を割いてもそれでは英語が上達しません。英語耳にスイッチする基礎、そして本物のリスニングを身に付けるという流れを重視して、毎日少ない時間でもいいので続けていきましょう!
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